小室淑恵

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小室 淑恵(こむろ よしえ、1975年4月16日 - )は、日本女性実業家。株式会社ワーク・ライフバランス代表取締役社長[1]。既婚。

来歴・人物[編集]

子供時代、学級委員に進んで立候補する積極的な性格で、将来は「バリバリのキャリアウーマン」を夢見ていた。高校に進んだ頃から、日本社会が女性の活躍を期待していないのではないかと悩み始め、小説やテレビドラマでキャリアウーマンが必ずしも幸せな人生を歩んでいないことも加わって、専業主婦志向へ切り替わった。日本女子大学3年生の時、居眠りするつもりで聴講した猪口邦子参議院議員国際政治学者)の講演で「これからは共働きが当たり前になる」「子育てする女性の視点が商品・サービス開発に役立つ」と説かれ情熱が再燃。就職活動の準備を怠っていたこともあり、自分を変えたいとアメリカ合衆国カリフォルニア州に渡り、1年近く滞在した。住み込みベビーシッター先で、ホストマザーが育児休業中もeラーニングに励んで以前より好待遇で復職する姿に感銘を受けた[1]

1999年に資生堂へ入社。奈良支社配属を経て、本社経営企画室IT戦略担当に抜擢される。渡米中の体験から、社内ビジネスコンテストで育休取得者の職場復帰プログラムを提案して優勝したこともあり、ワークライフバランス社の起業にもつながった[1]

2004年12月、日経ウーマン主催「日経ウーマン・オブ・ザ・イヤー2004」を受賞(総合順位7位キャリアクリエイト部門賞)[2][3][4]

2005年9月に資生堂を退社。2006年7月、小室淑恵の名前で株式会社ワーク・ライフバランスを設立。生産性の高い組織になるための、ワーク・ライフバランスコンサルティングを企業・組織に提供している[5]。自社で「ワーク・ライフバランス組織診断」や「育児と仕事の調和プログラム armo(アルモ)」「介護と仕事の両立ナビ」「朝メール.com」などを開発。2009年よりワーク・ライフバランスコンサルタント養成講座などを主催。

講演活動の傍ら、内閣府の「男女共同参画会議 仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)に関する専門調査会」委員、「新しいライフスタイルの創出と地域再生に関する調査研究」研究委員会委員、「仕事と生活の調和連携推進・評価部会」委員、産業競争力会議民間議員などを歴任。

2008年4月、内閣府仕事と生活の調和連携推進・評価部会委員。2011年8月、厚生労働省社会保障審議会年金部会委員。2012年8月、経済産業省産業構造審議会委員。2013年4月、内閣府子ども子育て会議委員[6]

2012年3月には、第180回通常国会衆議院予算委員会公聴会で「日本の長時間労働の問題点と解決策」を提案。2012年6月にプレゼンテーションカンファレンスのTEDxTokyoにスピーカー選出される。12月には、携帯電話用サイト「小室淑恵のWLB塾」をリリース。

2014年5月、ベストマザー賞(経済部門)を受賞。

2014年9月、内閣産業競争力会議民間議員。2015年2月、文部科学省中央教育審議会委員。2016年3月、霞が関の働き方改革を加速するための懇談会座長。2017年6月、かんぽ生命取締役。2019年5月、オンワードホールディングス取締役[6]

この間の2016年5月、総理大臣官邸で首相の安倍晋三残業上限規制を導入し、団塊ジュニア世代が出産適齢期を終える前に働き方改革を進めないと少子化対策が手遅れになると直談判。安倍は「ずいぶん大きなことを言うね」という反応だったが、直後に電通女性社員過労死自殺事件が表面化したこともあり、安倍内閣は働き方改革担当大臣を置いて残業規制などに本腰を入れるようになった[1]

既婚者であり、2006年4月生まれの長男[5] と2012年11月生まれの次男がいる[7]。妊娠に気づいたのは資生堂に辞表が受理された翌日で、起業と両立させるられるかと弱音を吐いたが、仲間からは出産・育児と両立させるための会社を立ち上げるのではないかと諭され、およそ3年かかって経営を軌道に乗せた[1]

主な著書[編集]

テレビ出演[編集]

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]