Oracle Linux

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Oracle Linux(旧称Oracle Enterprise Linux)
OEL Desktop.png
Oracle Linux Server 6
開発者 オラクル
OSの系統 Linux
開発状況 開発中
ソースモデル オープンソース
最新安定版 8.3[1] / 2020年11月13日 (7か月前) (2020-11-13)
アップデート方式 YUM (PackageKit)[2]
パッケージ管理 RPM Package Manager
プラットフォーム IA-32, x86-64, SPARC, ARM64[3]
カーネル種別 モノリシックカーネル
既定のUI GNOMEKDE
ライセンス GPL
ウェブサイト https://www.oracle.com/jp/linux/
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Oracle Linuxは、オラクルによるRed Hat Enterprise Linux (RHEL) をベースとしたLinuxディストリビューション(RHELクローン)の一つ。

概要[編集]

CentOSと同じようにRHELから商標やロゴの差し替えを行い、再構築したディストリビューションで、RHELとの互換を目標としている。Oracle製品に最適化したUnbreakable Enterprise Kernel(UEK)が利用できる。Oracle Unbreakable Linuxサポートプログラムにより比較的安価な価格で有償サポートを提供する。また、サポートサービスの利用を希望しない場合は、ユーザー登録を行うだけで無料で利用することも可能である。

Oracle DatabaseやWeblogic Server などの自社製品の運用環境を提供することが目的の多くを占めており、同社のサーバー製品のExadataに採用されている。

一般的な意味では、レッドハットによる有償ディストリビューションRHELと、RHELをベースにしRHELとの互換環境を無償で実現しようとするCentOSScientific Linuxなどのディストリビューションの間を埋める製品として、RHELと同じバージョンや操作は必要だが安価なサポートを求める企業などを対象にしている。

なお、RHELではサポートされているIA-64アーキテクチャやPowerPCアーキテクチャ向けのサポートは提供されておらず、i386x86-64といったPCアーキテクチャ向けのみに限られている。また、CentOSなどとは異なり、デスクトップ向けのアプリケーションも標準ではインストールされないため、デスクトップ用途で利用する場合は、該当するパッケージを手動でインストールする必要がある。

RHELとの互換性[編集]

オラクルは、Oracle Linuxを2つの異なったLinuxカーネルとともに配布している。

  • Red Hat Compatible Kernel(RHCK) - RHELで配布されているのと同一のカーネル
  • Unbreakable Enterprise Kernel(UEK[4]) - より新しいメインラインのLinuxカーネルのバージョンを基にしている。オラクル自身による、OLTPInfiniBandSSDディスクへのアクセス、NUMA最適化、RDS、asysn I/O、OCFS2、ネットワークなどに対する強化が加えられている[5]

オラクルは、Unbreakable Enterprise Kernelは完全にRHELと互換性があると宣伝している。オラクルは、これはオラクルのミドルウェアやサードパーティのRHEL認定アプリケーションをインストールし、実行することを許すとするが、どのようなリファレンスやサードパーティによる文書も提供されていない[6]

バージョン履歴[編集]

  • Oracle Linux 8, 8.1, 8.2, 8.3
  • Oracle Linux 7, 7.1, 7.2, 7.3, 7.4, 7.5, 7.6, 7.7[7]
  • Oracle Linux 6, 6.1, 6.2, 6.3, 6.4, 6.5, 6.6, 6.7, 6.8, 6.9[8]
  • Oracle Enterprise Linux 5, 5.1, 5.2, 5.3, 5.4, 5.5, 5.6, 5.7, 5.8, 5.9, 5.10, 5.11[9]
  • Oracle Unbreakable Linux 4.5, 4.6, 4.7, 4.8, 4.9[10]

レッドハットの反応[編集]

Oracle Enterprise LinuxはRHELと直接競合する製品で、レッドハットから多くの顧客が流れる事が危惧された[11]。 これに対しレッドハットは、オラクルのEnterprise LinuxはRHELと完全な互換性がない事を発表し、オラクルに乗り換える場合の問題点を公表し対抗した[12]

脚注[編集]

  1. ^ Announcing the release of Oracle Linux 8 Update 3” (2020年11月13日). 2020年11月13日閲覧。
  2. ^ Oracle Public Yum Server”. 2015年4月17日閲覧。
  3. ^ Announcing Oracle Linux 7 for ARM” (2017年11月29日). 2020年1月14日閲覧。
  4. ^ Bach, Martin (2013). Expert Consolidation in Oracle Database 12c. SpringerLink : Bücher. Apress. p. 139. ISBN 9781430244295. https://books.google.com/books?id=85cQAwAAQBAJ 2014年4月21日閲覧. "For a long time, the differences between Red Hat Linux and Oracle Linux were negligible. This was before Oracle released its own branch of the kernel - the so-called Unbreakable Linux Kernel (UEK)." 
  5. ^ Oracle Linux with Oracle's Unbreakable Enterprise Kernel
  6. ^ Oracle Linux FAQ”. Oracle Corporation. 2011年4月14日閲覧。
  7. ^ Release Notes for Oracle Linux 7
  8. ^ Index of /el6/docs
  9. ^ Index of /el5/docs
  10. ^ Index of /el4/docs
  11. ^ ITmedia エンタープライズ:Red Hatを葬り去る?OracleがLinux自体のサポートに乗り出す
  12. ^ http://www.jp.redhat.com/rhel/real/

外部リンク[編集]