Web (ウェブブラウザ)

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Web
GNOME Web logo--2018.svg
GNOME Web 3.32 screenshot.png
Arch LinuxのGNOME Web 3.32
開発元 The GNOME Project
リポジトリ ウィキデータを編集
プログラミング
言語
C言語 (GTK)
使用エンジン WebKit(2.26.3以前はGecko
対応OS Unix系オペレーティングシステム
プラットフォーム GNOME
対応言語 60言語以上
種別 ウェブブラウザ
ライセンス GNU General Public License
公式サイト Epiphany Homepage
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Web(ウェブ、旧名Epiphany (エピファニー))は、レンダリングエンジンWebKitを使ったGNOMEの標準ウェブブラウザ。シンプルで使いやすいことを念頭に設計されている。ツールキットGTK3を使いGNOMEとよく統合されている。

トピック毎に整理する高機能なブックマークを搭載している。一つのページを複数のトピックに関連付けることが可能である。

Epiphany 2.26.3までGeckoをサポートしていたが、これ以降のリリースはWebKitエンジンのみをサポートする[1]

また、2.28以降pythonによる拡張はなくなり、Seedによる拡張がサポートされた。

沿革[編集]

現在はGNOME最新版の正式公開に間に合うようにリリースされつづけている。 2.14以降は公開時のGNOMEとEpiphanyのバージョンは同一。

  • 2003年9月8日 - Epiphany 1.0 リリース
  • 2004年3月15日 - Epiphany 1.2 リリース
  • 2004年9月14日 - Epiphany 1.4 リリース
  • 2005年3月9日 - Epiphany 1.6 リリース
  • 2005年9月15日 - Epiphany 1.8 リリース
  • 2006年3月12日 - Epiphany 2.14 リリース。このバージョン系統からGNOME本家にメジャーバージョンナンバーが合わせられる。
  • 2006年9月3日 - Epiphany 2.16 リリース
  • 2007年3月14日 - Epiphany 2.18 リリース
  • 2007年9月19日 - Epiphany 2.20 リリース。このバージョン系統からレンダリングエンジンWebKitへ移行開始。
  • 2008年3月12日 - Epiphany 2.22 リリース
  • 2008年9月24日 - Epiphany 2.24 リリース
  • 2009年3月31日 - Epiphany 2.26 リリース。このバージョン系統がGeckoサポートの最終版となった。
  • 2009年9月24日 - Epiphany 2.28 リリース
  • 2010年3月31日 - Epiphany 2.30 リリース
  • 2010年9月29日 - Epiphany 2.32 リリース
  • 2011年4月6日 - Epiphany 3.0 リリース。このバージョン系統からGNOME本家共々GTK+3及びGNOME3系統へ移行。
  • 2011年9月28日 - Epiphany 3.2 リリース
  • 2012年3月28日 - Web 3.4 リリース。このバージョン系統からWebに名称変更。

Galeonのフォーク[編集]

2002年Galeonの当初の開発者であるMarco Pesenti Grittiは、EpiphanyをGaleonのフォークとして開発した。このフォークは、Grittiと残りのGaleon開発者の間で新機能に関して意見の不一致があったため生じた。

同じ頃、GNOMEプロジェクトは、ヒューマン・インターフェース・ガイドラインを適用したが、これはユーザインタフェースの単純化を促進するものであった。Galeonはパワーユーザ指向であったので、多くの開発者はこれを認めなかった。結果として、GrittiはGaleonベースの新たなブラウザを作り、重要でない多くの特徴は除去された。彼はEpiphanyをGNOME HIGに従うように意図した。Epiphanyはその開発開始時からGNOMEのテーマとその他の設定を用いている[2][3]

Geckoベース[編集]

Epiphanyの最初のバージョンは、2002年12月24日にリリースされた[4]

Epiphanyは当初、Webページの表示にMozillaプロジェクトのGeckoレイアウトエンジンを使っていた。Mozillaのクロスプラットフォームなインターフェースの代わりに、GNOMEのGUIが提供された[5]

WebKitベース[編集]

開発課程で、Geckoバックエンドに関連した大きな問題に直面した[6]。これに対処するため、EpiphanyチームはWebkitをもうひとつのレンダリングエンジンとしてサポートを加えた[7]2008年4月1日には、Geckoを使ってビルドする機能は除去され、WebKitのみを使うことを進める旨の宣言がチームによってなされた[6]

2009年9月、GNOME 2.28の一部として、WebKitへの移行は完了した[8]

参照[編集]

  1. ^ Epiphany » Blog Archive » Gecko end-of-life
  2. ^ DeRosia, Chris (July 29, 2003), Galeon, A History or, why Galeon is the way it is, http://galeon.sourceforge.net/links/history.php 2011年10月16日閲覧。 
  3. ^ Min, Andrew, “Epiphany, the ultimate Gnome browser”, The Ubuntu Applications book (under construction) (Free Software Magazine), オリジナルのOctober 31, 2008時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20081031231829/http://www.freesoftwaremagazine.com/books/ubuntu_applications/epiphany 2011年10月16日閲覧。 
  4. ^ “Epiphany turns 7”, The GNOME Web Browser Developers, (December 24, 2009), http://blogs.gnome.org/epiphany/2009/12/24/epiphany-turns-7/ 2011年6月15日閲覧。 
  5. ^ Granneman, Scott (2005), Don't click on the blue e!: switching to Firefox, Sebastopol, CA, United States: O'Reilly Media (October 16, 2005発行), p. 201, ISBN 0-596-00939-9, https://books.google.com/books?id=IGFPnJpa5cIC 
  6. ^ a b Persch, Christian (April 1, 2008), “ANNOUNCEMENT: The Future of Epiphany”, epiphany mailing list-list, http://mail.gnome.org/archives/epiphany-list/2008-April/msg00000.html 
  7. ^ Lopez, Xan (July 24, 2007), If you see the Buddha on the road, port it to GTK, http://blogs.gnome.org/xan/2007/07/24/if-you-see-the-buddha-on-the-road-port-it-to-gtk/ 2011年11月25日閲覧。 
  8. ^ Paul, Ryan (September 24, 2009), “Linux garden gets a new GNOME with version 2.28”, Ars Technica, https://arstechnica.com/open-source/news/2009/09/linux-garden-gets-a-new-gnome-with-version-228.ars 2011年10月16日閲覧。 

外部リンク[編集]