カロリーメイト
カロリーメイト(CalorieMate)は、大塚製薬から発売されている栄養調整食品群の商品名(登録商標第1609035号ほか)である。1983年に発売された栄養調整食品の代表的商品として、その名を知られている。
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[編集] 概要
大塚製薬の当時の社長であった大塚明彦が「栄養を手軽に取る」というコンセプトのもと、スコットランドの伝統的な菓子であるショートブレッドから着想を得て考案した。先に発売されたポカリスエットと並んで、現在の同社を代表する商品にもなっている。カロリーメイトの名のとおり、人間の生存に不可欠な重要栄養素であるカロリーも充分に含まれており、カロリー不足を手軽に補うことができる。低カロリー食では決してないので、減量目的には適さない。
発売当初はチーズ味のブロックとミルク味の缶だけの商品構成であったが、コーヒー味の缶とフルーツ味のブロックを発売し、「バランス栄養食」というキャッチコピーを積極展開して定着した。その後、チョコレートなどの味のバリエーションや、ゼリーなどの商品形態の種類が増えた。忙しい人の手軽な食事、ダイエット、夜食、非常食などの用途で親しまれている。
成分表などが記載されたパッケージデザインはライトパブリシティのデザイナーで現社長の細谷巌の手によるもの。
[編集] 商品形態
- ブロック
- 柔らかく水分が少ない固形。四角柱状のクッキーないしショートブレッドに近い。1本で100キロカロリーある。チーズ味、フルーツ味、チョコレート味、ポテト味(2007年6月発売)、メープル味(2009年9月発売)がある。1983年に最初に発売されたのは現在チーズ味と呼ばれているものの4本入りのパッケージであったが、これは1982年には既に試供品として各種スポーツ団体・有名スポーツ選手等に提供されていた。かつてはベジタブル味も販売されていた。
- 1箱に2本ずつのパック2個が内包された4本入りが販売されているほか、コンビニエンスストアなどでは2本パック1個が内包された2本入りも販売されている。なお、2本入りは当初はイベントでの配布などに使われた非売品であった。
- 発売当時から「内袋のパッケージが開けにくい」という大きな課題を抱えていたが、中央部に切り口を付けることで改善された。
- 味以外のバリエーションとしては、災害用非常食として3年の賞味期限を持つ「カロリーメイトロングライフ」という商品が存在する。これは企業・自治体の備蓄用のため市販されておらず、60箱入りのケース単位で販売され、2本入り箱、チョコレート味のみが用意されている。
- 缶
- 1979年に医療用に開発された濃厚流動食「ハイネックス-R」を、一般消費者向けに改良を重ね誕生した流動食タイプ。スープタイプとも呼ばれる。ココア、コーヒー、カフェオレ、コーンスープ味がある。1本あたり200キロカロリー。
- かつてはミルク味や、糖分のデキストリンをマルチオリゴ糖にし、タンパク質を多めにしたニューカロリーメイトもあった。
- ゼリー
- 持ちやすい小型のゼリー飲料タイプ。飲み口つきのアルミパウチ袋入り。アップル味がある。1袋あたり200キロカロリー。
[編集] 過去に生産されていた商品
[編集] CM
CMや広告では「忙しい人向けの栄養補助食品」としての位置づけを強調したものが多い。発売当時は広告制作プロダクション、ライトパブリシティのコピーライターで現会長の秋山晶[1]がコピーと企画を担当した。CMには王貞治(当時は読売ジャイアンツ監督)が出演していたことで知られる[2]。
他にも「チビノリダー」こと伊藤淳史が登場した「ワカゾー」シリーズのCMが人気を集めた。最近では、『メタルギアソリッド3』、『絶体絶命都市3 -壊れゆく街と彼女の歌-』とのコラボレーション企画としてゲーム中に登場したり、『24』をCMで使ったり、『24』のDVDを1枚同梱させたパッケージも販売された。また、『WARROCK』とのコラボもしている。
2007年より荒川良々演じるイエローマンらの出演するミニドラマ仕立てのCMが放映。キャッチコピーは「そこは持っとかないと」。また、2009年からは劇団ひとりがイエローマンの弟として共演していた。
2011年10月から新たに、「夢中になったら、オンナは強い。」として、サッカー日本女子代表の川澄奈穂美、版画家の原田裕子、牧場経営の下屋敷美香が出演、キャッチコピーは「夢中の、途中に。」。
[編集] 関連項目
[編集] 分類・由来・類似
[編集] 用途
[編集] 番組・出演・愛用など
- 丸山忠久
- 椎名桜子 - かつてCMに出演
- 石田ひかり - 同上。
- 我が町バンザイ - 1980年代に東北地方の中波ラジオ局6局で放送されたラジオ番組。大塚製薬がスポンサーにつき、投稿が採用されたリスナーにカロリーメイトをプレゼントしていた。
- メディアコンテンツグランプリ2007 - 東京工科大学主催、フジテレビラボLLC合同会社(Fuji TV-lab,LLC)協力によるイベントに特別協賛している。
- 王貞治 - 発売当初のCMに出演。また、王は大塚食品のボンカレーのCMにも出演していた。
[編集] 架空の設定
- ゴリラーマン - 主人公がドリンクタイプのミルク味が好物という設定。
[編集] カロリーメイトが登場するコンピュータゲーム
- ファンタシースターポータブル2 インフィニティ - ファンタシースターシリーズには「ペロリーメイト」という当製品をもじった回復アイテムが登場していたが、本作でコラボレーションが実現し、専用のグラフィックまで用意されている。
- メタルギアソリッド3 - 回復アイテム・食料として登場。主人公のネイキッド・スネーク曰く「美味すぎる!」らしく、スタミナが最大まで回復する。PS2版ではチョコレート味。HDエディションと、ニンテンドー3DS版のスネークイーター3Dではメープル味。なお、舞台は発売前の1964年である。
- クイズマジックアカデミー2 - 第3回全国大会を『カロリーメイト杯』として本製品とタイアップ。期間限定でカロリーメイトに関する問題も出題された。
- WarRock - 回復アイテム・食料として登場
- 桃太郎電鉄12 西日本編もありまっせー! - 「カロリーメイト工場」という物件が「西日本編」に登場している(大塚製薬とスポンサー契約を結んだため)
- 絶体絶命都市3 -壊れゆく街と彼女の歌- - イベントアイテムの食料として登場。プレイヤーが任意に使用することは出来ない。入手時、災害時の緊急食糧としての活用説明が付く。
[編集] 同様製品・類似品など
- ハマダコンフェクト - 類似品「バランスパワー」を販売。
- 日本食研 - 類似品「バランスデイト」を販売。
- ヘテ - 模倣品「カロリーバランス」、「カロリーエイド」を販売。
- トップバリュ - 類似品「ライトミールブロック」を販売。カロリーメイト同様1本100キロカロリー。
[編集] 脚注
- ^ 秋山はこの他に米・フロリダ州のケネディ宇宙センターを舞台に、宇宙飛行士やそこで働くスタッフを題材にしたCMを企画。宇宙空間で活動しながらも、栄養を手軽に取れるという点を強調した「テクノ食」というコンセプトでCMを撮影した。このCMで秋山は「1991年、きわめて普通の食事になっているだろう。」というメッセージを入れたが、その後の社会の繁忙化に伴い、それは現実のものとなった。
- ^ 巨人の主力選手が大塚化学のオロナミンCドリンクのCMに出演していたことが決め手だった。なお、大塚グループは読売グループとの関係が深い。