ウルトラマンX
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ウルトラマンX | |
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ジャンル | 特撮テレビドラマ |
脚本 |
小林雄次 小林弘利 中野貴雄 黒沢久子 林壮太郎 柳井祥緒 内田裕基 三好昭央 勝冶京子 三浦有為子 |
監督 |
田口清隆 坂本浩一 辻本貴則 アベユーイチ 冨田卓 |
監修 | 大岡新一 |
出演者 |
高橋健介 坂ノ上茜 細田善彦 松本享恭 百川晴香 原田隼人 TAKERU 瀬下千晶 中村悠一 山村響 松本保典 月船さらら 神尾佑 |
ナレーター | 松本保典 |
オープニング | ボイジャー feat.大空大地 「ウルトラマンX」 |
エンディング | ボイジャー 「Unite 〜君とつながるために〜」 |
製作 | |
プロデューサー | 菊池英次 |
放送 | |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 2015年7月14日 - 2016年1月5日 |
放送時間 | 火曜 18:00 - 18:30 |
放送分 | 30分 |
回数 | 22回+総集編3 |
ウルトラマンX(エックス)公式サイト | |
特記事項: 『新ウルトラマン列伝』内における番組内番組 |
『ウルトラマンX』(ウルトラマンエックス)は、円谷プロダクションが制作する特撮テレビドラマの作品名およびその劇中に登場する主人公が変身した巨大変身ヒーローの名前である。
キャッチコピーは「新たな物語が起動する」。
2015年7月14日から12月22日まで、『新ウルトラマン列伝』内において全22話が放送された[1]。
概要
『ウルトラマン列伝』及び『新ウルトラマン列伝』内での番組内作品第6弾となる本作は、「つながる力」をテーマにサイバー感を前面に押し出したヒーロー・ウルトラマンエックスと特殊防衛チーム・Xio(ジオ)の活躍を描く[2]コミュニケーションストーリーとして制作されている。また、本作の直前まで展開された『ウルトラマンギンガ』シリーズ[注 1]で確立されたスパークドールズを引き続き活用した作品となっているが、設定は異なる[3][4]。
スタッフ面では『ウルトラマンギンガS』(2014年)の主要スタッフを中心に、映画『THE NEXT GENERATION -パトレイバー-』の辻本貴則や『ギンガ』のアベユーイチ[注 2]、劇作家の柳井祥緒に加えて『明日の記憶』の三浦有為子などが参加。キャストは本作が初出演となる若手俳優が多く選ばれている[5][6][4]。
放送中に休止期間が存在していた前2作品と異なり、本作は休止期間なしで放送された[3]。
製作発表会見は2015年6月18日に東京ビッグサイトで行われ、監督の田口清隆に加えてキャスト陣や主題歌の作詞を手掛けたおちまさとが登壇した[7]。
特徴
それまでのウルトラマンは、ほとんどが自ら人間に変身しているか人間と一体化していた。だが、本作ではエックスは変身アイテム・エクスデバイザーに宿っており、主人公・大空大地とのバディ関係が描かれている[8][3][9]。
Xioの描写も田口のこだわりで「プロの防衛隊らしさ」が追求されている[5][6]。ストーリー制作も単に怪獣が出現したから出動するのではなく、怪獣を倒すために必要な戦略や目的を明確化することが重視されている[6]。そして、『ウルトラマンネクサス』以来となる防衛隊に「副隊長」が置かれている[独自研究?]。また、隊員たちの日常性も重視され、劇中での描写の有無に関係なく細かい部分まで設定が用意されており、存在に奥行きを出すことも意図されている[5][4][注 3]。
撮影開始前には元自衛官を招き、出演者たちに銃器の扱いや敬礼などの講義が行われた[10]。一方で、『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』シリーズ(2007年 - 2011年)以来登場の途絶えていた航空機や、シリーズ初となるトラック型車両の登場なども宣伝されている[5][11]。
その他の設定や世界観についても、田口の意向で説得力のあるハードSFを目指している[6]。スパークドールズやファントン星人グルマンなどの登場は田口の参加前に決定していたが、これらも設定の理由付けや造形のリアリティなどが追求されている[6]。その一方、田口は設定による自縄自縛にならないよう各話監督へ無理強いしないことも掲げていた[12][注 4]。
近年の作品では怪獣が同時に複数登場することが多く、田口は1匹ごとの印象が薄くなっているのではないかという考えにより、本作では各話のメインとなる怪獣の魅力を引き出すことを目指している[5]。田口や脚本の小林弘利は生物として怪獣を描くことを意識しており、「怪獣との共存」をテーマにしつつも、同じテーマを描いた『ウルトラマンガイア』や『ウルトラマンコスモス』と異なり、怪獣本来の生息地を尊重しつつ人間に危害を加えたら殺処分も行うという現実の自然保護区や猛獣対策に近いものとしている[13]。
撮影では、『ウルトラマンギンガS』に続きフィルムに近い映像が撮影できるREDを使用している[14]。また、従来はメイキングに使用されていた小型カメラGoProをメインカメラの1つとして導入しており、特撮セットでの巨大感を演出している[6][15][注 5]。
本作は平成ウルトラヒーローが多く客演するのも特徴である。歴代ウルトラヒーローを紹介する『新ウルトラマン列伝』枠で放送するならば、その活躍をちりばめたいという考えによるもので、あえて平成ウルトラヒーローを客演させることで若い世代のファンも楽しめる作品を目指している。客演ヒーローは、前作からのギンガとビクトリー、『列伝』シリーズと縁が深いゼロ、他作品への客演が少ないマックスとネクサスにすることが企画当初から決まっていた[16]。
本作品の企画成立前に新ウルトラマンの企画募集があり、このうち小林雄次が提出した『ウルトラマンゴールド』は本作品第6話・第7話に転用された[17]。
プロモーション
『ギンガS』に引き続いて本作も日産自動車との共同プロモーションが行われており[18]、Xioの車両は日産の100%電気自動車がベースになっている[19]。
2015年7月7日には、円谷英二の生誕を記念したGoogle Doodleが公開された。円谷プロと協力してその制作に当たったDoodleチームは、本作の撮影現場を見学に訪れていたという[20]。
評価
第1話放送後にはTwitterのトレンドに「ウルトラマンX」というワードが並び、推理作家・大倉崇裕や落語家・立川志ら乃などもファンの声に混じって高評を述べていた[21]。
あらすじ
15年前。突如発生した謎の太陽フレア「ウルトラ・フレア」が地球を包み、各地で眠っていた謎のオーパーツ「スパークドールズ」が怪獣化するという怪事件が、世界各地で勃発した。人類はこれに対抗するため、特殊防衛チームXioを結成する。
