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森山未來

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もりやま みらい
森山 未來
本名 森山 未來
生年月日 (1984-08-20) 1984年8月20日(39歳)
出生地 日本の旗 日本兵庫県神戸市灘区
国籍 日本
血液型 AB型
職業 俳優ダンサー
ジャンル 映画テレビドラマ舞台
活動期間 1999年 -
公式サイト MORIYAMA MIRAI
主な作品
映画
世界の中心で、愛をさけぶ
スマイル 聖夜の奇跡
百万円と苦虫女
フィッシュストーリー
モテキ
テレビドラマ
WATER BOYS
危険なアネキ
僕たちの戦争
刑事の現場
その街のこども
モテキ
舞台
『BAT BOY THE MUSICAL』
『メタル マクベス』
『血の婚礼』
キャバレー
『五右衛門ロック』
RENT
『R2C2 〜サイボーグなのでバンド辞めます!〜』
『ネジと紙幣』
カフカの「変身」
『タンゴ-TANGO-』
 
受賞
日本アカデミー賞
第28回 優秀助演男優賞・新人俳優賞『世界の中心で、愛をさけぶ
ブルーリボン賞
第47回 新人賞『世界の中心で、愛をさけぶ』
その他の賞
ザテレビジョンドラマアカデミー賞 第38回 助演男優賞『WATER BOYS
高崎映画祭 第24回 最優秀助演男優賞『フィッシュストーリー
第66回 毎日映画コンクール 男優主演賞『モテキ
第16回 日本インターネット映画大賞 主演男優賞『モテキ』
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森山 未來(もりやま みらい、1984年8月20日 - )は兵庫県神戸市灘区出身の俳優。本名同じ。身長172cm、血液型はAB型。神戸大学附属住吉小学校神戸大学附属住吉中学校報徳学園高等学校卒業、拓殖大学外国語学部スペイン語学科中退。OFFICE作(松田優作事務所)所属。

来歴

受賞歴

個人賞

作品賞

主演作のみ記す。

人物

  • 名前の漢字は元々「未来」の予定だったが祖母が画数を見て「未來」になった。
  • 幼少のころから周囲の影響により、ハリウッドミュージカルの映像作品に慣れ親しんでいた。
  • 家族揃ってマイケル・ジャクソンの熱心なファンであり、幼い頃にツアーで来日中だったマイケルとホテルのトイレで遭遇したことがある(しかし幼児だったため、本人に記憶はない)。
  • 母が神戸でダンススタジオ「モダンミリイ」を経営しており、本人もダンスライブ等を通して現在も関わりがある。
  • 好きな映画に『情婦』・『雨に唄えば』・『永遠のモータウン』等をあげることが多く、フレッド・アステアジーン・ケリーボブ・フォッシー、監督ビリー・ワイルダー・俳優ジャック・レモンや女優マレーネ・デートリッヒ、オードリー・ヘップバーンレネー・ゼルウィガー等が好きとも答えている。
  • 読書においては、日本の作家では特に宮沢賢治太宰治寺山修司が好きである。また外国人作家の作品ではパウロ・コエーリョの『アルケミスト』を愛読書としているほか、アゴタ・クリストフ三部作の文体に強く影響を受けている。[2]読書の範囲は小説に留まらず漫画作品も好み、手塚治虫水木しげる[3]横山光輝のファンとしても知られており、他にも浅野いにおなどをお気に入りとしてあげている。
  • 音楽では、マイケル・ジャクソンはもとより、ジャズ全般の知識も深く、その他にも新旧・和洋問わず多岐に渡るジャンルを聴いていることを公言している(中でもキリンジはずっと聴き続けているという)。また自身も、中学時代に神戸・三宮で、友人とともにギターで弾き語り(※曲は山崎まさよしスガシカオ斉藤和義等のもの)をしていたことがある。
  • 携帯電話とテレビを持っていない。(2009年9月22日現在)外から電話をかける時には公衆電話を使用するため、テレホンカードは必需品だという[4]。テレビは、中学時代から使っていたテレビデオが壊れてしまい、それきりになっている。[5]
  • 一人旅が好きで、国内外問わずよく旅行に出かける。しかし、ハプニングに見舞われることも少なくなく、その模様をトーク番組などで話すことがある。
  • アクリル絵の具を直接手にとって絵を描くことにはまっている。
  • 生まれ変わったらなりたいくらい、猫が好き。
  • 自宅では野菜(トマト・ナス・オクラ・小松菜・シソなど)をプランターで育てている。
  • 2級小型船舶操縦士免許、スキューバダイビングのライセンスを持っている。潜水もできドラマ[6]等で活かされることがある。
  • 愛煙家だが、最近は父に「匂いがいいよ」と勧められて煙管(キセル)も嗜んでいる。
  • 日本酒好きが高じて、地元兵庫の地酒「龍力」とコラボしたワンカップ酒を作った。

