ウェイモ

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Waymo LLC
企業形態 子会社
業種 自動運転車
前身 Googleセルフドライビングカープロジェクト
設立 2009年(8年前) (2009 (Googleセルフドライビングカープロジェクトとして)
2016年12月13日(11か月前) (2016-12-13 (Waymo LLCとして)
本社 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国カリフォルニア州マウンテンビュー
主要人物
  • ジョン・クラフチック (CEO)
  • Gerard Dwyer(CFO)
  • Dmitri Dolgov (主任技師)
  • Tekedra Mawakana (Chief Policy Officer)
  • Shaun Stewart (最高執行責任者)
  • Kevin Vosen (主任顧問)


親会社
ウェブサイト waymo.com
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Google セルフドライビングカー
アメリカ合衆国で合法の地域を緑色で表した図。カリフォルニア州、ミシガン州、フロリダ州、ネバダ州、アリゾナ州、ノースダコタ州、テネシー州、コロンビア特別区、ユタ州で、自動運転のテスト走行が許可されている。

ウェイモ: Waymo)とは、米アルファベット傘下の自動運転車開発企業。2016年12月13日にGoogleの自動運転車の開発部門が分社化して誕生した[1]

概要[編集]

プロジェクトは、スタンフォード人工知能研究所で元ディレクターのGoogleエンジニアであるセバスチアン・スランと、Googleストリートビューの発明者が共同で主導している。 システムの開発チームは、 DARPAグランド・チャレンジで働いていたクリス・アムソン、マイク・モンテメロー、アンソニー・レベンダウンスキーと、Googleで働いている15名のエンジニアから構成されている[2]
自動運転車の「スタンレー(英語版)」を製作したスタンフォード大学のスランのチームは、2005 DARPA グランド·チャレンジ(ロボットカーレース)で優勝して、米国防総省からの賞金200万ドルを獲得した沿革がある[3]。 Googleは公道での自動運転の実験走行を法律で受け入れてもらうために、米国ネバダ州ロビー活動を行った。その後、ネバダ州は自動運転車の運転を可能にする法律を2011年6月29日に可決、2012年3月1日から施行された[4][5]。そしてネバダ州のDMV(陸運局)は、 Googleが自動運転車に改造したトヨタ・プリウス[6]に、2012年5月8日、自動運転車専用のライセンスを米国内で初めて発行した[7]2012年4月フロリダ州でも受け入れられ、公道での自動運転車の実験走行を許可した第二の州になった。[8]、そしてカリフォルニア州ではジェリー・ブラウン知事がGoogle本社で法案に署名をし、事実上で第三の州になった[9]

技術[編集]

Googleによって自動運転車に改造されたLexus RX450h

セルフドライビングカーは、自動運転に必要となる情報を収集し、それをコンピュータで解析した後に運転操作命令が出力される。自動運転を制御するソフトウェアは、グーグル ショーファー(: Google Chauffeur)と呼ばれている[10]。走行中は、GPS(全地球測位システム)を使い、現在地と目的地をリアルタイムで比較しながら、コンピュータが自動でハンドルを回す。またレーザーカメラやレーザースキャナを搭載しており、これは様々な道路情報(周辺の車両、歩行者信号、障害物)を識別する。これらの装置で収集した情報は、コンピュータが総合的に解析し、ハンドル、アクセルブレーキなどの運転に必要となる動作の最終決定を行うために使われる[11]
Googleのロボットカーには、約15万ドルに相当する機器を搭載し、この内7万ドルに相当するLIDAR(レーザーレーダー)が搭載されている[12]。 上部に装備された距離計(レンジファインダー)は、「ベロディン(: Velodyne)」と呼ばれ、64個のビームレーザーを備える。この装置からレーザービームを照射し、車両周辺の詳細な3Dマップを生成する。生成された3Dマップをセルフドライビングカーが読み取り、Googleの高解像度マップと照合し、これを応用して自動運転車が自動で運転制御する仕組みとなっている[13]

人工知能[編集]

Google セルフドライビングカーに搭載されているソフトウェア(人工知能)は、グーグル ショーファーである。ハンドルやアクセル、ブレーキをはじめとした自動運転の制御は、全てここで処理されている。 事故予測能力に関しては、テスト走行中にさまざまな周辺情報を収集し、それをビッグデータ化して事故を防ぐ人工知能の開発を進めている。例えば、親子で一緒に歩いてる子供と、子供が一人で歩いてる場合では、次に取る行動の危険性に差が出る傾向がある。そういった個人ごとの動きの特徴を人工知能に学習させて、人間の行動を予測する能力を強化し、事故率を下げることを目指している[14]。 他にも、状況によっては道路の規制速度を超えるようにプログラムされている。これは周辺の車が自車よりも速いスピードを出している中で制限速度に固執すると、かえって事故のリスクが高くなるためである。Googleの車両の場合は、プラス10マイル時速16キロメートル)の範囲まで速度オーバー出来るようインプットされている[15]