そして現在。世界で最も頻繁に怪獣が出現する日本において、Xioの隊員にして怪獣との共存を望む青年・大空大地は、熔鉄怪獣デマーガとの戦いの最中に神秘の光・ウルトラマンエックスと出会い、彼と「ユナイト」(一体化)する。かつて、ウルトラ・フレアから地球を守ったことでデータ生命体化したというエックスは、Xioが偶発的に開発した「モンスアーマー」の力も発揮しながら、怪獣化したスパークドールズとの戦いに挑む。
大地とエックスは、怪獣化したスパークドールズだけでなく宇宙の彼方や並行世界から襲来する異星人や怪獣との戦い、それらを追ってきた別のウルトラマンたちとの出会いや協力も経ていくが、怪獣化したスパークドールズが謎の黒い稲妻「ダークサンダーエナジー」によってさらなる狂暴化を遂げたことをきっかけに、より強固なユナイトでウルトラマンエクシードXへの進化を果たす。
登場人物
特殊防衛チームXio
- 大空 大地(おおぞら だいち)
- 本作の主人公。怪獣との共存を望む心優しい20歳の青年。Xioの研究開発セクション・ラボチームの研究員だが、特捜班のメンバーでもあり、怪獣との実戦にも赴き分析を担当する。
- 15年前のウルトラ・フレアの影響で姿を消した考古学者の父・鷹志と宇宙物理学者の母・遙を探すために研究員となった。この時の形見であったゴモラのスパークドールズを現在も大切にしており、遥が遺した電波受信機を通して宇宙からの「声」(宇宙から降り注ぐ電子を音に変換したもの)を聞いている。
- 怪獣デマーガとの戦いの中で謎の声によって神秘の光と一体化し、ウルトラマンエックスとして地球の脅威に立ち向かう。以降はスパークドールズに圧縮した怪獣をいつか元に戻して共存できる方法を発見するという夢を抱く。単なる理想主義者ではなく、怪獣と人間が共存できるのかというエックスの疑問に対しても前向きに答える他、「攻撃と捕食」の感情しか探知できず知的生命体の恐怖を餌にするスペースビーストに対しては即座に駆除の判断を示している。
- 高所恐怖症であり、初めてエックスとユナイトした際はかなり動揺している。また本人は体力面に不安があるらしく、第4話でのアスナとの格闘訓練や第13話でショウにつけられた剣術の特訓では圧倒されていた。第16話ではユナイトしようとする所をテレビクルーに目撃され、危うく秘密を露見されそうになっている。
- 第21話でアスナに今まで黙っていたことを謝罪し、エックスとユナイトしてグリーザ迎撃に向かい、グリーザに敗れ、エックスと共に生死不明になるも、続く最終話でアスナの想いに応えたエクスラッガーによって、エックス共々復活。戦いの後、改めてエックスと共にXioに復帰した。
- 山瀬 アスナ(やませ アスナ)
- 特捜班のメンバーにして本作のヒロイン。当初19歳であったが、第3話で20歳の誕生日を迎えた[22]。格闘戦と地上戦に長け、大地の護衛役としてバディを組む。厳しい性格だが、普段はおしゃれにこだわるなど年頃の少女らしい一面も見せる。ランドマスケッティの操縦を担当。
- 幼少時は父親から剣道をやらされており、地区で一番強かったが(宇宙人ほど強くはない[注 6])、試合で初恋の男子を負かして泣かせてしまったという過去がある。その経験から、自身は「女の子が普通でいられない世界なんて間違っている」と認識しており、この認識を基におしゃれをするようになる。そのため、自分の髪や私物を汚された場合には激しい怒りを露わにする。
- 始めは大地の行動を理解できずトラブルに巻き込まれてばかりであったが、次第に戦いの中で焦燥感を抱く大地を気遣ったり、彼とゴモラの関係にも深く理解を示していく。その経緯からかサイバーゴモラが実戦投入されてからは自らこれを運用して戦うことも多く、ゴモラがダークサンダーエナジーを浴びて暴走した際は体を張ってゴモラの心に自身の想いを訴えかけたほか、最終話では大地を無の世界から救い出すため、自らエックスカラータイマーに広がる電脳空間へ突入した。
- 風間 ワタル(かざま ワタル)
- 特捜班のメンバー。24歳。不器用だが正義感が強い性格。射撃の名手で、かつ抜群の運動神経を持ち高校時代はラグビー日本代表として活躍していた経歴を持ち、現在もXioのラグビーチームに所属している。また宇宙飛行訓練の成績が優れていたため、スペースマスケッティの操縦も担当する。経験のない物事に関しては躊躇を見せるが、うまくいくと興奮する傾向にある。「ローマの休日」をはじめ恋愛ものの映画を好むという意外な一面もある。幼馴染の菜々子に恋心を抱いていたが、彼女がハヤトと親密になったため人知れず失恋した。
- かつての自分と同様にラグビー選手として活躍している弟・イサムがいる。
- 貴島 ハヤト(きしま ハヤト)
- 特捜班のメンバー。24歳。クールでストイックな性格。ワタルとは同期であり、時に衝突することもあるライバル関係。スカイマスケッティの操縦を担当している。16話のXio取材テレビ番組放映後には、ほとんどしゃべっていないと愚痴っていたが、大地から「いつものこと」と言われていた。実家は長野の老舗手打ち蕎麦屋であることが第21話で語られた。
- 三日月 マモル(みかづき マモル)
- ラボチームの天才科学者。20歳。滅多なことでは感情を荒らげない。語尾に「っしょ」「~っす」と付けるのが口癖。エキセントリックな性格のルイと比べると常識的な性格をしており、第16話でグビラの出現に興奮して近づこうとする彼女を制止して逃走を促した。
- 高田 ルイ(たかだ ルイ)
- ラボチームのメンバーで、マモルにスカウトされてXioに入隊した18歳の天才少女。個性的なファッションに身を包むムードメーカーで、愛称は「ルイルイ」。了承した時の「がってんてん」など、独特な言葉使いも多い。エレキングがお気に入り。第5話で出会ったウルトラマンゼロには「ゼロ様」と呼ぶほど惚れ込んでおり、終盤で一緒に写真を撮り、SNSにアップしていた。
- 企画当初は「天才肌で影のある美少女」というイメージであったが、オーディションでセリフを言いこなせたのが百川晴香だけであったため、それに合わせて突き抜けたキャラクターとなっていった[23]。
- 山岸 タケル(やまぎし タケル)
- 特捜班のオペレーター。職務に忠実で、毎日のボイストレーニングを欠かさない。第22話で神木隊長・チアキと共に、エックスのカラータイマー死守の為に実戦に参加した。
- 松戸 チアキ(まつど チアキ)
- 特捜班のオペレーター。趣味の音楽でタケルと意気投合している。第22話で神木隊長・タケルと共に、エックスのカラータイマー死守の為に実戦に参加した。
- 橘 さゆり(たちばな さゆり)
- Xio日本支部特捜班副隊長。40歳。情報分析・作戦立案を担当する。Xioの母親的存在であると同時に、自身もまた二人の女の子を育てている2児の母である。元ハイパーレスキューという経歴の持ち主。怪獣災害に対しては人命救助を第一とし、そのためなら怪獣撃滅もやむなしという考えを持つ。
