VP9

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VP9
VP9のロゴ
開発者 Google
初版 2012年12月13日
種別 動画ファイルフォーマット
包含先 Matroska, WebM, IVF
派生元 VP8
拡張 VP10 (AV1)
国際標準 (Bitstream Specification)
オープン
フォーマット
Yes
ウェブサイト www.webmproject.org/vp9/
libvpx (VP9 コーデックライブラリ)[1][2]
作者 Google
最新版 1.7.0[3] / 2018年1月25日(15か月前) (2018-01-25
プログラミング言語 C言語
対応OS Unix系LinuxmacOS などを含む)、Windows
サポート状況 アクティブ
種別 動画コーデック
ライセンス BSDライセンス
公式サイト www.webmproject.org/vp9/
テンプレートを表示

VP9Google が開発しているオープンロイヤリティフリー動画圧縮コーデックVP8 の後継である。コンテナとしては WebM などを使う。

2011年第3四半期に開発が始まった[4][5]。VP9 の開発目標は、同じ画質で VP8 の半分のビットレートにすること[6]と、H.265 よりも効率の良いコーデックにすること[5]であった。

採用[編集]

Google Chrome 29、Microsoft Edge14、Mozilla Firefox 28Opera 16、Android 4.4 にデコーダーが搭載されている。libvpx は 1.3.0 以降で扱える。FFmpeg などの各種動画を扱うツールもエンコード・デコードできる。

YouTubeがVP9を採用し、2017年には4K解像度での提供にH.264をやめ、VP9のみに絞ったため、非対応のAppleのブラウザのSafariにはそうした解像度は提供されなくなっている[7]。また、2016年に登場したパソコンの部品となるApollo Lakeまでに、VP9のハードウェア・デコードに対応してきており、CPUに過大な負荷をかけることなく再生できるようになっている。

特許[編集]

Googleと特許ライセンス管理団体MPEG LA間で、ビデオ圧縮に関する特許についてライセンス合意し、VP9で使われている技術をサブライセンスする権限がGoogleに付与されている[8]

技術[編集]

VP8 と比較して、VP9 は仕様面で改善している。32x32 ピクセルのスーパーブロックが扱えて、64x64 ピクセルのスーパーブロックの採用も検討している。スーパーブロックでは四分木コーディングが採用されている。

Rec. 601, Rec. 709, SMPTE-170, SMPTE-240, sRGB の色空間を扱える。

プロファイル[編集]

VP9 はプロファイル0とプロファイル1がある。プロファイル0はYUV420を扱える。プロファイル1ではYUV422、YUV444、αチャンネル、深度チャンネルなどを扱える。libvpx 1.4.0 からは10ビット, 12ビット色深度も扱える[3]

VP10[編集]

Googleはさらなる圧縮効率を望み、VP10を開発していた。しかし、2016年に公開されたAOMedia Video 1 (AV1) に組み込まれた。AV1には、AMDARMインテルNVIDIAなどのチップセット開発者、アドビAmazonシスコNetflix、YouTubeなどストリーミングサービスの開発者などが参加している[9]

関連項目[編集]

参照[編集]

外部リンク[編集]