Google Chrome OS

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Chrome OS
Google Chrome logo and wordmark (2015).png
開発者 Google
OSの系統 Linux
開発状況 開発中
ソースモデル オープンソース
対応プラットフォーム x86ARM
カーネル種別 モノリシックカーネル
ライセンス Google Chrome OS Terms of Service[1]
ウェブサイト www.google.com/chromeos
Chromium OS
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Chrome OS(クローム・オーエス)は、Googleが設計したオペレーティングシステムである。Linuxカーネルをベースにしており、Google Chromeウェブブラウザーをメインのユーザーインターフェイスとして使用している。そのため、Chrome OSは主にウェブアプリケーションをサポートする[2]

2009年7月、Googleは、クラウド内にアプリケーションとユーザーデータを保管するオペレーティングシステムとして、プロジェクトをアナウンスした。そのため、Chrome OSは主にウェブアプリケーションが動作する。同年11月、ソースコードと公開デモが行われた。Chromebookとして知られる最初のChrome OSラップトップは 2011年5月に発表され、最初のChromebookは2011年7月にSumsungAcerから発売された。

Chrome OSには、メディアプレイヤーとファイルマネージャーが統合されており、ネイティブアプリケーションのように動作するGoogle Chrome App英語版や、デスクトップへのリモートアクセスが可能である。2014年から一部のAndroidアプリケーションがオペレーティングシステム上で動作するようになり、2016年には、対応するChrome OSデバイス上でGoogle Play Store上の全Androidアプリが実行できるようになった。当初は、どんなオペレーティングシステムでも動作するブラウザーを使用しているため、オペレーティングシステムの普及には懐疑的な意見もあったが、Chrome OSマシンが市場に普及するにつれ、オペレーティングシステムは単純にハードウェアと切り離して評価できるものではなくなってきている。

Chrome OSは、Googleの製造パートナーのハードウェアにプリインストールされた場合しか使用できないが、同等のオープンソース版のChromium OSは、ダウンロードしたソースコードコンパイルすることで別のハードウェアでも利用できる。当初Googleは、Chrome OSの設計目標を提示するだけで、技術的な詳細を発表しなかった。

概要[編集]

Google Chrome OSは、ウェブの閲覧とウェブアプリケーションの動作に適したOSとして、主にx86ARMなどのアーキテクチャを採用したネットブックやデスクトップパソコンへ搭載されるOSとしての展開を想定している。11.6〜14インチのノートパソコンを中心としながらも、5インチのタブレットから60インチのディスプレイまで対応できるように、様々なUIを準備している[3]

Googleが提供するもう一つのOSであるAndroidは主にスマートフォンなどの小さい携帯端末に向けたものだが、ネットブックに応用する動きもある。一方Google Chrome OSは、ネットブックより性能の高いフルサイズのデスクトップシステムにも最初から対応すると明言している[4]

Google Chrome OSはオープンソースライセンスに基づいて提供されている[5]。上記のように Linux と Google Chrome、および同社が開発した独自のウィンドウシステムが用いられるという[6]

エイサーASUSヒューレット・パッカードレノボ[7]東芝[8]といったパソコンメーカー、アドビシステムズフリースケールクアルコムテキサス・インスツルメンツ[7]インテル[9]といった大手 IT 企業が開発に協力している。

Google Chrome OSは当初Ubuntuをベースに開発されていたが、2010年2月にGentoo Linuxのパッケージ管理システムであるPortageを使用する為にベースとなるOSをUbuntuからGentooに変更した[10]

2011年6月時点では、Chrome OSは単体での提供は行なわれていないが、有志によってWindowsとのデュアルブート環境は開発されている。[11]。しかし、オープンソース版のChromium OSは、現在も配布が続けられており、http://chromeos.hexxeh.net/ にてVanilla builds という派生版や http://getchrome.eu/ にてCr OS Linuxというものも作られている。また、WiFiのサポートなどを追加したChromium OS lime、Dockerと統合されたCoreOS英語版なども誕生した。

2017年以降、Windows 7のサポート切れを機に価格の安いChromebookを導入する企業が増えており、Chrome OSが日本でも徐々に普及しつつある。[12][13][14]

歴史[編集]