- チーム星雲と暗黒星団チームのラグビー試合の時には、神木とともに興奮していたが、自分以上にテンションを上げる神木に若干引いていた。
- 第20話ではカナダにいた娘のピンチに
適能者 に選ばれ、ウルトラマンネクサスに変身しベムラーと戦った。自分がウルトラマンに変身したことに戸惑い、一時は任務を離れて勝手に家族を助けたとして自らを謹慎処分とするように神木に頼んだが、大地や娘たちの言葉に吹っ切れた。その後ウルトラマンエックスとともに、ダークサンダーエナジーによって凶暴化したバグバズンブルードに立ち向かった後、ネクサスと分離。エックスの正体であると気付かないまま大地にネクサスからの伝言を伝えた。- 第20話で橘が変身するという展開は、橘の主役回がなかったことと、『ウルトラマンネクサス』で副隊長・西条凪がウルトラマンネクサスに変身する展開が中途半端に終わっており、女副隊長という共通点から想起された[24]。
- 神木 正太郎 (かみき しょうたろう)
- Xio日本支部特捜班隊長。48歳。「敵を倒すのではなく理解する」という信念の持ち主であり、犯罪を犯した宇宙人の取り調べでも、あくまで相手の情に訴えて事情聴取を行っている(なぜか、この時だけは隊員服ではなく背広姿になる)。宇宙の亡命者であるゴールド星人tE・rUを巡っては、考え方の違いで上官である南川とも衝突したこともある。
- 普段は冷静だが、チーム星雲と暗黒星団チームのラグビー試合の時には橘とともに興奮して歓声を上げていた。
- 11年前に妻である雪を亡くし、またその頃航空自衛隊のエースパイロット[25]であり、任務が重なってしまった結果、妻の最期を娘の裕美一人に看取らせてしまったという悲痛な過去を持つ。それ以来、隊員服の胸ポケットには戒めとして裕美の描いた彼女の悲しみを表現した一枚絵を持ち歩いている。
- また、ボクシングの経験者らしくサイバーゴモラを運用した際はボクシングのような動きでゴメスと互角の戦いを繰り広げた。
- ファントン星人グルマン
UNVER
- 南川 大輔(みなみかわ だいすけ)
- UNVER日本支部支部長。
- ゴールド星人tE・rUの起こした騒動を聞き付けてオペレーションベースXを来訪し、ガーゴルゴンがtE・rUとルディアンを狙って地球に襲来した際は当初、彼の地球外への追放を命じた。そこにエックスの敗北も重なり、UNVERの総力をもって弾道ミサイル「ペルセウス」によるガーゴルゴンの殲滅に乗り出すが通用せず、tE・rUとXioの共同作戦に託すこととなる。ガーゴルゴン掃討後はXioの卓越したチームワークを目の当たりにしたこともあり、神木に「いいチームに育ったな」と労いの言葉を贈った。
- シリーズ構成の1人である小林弘利によれば、かつて神木をXio隊長に推薦したその人であるとのこと[26]。
大空家
- 大空 鷹志(おおぞら たかし)
- 大地の父。考古学者であり地球のオーパーツであるスパークドールズの研究にも努めていた人物。それ以前にも地球上で「太古の遺物」を発見し、その地に妻の所属する宇宙電波研究所を設立した過去を持つ。
- 15年前に起こったウルトラ・フレアの事件の際、妻である遙を救出しようと大地にゴモラのスパークドールズを託して電波研究所に突入したものの、研究所もろとも消滅・行方不明となってしまった。
- 大空 遙(おおぞら はるか)
- 大地の母であり鷹志の妻。宇宙物理学者として宇宙誕生の謎解明に尽力していた。また、かつて「宇宙からの電波には未来からのメッセージが混在している」という仮説を提唱していたことが息子の口から語られている。
- ウルトラ・フレアの惨劇が起こった夜は宇宙電波研究所におり、そのまま助け出そうとした鷹志や研究所もろとも消滅・行方不明となってしまった。
- しかし第20話において、大地は電波受信機から彼女とおぼしき声をキャッチする。
Xioの関係者
- 風間 イサム(かざま イサム)
- 第9話に登場。ワタルの弟。20歳。
- 兄の背中を追いかけて大学生ラグビー選手となったものの、思うように戦績を挙げられずヤケを起こして寮を脱走し、ナックル星人ナクリ、バルキー星人ハルキ、イカルス星人イカリが住むシェアハウス「星雲荘」を訪れ、共同生活を送ることになる。当初は彼らが宇宙人であることを知らなかったが、正体を知っても彼らに悪意がないことを理解しXioへの通報を止めたり、庇ったりした。その直後、ひょんなことから彼らと共に「チーム星雲」を結成し、ババルウ星人率いる暗黒星団チームとラグビー勝負を行うことになる。その実戦ではババルウ星人やケムール人の反則的な戦法に51対0まで追い込まれるも、後半戦で怒りを爆発させて逆転し、52対51で勝利した。暗黒星団がウルトラマンエックスに撃退された後は、顧問やチームメイト達の励ましもあって、寮に戻っていった。
- 企画段階ではワタルの弟を登場させる案のほかにワタル本人が宇宙人と関わるという案も考えられていた[27]。
- 神木 裕美(かみき ひろみ)
- 第15話に登場。神木の一人娘で、日産自動車の店舗に勤める21歳。
- 11年前に母の最期を一人で看取って以来、時には家族よりも優先せねばならない父の職務を理解しながらも内心苦しみ続け、そのまま父娘の会話が途切れてしまっていた。
- 第15話で尾形大助という男性との結婚を父に報告するも、彼の多忙さを理解してのことか、招待状に添えられた一文は「暇なら来てください」と素っ気無い物であった。それがきっかけで久々に父と再会するが、やはり父娘の会話はぎこちなく、「本当は式に来て欲しい」という本心を伝えられずにいた。
- 結果的に、父は街に現れたゴメス(S)を撃退するため式には間に合わなかった。だが式を挙げ夫や参列者が帰宅した後もチャペルに残り、父を待ち続ける。それは、11年前の哀しき記憶からようやく一歩踏み出した父娘二人だけのヴァージンロードを歩くためであった。
- 劇場版では、その後親子の仲が少しずつ修復され、手作りの菓子を父に渡している事が語られる。
- 橘 かおる(たちばな かおる) / 橘 みちる(たちばな みちる)
- 第16話・第20話に登場。橘の実娘の姉妹。母親への尊敬の念は深い。
- 第20話ではカナダのキャンプ場にいた所をベムラーに襲われるがウルトラマンネクサスに助けられる。
- 橘 祥吾(たちばな しょうご)
- 第20話に登場。さゆりの夫。職業は医師で、怪獣災害を避けるために2人の娘を連れ、カナダへと移住している。娘たちを救ったネクサスを目撃した時、何かを悟ったようにしていた。
- 演じる川久保拓司は『ウルトラマンネクサス』で主人公・孤門一輝役を務めており、本役は設定上別人だが孤門を意識した演技を行っている[24]。
- 相沢 サクラ(あいざわ サクラ)
- 第17話に登場。怪獣災害から逃れるため、母のかおりと共に田舎町の多々良町に引っ越してきた少女。9歳。
