Google Chrome
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| 開発元 | Google Inc. | ||||||||||||||||
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| 初版 | 2008年9月2日 | ||||||||||||||||
| 最新版 |
71.0.3578.98 - 2018年12月12日[1]
71.0.3578.83 - 2018年12月4日[2][3]
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| 最新評価版 |
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| 対応OS |
Windows(7以降) macOS(10.9以降) Linux (Ubuntu 14.04以降/ Debian 8以降/ OpenSUSE 13.3以降/ Fedora 24以降) Android 4.1以降 iOS 9.0以降 | ||||||||||||||||
| 使用エンジン |
Blink(HTMLレンダリング、28以降) WebKit(HTMLレンダリング、27以前) V8 (JavaScript) | ||||||||||||||||
| 対応言語 | 53 言語 | ||||||||||||||||
| 種別 | ウェブブラウザ | ||||||||||||||||
| ライセンス |
BSDライセンスおよびその他のオープンソースライセンス ※一部のコンポーネントはプロプライエタリ | ||||||||||||||||
| 公式サイト |
www | ||||||||||||||||
Google Chrome(グーグル・クローム)は、HTMLレンダリングエンジンにBlinkを採用し、Googleが開発しているウェブブラウザである。
目次
概要[編集]
Google Chromeは、Chromiumと呼ばれるオープンソースプロジェクトで開発されたウェブブラウザをもとに開発されており、Chromiumにプロプライエタリなコンポーネント(ロゴなどGoogleの商標や動画再生機能、自動更新機能など)を追加したものである[13]。Google自身が開発したソースコードには BSDライセンスが適用されており、それ以外のコードについては、それぞれ異なるライセンスが適用されている。
北アメリカでは 2008年9月2日、日本では9月3日に Windows XP / Vista 向けのベータ版が公開され、12月12日に正式版が公開された[14]。最初のリリースの翌日、ブラウザ市場で実質 1% 以上のシェアを獲得し[15]、アメリカ合衆国では 1 週間のうちに 200 万人がダウンロードしたとされる[16]。2010年5月25日(日本時間5月26日)、Mac OS XとLinux向けの正式版が公開された[17]。
StatCounterの調査では2012年5月から世界シェア首位に立っている[18]。Net Applicationsの調査でも2016年4月に世界シェアを41.66%に伸ばし、マイクロソフトのInternet ExplorerとMicrosoft Edgeを合わせたシェアを上回り首位に立った[19]。
Google Chromeは、2018年4月現在でWindows 7以降、Mac OS X、LinuxおよびAndroid 4.1以降(ARMアーキテクチャ、Intel/AMDアーテキクチャともに対応)、iOS(iPhoneシリーズ、iPadシリーズ、iPod Touch)をサポートしている。Windows XP/Vista、MacOSX 10.8以前などはChrome 50.xで、Android 4.0以前はChrome 42.xでサポートを終了している。
特徴[編集]
ユーザインタフェースはタブブラウザの形式を取っているが、タブそれぞれが独立したマルチプロセス・アーキテクチャを採用しており、タブページごと(実際はドメインごとに内部でグルーピングされる)に 1 つのプロセスが割り振られるようになっている。このため、ウィンドウプロセスとの通信は増えるが、個別タブのクラッシュや、メモリリークの影響が他のタブへ広がることはない。
JavaScriptエンジンには Google V8 JavaScript Engine (V8) を使用し、処理の高速化を図っている。
セキュリティ対策機能としては、個々のプロセスに対して保護を行い、問題が発生しても他に影響が出ないようにするサンドボックス機能、Google と関係ないページの閲覧履歴や Cookie データを残さない「シークレットウィンドウ」機能、Google の提供する危険サイト(フィッシング詐欺やマルウェアなど)のブラックリストをダウンロードして有害サイトアクセス時に警告を出すセーフ・ブラウジング[20]機能などが備えられている。
その他に、新規に開いたタブに最も閲覧数の多い 8 つのページをサムネイルで一覧表示させる機能や、何らかの原因で強制終了した際にシークレットウィンドウ以外の開いていたページを再度表示させる「復元」機能、フォームへの自動入力機能なども搭載されている。
また、macOSやLinuxなどのマルチプラットフォームへの対応やテーマ機能、ユーザスクリプト機能(Mozilla FirefoxのGreasemonkeyスクリプトに当たる)、拡張機能などの追加実装が行われている。
開発の面ではMozilla Firefoxの開発に貢献した者が多く携わっている点も特徴である。Firefox開発に携わったベン・ゴダーやダリン・フィッシャーなどがGoogle Chrome開発チームの主要メンバーとして活動している[21]。
Chrome 68から「保護された通信」なのか「保護されていない通信」なのかをアドレス左横に出すようになった[22]が、69からは保護された通信は鍵マークのみに簡略化された。
更新[編集]
自動アップグレードの仕組みがあり、古いバージョンを使っていると、特にメッセージも出さずに新しいバージョンへと更新される。たとえ、メジャーアップデートでも自動更新される。そのため、最新のバージョンがほぼ100%のシェアをもつ[23]。アップデートは古いバージョンを実行時にバックグラウンドで行われ、Chrome起動時に新しいバージョンへと差し替えられる。
