栄養

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栄養(えいよう)とは、生物が自らの体を構成して生命活動を営み健康を維持・増進するために、必要な物質を外界から摂取して利用する現象である。このとき外界から取り入れる物質が栄養素である。栄養素は一般的には食品から摂取する。食品や食事の面から栄養を研究する学問栄養学である。

以前の表記は「営養」とされることも多かった。1918年ごろ、栄養学の創始者である佐伯矩により「栄養」に統一するように提言された[1]。「営」は営むだけれど、「栄」は栄えるであり健康を増進する意味合いがある[2]佐伯矩が少年時代育った愛媛県伊予郡郡中町(現伊予市)の「栄養寺」には佐伯矩博士の「栄養」の書と「栄養」顕彰碑が建立されている。

中国の648年ごろの『晋書』では、栄養は衣食住の意味で使われていた。

もとは栄養素に富んだ状態を「滋養がある」と表現していたが、戦後の漢字制限によってこの語を学校教育で学ぶ機会がなくなり、代わりに「栄養がある」という表現が一般化した。

[編集] 医学・解剖学用語として

医学や解剖学において栄養とは、ある血管(特に動脈)が、特定の器官酸素や栄養を供給することとして用いられる。「後大脳動脈は、大脳の後頭葉と側頭葉を栄養する」とサ変動詞に用いたり、「の栄養血管は肺動脈ではなく気管支動脈である」などというような使い方をする。この場合の栄養にあたる英語はsupplyである。

[編集] 脚注

  1. ^ 佐伯芳子 『栄養学者佐伯矩伝』 玄同社、1986年。ISBN 978-4-905935-19-3。22頁。
  2. ^ 渡邊昌「食と健康「温故知新」佐伯芳子『食生活』100(10)、2006.10.1、pp6-8

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