Visual Studio Code
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![]() Visual Studio Code running on Windows 7, with "Search" function activated | |
開発元 | マイクロソフト |
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初版 | 2015年4月29日 |
最新版 | 1.31.1 / 2019年2月[1] |
リポジトリ |
github |
プログラミング言語 | TypeScript, JavaScript, CSS |
対応OS | Windows 7以降、OS X v10.8以降、Linux |
プラットフォーム | IA-32, x64 |
対応言語 | 日本語、英語、中国語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、朝鮮語、ロシア語、スペイン語、ブルガリア語、ハンガリー語、ポルトガル語(ブラジル)、トルコ語[2] |
サポート状況 | 開発中 |
種別 | ソースコードエディタ, デバッガ |
ライセンス | マイクロソフト ソフトウェア ライセンス条項[3], vscode: MIT License[4] |
公式サイト |
code |
Visual Studio Codeはソースコードエディタである。マイクロソフトにより開発され、Windows、Linux、macOS上で動作する[5]。デバッグ、Gitクライアントの統合、シンタックスハイライト、インテリセンス、スニペット、リファクタリングなどの機能を持つ。カスタマイズもでき、利用者はエディタのテーマやキーボードショートカット等を変更できる。
Visual Studio CodeはElectron[6]フレームワークを使用しており、Node.jsを使ったBlinkで描画されるデスクトップアプリケーションである。なお、Electronを使用したテキストエディタとしてAtomが有名であるが、そこからの派生ではなく、Visual Studio Online のエディタ(コードネーム "Monaco")が基になっている[7]。また、Visual Studioとは名称に共通点があり、使われている技術にも共有されている部分があるものの、直接的な派生関係は無い[8]。
Visual Studio Codeとvscode(GitHub上のリポジトリ名)は完全に同一のものと思われがちだ。しかし、Visual Studio Codeはオープンソースのvscodeを元に作成されたものでありライセンスを含め違ったものである[9]。
歴史[編集]
Visual Studio Codeは、マイクロソフトの開発者会議Build 2015(2015年4月29日)にて公開され、プレビュー版がリリースされた[10]。
2015年11月18日、Visual Studio Codeはリリースされ、その一部ソースコードがGitHubにMIT Licenseのもとで公開された。その際、拡張機能のサポートも追加された[11]。
機能[編集]
Visual Studio Codeのソースコードエディタの機能は、以下の一覧に示されるように、プログラミング言語ごとにサポートの有無が異なっている。プラグインによって他の言語もサポートできる[12]。
機能 | プログラミング言語 |
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シンタックスハイライト | バッチファイル, C++, Clojure, CoffeeScript, Docker, F#, Go, Jade[13], Java, Handlebars, INIファイル, Lua, Makefile, Objective-C, Perl, PowerShell, Python, R, Razor, Ruby, Rust, SQL, Visual Basic, XML |
スニペット | Groovy, Markdown, PHP, Swift |
インテリセンス | CSS, HTML, JavaScript, JSON, LESS, Sass |
リファクタリング | C#, TypeScript |
デバッグ |
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Visual Studio Codeの機能の多くはメニューやユーザーインタフェースを通して公開されていない。代わりに、コマンドパレット(例: スニペットの挿入)あるいは.json設定ファイル(例: ショートカットキーの設定)を経由してアクセスする。コマンドパレットはキャラクタユーザインタフェースの一種である。
ディレクトリを開くことで、そのディレクトリに含まれる複数のファイルがツリー状に表示される。開いたファイルはタブにも表示され、タブを切り替えながら複数のファイルを並行して編集できる。
また、テキストエディタの基本的な機能として、文書の保存時にコードページを変更したり、改行コードを統一することもできる。対応する括弧の表示、複数カーソル、矩形選択、ブロック単位の選択拡張と折り畳み、Gitリポジトリと比較しての変更行の表示などの機能を持つ[14]。
その他に、ウィンドウ内で統合された端末を開くことや、ウェブ上に公開された機能拡張をダウンロードしインストールすることもできる。
脚注[編集]
- ^ “Visual Studio Code January 2019”. 2019年2月15日閲覧。
- ^ “Display Language (Locale)”. 2018年11月30日閲覧。
- ^ “マイクロソフト ソフトウェア ライセンス条項”. 2017年7月1日閲覧。
- ^ “LICENSE.txt”. github.com/Microsoft/vscode. マイクロソフト (2015年11月17日). 2016年3月24日閲覧。
- ^ Lardinois, Frederic (2015年4月29日). “Microsoft Launches Visual Studio Code, A Free Cross-Platform Code Editor For OS X, Linux And Windows”. TechCrunch
- ^ http://electron.atom.io/
- ^ “Microsoft’s new Code editor is built on Google’s Chromium”. Ars Technica. 2015年11月18日閲覧。
- ^ “Why Visual Studio Code?”. 2015年3月24日閲覧。
- ^ Why does Visual Studio Code have a different license than the vscode GitHub repository?https://github.com/Microsoft/vscode/issues/60#issuecomment-161792005
- ^ Montgomery, John (2015年4月29日). “BUILD 2015 News: Visual Studio Code, Visual Studio 2015 RC, Team Foundation Server 2015 RC, Visual Studio 2013 Update 5”. 2016年3月24日閲覧。
- ^ “Visual Studio now supports debugging Linux apps; Code editor now open source”. Ars Technica 2015年11月18日閲覧。
- ^ a b “Language Support in Visual Studio Code”. マイクロソフト. 2016年3月24日閲覧。
- ^ jade-lang
.com - ^ “Editing Evolved”. 2016年5月13日閲覧。
外部リンク[編集]
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