Adobe Flash Playerプラグインと統合されており、Flash PlayerのアップデートもGoogle Chromeの自動アップデート機能を通じて自動的に行える[24]。
なお、PDFに関しても、Chrome PDF Reader として統合されており、Chrome とともにアップデートされる。
1 か月(4 週)周期でベータ版のリリース、3 か月(13 週)周期で安定版のリリースを目標に開発が進められていた[25]が、Ver. 6 以降は 6 週間ごとに安定版をリリース予定[26]。
Blink[編集]
2013年4月3日、Google はGoogle Chrome のレンダリングエンジンをバージョン 28以降、WebKitからフォークした新たな独自レンダリングエンジンBlinkに変更すると発表した[27][28][29]。ChromeはSafariなどWebKitを採用している他のブラウザと異なるマルチプロセス・アーキテクチャを根底においた仕組みのため、開発効率やイノベーションが低下傾向になり、それらの問題を解消するためとしている[27][28][29]。
モバイル版[編集]
2012年6月27日にAndroid版を正式リリースした。
Androidでは、Chromeとは別のAndroidウェブブラウザを搭載していたが、2012年2月7日にAndroid版のβ版、2012年6月28日には正式版がリリースされ[30]、Android4.4以降はChromeが標準搭載されている(ただし、一部のAndroid端末はAndroid4.4以上でもAndroidブラウザを搭載した機種もあるが、Chromeも搭載されている)。
プリロードによってページの読み込みを高速化する機能や、あらかじめGoogleのサーバー側でデータを圧縮することによってデータ使用量を節約する機能などがある[31]。
モバイル向けAdobe Flash Playerの開発が2012年初頭に終了したため、Android版ChromeはFlashが利用不可となった。Flashの代替としてHTML5にシフトしている[32]。
Open Search プラグインを利用した検索エンジンの追加には非対応である。
2012年6月28日にiOS版のChromeが発表され、App Storeでリリースされた[33]。しかし、アップルが設けているiOSアプリケーションの制限により、標準ブラウザのSafariと比較して実行速度が遅く、使い勝手も劣る部分がある[34]。
2016年1月28日にリリースされたiOS版バージョン48.0からWKWebViewに移行し、JavaScriptも含めて動作が大幅に高速化している[35][36]。
Google Chrome Frame[編集]
Google ChromeのブラウザエンジンをInternet Explorerに埋め込んで利用可能するプラグイン。2009年9月に初期バージョンがリリースされた[37]。Windows XP以降、IE6以降で動作する。高速なJavaScript処理機能や各種の新しい規格をIEで手軽に利用させることを目的としている。
ただしIEのブラウザ機能を完全に置き換えるものではなく、Webページ側にChrome Frameの使用を指示する情報がない限り自動的に動作することはない。
マイクロソフトはGoogle Chrome FrameをインストールすることでIEにセキュリティ上の懸念が発生するとして非難した[38]。
2014年1月をもって開発およびサポートを終了した[39]。
ログイン[編集]
GoogleアカウントでChromeへログイン時に「アプリ」、「拡張機能」、「設定」、「自動入力」、「履歴」、「テーマ」、「ブックマーク」、「パスワード」、「開いているタブ」、「googleペイメントのクレジットカードと住所」のほかに、同期データの暗号化オプションとアクティビティ管理が、ユーザの設定に応じて自動同期される。
市場シェア[編集]
ウェブブラウザ全体でトップのシェアを獲得している[40]。
チャンネル[編集]
Chromeには3種類のチャンネルとカナリービルドがある[41]。下にいくほどより高頻度で更新している。すべてのチャンネルを同じPCに共存してインストールして使用できる[42]。
- 安定チャンネル - 一般ユーザー向け
- ベータ(Beta)チャンネル - 毎月更新
- 開発(Dev)チャンネル - 毎週更新
- カナリー(Canary)ビルド - 開発者向け。
- (Chromium - 開発者向け。Chromeの基盤であるので厳密にはChromeではないが、更新頻度としてはこの場所に位置する。)
関連項目[編集]
脚注[編集]
- ^ “Stable Channel Update for Desktop”. Chrome team (2018年12月12日). 2018年12月13日閲覧。
- ^ “Chromeブラウザ-Google”. Google Play. Google (2018年10月31日). 2018年11月9日閲覧。
- ^ “Chrome for Android Update”. Blogger (2018年12月4日). 2018年12月13日閲覧。
- ^ “Google Chrome – The Fast and Secure Web Browser”. iTunes Preview (2018年12月12日). 2018年12月13日閲覧。
- ^ “Beta Channel Update for Desktop”. Google Blogspot (2018年10月31日). 2018年11月10日閲覧。
- ^ “Chrome Beta for Android Update”. Google Blogspot (2018年10月31日). 2018年11月10日閲覧。
- ^ “OmahaProxy - Google Chrome”. OmahaProxy CSV Viewer. Chromium team. 2018年11月10日閲覧。