- 新居がいわくつき物件であることの主たる原因なピグモンと出会い、一緒に遊ぶことで次第に親交を深めていく。ピグモンが大衆の面前に姿を現した際も、ピグモンの友好性を信じ、また自分たちが「友達」同士であることを主張し続けた。
- そして事態の収束後もピグモンとは友達の関係が続いており、大地の掲げる「怪獣との共存」を小さな形ながらも実現させた。
- 菜々子(ななこ)
- 第18話に登場。幼馴染のワタルに紹介された縁で「喫茶 りんどん」のアルバイト店員として働く24歳。
- 店で出会ったハヤトと仲睦まじい関係になっていく一方、ワタルに対しては幼馴染以上の感情を持っていなかったらしく、彼が密かに抱く想いには気付きもしなかった。それゆえにワタルは失恋の憂き目に遭ってしまう。
その他
- トウマ・カイト
- 第8話に登場。『ウルトラマンマックス』の主人公。かつてウルトラマンマックスと一心同体になり怪獣や侵略者と戦ったチーム・DASHの隊員。なお、カイト本人はギガバーサークを倒した後にマックスと分離したため、今回はマックス自身がカイトの姿を借りて登場。
- 杉田 アリサ(すぎた アリサ)
- 第13話・第14話に登場。別宇宙の特捜チーム・UPGの隊員。ウルトラマンビクトリーとモルド・スペクターとの戦いに巻き込まれる形で本作の世界を訪れ、グア軍団に捕らえられたショウを奪還するべく、Xioと協力することとなる。
- ショウ
- 第13話・第14話に登場。『ウルトラマンギンガS』の主人公。UPG隊員であり、ウルトラマンビクトリーに選ばれし者。グア軍団からはジュダ・スペクターの仇として恨みを買われており、彼の兄であるモルドとの戦いの中で軍団に捕らえられ、特殊なマスクを装着されてしまう。自力で脱出した後はXioに保護されてマスクを外される。大地とエックスのことはウルトラマンゼロから聞かされており、「自分はゼロより厳しい」と豪語しつつ剣さばきの未熟な大地に特訓を課す。大地の理想に対しては自身とシェパードンの関係を挙げ、その夢の後押しをした。
- 礼堂 ヒカル(らいどう ヒカル)
- 第13話・第14話に登場。『ウルトラマンギンガ』『ウルトラマンギンガS』の主人公で、ウルトラマンギンガに選ばれし者。また、アリサやショウと同じくUPG隊員でもある。ビクトリーとモルドの初戦では加勢できずに取り残されてしまうが、モルドがさまざまな宇宙から部下を招集しようとした隙を突いて本作の世界に到達したうえ、その道中で宇宙人たちを一掃している。大地の理想に対しては自分の思いを語ると共に、怪獣との共存を実現させた春野ムサシとウルトラマンコスモスの話や、カプセル怪獣という相棒を持つウルトラセブンの話を過去の成功例として挙げ、彼の夢を後押しする。
ウルトラマンエックス
- 身長:45メートル
- 体重:4万5千トン
- 飛行速度:マッハ9[31]
- 疾走速度:マッハ2[31]
- ジャンプ力:一跳び750メートル[31]
- 水中速度:マッハ1.8[31]
- 腕力:8万トン[31]
- 握力:8万2千トン[31]
- 出身地:不明
かつてウルトラ・フレアから地球を身を挺して守った際に肉体を失い、データ生命体と化したウルトラマン。大空大地の持つ固有の周波数に引き寄せられる形で彼の命を救い、共に戦うことになる。「ウルトラマンエックス」という名前は、人類にとって「未知の超人」であることから大地によって名付けられたものである。普段はエクスデバイザーに自らのデータを宿し、大地が自身のスパークドールズをリードすることで一体化(「ユナイト」と呼称)し、一時的に実体化する。X字型のカラータイマーは、必殺技発動時やモンスアーマー装着時に黄色く発光する。
ユナイト中も意思は大地と独立しており、彼に戦闘の助言を送ることがある一方、モンスアーマーの装着に戸惑ったり、平時でもエクスデバイザーを介して余計なことを口走って大地に注意されたりするなど、コミカルな一面や、第5話でウルトラマンゼロの写真を撮ろうとしたルイに邪魔者扱いされて憤慨したり、第16話で戦闘終了後にXioを取材していたスタッフからのインタビューへの回答に、「無愛想な宇宙人と思われたくない」と悩んだ末に、何とかジェスチャーを駆使してノーコメントの意を示してから飛び去って行くなど、人間味溢れる一面も見せる。
ウルトラマンゼロやウルトラマンマックスのことは知らずに初対面しており、ゼロには戸惑いながらもタメ口で、マックスには敬語で接している。
- デザインは後藤正行が担当した[32]。「アーマーを着たウルトラマン」という発注であったため、元々甲冑をモチーフとしているウルトラセブンタイプではなく、初代ウルトラマンタイプでデザインされた[32]。配色は、ウルトラマンビクトリーの評判が良かったため黒が取り入れられた[32]。頭部のサイバーテイストは映画『トロン』を意識している[32]。
- パイロット版を監督した田口清隆は、第1話から第3話のアクションでは初代ウルトラマンの戦い方を意識している[15]。これは大地とエックスがまだ噛み合っていないことを演出しており、続く監督がアクションを得意とする坂本浩一であることも計算に入れていた[15]。
- 最終章でのカラータイマーが地面に突き刺さっている描写は、『ウルトラセブン』第39話・第40話をオマージュしている[12]。
必殺技・能力
必殺技発動時は大地と共に技名を叫ぶ。
- ザナディウム光線
- 両腕を左側へゆっくりと振りかぶり(陸上での発射時は、それとともに右足を軸として左足を回すように踏ん張り)、両腕を胸の前でX字にクロスさせて発射する、エックスの必殺光線。大地とのユナイトが最高潮に達した際、初めて発射可能になる。この光線を受けた怪獣は爆発した後にデータ化し、スパークドールズへ収縮される。
- 小林弘利は当初、技名として「ザナドゥーム光線」を提案していた[33]。
- Xスラッシュ
- 光エネルギーを矢じり型にして放ち、敵を切り裂く技[31]。連続して放つXダブルスラッシュというバリエーションもある[31]。
- アタッカーX
- 両腕・両足をX字に開いて全身から放つX字の火炎[31]。
- ピュリファイウェーブ
- 怪獣の心を鎮静化させたり、邪気を鎮めるために使用する浄化光線[31]。
- Xバリアウォール
- 壁状に展開するバリア。
- Xバリアドーム
- ドーム状に自身を覆うバリア。
- ウルトラマンXパンチ
- 一撃で敵のボディを打ち砕くパンチ。
- ウルトラマンXキック
- 全身のパワーを右足に集中し、敵の弱点目掛けて打ち込む必殺キック。
- Xクロスチョップ
- 右手にエネルギーを集め、X字を描くように繰り出すチョップ。
- Xクロスキック
- 両腕・両足を開き、X字の姿勢からエネルギーを集中した右脚で繰り出す飛び蹴り。
モンスアーマー
