macOS High Sierra

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macOS High Sierra
macOS ファミリー
開発者
アップル
ウェブサイト https://itunes.apple.com/jp/app/macos-high-sierra/id1246284741?mt=12
一般リリース 2017年9月26日[1]
最新安定版 10.13.6 (17G65) - 2018年7月9日(4か月前) (2018-07-09
ソースモデル オープンソースのコンポーネントを用いたクローズドソース
ライセンス APSLソフトウェア利用許諾契約秘密保持契約
カーネル ハイブリッドカーネル (XNU)
更新方式 Mac App Store
プラットフォーム x86-64
先行品 macOS Sierra
後続品 macOS Mojave

macOS High Sierra(マックオーエス ハイ シエラ)は、アップルが開発したMacintosh向けのオペレーティングシステム(OS)。macOSシリーズの14番目のバージョンである。バージョンナンバーは10.13。macOS Sierraの後継バージョンとして、2017年6月5日(太平洋標準時)に発表された[2]

概要[編集]

2017年6月5日に開催されたWWDC 2017の基調講演にて発表され、同日から開発者(Apple デベロッパープログラム登録者)へデベロッパープレビュー版が公開された[2]。Apple Beta Software Program対象にもなっている為、登録することによりパブリックベータテストに参加出来る[3]

本バージョンでは、Sierra以前のOSまで可能だったRAIDディスクのインストールと起動がインテルVROCに対応したNVMeのRAIDディスクとCore StrageのFusion Driveのみとなった。これについては、アップルは一切アナウンスしていない。

対応環境/システム条件[編集]

必要要件は、一つ前のメジャーアップデートであるmacOS Sierraの時と変更がない[4]

  • iMac (Late 2009) 以降
  • MacBook (Late 2009) 以降
  • MacBook Pro (Mid 2010) 以降
  • MacBook Air (Late 2010) 以降
  • Mac mini (Mid 2010) 以降
  • Mac Pro (Mid 2010) 以降

特徴[編集]

これまでのOS X同様に、The Open Groupに正式に認定されたUNIXである[5]

また、多数の書体が付属する[6]

新機能[編集]

Apple File System (APFS)[編集]

APFS(Apple File System)は、2016年6月13日に開催されたWWDC 2016の基礎講演にて発表され、2017年1月24日より配信されたiOS10.3で初めてiOSに使用されたHFS+後継のファイルシステムで、一つ前のメジャーアップデートであるmacOS Sierraの時点で開発版であったものの、macOS High Sierraで標準のファイルシステムとして使用されることになっていた[7]が、初期リリースではFusion Driveやハードディスクがサポートされない等、完成に到らなかった為、オールフラッシュストレージのMac以外では、HFS+が引き続き利用されることになった[8][9]

なお、10.13.6(17G65)より後にリリースされた、MacBook Pro (2018)専用のHigh Sierraでは、外部HDDでもシステムディスクとして使う場合APFSが必須となっている。

H.265 (HEVC)[編集]

先代のH.264/MPEG-4 AVCよりも優れた圧縮効率を持ち、4K動画にも対応したH.265動画圧縮規格に対応し、対応GPUでの高速エンコードができる[7]

HEIF[編集]

静止画像ファイル規格として、High Efficiency Image File Format (HEIF) にも対応。

Metal 2[編集]

Metalよりも高効率になり、外付けGPUの利用やGPUを利用した機械学習にも対応する[10]

Core ML[編集]

機械学習(Machine Learning)のフレームワークが整理された[11]

Virtual Reality[編集]

高機能なGPUとHTC Vive VRヘッドセットの組合せでバーチャルリアリティを実現する[7]

改良された二言語入力[編集]

日本語と英語の組合せで、入力言語を切替える必要がなくなる[7]

サードパーティー製のNVMe SSDのサポート[編集]

Sierraまでは純正のNVMe SSDのみのサポートだったが、High Sierraにてサードパーティー製のNVMe SSDがサポートされ、NVMe対応のM.2 SSDがディスクとして認識されるようになった。

インテルVROCのサポート[編集]

複数のNVMe SSDをRAID構成してHigh Sierraのインストールと起動が可能。

EFICheck

改ざんを防ぐ為、週に一回EFIの整合性が自動確認される[12]

廃止された機能[編集]

インテルVROC非対応のRAIDディスクでのインストールとOS起動[編集]

RAIDディスクへのインストールとOS起動には、インテルVROC対応か、Core StrageのFusion Driveである必要がある。前者はファイルフォーマットがAPFSに、後者はHFS+になる。尚、OSインストール目的以外でのRAID構成は従来通り可能。

脆弱性[編集]

2017年11月、macOS High Sierra 10.13.1においてセキュリティに関する脆弱性が発見され[13]JPCERT/CCが注意を促す文書を公表した[14]。ユーザー側の設定によって、管理者アカウントである「root」という名前のユーザーをパスワード無しで使用できる問題が挙げられており、第三者にログインされる危険性などが指摘されたが[14]アップルは即日修正し[15]、サポート文書を公開した[16]

