One UI
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開発者 | サムスン電子 |
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OSの系統 | Android (Linuxベース), Wear OS, Tizen, Unix-like, Windows |
開発状況 | 開発中 |
初版 | 2018年11月7日 |
最新安定版 | 6.0 (Android 14ベース) / 2023年10月30日 |
使用できる言語 |
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アップデート方式 | OTA |
カーネル種別 | Monolithic (modified Linux kernel) |
既定のUI | グラフィカルユーザインタフェース |
先行品 | Samsung Experience |
ウェブサイト | 公式サイト |
One UIはGalaxy向けに開発されたユーザーインターフェイス(UI)である。GalaxyのAndroid採用製品とTizen採用製品であるスマートフォン、タブレット、スマートウォッチのUIを構築する。SDC 2018で初めて発表された。これまでTouchWizもしくはGalaxy ExperienceとしてUIシステムが構築されてきたが、Android 9 よりOne UIとなった[1]。
バージョン履歴・リリース[編集]
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One UI 1[編集]
One UI 1.0: Android 9 "Pie"をベースとしたOne UI最初のバージョン。 Galaxy S9/S9+のパイアップデート(1.15)に初めて適用され、同日Note 9にもアップデートが行われた。 その後、Galaxy Note 8やGalaxy S8、S8+にも適用された。
One UI 1.1:Galaxy S10シリーズから適用されたバージョンである。 One UI 1.0 との違いはデジタルウェルビーイングが適用されている点。 Galaxy S10シリーズ以降、Galaxy Note10以前に発売されたGalaxy端末にはOne UI 1.1が適用されている。
One UI 1.2:Galaxy Foldに適用されたバージョンである。 以前のバージョンとほとんど差がない。
One UI 1.5:Galaxy Note 10シリーズから適用されたバージョン。 Galaxy Foldも適用されているバージョンである。 以前のバージョンとの違いはクイックパネルにメディアオプションがある点。
One UI 2[編集]
One UI 2.0:Android 10をベースとした2世代目のOne UI。 One UI 1と異なり、デザインの変化と些細な機能が追加された。 従来のGalaxy S9シリーズやGalaxy Note 9、Galaxy S10シリーズやGalaxy Note 10シリーズもアップデートされた。 Googleの新しいジェスチャーも支援された。
One UI 2.1:Galaxy S20シリーズから適用されたバージョン。 One UI 2.0 との違いは、Samsung KeyboardのUI と機能が変更され、カメラ機能がより強化された点。
One UI 2.5:Galaxy Note 20シリーズに適用されたバージョン。 One UI 2.0 ~ 2.1 でサードパーティランチャーを使用するとAndroid 10 の新しいジェスチャーが使用できなくなっていたが、One UI 2.5 ではこの問題が解決されている。
One UI 3[編集]
One UI 3.0:Android 11をベースとした3世代目のOne UI。2020年12月末にGalaxy Note 20とGalaxy S20にアップデートが配信された。 2019年から発売された端末は全てアップデートされた。 アップデートすると、メディアボリューム設定がボリュームボタンの横に来て、Android 11と一緒にアップデートされる。 上段の通知ウィンドウが小さな画面にならず、すべて表示される。
One UI 3.1:Galaxy S21シリーズから適用されたバージョンである。Galaxy S10以前のモデルはパイ アップデート初期にSamsung ExperienceとOne UIを混用していたが、このアップデートでOne UIを使用することとなった。
One UI 3.1.1:Galaxy Z Fold3から適用されたバージョンである。
One UI 4[編集]
One UI 4.0:Android 12をベースとした4世代目のOne UI。 2021年11月15日にGalaxy S21シリーズ向けにリリースされた。
One UI 4.1:Galaxy S22シリーズから適用されたバージョン。 2022年3月15日に発表。 5月10日にはS22シリーズの前シリーズであるS21シリーズの「Galaxy S21・S21+」にソフトウェアアップデートが開始されるなど様々な機種でアップデートされている。
One UI 5[編集]
One UI 5.0: Android 13をベースとした5世代目のOne UI。2022年10月に発表された。2022年10月24日にGalaxy S22シリーズやGalaxy Z Flip4、Z Fold 4などいくつかのモデル向けにリリースされた。 iOS 16と同様に、ロック画面のカスタマイズ方法が再デザインされた。また、Material Youは多くのGoogleやSamsungのアプリに適用が拡大した。その他一部の機能の変更、アイコンの刷新などが行われた。
One UI 5.1: One UI 5.0のマイナーアップデート。2023年2月1日に発表され、同年2月13日にGalaxy S23シリーズ向けにリリースされた。このアップデートには多くの新しいマルチタスク機能、天気や新しいバッテリーウィジェット、設定とSpotifyの提案、カメラとギャラリーの機能、自撮り写真の色調変更機能、イメージリマスタリングの強化、写真の情報表示などの改良点が含まれる。
One UI 6[編集]
One UI 6.0: Android 14をベースとした6世代目のOne UI。 2023年10月30日にヨーロッパでGalaxy S23シリーズ向けに正式にリリースされ、他のデバイスにも今後数週間でアップデートが配信される予定である。[2]日本では未公開。 アップデートには新しいボタンのレイアウトとともに再設計されたクイックパネル、明るさ設定へのアクセスの改善、時間ごとに並び替えが可能な新しい通知のレイアウトが含まれる。その他の新機能としては新たな標準フォント、新たな絵文字、改善されたマルチタスクのエクスペリエンス向上が含まれる。カメラアプリ、ギャラリー、フォトエディター、天気などのプリインストールされているSamsungアプリにも機能やカスタマイズを追加するためのアップデートが配信された。
脚注[編集]
- ^ ココが変わった!Galaxyの新UI「One UI」使用感レビュー すまほん!!、2019年10月14日閲覧。
- ^ Samsung One UI 6.0 (Android 14) – Latest news, features and device-wise release schedule SAMMY FANS、2023年12月6日閲覧。