ユナイト中の大地がエクスデバイザーでサイバーカードのデータをロードすることにより、エックスが装着できる鎧。ファントン星人グルマンの提案で偶発的に生まれたものであってエックス本来の能力ではなく、大地曰く「地球人のサイバー怪獣技術とエックスのコラボ」である。カラータイマーも覆う胸部アーマーには、総じて黄色いX字の意匠が存在する。着用時はエックスの体重が約1万トン増加する。
- ゴモラアーマー
- 第2話で初登場。サイバーゴモラのデータを使用。メインカラーは青。
- サイバーゴモラの腕を模した両盾には「G」の文字があしらわれ、両肩のアーマーがサイバーゴモラの角を模した形状になっている。
- 両腕の巨大な爪を駆使したパワフルな戦法を駆使する。両腕から放つゴモラ振動波が決め手。この技にも相手をスパークドールズへ収縮する力がある。サイバーゴモラが実体化可能になってからは登場していない。
- エレキングアーマー
- 第3話で初登場。サイバーエレキングのデータを使用。メインカラーは黄。
- サイバーエレキングの腕を模した右腕の砲身には「E」の文字があしらわれ、左肩のアーマーがサイバーエレキングの顔を模した形状となっている。
- 砲身から放つ電撃を駆使して戦い、電撃を鞭のように操って相手を絡め取ることもできる。砲身から青・黄・緑の3色の電撃を放つエレキング電撃波が決め手。この技にも相手をスパークドールズへ収縮する力がある。
- ウルティメイトゼロアーマー
- 第5話で初登場。ウルティメイトゼロの能力をグルマンが研究して完成させたアーマー。
- 怪獣の力ではないため、厳密にはモンスアーマーではなくサイバーアーマーに分類される。
- 外見はほぼウルティメイトイージスそのものだが細部が異なり、脇の下にはモンスアーマーのものと同形状のベルトがある。ウルトラ・フレアによって生じた宇宙の歪みを探知することで、ウルティメイトイージスと同じく次元を超えて別宇宙へ行く能力を持つ。
- ベムスターアーマー
- 第7話で初登場。サイバーベムスターのデータを使用。メインカラーは紫。
- 両肩のアーマーには「B」の文字があしらわれ、左手の盾がベムスターの腹部を模した形状になっている。
- 盾で敵の光線を吸収し、地面に突き立ててから跳ね返すベムスタースパウトが決め手。盾は投げ付けて攻撃に使用することもできる。
- ゼットンアーマー
- 第8話で初登場。サイバーゼットンのデータを使用。メインカラーは黒。
- サイバーゼットンの手を模した両腕のアーマーには「Z」の文字があしらわれ、胸部アーマーがサイバーゼットンの胸部を模した形状となっている(スラン星人クワイラに操られていた際には、胸部の黄色い部分が黒くなっていた)。
- ゼットンシャッターによる防御、腕から放つ火球や波状光線、テレポートなどゼットンの豊富な能力を再現可能で、ゼットンシャッターを纏って回転突撃するゼットントルネードや両腕から強力な火球を発射するゼットン火炎弾が決め技。
- 初装着時にはクワイラの罠によりエックスの意志を無視して操られる事態に陥ったが、サイバーエレキングのカードを利用して強引に支配から脱した大地により、エックスが完全に制御できるようになった。
- 第8話脚本の林壮太郎と監督のアベユーイチは、「ゼットン=火球」という予想を覆そうという考えからゼットントルネードを必殺技に用いた[35]。
- マックスギャラクシー
- 第11話で初登場。ウルトラマンマックスから与えられたサイバーカードによって、彼の持つマックスギャラクシーを召喚する能力。そのため、厳密にはサイバーアーマーに属さない能力となる[注 7]。
- オリジナル同様、先端から光の刃を発射するギャラクシーカノンが決め技。
- ハイブリッドアーマー[36]
- 最終話に登場。全てのサイバーカードをリードして誕生した形態。
- 胸部と右肩がゴモラアーマー、左肩がエレキングアーマー、右腕がゼットンアーマー、左腕がベムスターアーマーとそれぞれのモンスアーマーが装着される。エクスラッガーも使用可能。ザナディウム光線と同じ予備動作を行い胸から発射するウルティメイトザナディウムが決め技。
- ハイブリッドアーマーの登場は番組最後のサプライズとして最終話放送時点まで情報を秘匿されていた[36]。この形態は企画段階で構想されたものではなく、エレキングアーマーとベムスターアーマーのスーツ完成に伴うチェックの際、製作統括の岡崎聖によって発案されたアイデアを最終章向けにブラッシュアップしたものである[36]。脚本ではXio隊員たちがウルトラマンのサイバーカードを用いてエックスをパワーアップさせるという流れであったが、テレビシリーズではエックスと怪獣たちの関係性を完結させることに重点を置き、エックスとXioとの共闘やウルトラマンのサイバーカードを用いる展開は劇場版へと持ち越された[37][38]。
- ベータスパークアーマー
- 劇場版に登場。ウルトラマンティガとウルトラマンの力を宿した究極のアーマー。エクシードXの状態で身に纏い、ティガのサイバーカードから生み出されたエクスパークレンスとウルトラマンのサイバーカードから現れたエクスベータカプセルを合体させたベータスパークソードを基本武器として戦う。
- サイバーウィング展開時にウルトラマンとウルトラマンティガがクロスする描写は、『帰ってきたウルトラマン』第38話のウルトラの星作戦をイメージしている[39]。
ウルトラマンエクシードX
- 身長:47メートル
- 体重:4万7千トン
第12話より登場。大地とエックスがさらに強固なユナイトを成した姿であり、ユナイト中の大地が虹色の剣・エクスラッガーでX字を描くように空を切ることにより、変身する。銀色のボディには虹色のラインが走っている。
変身した形態ではエクスラッガーは額に装着されているが、必要に応じて取り外すことで手持ち武器として使用する。また、この形態はあくまで怪獣を倒すのではなく怪獣に宿った闇の力を浄化することに特化しており、浄化後は通常形態に戻ってザナディウム光線で怪獣をスパークドールズへ収縮させる必要がある。しかし、第14話でウルトラマンギンガビクトリーと共にグア・スペクターを、第20話でネクサスと共にバグバズンブルードを倒していることから、敵を倒せないというわけではなくあくまでスパークドールズ化が出来ないだけである。
- 初登場となる第12話を監督した坂本浩一は、ヒーローものに多く見られる「パワーアップ形態が登場すると基本形態が登場しなくなる」という問題を是正するため、エクシードXでは止めを刺さないという設定を導入した[30]。
必殺技・能力(エクシードX)
必殺技発動時は大地と共に技名を叫ぶ。
- エクシードエクスラッシュ
- スライドタッチ3回とブーストスイッチを押して発動する究極技。エクスラッガーを構えたエクシードXが、そのまま敵の前後を往復しながら繰り出す突進斬り。相手に与えられたダークサンダーエナジーの力を無効化し、ザナディウム光線を使用可能な状態に戻せる。
- エクシードスラッシュ
- スライドタッチ2回で発動する技。高速で敵を何度も斬り付ける。
- エクシードイリュージョン
- スライドタッチ3回で発動する技。青・紫・赤・黄の4体に分身し、斬撃を放つ。
