Links

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Links
Linksのロゴ画像
Linksのロゴ画像
グラフィカルモードのLinksのスクリーンショット
作者 Mikuláš Patočkaほか
開発元 Twibright Labs
初版 1999年 [1]
最新版
2.29 / 2023年3月9日 (13か月前) (2023-03-09) [2]
リポジトリ http://links.twibright.com/download/
プログラミング
言語
C言語
対応OS Windows, macOS, Linux, UNIX
プラットフォーム マルチプラットフォーム
対応言語 英語など、計33ヵ国語
サポート状況 開発中
種別 ウェブブラウザ
ライセンス GPL
公式サイト links.twibright.com
テンプレートを表示

Links(リンクス)は、プルダウンメニュー体系をそなえたオープンソースのテキスト/グラフィックウェブブラウザである。

Lynxw3m とは異なり、テキストのみの環境でポップアップウィンドウやメニューなどのGUIの典型的な要素を利用したいと考えているユーザー向けに作成されている。2023年10月現在も日本語に対応しておらず、文字化けが起こる。

概要[編集]

Linksはテキストブラウザとグラフィックウェブブラウザ[注釈 1]両方の面で開発されている。

Windowsの場合はインストールすると、「Links」と「Links Graphics」の2つがインストールされ、それぞれ、テキストブラウザ、グラフィックブラウザとして利用できる。「Links」はCLI上で開き、「Links Graphics」はスタンドアロンアプリケーションとして開く。また、「Links」はCLI上で開かれるがマウスでの操作が可能である。反対に、「Links Graphics」はGUI上で動作するがキーボードのみで操作を行うことが可能である。それぞれの操作方法は共通しており、全く同じ操作方法での操作が可能である。[注釈 2]

また、同じ読み方のLynxに影響を受けたソフトウェアであり、公式サイト上では一部のソースコードを参考にした旨が記載されている。[3]

仕様[4][編集]

  • HTML 4.0のサポート(CSSはサポートなし)
  • HTTP 1.1のサポート
  • グラフィックスモードでの画像の表示(テキストモードでは不可)。GIF、JPEG、PNG、XBM、TIFFが表示可能。
  • ブックマークの使用
  • HTMLタグの、「Table」、「frames」のサポート。
  • 画面の横スクロール
  • プルダウンメニューでのコントロール
  • 33の言語のサポート(2023年10月現在で日本語は非対応)
  • 複数の文字コードのサポート

派生版[編集]

ELinks[編集]

ELinksは2001年に、ペーター・バウディスが開発を開始したウェブブラウザ。Linux、Unixに対応しており、CSSの部分的サポートや、タブのサポートなどがされている。2023年10月現在も開発中。[5]

Hacked Links[編集]

Hacked Linksは、ELinksの機能の一部を Linksに統合したLinksの別バージョン。しかし、2023年10月現在はコミュニティーはなくなっており、Web archiveからのみ閲覧できる[6]

注釈[編集]

  1. ^ このページでは、テキストブラウザ(Text-based web browser)とGoogle ChromeなどのようなGUIを有するモダンなブラウザを区別するために、「グラフィックウェブブラウザ」という言葉を使用している。
  2. ^ テキストモードがテキストブラウザのことで、「Links」を指す。グラフィックスモードがグラフィックウェブブラウザのことで、「Links Graphics」である。。

脚注・出典[編集]

  1. ^ ABOUT”. 2012年12月18日閲覧。
  2. ^ ChangeLog”. 2023年7月24日閲覧。
  3. ^ Twibright Labs: Links - About”. 2023年10月9日閲覧。
  4. ^ Twibright Labs: Links - Features”. 2023年10月9日閲覧。
  5. ^ rkd77/elinks: Fork of elinks”. 2023年10月9日閲覧。
  6. ^ Wayback Machine”. 2023年10月9日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]