Turbolinux

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
Turbolinux
開発元企業 / 開発者 ターボリナックス株式会社
OSの系統 Linux
開発状況 開発中
最新安定版リリース Turbolinux Client 12.5 / 2012年8月29日
パッケージ管理 RPM
カーネル種別 モノリシックカーネル
ライセンス GPLプロプライエタリ(一部パッケージ)
ウェブサイト www.turbolinux.co.jp
テンプレートを表示

Turbolinux(ターボリナックス)は、日本に本社があるターボリナックス社によって開発が行われているLinuxディストリビューションである。Client 2008からはMandrivaと共同開発したManbo CoreのLinux Kernel、gcc及びbinutilsが基になっている。

概要[編集]

米Pacific HiTech(その後の米Turbo Linux)で開発が始まり、1997年から日本のパシフィックハイテックによって日本国内におけるパッケージ販売が行われてきた歴史あるディストリビューションである。その後、ターボリナックス ジャパン(現ターボリナックス)が事業を買い取り[1]、開発・販売が続けられている。

日本市場では Red Hat に先行して発売されていたことや、日本を含め、中国韓国など主にアジアマルチバイト文字圏で商用展開を行っていた。

比較的早い段階でのLinuxカーネル 2.6の採用や、Windows Mediaを再生できるソフトウェアを同梱したパッケージの販売、AMD64へのいち早い対応で有名。Microsoft Windowsとの互換性強化にも積極的に取り組んでいる。

UbuntuFedoraCentOSといった他のディストリビューションが優勢となり、Turbolinuxの利用率は低迷している[2]

パッケージにはricoh-gothicなどの非フリーなコンポーネントを含んでいたが、現在は非フリーなコンポーネントはnon-freeリポジトリに分離されている。インストーラにはAnaconda派生の独自インストーラMongooseを使っていたが[3]、現在はAnacondaを使っている。ブラウザは商標・ライセンスの問題からかFirefox 3.0派生のTurbolinux WebNaviが入っている。また、メディアプレイヤーにはWindows Mediaに対応した、Kaffein派生のTurbo メディアプレーヤーが入っている(DVDやDRMは非サポート)。また、独自のパーティションツール、TFDiskがある。

ターボリナックス株式会社によって、販売・ユーザーサポートが行われている。

多くのユーザーへの体験を目的として2008年の8月には有償のフォントやソフトウェアを除いた無償のTurbolinux Client 2008 Live Editionが公開され、ダウンロードや雑誌への添付などを含めて累計出荷本数が15万本を超える[4]

歴史[編集]

デスクトップ向けのディストリビューションの他、サーバやWebクラスタリングに特化したディストリビューションも発売している。

  • 1997年12月 - Turbolinux日本語版1.0 発売
  • 1998年10月22日 - Turbolinux日本語版3.0 発表(12月5日発売)[5]
  • 1999年3月18日 - Turbolinux Server 日本語版 1.0 出荷開始
  • 2000年1月10日 - 中国でTurbolinuxの販売実績が Windows 98を上回ったと発表
  • 2000年2月22日 - TurboCluster Server 4.0J 発売
  • 2000年3月22日 - IA-64対応Turbolinuxを公開。IA-64に対応した初のディストリビューションとなる
  • 2000年4月7日 - Turbolinux Workstation日本語版6.0発売開始。初回限定でVMware Expressを同梱
  • 2000年5月11日 - Turbolinux Server日本語版 6.1 発表
  • 2000年7月12日 - Oracle8i対応OSとしてTurbolinux Server日本語版 6.1が認定される
  • 2002年5月30日 - United Linuxの共同開発を発表
  • 2002年11月20日 - United Linux 1.0を発表
  • 2003年4月23日 - Turbolinux 8 for AMD64を発表
  • 2003年10月2日 - Linuxカーネル2.6を搭載したTurbolinux 10 Desktopを発表
  • 2004年4月27日 - Windows Mediaに対応したTurboメディアプレイヤーを発表。同日発表のTurbolinux 10F...にバンドルされる
  • 2004年10月20日 - 「ターボリナックス ホーム」を発表(11月12日より発売)。富士ソフト年賀状作製アプリケーション筆ぐるめを共同でLinuxに移植してバンドルした
  • 2005年8月5日 - Turbolinux 10 Desktop をもとにカスタマイズした Turbolinux PersonalおよびPersonalにマルチメディア機能を追加したTurbolinux Multimediaをソースネクストから発売
  • 2005年9月27日 - デュアルコア対応のTurbolinux 10 Server x64 Editionを発表(10月14日より発売)
  • 2005年10月20日 - Turbolinux FUJI(version 11)を発売(11月25日より発売)
  • 2007年11月30日 - Turboliunux 11 Serverを発売
  • 2008年8月 - 無償のTurbolinux Client 2008 Live Editionを発表
  • 2008年8月29日 - Turboliunux Client 2008を発売
  • 2010年4月21日 - Turboliunux Client 2008サービスパック1を提供開始
  • 2012年7月25日 - Turbolinux Client 12.5を発表(8月29日より発売)
  • 2014年3月13日 - Turbolinux Appliance Server 4.0を発売
  • 2015年8月25日 - Turbolinux Client 12.5 のメンテナンスを終了[6]

関連項目[編集]

出典[編集]

  1. ^ News:Turbolinuxは日本に事業を集約
  2. ^ Linux Foundationが行った2007 Linux Desktop/Client SurveySurvey Results - Japanese
  3. ^ Turbolinux GUI インストーラ Mongoose (マングース:コードネーム)
  4. ^ ターボリナックス、Turbolinux Client 2008が好調 - 3バージョンで販路拡大
  5. ^ パシフィック・ハイテック、「TurboLinux日本語版3.0」を発売”. PC Watch (1998年10月23日). 2012年8月30日閲覧。
  6. ^ Turbolinuxサーバー&デスクトップ主力製品のライフサイクル

外部リンク[編集]