- エクスラッガーショット
- 上記の技とは逆方向にスライドタッチすることで発動する技。額のエクスラッガーから強力な光線を放つ。発動時は大地がエクスラッガーを額にかざし、エックスも彼のスライドタッチに合わせて額をなぞる。主にスパークドールズ化せず直接敵を倒す際に使用される。
UNVER / Xio
このUNVERによって、スパークドールズから目覚めた怪獣や宇宙人に対抗する防衛部隊として結成されたのが、
- 「Xio」の名称はポルトガル語の「戦闘準備完了」から取られた[42]。
一部のメカや装備には音声ナビが備わっており、敬語口調で操作のナビゲートを行う。
- オペレーションベースX
- X字型の基地。東京郊外に存在し、周辺設備も含めて2700人の人員を擁している。特捜班の隊員達が常駐する司令室・オペレーション本部の他、ラボチーム用の研究施設や武道場などさまざまな施設が置かれている。最上部は滑走路となっており、ここからジオマスケッティが発進する。また、緊急時にはバリアを張って防御する機能も備えている。
メカニック
- Xio特捜車[35]
- Xioに配備されている特殊車両。それぞれ専用のビークルカードが存在し、カード自体が車両を起動させるキーの役割を果たしている。
- 撮影用車両には前作『ウルトラマンギンガS』と同様に日産自動車から提供された電気自動車を用いている[35]。前作ではカラーリングを統一していたが、本作品では違いを明確にするために色分けされた[13]。バンパー部の金色のパーツは差込プラグをイメージしている[35]。
- ジオアトス
- 全長:4.4メートル / 最高時速:200キロメートル / 定員:5名
- ハッチバック型特捜車両。ベース車は日産リーフ[18]。メインカラーは赤。ルーフ上にレーザー砲・アトスレーザーを装備。
- ジオアラミス
- 全長:4.4メートル / 最高時速:180キロメートル / 定員:7名
- ワゴン型特捜車両。ベース車はe-NV200[18]。メインカラーは青。ルーフ上に二連レーザー砲・アラミスレーザーを装備。
- ジオポルトス
- 全長:6.8メートル / 最高時速:150キロメートル / 定員:3名(+コンテナ内に最大8名)
- トラック型特捜車両。ベース車はe-NT400テストトラック[18]。メインカラーは黄。
- ジオマスケッティ
- 全長:8メートル / 飛行速度:マッハ3
- 「マスケッティシステム」の中核を担う航空機型の無人戦闘ユニット。「ジオマスケッティ、テイクオフ」のコールで隊員が呼び出すこともできる。単独でも飛行可能だが、その真価は各種車両がコックピットブロックとして合体することで発揮される。ただし基地内では車両と共に格納されているものの車両と合体してから発進することはなく、合体は別々に出動してからその直後あるいは現場到着後に行われる。また、当初は本ユニットが1機しか配備されていなかった為に、状況に応じて車両を換装する必要があったものの、第21話で2号機が配備され、大気圏内外を問わずミッションを同時進行出来るようになった。しかしこの2号機は、続く最終話でワタルがグリーザに特攻させたことにより失われてしまった。劇場版では新たに3号機と4号機が配備され、初めてマスケッティの3形態が揃って出動する事となった。
- 合体時のコールは「(車両名)、ジョイン・トゥ・ジオマスケッティ」。合体完了時には「(接続車両に対応する形態)マスケッティ、コンプリート」の音声ナビが流れる。
- ミニチュアはなく、全てCGで描写される[15]。
- スカイマスケッティ
- 全長:8メートル / 飛行速度:マッハ3
- ジオアトスと合体した戦闘機形態。メインカラーは赤。ジオマスケッティにそのままジオアトスが合体する形態になる。両翼に装備したファントン光子砲を主装備とする。劇中では他にもミサイルや、サイバーキングジョーのカードをリードして発射するキングジョーデストレイ砲も使用した。
- デザインコンセプトは三角形[43]。
- スペースマスケッティ
- 全長:6メートル
- ジオアラミスと合体した宇宙戦闘機形態。メインカラーは青。ジオマスケッティは機首を180°回転させ、左右に展開した形態となる。また、ジオアラミスの尾部からブースターが展開する。ファントニックレーザーや綿菓子光線を主装備とするほか、劇中ではサイバーテレスドンのカードをリードして砲口から発射する溶岩熱線も使用した。第21話で投入されたジオマスケッティ2号機に接続すると、高精度の空間エネルギー測定器も使用することが出来る。
- デザインコンセプトは丸[43]。
- ランドマスケッティ
- 全長:9メートル / 最高時速:250キロメートル
- ジオポルトスと合体したホバー戦車形態。メインカラーは黄。ジオマスケッティは機首と翼を折り畳んだ形態となる。ジオポルトスの背部から展開した大型砲・ファントンレールキャノンを主装備とする。劇中では他にも照明弾を使用している。
- デザインコンセプトは四角形[43]。
- ペルセウス
- 第7話で宇宙へ逃れたガーゴルゴンへの攻撃に用いられた大陸間弾道ミサイル。世界各国のXio支部から複数が発射されたが、全て吸収されてしまった。また第21話では、Xio USAによって太平洋上を移動するグリーザへの総攻撃に使用されたが、これもやはり吸収され部隊は壊滅した。
- エナジーシールド
- 第19話で行われたゴモラ実体化実験の際に用いられた、ダークサンダーエナジーを防ぐ広範囲バリア。山上に設置された施設からドーム状に展開される。マモルは「ダークサンダーエナジーが100発降っても大丈夫」と豪語していたが、ダークサンダーエナジーが連続で降り注いだことで破られてしまい、結果としてゴモラの狂暴化を許してしまった。グリーザの襲来時にはオペレーションベースXに保管されているスパークドールズたちを保護するためにハイパーエナジーシールドが開発・即時運用されたがグリーザの猛攻にあえなく破壊された。
隊員装備
- ジオスーツ
- 赤と黒を基調とした隊員服。
- ジオメット
- 戦闘時に着用するヘルメット。第22話では灰色のジオメットをタケル・チアキが着用。
- ジオタクティカルベスト
- 戦闘時に着用するボディアーマー。第22話では簡易タイプのベストをタケル・チアキが着用。
- ジオブラスター
- Xio隊員が携帯する光線銃。カラーリングは赤と銀を基調とし、射撃モードはブラスターモードとパラライザーモードの2つがある。狙いを定めると「ターゲット、ロックオン」、射撃を命中させると「ターゲットに命中しました」という音声ナビが流れる。
- ウルトライザー