- ^ “OmahaProxy - Google Chrome”. Chromium team (2018年11月6日). 2018年11月10日閲覧。
- ^ “OmahaProxy - Google Chrome”. OmahaProxy CSV Viewer. Chromium team. 2018年11月10日閲覧。
- ^ “OmahaProxy - Google Chrome”. OmahaProxy CSV Viewer. Chromium team. 2018年11月10日閲覧。
- ^ “OmahaProxy - Google Chrome”. OmahaProxy CSV Viewer. Chromium team. 2018年11月10日閲覧。
- ^ “OmahaProxy - Google Chrome”. OmahaProxy CSV Viewer. Chromium team. 2018年11月10日閲覧。
- ^ Google Chromeが検索プロバイダに送信するデータ、Chromiumがある真の理由 (1) Google Chrome = Chromium + GoogleUpdate + RLZ | マイナビニュース
- ^ Google Chrome Releases(Google Japan Blog: ChromeにGoogle Chrome Releasesの翻訳が提供されている)
- ^ Google Chrome、1日で1%のシェア獲得 - ITmedia News
- ^ 「Google Chrome」、米国では200万人がダウンロード--ニールセン、公開1週間の数値を発表:マーケティング - CNET Japan
- ^ 進化を続ける Chrome。より速くなった新バージョンを提供します Google Japan Blog 2010年5月26日
- ^ “Top 5 Desktop, Tablet & Console Browsers from Jan 2012 to Apr 2016|StatCounter Global Stats”. 2016年6月24日閲覧。
- ^ “ブラウザーのシェア、グーグル「クローム」が首位に”. 日本経済新聞. (2016年5月3日) 2018年8月23日閲覧。
- ^ “Google Safe Browsing”. Google. (2018年8月23日) 2018年8月23日閲覧。
- ^ Google Chromeに携わったキラ星のような開発者たち:コミックから読み解く - builder by ZDNet Japan
- ^ “「Chrome 68」公開、HTTPサイトに「保護されていません」の警告を開始”. CNET Japan. (2018年7月25日) 2018年8月24日閲覧。
- ^ ブラウザバージョン移行状況、Chromeは理想的な状況
- ^ Flashを統合した「Google Chrome」最新安定版、脆弱性の修正も
- ^ Chromium Development Calendar and Release Info (The Chromium Projects)
- ^ Google、6週間毎にChromeの新バージョンを提供へ
- ^ a b Google Developers Relations Blog>2013年4月4日>Chromium プロジェクトの新しいレンダリングエンジン Blink のご紹介
- ^ a b The Chromium Blog>Wednesday, April 03, 2013 >Blink: A rendering engine for the Chromium project
- ^ a b The Chromium Projects>Blink
- ^ “「Chrome for Android」正式版が公開”. ケータイ Watch. (2012年6月28日) 2012年6月29日閲覧。
- ^ 帯域幅の管理
- ^ モバイル向けFlash終了でHTML5大勝利!と安心していられない理由
- ^ “Google、iOSアプリの「Chrome」と「Google Drive」をリリース”. (2012年6月29日) 2012年6月29日閲覧。
- ^ “Googleが「Chrome for iOS」公開、注目の速度はSafariより遅い”. INTERNET Watch. (2012年6月29日) 2012年6月29日閲覧。
- ^ 「WKWebView」採用で:iOS版Chromeブラウザ、バージョン48で大幅高速化・安定化
- ^ iOS版「Chrome」がついにWKWebViewに対応、飛躍的に安定・高速化
- ^ “Google、IEを“Chrome並みに”改良するプラグイン「Chrome Frame」リリース”. ITmedia News. (2009年9月23日) 2012年5月16日閲覧。
- ^ “Microsoft、IEを「Chrome化」するGoogleプラグインを非難”. ITmedia News. (2009年9月25日) 2012年5月16日閲覧。
- ^ Chromium Blog: Retiring Chrome Frame
- ^ “PCブラウザシェアの推移(日本国内・世界)2018年7月版”. やるぞう. (2018年8月5日) 2018年8月23日閲覧。
- ^ Early Access Release Channels - The Chromium Projects
- ^ 2017年8月から共存できるようになった。Run multiple versions of Chrome side-by-side chromium blog
外部リンク[編集]
- 公式ウェブサイト
- Google Chrome Blog (英語)
- Google Chrome Releases (英語)
- Chrome ウェブストア
- Chrome for Android - Google Play Store(Google)
- Chrome for iOS - App Store
- Google Chrome - Google+(英語)
- Google Chrome Developers - Google+(英語)
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