実験走行[編集]

テストコースを走行しているトヨタプリウスは、Googleの自動運転車に改造されている[16]

プロジェクトチームは、トヨタプリウスが6台と、アウディ1台、および3台のレクサスの計10台を、自動運転車に改造した[17]。実験走行では、熟練したドライバーが運転席に座り、助手席にGoogleのエンジニアが座って、走行状況を監視する[18]ゴールデンゲートブリッジ、ハリウッド通り、カリフォルニア州で、およそ20万キロメートルを走行した。また勾配やカーブが多いサンフランシスコのロンバードストリートも問題なく走行に成功した[19]
2012年3月28日には、視覚障がい者をセルフドライビングカーに乗車させて、実験走行に成功した旨の動画YouTubeに公開された。Googleは車両の性能をテストするために、視覚障がい者を乗車させ、30万キロメートルの走行に成功した。このテスト走行に参加した視覚障がい者は、カリフォルニア州に住むスティーブ・マハンである。彼は視力の9割以上を失っている事を述べた。彼は自動運転車に乗り、タコベルコインランドリーなど、生活に必要な場所に行くことに不便を感じない事を示した。スティーブ・マハンは、「自動運転車のおかげで、自分で行きたい所へ行く事ができて、進むべき所へ移動できるというのは、私の人生を変えるだろう」と述べた[20]

  • 2012年8月:プロトタイプの車両「フリート(fleet)」が48万キロメートルを走行した[21][22]
  • 2014年4月:Googleの自動運転車の総走行距離が、100万キロメートルを突破した事を発表した[23]
  • 2015年11月:公道での総走行距離が190万キロメートルを突破。この時点でも無事故無違反となっている[24]

問題点[編集]

2014年9月2日にはマサチューセッツ工科大学によって、「大雨の降る日は走行できない」とする分析結果を科学雑誌に公表した。Google自動運転カーの上部に取り付けられているセンサーは、雨粒や雪粒を障害物と認識し、走行できなくなる問題がある。また道路上に落ちているとシワだらけのの区別が出来ないほか、歩行者電柱と誤認識する事もある。日差しが強い状況下ではセンサーの解像度が下がり、信号が読み取れない場合もある。
目的地までの自動走行は、地図データへの依存度が高いため、開発には詳細かつ膨大な地図データをインプットする必要がある。しかし米国の大半の地域では、安全に走行できるほどのデータはインプットされておらず、走行可能なのは一部地域のみに留まっている。

Google側はこれらの問題を認めており、雪粒への対応など、改善に着手していると明かした。

脚注[編集]

  1. ^ 米グーグル、自動運転車部門を分社 新会社「ウェイモ」開発加速へ
  2. ^ What we’re driving at
  3. ^ Google Cars Drive Themselves, in Traffic
  4. ^ Nevada Passes Law Authorizing Driverless Cars
  5. ^ Google Lobbies Nevada to Allow Self-Driving Cars
  6. ^ 2011年
  7. ^ Google gets first self-driven car license in Nevada
  8. ^ Florida embraces self-driving cars, as engineers and lawmakers prepare for the new technology
  9. ^ Governor Brown Signs California Driverless Car Law at Google HQ
  10. ^ Inside Google's Quest To Popularize Self-Driving Cars
  11. ^ How Google's Self-Driving Car Works
  12. ^ Google discloses costs of its driverless car tests
  13. ^ How Google's Self-Driving Car Works
  14. ^ 21世紀の産業革命「自動運転革命」の衝撃 NHKスペシャル
  15. ^ Googleの自動運転カーは速度制限をオーバーする能力も備える見込み
  16. ^ The Test Driven Google Car” (2011年4月30日). 2012年11月19日閲覧。
  17. ^ [글로벌 이노베이션 DNA]구글X의 첫 프로젝트 `무인 자동차`
  18. ^ What we’re driving at
  19. ^ 구글카, 22만km 무사고 경력 … 대도시 시내주행 가능하지만 20억 넘어
  20. ^ 이것이 구글 '무인 자동차'…동영상 공개
  21. ^ 영국, 무인자동차 시험 운행 ‘청신호’
  22. ^ 구글 무인자동차 48만km 주행 '지구 12바퀴 돌았다'
  23. ^ The latest chapter for the self-driving car: mastering city street driving
  24. ^ Googleのセルフドライビングカーが「遅すぎる」として警察に止められていた事が判明

関連項目[編集]

外部リンク[編集]