- ジオブラスターにカスタムパーツ・ウルトラブースターを装着した形態。第3話から登場し、主にワタルが使用する。ウルトラブースターはファントン星人グルマンがウルトラマンエックスの力を解析して作り出したものであり、ウルトラマンの顔と両腕を模したパーツを持つ。ジオブラスターに装着することで「ウルトライザーモード、起動します」の音声ナビと共に使用可能になる。射撃時は両腕を模したパーツがL字に組まれ、「ウルトラマンの力を、チャージします」の音声ナビと共にエネルギーをチャージし、破壊力の高い必殺光線を放つ。ただし反動はかなり大きく、第5話で非戦闘員であるルイが使用した際は射線が全く安定しなかった。当初ウルトラブースターはワタル用に配備された1機のみだったが、のちに第7話の「トリプルユナイト作戦」にあたって新たに2機が量産され、ハヤトやアスナも加えた3人で三方向から同時に一点を射撃するトリプルユナイトシュートを使用した。第22話の時点ではウルトラブースターがさらに量産され[注 8]、そしてこの時はルイが撃った物も第5話とは違い射線が安定していた。
- ジオバズーカ
- 大型バズーカ砲。反動の大きさゆえ、発砲時は重心を低くする必要がある。第2話・第7話・第15話・第22話で使用。
- 綿菓子銃
- 第5話でルイが開発したガジェット。引き金を引くと銃弾の代わりにイチゴ味の綿菓子が発射される。またこれを基に、スペースマスケッティには強化形の綿菓子光線が装備されている。
- 一見戦闘では全く役に立たない装備ではあるが、ナックル星人バンデロやザイゴーグに対して危機的状況の回避に一役買っている。
- ジオデバイザー
- 隊員用携帯端末。カラーリングは銀を基調としている。ディスプレイ下部にライブサインの読み込みポイントがあり、通信やスパークドールズの感情を解析するガオディクション、サイバーカードの読み込みなど、さまざまな機能を持つ。サイバーカードはディスプレイの上に差し込む形でセット・リードする。サイバー怪獣実体化の際には、カードをリードして現れたスパークドールズを再度リードすることで「リアライズ」の音声ナビと共に実体化させる。
- ガオディクションは対象となるスパークドールズをリードすることで「ガオディクションを起動します。(怪獣名)、解析中」の音声ナビと共に起動されるが、スパークドールズではない怪獣でも解析できる。ただし、劇中では脳波が弱いなどの理由で解析できないこともある。
- エクスデバイザー
- 大空大地の持つジオデバイザーが、ウルトラマンエックスのデータが宿ったことによって変化したもので、カラーリングが金を基調としたものとなっている。エックスへの変身アイテムであると同時にエックスとの会話アイテムでもあり、その際は画面にエックスの線画が映される。
- 上部のボタンを押して側面のパーツをX字に展開したXモードに変形させるとエックスのスパークドールズが出現し、リードして「ウルトラマンエックスと、ユナイトします」の音声ナビが流れてから「エックスー!」と叫びつつ高く掲げるとX字の光に包まれ、「エックス、ユナイテッド」の音声ナビと共にユナイトを完了する。ユナイト中も大地が所持しており、サイバーカードをリードすることで「(サイバーカード名)、ロードします」の音声ナビと共にモンスアーマーを装着し、完了時に「(サイバーカード名)アーマー、アクティブ」の音声ナビが流れる。この状態で○ボタンを押すと、アーマーに対応する必殺技の発動準備に入る。さらに、エクシードXのスパークドールズをリードすることで「ウルトラマンエックス、パワーアップ」の音声ナビと共にエクスラッガーを出現させる。
- サイバーカード
- サイバー怪獣やウルトラ戦士のデータを収めたカード。表面にはそのデータの基となるサイバー怪獣やウルトラ戦士の姿が描かれており、カードにはそれぞれ番号が振られている。使用の際は外部からジオデバイザーに転送されてくる仕組みであり、エックスも一部例外を除き戦闘中にXioからデータを受信して受け取ったカードを使用している。
- 亜種として、車両の起動に用いるビークルカードも存在する。
劇中に登場したサイバーカード一覧 名称 番号 効果 サイバーゴモラ BK-001 サイバーゴモラを実体化する(当初は未実用化)。
ゴモラ振動砲が使用可能になる。
エックスが使用することで、ゴモラアーマーを装着する。サイバーエレキング BK-002 エレキング・エナジーシールドを展開する。
エックスが使用することで、エレキングアーマーを装着する。サイバールディアン BK-006 ミニコーナー「大地の怪獣ラボ」のみに登場したカードで、詳細は不明。 サイバーテレスドン BK-007 溶岩熱線が使用可能になる。 サイバーバードン BK-009 リミッター解除によって、バードン・フェニックス・アタックが使用可能になる。 サイバーベムスター BK-014 ベムスタールイルイシールドを展開する。
エックスが使用することで、ベムスターアーマーを装着する。サイバーキングジョー BK-015 キングジョーデストロイ砲が使用可能になる。 サイバーゼットン BK-016 リミッター解除によって、ゼットンレールキャノンが使用可能になる。
エックスが使用することで、ゼットンアーマーを装着する。サイバーバルキー星人 BK-017 ミニコーナー「大地の怪獣ラボ」のみに登場したカードで、詳細は不明。 サイバーマグマ星人 BK-020 ミニコーナー「大地の怪獣ラボ」のみに登場したカードで、詳細は不明。 サイバーゴメス(S) BK-029 ミニコーナー「大地の怪獣ラボ」のみに登場したカードで、詳細は不明。 サイバーキングゲスラ BK-030 ミニコーナー「大地の怪獣ラボ」のみに登場したカードで、詳細は不明。 サイバーピグモン BK-031 ミニコーナー「大地の怪獣ラボ」のみに登場したカードで、詳細は不明。 サイバーレッドキング CaK-006 レッドキング徹甲弾が使用可能になる。 ウルトラマンエックス BH-001 ミニコーナー「大地の怪獣ラボ」のみに登場したカードで、詳細は不明。 ウルトラマン BH-002 エックスが使用することで、エクスベータカプセルを召喚する。 ウルトラマンティガ BH-006 エックスが使用することで、エクスパークレンスを召喚する。 ウルトラマンギンガ BH-007 人々の想いに応えたこのカードが、ツルギデマーガの暴れるダラスにギンガを召喚した。 ウルティメイトゼロ BH-009 エックスが使用することで、ウルトラマンゼロアーマーを装着する。 ウルトラマンマックス BH-013 マックスから授けられたカードで、エックスが使用することでマックスギャラクシーを疑似召喚する。
劇場版では、人々の想いに応えたこのカードが、ツルギデマーガの暴れるローザンヌにマックスを召喚した。ウルトラマンビクトリーナイト BH-016 ミニコーナー「大地の怪獣ラボ」のみに登場したカードで、詳細は不明。 ウルトラマンギンガビクトリー BH-017 ミニコーナー「大地の怪獣ラボ」のみに登場したカードで、詳細は不明。 ウルトラマンエクシードX BH-018 ミニコーナー「大地の怪獣ラボ」のみに登場したカードで、詳細は不明。 ウルトラマンネクサス BH-021 ネクサスが去った際、エクスデバイザーに転送されていたカード。
