Chromecast

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Chromecast(第1世代)
Chromecast dongle.jpg
Chromecast本体(第1世代)
開発元 Google
種別 デジタルメディアレシーバー
発売日 2013年7月24日 (2013-07-24)(アメリカ)
2014年5月28日 (2014-05-28)(日本)
電源 Micro-USB port
SoC Marvell DE3005-A1[1]
入力機器 Wi-Fi
(802.11 b/g/n @ 2.4 GHz)
外部接続 HDMI
サイズ 72 mm × 35 mm × 12 mm
重量 34 g
前世代ハード Nexus Q
Chromecast(第2世代)
Chromecast-2015.jpg
Chromecast本体(第2世代)
開発元 Google
種別 デジタルメディアレシーバー
発売日 2015年9月29日 (2015-09-29)(アメリカ)
2016年2月18日 (2016-02-18)(日本)
電源 Micro-USB port
SoC Marvell DE3005-A1[2]
入力機器 Wi-Fi
(802.11 b/g/n @ 2.4 GHz)
(802.11 ac/n/a @ 5 GHz)
外部接続 HDMI
サイズ 51.9 mm × 51.9 mm ×13.49mm
重量 39.1 g
ウェブサイト Chromecast

Chromecast(クロームキャスト)は、Googleが開発・販売する小型のデバイス。テレビHDMI端子を介してWi-Fiで接続することにより、スマートフォンタブレットパソコンなどで表示している動画音楽写真ウェブページなどの高品位画像をテレビで観ることができる。また4K出力やHDRに対応した「Chromecast Ultra」やスマートフォンでキャストした曲をスピーカーで再生できる「Chromecast Audio」も販売されている。

概要[編集]

Google TVAndroidをベースにしたOSを搭載する[3][4]。AndroidとiOSモバイルデバイス上のアプリおよび、Google Chromeの動作するパソコンから拡張機能をインストールしたり試験運用機能からメディアルーター機能を有効にすることで[5]制御できる。セットトップボックスの一つとも言えるが、動作としてはモバイルデバイス及びパソコンからChromecastを接続したテレビに対してデバイスと同じメディアを取得させる「疑似ミラーリング」を行うものであり(Googleはこれを「キャスト」と呼んでいる)、Chromecastをテレビに接続したのみではメディアを視聴することは出来ない。

キャスト元のブラウザ内の動画が再生されたままになるか、タブを閉じた状態でもChromecastで再生されたままになるか、音量の調節が可能であるかどうかは、各ウェブサイトによって挙動が異なる。例えば、Netflixでは動画のキャスト後にブラウザ内の動画プレイヤーには音量や再生時間など各種コントロールキーが表示されるだけで、キャスト元コンピュータのCPU負荷などが少なくなるが、タブを閉じるとChromecast元の動画も停止する。一方、Twitchではキャスト後もキャスト元の動画は再生されたままであり、タブを閉じてもChromecastの方の動画が停止しない。Chromecastを停止するには、拡張機能からキャストの停止を選択する必要がある。開発者が自分のアプリをキャストできるよう、Google Cast SDKのデベロッパプレビューも公開された。

YouTubeNetflixGoogle Play Movie、Google Play Music、Twitchに対応している。なお、有名な動画配信サイトではAmazonビデオニコニコ動画に対応しておらず、Amazon.comではChromecast本体も販売もされていない。

日本国内での販売開始に合わせ、dビデオNTTドコモ)、ビデオパス(au)、ビデオマーケット、観劇三昧などがChromecast対応を発表している。2016年11月にスポナビライブソフトバンクYahoo! JAPANの共同運営)が、2017年にはDAZNパフォーム・グループ)が対応した。

第1世代[編集]

2013年7月24日に米カリフォルニアサンフランシスコで開催されたイベントで発表され[6]、同日アメリカ国内向けに発売を開始。価格は35ドル。ドングル型のデバイス。日本国内においては、2014年5月28日に発売を開始。価格は4,200円(消費税別)[7]

2014年、Google I/Oにて、画面のミラーリング機能が今後のアップデートによって公式対応することを述べた。対応モデルはNexusシリーズGalaxy S4Galaxy S5LG G2LG G2 ProHTC One M7などが対象[8]

2014年7月10日、公式アプリのバージョン1.7のアップデートを伴い、画面のミラーリング(ベータ版)の機能が対応になった。

第2世代[編集]

2015年9月29日、アメリカ国内向けに発売を開始。価格は35ドル。円形のデバイス。日本国内においては、2016年2月18日に発売を開始。価格は4,980円(消費税込)。セットアップ方法は第1世代と同じだが、5GHzの無線LAN(IEEE802.11ac)に対応した。従来の2.4GHz(IEEE802.11b/g/n)にも対応している。

Chromecast Audio[編集]

2015年9月29日に米国向けに販売開始。価格は35ドル。日本国内においては2016年2月18日に発売開始。価格は4980円(消費税込)。3.5mmアナログ ステレオ パッチケーブルが付属。Chromecastの音楽特化版といえる製品であり、ハイレゾに対応(96kHz/24bit)。Chromecast Audioとスピーカーをケーブルで繋げば、スマートフォンの音楽アプリでキャストした曲をwifi経由でスピーカーで再生できる他、マルチルーム再生にも対応[9]。対応しているスピーカー入力は、3.5mm、RCA、光である。Google Play musicの曲も再生可能。無線Lanについては第2世代と同様。

Chromecast Ultra[編集]

2016年11月6日に米国で販売開始。価格は69ドル。形状は第二世代と類似。日本国内においては、2016年11月22日に発売開始。価格は9720円(消費税込)。4KとHDRに対応している。無線Lanについては第2世代と同様。

脚注[編集]

  1. ^ Google Unveils $35 Chromecast HDMI TV Stick”. Cnx-software.com. 2013年7月26日閲覧。
  2. ^ Google Unveils $35 Chromecast HDMI TV Stick”. Cnx-software.com. 2013年7月26日閲覧。
  3. ^ Chromecast rooted, operating system detailed”. androidcentral. 2013年10月8日閲覧。
  4. ^ Chromecast hacked: It’s based on Google TV and Android, not Chrome OS”. extremetech. 2013年10月8日閲覧。
  5. ^ Google is building Chromecast streaming right into Chrome”. androidcentral. 2016年1月17日閲覧。
  6. ^ Google、テレビのHDMI端子に挿すChromecast を発表。価格は35ドル - Engadget Japanese
  7. ^ Google、「Chromecast」を日本でも5月28日発売、税別4200円ケータイWatch、2014年5月27日)
  8. ^ 速報:Chromecast がAndroid 画面ミラーリングに公式対応。自前写真の表示や同一LAN制限廃止など - Engadget Japanese
  9. ^ 新「Chromecast」とハイレゾ対応「Chromecast Audio」が国内発売。各4,980円

関連項目[編集]

  • Miracast - Wi-Fi Allianceによって策定されたディスプレイ伝送技術。
  • Apple TV - こちらはAirPlay対応端末から映像が配信される仕組み。

外部リンク[編集]