DOS (OS)

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コマンドラインインタフェースやディレクトリ階層、バージョン情報を表示したFreeDOSの画面例。

DOS(Disk Operating System、ドス、ディーオーエス)とは、オペレーティングシステム (OS) の種類で、ディスクメディアを取り扱う機能を持っている、といったような意味である。

概要[編集]

DOS本来の意味はフロッピーディスクドライブの使用を前提としたOSで、フロッピーディスクで供給していた(後述の「MS-DOSの名付け元は」~「と考えても間違いとはいえない。」までの説明を参照のこと)。1980年代のパーソナルコンピュータ普及後は、特にMS-DOSや関連の深いOS(IBM PC DOSDR-DOSなど)の意味で使用される場合が多い。 MS-DOSの名付け元は、IBM System/360用のDOSの名を持つOSである「DOS/360」である。「DOS/360」は、1971年にIBMがフロッピーディスクを開発するより古く1960年代には存在していた。このOSは当時でもローエンドシステムで使用されることが念頭されており、本来のOSの機能をもたないディスクコントロールすることがメインのOSといういみでDOSと名付けられた。もちろん当時の磁気ディスクは高価でローエンドでは使えない周辺機器ではあったが、本「DOS/360」はカードからメモリーに落とし込む機能を持ち、カードを磁気ディスクの様に扱えることをサポートしていた。しかし、1960年代では本OSは無名で、有名になったのは1970年代後半からである。 これらの事から、DOSの本来の意味としてもディスクオペーレートシステム[1]と考えても間違いとはいえない。 上記説明のように、初期のコンピュータは入出力は紙テープ・磁気テープ・プリンタなどであったため、「ディスク装置を管理できるOS」は比較的高度なものであった。

しかし現在ではディスク装置は一般化したため、グラフィック画面の制御や、マルチタスク機能や、標準の通信機能などはない「ディスク管理など最低限の機能しか持たないOS」という意味にもなった。

メインフレーム用[編集]

IBMメインフレームであるSystem/360のディスク装置搭載モデル用に用意されたOSの1つ。大規模システム用のOSであるOS/360系統に対して、DOS系統は主に中規模システム用として使用されている。1966年のDOS/360を起源にDOS/VS、DOS/VSE、VSE/SP、VSE/ESAを経て、現在のz/VSEがある。

パーソナルコンピュータ用[編集]

IBM PC互換機等[編集]

上記の他、DOSを名前に持つOSには以下がある。

CP/M[編集]

主として80系マイクロコンピュータ向けのオペレーティングシステム。

APPLE IIのDISK拡張機能[編集]

アップルコンピュータによるApple IIのDISK拡張機能。

Apple IIのDISK機能拡張もDOS3.xと呼ばれている。これはBASICに付加することを強く意識しているため、一見すると他のマシンで言うところのDISK-BASICのようだが、標準入出力(Apple IIは当時のPCには珍しく、ROM-OSレベルで標準入出力の概念を備えている)を通じて呼び出される独立した機能拡張である。すなわち、BASICのコマンド拡張であるDISK-BASICと異なりBASICからも標準入出力を通じて呼び出さなければならず、他方、BASIC以外の言語からも容易に呼び出すことができる。このようにDOS3.xはDISK-BASIC全盛期においてBASICから独立した独特の実装となっているが、結局はなんらかのプログラム言語の付加機能として機能することを前提としている点で、現在の一般的なDOSの概念とは異なると考えてよいだろう。

FLEX[編集]

TSCの6800/6809用のFLEX

OS-9[編集]

6809用から発展した、マイクロウェアOS-9(OS-9はリアルタイムオペレーティングシステムでもある)

DISK-BASIC[編集]

Microsoft BASIC系のBASICインタプリタでは、フロッピーディスクの普及に伴い、インタプリタの拡張機能としてディスク関連機能が搭載されるようになった。これも、広義のDOSの一種と言うことができる。当初はオプションであったが、フロッピーディスクさらにはハードディスクの普及の本格化に伴い、標準的な機能として含まれるようになった。MS-DOS等がDOSのデファクトスタンダードとしての地位を確立するまで、利用された。

F-DOS[編集]

SHARP製の開発ツール。

H-DOS[編集]

ハドソン(現・コナミデジタルエンタテインメント)製のDOS

S-OS SWORD[編集]

雑誌Oh!Xに掲載されたマシン語モニタ。 サブルーチンの入出力条件があらかじめ定義されており、移植された対象では同じアプリケーションが動作する。 前身である"MACE"ではテープのみをサポート。

MSX-DOS[編集]

MSX規格のために開発されたDOS。MSX-DOS1とMSX-DOS2の2種がある。

[編集]

  1. ^ 「ディスクオペーレートシステム」って何?