nano (テキストエディタ)

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GNU nano
nano テキストエディタ バージョン 1.3
nano 1.3
開発元 Previously Chris Allegretta and currently David Lawrence Ramsey
最新版 4.5 / 2019年10月4日(2か月前) (2019-10-04
リポジトリ git.savannah.gnu.org/cgit/nano.git
プラットフォーム クロスプラットフォーム
種別 テキストエディタ
ライセンス GNU General Public License
公式サイト www.nano-editor.org
テンプレートを表示

nano(ナノ)は、UNIXを中心としたシステムで使われる、cursesを使ったテキストエディタの一種である。

スクリーンエディタの一種でありながら、CUIを用いて編集を行なうことが可能である。スクリーンエディタとして有名なものは既に多数存在するが、このエディタの特色は、その操作方法がWYSIWYGに慣れたユーザにとって分かりやすいため、初心者でも比較的容易に扱うことが可能という点にある。

歴史[編集]

GNU nanoは、最初1999年に、TIP(TIP Isn't Pico)という名前で、Chris Allegrettaによって作られた。彼のモチベーションは、フリーではないライセンスで配布されているPicoのフリーソフトウェアの代替物を作ることであった。2000年1月10日に、ソフトの名称はnanoに変更された。これは既存のUnixユーティリティtipとのコンフリクトを避けるためである。2001年2月、nanoはGNUプロジェクトの一部となった。

GNU nanoは、Picoには欠けているいくつかの機能、シンタクスハイライティング、行番号の表示、正規表現を用いた検索や置換、ライン毎のスクロール、複数のバッファ、グループにわけた行毎のインデント、変更可能なキーバインディング[1]、編集のリドゥとアンドゥなどを補完している[2]

2003年8月11日、Chris Allgrettaは、公式にソースコードのメンテナンスを、David Lawrence Ramseyに任せた[3]。しかし、2007年12月20日にRamseyはnanoのメンテナの立場から降りている[4]

2016年6月、nanoプロジェクトの代表開発者と他のアクティブなメンバーは、GNUプロジェクトを離れることに合意した。これは、FSFの著作権の割り当てに関するポリシーに対する意義に基づくもので、彼らは脱中心化されたコピーライトの所持はGNU GPLの強化を邪魔することがないと考えていた[5]。このステップはDebianArch Linuxで認められ、GNUプロジェクトはこの移動を"フォーク"と呼んでこれに抵抗した[6]2016年8月19日、Chris Allgrettaは、GNUによるnanoに関する特別なコピーライトに関する譲歩を受け[7]、GNUファミリーにプロジェクトを戻すことをアナウンスした。バージョン2.7.0はこの後、2016年9月にリリースされている[8]

ライセンス[編集]

nanoは、GPLのもとで配布されている。

使用上の特徴[編集]

nanoはviと異なり、起動すれば即キーボードより文字入力が可能であり、直感的な操作が可能である。入力位置は方向キーを使って自由に指定が可能である。 ファイルの読み書きや検索のようなコマンドはコントロールキーまたはメタキーの組み合わせによって実行するが、常に画面の下部に主要なキー割り当てが表示されているため、操作方法を知らないユーザでも扱う事が出来る。それ以外のキー割り当てについては、^G(ヘルプ)を押すことで知ることができる。 最近の主要なLinuxディストリビューションmacOSでは標準で同梱されているが、Emacsvimといった高機能なエディタに比べて、機能面では制約がある。

nanoの元になったpicoは、1ファイルのみが編集できる単純なエディタであったが、nanoでは大きく拡張されており、バッファを切り替えて複数のファイルが編集できたり、検索に正規表現が使えたり、シンタックスハイライトに対応するなど、必ずしも単純とは言えないエディタになっている。

脚注[編集]

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  1. ^ Allegretta, Chris (2008年3月18日). “GNU nano 2.1.0”. Nano-devel mailing list. gnu.org. 2008年3月18日閲覧。
  2. ^ Allegretta, Chris (2015年3月23日). “GNU nano 2.4.0”. Nano-devel mailing list. gnu.org. 2015年4月18日閲覧。
  3. ^ Allegretta, Chris (2003年8月11日). “GNU nano 1.3 branch opened in CVS”. Nano-devel mailing list. gnu.org. 2007年1月25日閲覧。
  4. ^ Ramsey, David Lawrence (2007年12月20日). “Stepping down as the nano maintainer...”. Nano-devel mailing list. gnu.org. 2007年12月20日閲覧。
  5. ^ nano news on nano-editor.org "And, with this release, we take leave of the herd... Bye! And thanks for all the grass!" (22 June 2016)
  6. ^ I'm on the GNU maintainers team; I want to clarify a couple things about this: First, Nano has _not_ left the GNU project on news.ycombinator.com by Mike Gerwitz (June 2016)
  7. ^ Chris, Allegretta (2016年8月19日). “[Nano-devel nano to remain in GNU]”. lists.gnu.org. 2016年9月2日閲覧。
  8. ^ nano news on nano-editor.org "With this release we return to GNU. For just a little while we dreamt we were tigers. But we are back in the herd, back to a healthy diet of fresh green free grass." (1 September 2016)

外部リンク[編集]