フルドラ

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Huldra
Huldra's Nymphs.jpg
種類 伝説の生き物
副種類 人間に似た生物
類似 セイレーン, スクブス, 人魚
スカンディナヴィア
地域 ヨーロッパ
炭焼き職人と話している尻尾を覗かせているフルドラ。From Svenska folksägner (1882).

フルドラ(英語:hulder)は、「覆われた」または「秘密」という意味を由来とするスカンジナビアの民間伝承英語版に語られる魅惑的な森の生き物である[1][2]

ノルウェーの民間伝承では、彼女はhuldra(フルドラの原型だが、民間伝承のそれは単一の個体でなく、フルドラの民族であると想定されている。)として知られる。彼女はスウェーデンの民間伝承では「森の精霊」skogsrå または「松の木のマリア」Tallemaja として知られる。サーミ人の伝承では、uldaと呼ばれる。彼女の名前は、彼女が元々北欧神話の巫女ヴォルヴァが占うゲルマン神話の女神ホルダ(Holda)やスカンディナヴィア神話のHuldと同じ存在であることを示唆している[3]

「hulder」という言葉は女性にのみ使われ、男性の場合は「huldrekall」とノルウェーの民間伝承でも呼ばれる。他の地下住民と密接に関連しており、大抵tusser(単数形tusse)と呼ばれる。女性の種族は魅惑的で美しいとされるが、同じ民族の男性はしばしば奇妙な長い鼻を持つ恐ろしい存在とされている。

伝承[編集]

外見と特長

馬の尻尾もしくは牛の尻尾を有してることがあり、時々耳がオオヤマネコで、多くの場合で背中が空洞か腐った切株のようになっている。魅了の力と、見えなくなる能力を持つ。王であり魔術師のHuldは、死者を復活させることができる[4]

伝承

歩き回る伝説?ノルウェー語版や、自分が経験したように語られる経験談民話?ノルウェー語版などにフルドラの話がみられる。

一般的に無害で善良な存在とされるが、恐れられることも有る。

起源

キリスト教に関連した物語では、神が女性のコテージに来たときに、女性は子供たちの半分だけしか洗っておらず、洗ってない子供を恥じて隠した。神は彼女に自分に隠したものは人類からも隠されたままになると宣言した。この隠された子供たちがフルドラとなったとされている[5]

地名・観光[編集]

スカンジナビアの多くのフルドラの伝説に関連する地では、フルドラにちなんだ名前を見ることができる。デンマークの女性のミイラ(フルドラモーゼ)が見つかったことで有名なHuldremose(フルドラ湿原)、ノルウェーのフルドラの家が名前の由来のHulderheim、Hulderhusanなど。サーミ人の言葉からは、ウルダの山からUlddaidvárri、ウルダの谷からUlddašvággiという地域がある。

観光

ノルウェーの鉄道フロム線の途中にあるショースの滝では、この地方に伝わる歌で男性を誘惑する妖精"フルドラ"にちなみ、夏季限定で岩場に女性が現れる演出が行われる[6]

文化[編集]

映画
  • Thale (2012):ノルウェーの妖精フルドラの話をホラー作品にしたもの[7]

ギャラリー[編集]

出典[編集]

  1. ^ AnneMarie Hellström, Jag vill så gärna berätta. ISBN 91-7908-002-2
  2. ^ ニール・ゲイマン, アメリカン・ゴッズ (10th Anniversary Edition). ISBN 978-0-7553-8624-6
  3. ^ Nordisk familjebok” (sv) (1909年1月1日). 2017年3月31日閲覧。
  4. ^ Encyclopédie du Merveilleux, Tome 3 : Des Peuples de l'Ombre, ed. le Pré aux Clercs d'Édouard Brasey (2006)
  5. ^ K. M. Briggs, The Fairies in English Tradition and Literature, p 147 シカゴ大学出版局, London, 1967
  6. ^ ララチッタ北欧 - 134 ページ
  7. ^ 「しっぽがあるキャラ(含むR指定)」のギャラリーWIRED.jp