  • 2009年7月7日 - Googleより最初の発表。
  • 2009年11月19日 - Google Chrome OSのオープンソース版(Googleの登録商標未使用版)である「Chromium OS」(クロミウム・オーエス)のソースコードが公開。
  • 2010年12月7日 - Googleからノートパソコン「Cr-48」を発表(非売品のプロトタイプ)
  • 2011年6月15日 - サムスン電子からノートパソコン(Chromebook シリーズ)の最初の機種「Series 5」(XE500C21)が発売。
  • 2011年7月 - Acer が AC700 (Chromebook) 発売。
  • 2012年5月31日 - サムスン電子がノートパソコン (Chromebook) の「Series 5」 (XE550C22) とデスクトップパソコン (Chromebox) 「Series 3」 (XE300M22) が発表。
  • 2012年10月22日 - サムスン電子が XE303C12 (Chromebook) を販売開始。
  • 2014年11月11日 - デルが日本国内で Dell Chromebook 11 (Chromebook) を販売開始。
  • 2014年11月13日 - Acerが日本国内で Acer C720 Chromebook (Chromebook) を販売開始。
  • 2014年12月12日 - ASUSがChrome OSノートChromebook C300MAと、ミニデスクトップASUS Chromeboxを販売開始。
  • 2015年4月27日 - Lenovo(レノボ)からChrome OSを搭載した小型デスクトップPC「ThinkCentre Chromebox」が発表。
  • 2015年6月14日 - Acer からAcer Chromebox CXI2-2GKM を販売開始。
  • 2017年10月4日 - Chrome OSを搭載するフラグシップモデルのChromebookとして「Pixelbook」を発売。[15]

機能[編集]

ログインするためのアカウント作成は無く、Googleアカウントを利用してログインする。Google Chrome OSのユーザインタフェースは、基本的にGoogle Chromeだけが前面に出ている形で、デスクトップやファイルブラウザなどは無く、すべてのアプリケーションはウェブアプリケーションという形でGoogle Chromeにインストールされ、実行される。インストールしたアプリはGoogle Chromeにショートカットを作成してアクセスすることが出来る。

使用するアプリはChrome Web Storeにて配布され、無料または有料で利用できる。アプリの登録は有料で、開発者は最初に5ドルの登録料をGoogle側へ支払う必要がある[16]

2017年に8月22日には企業向けに運用・管理機能を充実させた「Chrome Enterprise」が発表され、プリンター管理、OSアップデートの制御、盗難防止などの機能が追加され、24時間365日のサポートも提供されている。又、Microsoft Active Directoryにも対応しており、既存のActive DirectoryのIDなどを使用して、Windows PCと併せて一元管理可能になっている。[12]

反響[編集]

  • マイクロソフトスティーブ・バルマーCEOは、Googleによる発表があった同月、2009年7月30日に「そもそもChrome OSとは、実のところ、どのようなOSであるのかさえ理解できていない。たった今、(Windowsに対し)競合する注目の存在としてリストに加えたところである」と述べ、Chrome OSが将来的にWindowsの脅威になりかねないという懸念を示した[17]
  • 日本企業でも採用されている。百貨店大手の東急ハンズやエレベーター・エスカレーター大手のフジテックが採用したほか、電算システムなどが企業のChromebook導入支援サービスを手掛けるなど、日本国内におけるノートブック市場におけるChrome OSのシェアは緩やかに拡大している。[13][18]

搭載機種[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ Google. “Google Chrome OS Terms of Service”. 2012年9月5日閲覧。
  2. ^ Kernel Design”. The Chromium Projects. 2018年6月24日閲覧。
  3. ^ Form Factors Exploration (The Chromium Projects)
  4. ^ グーグルのブログ記事 "Introducing the Google Chrome OS" 2009-07-11閲覧
  5. ^ Shiels, Maggie (2009年7月8日). “Google to launch operating system”. BBC News. 2009年7月8日閲覧。
  6. ^ Arrington, Michael (2009年7月8日). “Google Chrome: Redefining The Operating System”. TechCrunch. 2009年7月8日閲覧。
  7. ^ a b 「Google Chrome OS」は無料、共同開発企業名も公表、Impress INTERNET Watch、2009年7月9日
  8. ^ Google「Chrome OS」に東芝が参加 国内メーカーは動向注視、ITmedia、2009年7月23日
  9. ^ インテル、グーグルの「Chrome OS」開発に参加していたことを明らかに、computerworld.jp、2009年7月10日
  10. ^ Chrome OS、クロスコンパイルにGentooのPortage採用”. ITmedia (2010年2月18日). 2010年2月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年3月14日閲覧。
  11. ^ “最新Chrome OS”搭載機をひと足先に触ってきた
  12. ^ a b 米グーグルが企業向け「Chrome OS」、Windows PCからの移行促す
  13. ^ a b Chromebookは本当に企業で使えるか?
  14. ^ 「Windows 7の9割はChromebookへ移行する」、東急ハンズ
  15. ^ 速報:Google Pixelbook 発表、ペン対応の高級Chromebook / タブレット
  16. ^ Google、「Chrome Web Store」に5ドルの登録料――不正ソフト予防策として” (日本語). ITMedia News. 2010年8月22日閲覧。
  17. ^ Ina Fried (2009年7月30日). “Ballmer: Windows will get more competition” (英語). CNET News. 2009年12月12日閲覧。
    Ina Fried; 湯木進悟(翻訳校正) (2009年7月31日). “「Windowsへの脅威が高まっている」--MSのバルマーCEO、Chrome OSなどを警戒する発言” (日本語). CNET Japan. 2009年12月12日閲覧。
  18. ^ Chromebookの企業導入を支援するサービス、電算システムが提供を開始

関連項目[編集]

外部リンク[編集]