バージョン履歴[編集]

バージョン Build リリース日 Darwinバージョン リリースノート
10.13 17A365 2017年9月25日 17.0 macOS High Sierra 10.13 のセキュリティコンテンツについて
17A405 2017年10月5日 macOS High Sierra 10.13 追加アップデートのセキュリティコンテンツについて
10.13.1 17B48 2017年10月31日 17.2 About the macOS High Sierra 10.13.1 Update

About the security content of macOS High Sierra 10.13.1

10.13.2 17C88 2017年12月6日 17.3.0 macOS High Sierra 10.13.2 Combo Update

About the security content of macOS High Sierra 10.13.2, Security Update 2017-002 Sierra, and Security Update 2017-005 El Capitan

10.13.3 17D47/17D2047 2018年1月23日 17.4.0 macOS High Sierra 10.13.3 アップデートについて

macOS High Sierra 10.13.3、セキュリティアップデート 2018-001 Sierra、セキュリティアップデート 2018-001 El Capitan のセキュリティコンテンツについて

17D102/17D2102 2018年2月19日 macOS High Sierra 10.13.3 追加アップデートのセキュリティコンテンツについて
17D2104 2018年3月1日 iMac Pro向けmacOS High Sierra 10.13.3 追加アップデート
10.13.4 17E199 2018年3月29日 17.5.0 About the macOS High Sierra 10.13.4 Update
About the security content of macOS High Sierra 10.13.4
17E202 2018年4月24日 macOS High Sierra 10.13.4 Update
macOS High Sierra 10.13.4 Combo Update
10.13.5 17F77 2018年6月1日 17.6.0 macOS High Sierra アップデート10.13.5

macOS High Sierra 10.13.5 統合アップデート

セキュリティアップデート

10.13.6 17G65 2018年7月9日 17.7.0 macOS High Sierra アップデート10.13.6

macOS High Sierra 10.13.6 統合アップデート

セキュリティアップデート

17G2112 2018年7月11日 MacBook Pro (2018)専用
17G2208 2018年7月24日 MacBook Pro (2018)向けmacOS High Sierra 10.13.6追加アップデート
17G2307 2018年8月29日 MacBook Pro (2018)向けmacOS High Sierra 10.13.6追加アップデート2

出典[編集]

  1. ^ Jake Smith (2017年9月13日). “アップル、次期macOS「High Sierra」を9月26日にリリースへ”. Cnet (ASAHI INTERACTIVE, Inc). https://japan.cnet.com/article/35107173/ 2017年9月19日閲覧。 
  2. ^ a b 若杉紀彦 (2017年6月6日). “Apple、VR対応の次期macOS「High Sierra」を今秋提供”. PC Watch (インプレス). http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1063635.html 2017年6月6日閲覧。 
  3. ^ Apple Beta Software Program
  4. ^ Andrew Cunningham (2017年6月5日). “Anything that can run macOS Sierra can also run macOS High Sierra”. Ars Technica. 2017年6月6日閲覧。
  5. ^ Apple Inc. - UNIX 03
  6. ^ macOS High Sierra に組み込まれているフォント
  7. ^ a b c d macOS High Sierra - あなたのMacを、さらなる高みへ。
  8. ^ “macOS High Sierra のベータ版をインストールした場合は、Mac の Fusion Drive が Apple File System に変換されている可能性があります。この構成は macOS High Sierra の初期リリースではサポートされない”
  9. ^ “Mac の内蔵ソリッドステートドライブ (SSD) に macOS High Sierra をインストールした場合、そのドライブは自動的に APFS に変換されます。Fusion Drive とハードディスクドライブ (HDD) は変換されません。”
  10. ^ Metal 2 - Accelerating graphics and much more.
  11. ^ Core ML - Integrate machine learning models into your app.
  12. ^ “High Sierra automatically checks EFI firmware each week” (英語). The Eclectic Light Company. (2017年9月24日). https://eclecticlight.co/2017/09/24/high-sierra-automatically-checks-efi-firmware-each-week/ 2018年8月17日閲覧。 
  13. ^ “パスワード不要、macOS High Sierraに管理者権限でログイン可能?”. ITmedia エンタープライズ. ITmedia. (2017年11月29日). http://www.itmedia.co.jp/enterprise/spv/1711/29/news067.html 2017年11月29日閲覧。 
  14. ^ a b “macOS High Sierra の設定に関する注意喚起”. 公開資料. JPCERT/CC. (2017年11月29日). http://www.jpcert.or.jp/at/2017/at170045.html 2017年11月29日閲覧。 
  15. ^ セキュリティアップデート 2017-001 のセキュリティコンテンツについて
  16. ^ “Macでルートユーザを有効にする方法やルートパスワードを変更する方法”. Apple サポート. Apple. (2017年11月29日). https://support.apple.com/ja-jp/HT204012 2017年11月29日閲覧。 

外部リンク[編集]