エピソード

  • 舞台『BOYS TIME』のオーディションに(年齢制限は18歳以上だったにも関わらず)中学3年生の時に応募し、合格した。演出家の宮本亜門いわく「どんなダンスもこなしてしまう恐るべき15歳」「フレッド・アステア以来の天才かと思った」。また、この作品で同じく舞台デビューを果たしたのが佐藤隆太であり、2008年には佐藤の初主演連続ドラマ『ROOKIES』に友情出演している。[7]
  • テレビドラマに出演するようになったのは、2000年に舞台『ママ・ラヴズ・マンボ』で黒木瞳の息子役を演じ、この舞台を観に来ていたドラマ『TEAM』(黒木瞳が出演していた)のプロデューサーに起用されたのがきっかけである。高校2年生の時に『TEAM 2』・『さよなら、小津先生』と続けて同スタッフの作品に出演した。
  • ドラマ『刑事の現場』では、スタッフ100人近くの名前と顔をあっという間に覚えてしまい、現場のスタッフを驚かせた。[8]共演した寺尾聰は、森山を「吸収力とパワーがある青年で、勘が良くて物おじしない。僕の若いころと違って堂々としている」と評した。また続編『リミット -刑事の現場2-』で共演した武田鉄矢は、「これほどすごい若手俳優はちょっと見たことがない。ジェームス・ディーン出現時のハリウッドが受けた衝撃のよう」「何作かしたら大河ドラマの主役を取るだろう」と絶賛した。[9]
  • 舞台『R2C2 〜サイボーグなのでバンド辞めます!〜』にて、作・演出の宮藤官九郎のリクエストにより劇中でキーボードを弾くことになった。それまでまったく演奏経験がなかったものの、わずかな稽古期間で2曲のピアノ弾き語りができるまでになった。
  • 僕らの音楽』にて、唐沢寿明が「今気になっている、良いと思う若手俳優」として森山の名前をあげた。
  • 映画『20世紀少年』で共演した豊川悦司によると、ボケとツッコミのような関係だったそうで、堤幸彦監督もこのコンビを気に入り、原作にないシーンも作られた。
  • 2008年 - 2010年には、NHK大阪放送局制作の阪神・淡路大震災関連番組として、プレミアム10『絆・被災地に生まれたこころの歌』(2008年)、セミドキュメンタリー『未来は今』(2009年)、ドラマ『その街のこども』(2010年)に出演した。このほか、2008年にはチャリティロック・フェスティバル「GOING KOBE '08」に、“DELL THE FUNKYとS.E.Pと森山未來とLUCYと”として出演している。
  • ドラマ『その街のこども』では主演しただけなく、劇中音楽のドラムとパーカッション演奏にも参加している。
  • ドラマ『モテキ』では、キリンジの「悪い習慣」やCHAGE&ASKAの「201号」を劇中曲に推薦し採用された。
  • 好きなミュージシャンと仕事する機会も多く得ており、斉藤和義とは出演作『フィッシュストーリー』・『リミット -刑事の現場2-』の主題歌として、スガシカオとはテレビ番組『Music Lovers』やスガMCのラジオ番組にて、キリンジとはエッセイ本『自棄っぱちオプティミスト』での鼎談やラジオ番組を通じて、YUKIとは朗読劇『LOVE LETTERS』での顔合わせが実現した。
  • 映画『モテキ』では森山の提案や話から取り入れられた設定や台詞が多くある。例として、初期設定では上司役の唐木は男設定だったが、女性に変更され真木よう子が演じた。ドラマの女優陣のその後を登場させる予定だったが、双方の女優陣にも失礼という意見から登場はなかった。ほかに、台詞に出てくる漫画『進撃の巨人』・『最終兵器彼女』など。
  • 映画『セイジ -陸の魚-』の撮影時、「自転車で一人旅をしている旅人」役を馴染ませるため、奥日光の撮影場所まで3日かけ実際に自転車で来ており、それを知った監督の伊勢谷友介や共演した西島秀俊を愕かせたり「日本一エグい俳優」と評されていた。
  • 映画『苦役列車』の撮影中は、原作者・西村賢太が作品プロデューサーから聞いた話によると、森山は役設定に沿い実際に新宿区内にあるボロアパートに単身寝泊まりしワンカップ酒を啜る生活を送りながら、役との同化をはかっていたそうである。

主な出演作品

映画

テレビドラマ

その他テレビ

舞台

出演

演出・主演

脚本・演出・出演

  • CANプロデュース公演 きゅうかくうしお vol.0「素晴らしい偶然をもとめて」(2010年8月)

CM/広告

その他

携帯ドラマ

  • au LISMOオリジナルドラマ「土俵際のアリア」(2009年7月13日 - 全4話、山下敦弘監督) - 古賀ワタル 役

ミュージックビデオ

CD

  • 劇団☆新感線「メタル マクベス」(2006年)の劇中歌を集めたCDに「メタル演歌〜七光り三度笠〜」「明けない夜はSO LONG」が収録
  • 劇団☆新感線 「五右衛門ロック」(2008年)の劇中歌を集めたCDに「復讐こそ我が道」「絶望と光」が収録
  • SAKEROCKのアルバム「LIFE CYCLE」に、タップダンスによる「音」として参加

メイキングDVD

  • 世界の中心で、愛をさけぶ 〜朔太郎とアキの記憶の扉〜
  • 森山未來 in school daze

書籍

  • 森山未來 写真集「ぼくのScool Daze Diary」(ロッキング・オン、2005年12月)ISBN 4860520564

脚注

  1. ^ 小学生時代に劇団ひまわりに所属していた
  2. ^ 「FIGARO japon」より
  3. ^ 『おしゃれイズム』に出演した際に、水木より色紙をプレゼントされた。
  4. ^ 『笑っていいとも!』の「テレフォンショッキング」にて言明した。
  5. ^ ファンクラブ会報より
  6. ^ 「僕たちの戦争」、「リミット -刑事の現場2-」など
  7. ^ その前にも2003年に『リボルバー 青い春』で共演をしている。
  8. ^ NHK「スタジオパークからこんにちは」に出演した際に紹介されたエピソード。台本に載っていないスタッフの名前も他のスタッフから聞いて覚えたという。
  9. ^ 武田はバラエティ番組『しゃべくり007』に出演した際も「あれは凄い」と絶賛していた。
  10. ^ 全国放送は同年9月4日。

外部リンク