劇場版では、人々の想いに応えたこのカードが、ツルギデマーガの暴れるカイロにネクサスを召喚した。ウルトラマンゼロ CH-003 人々の想いに応えたこのカードが、ツルギデマーガの暴れる上海にゼロを召喚した。 ウルトラマンビクトリー CH-006 人々の想いに応えたこのカードが、ツルギデマーガの暴れるブエノスアイレスにビクトリーを召喚した。 ジオアトス なし ジオアトスを起動する。 ジオアラミス なし ジオアラミスを起動する。 ジオポルトス なし ジオポルトスを起動する。
- 「エックスが…」と書かれているものはウルトラマンエックスがユナイト中に使用した場合の効果、書かれていないものはXioが使用した場合の効果。
サイバー怪獣
スパークドールズを解析してデータ化することで生み出された、人工怪獣。スパークドールズとなった怪獣の分身とも言える存在であり、エレクトロ粒子を利用してデータの体を実体化させ、人間の脳波を利用するサイバートレースシステムによって制御する。物語開始時点では未だ開発途上であり、実体化に成功していなかったうえ、サイバートレースシステムは実行者に大きな負荷がかかるため、同じくデータの体を持つエックスのモンスアーマーとして使用されることになる。
第11話でようやくサイバーゴモラの実体化自体は成功したものの未だ制御には成功していなかったが、キングジョーに苦戦する大地とゴモラの心がつながったことで実戦投入が可能となった。
オリジナルより機械的な外見となり、共通して体のどこかに名前の頭文字がアルファベットで書かれ、胸にはX字の意匠を持つ。
Xioのメカにデータを読み込むことで、対応する怪獣の能力を使用することも可能である。
- 初期の案では、サイバーゴモラだけでなくサイバーエレキングやサイバーベムスターのスーツを制作し、各隊員がそれぞれ手駒のサイバー怪獣を所持しているという設定が検討されていた[44]。
登場怪獣・宇宙人・ヒーロー
本作ではXioにより怪獣・宇宙人の種別が「タイプ○(アルファベット1文字)」として判別される。以下の怪獣・宇宙人・ヒーローについては個別記事を参照のこと。
- 宇宙怪獣 ベムラー
- 赤色火焔怪獣 バニラ
- 青色発泡怪獣 アボラス
- 地底怪獣 マグラー
- 油獣 ペスター
- 冷凍怪獣 ペギラ
- 火山怪鳥 バードン
- 地底怪獣 テレスドン
- 凶悪宇宙人 ザラブ星人
- 宇宙大怪獣 ベムスター
- 用心棒怪獣 ブラックキング
- 暗殺宇宙人 ナックル星人バンデロ
- ウルトラマンゼロ
- ウルティメイトゼロ
- ストロングコロナゼロ
- ルナミラクルゼロ
- 宇宙恐竜 ゼットン
- 高速宇宙人 スラン星人クワイラ
- ウルトラマンマックス
- 暗殺宇宙人 ナックル星人ナクリ
- 異次元宇宙人 イカルス星人イカリ
- 宇宙海人 バルキー星人ハルキ
- 暗黒星人 ババルウ星人
- 変身怪人 ゼットン星人
- 三面怪人 ダダ(A)
- ダダ(B)
- ダダ(C)
- 誘拐怪人 ケムール人
- 海獣 サメクジラ(ジョリー)
- 宇宙悪霊 アクマニヤ星人
- 宇宙ロボット キングジョー
- 幻影宇宙女王 ギナ・スペクター
- 変身怪獣 ザラガス
- サーベル暴君 マグマ星人
- 暗黒星人 シャプレー星人
- 幻影宇宙大王 モルド・スペクター
- ウルトラマンビクトリー
- ウルトラマンビクトリーナイト
- ウルトラマンギンガ
- 宇宙商人 マーキンド星人
- メカロボット怪獣 メカゴモラ
- ウルトラマンギンガビクトリー
- 古代怪獣 ゴメス(S)
- 遊星怪人 セミ女
- 深海怪獣 グビラ
- 友好珍獣 ピグモン
- 海獣 キングゲスラ
- 宇宙化猫 ムー
- どくろ怪獣 レッドキング
- 彗星怪獣 ドラコ
- 人工生命 М1号
- 古代怪獣 ゴモラ
- インセクトタイプビースト バグバズンブルード
- ウルトラマンネクサス
- アンファンス
- ジュネッス
- スパークドールズでのみ登場
- イメージ・過去作の映像でのみ登場
本作の新怪獣・宇宙人
- 虚空怪獣 グリーザ
- 第1話「星空の声」、第21話「美しき終焉」、最終話「虹の大地」に登場。
- 身長:測定不能
- 体重:測定不能
- 紫色に発光する意思なき怪獣(としか言い表しようがないため、このように称される[45])。星の生体エネルギーを狙い、強大な生命エネルギーを持つ存在から順に取り込み、それを無に変換する習性・本能を持つ。あらゆるものを取り込み無に変換する特性ゆえに、空間エネルギー量を測定すると本来あり得ないはずのエネルギー量0.00N/sを指す。すなわち、この怪獣は存在が「無」であるために厳密には存在せず、その姿は「無」であるこの怪獣を生命体の脳が無理やり可視化した姿とも言える。その一方、ダークサンダーエナジーによる探知や最終形態での多彩な他怪獣の技を使用するなど、生命体らしい知性を兼ね備えている。
- 15年前の時点ですでに3つの生命ある星を滅ぼし、さらなる標的として太陽系に進出しようとしたところをウルトラマンエックスに発見され、激突する。その末に太陽へ衝突したことで消滅したと思われていたが、これが原因で太陽はウルトラ・フレアを発生させた。
- そして現在、地球をはじめ水星や金星にダークサンダーエナジーの放射を始め、第21話でついに地球へ到達する。
- エックスは「自分でも倒せるかどうかわからない」と語っており、グリーザの襲来を知った際には自らジオデバイザーを介してXio日本支部の面々に警告したほどである。
- 名前の由来は「Greed(貪欲)」「Glee(喜び)」などから[46]。
- キャラクターのモチーフは田口清隆が幼少期に抱いた初代ゼットンに対するトラウマ的イメージを具現化したもの[47][48][12]。キャラクターのイメージは神に近いものとしている[12]。
- 第一形態
- トゲが生えた球体の姿をした、宇宙を高速移動するための形態[49]。
- 地球に降り立つと世界最大級のスパークドールズ保管施設を擁するUNVERネバダ支部を一瞬で壊滅・吸収して無に帰し、姿を第二形態へ変えると、次なる地を最大の怪獣出現率を持つ日本へ定める。
- 第一形態のプロップは、『ネオ・ウルトラQ』に登場したプラーナ(第二形態)の改造[50][12]。
- 第二形態
- 地球に飛来したグリーザがとった地上で活動するための人型の姿。胸部には黄色のコアがあり、無機質な顔を持つ頭部は黄色く発光している。常に奇怪な動きをし、空間ごとゆらめき続けるような挙動が特徴で、空間を湾曲させる能力を駆使して相手を幻惑する。
- UNVERネバダ支部ごとスパークドールズたちを吸収した。Xioとエックスが力を合わせて回収してきたスパークドールズたちを吸収するため、オペレーションベースXの敷地に襲来すると、目から放つ光線グリーザビーム、頭部からの渦巻状光線グリーザボルテックスや二重螺旋型光線グリーザダブルヘリックス、胸部からの暗黒落雷グリーザダークライトニングでエクシードXやサイバーゴモラを一蹴して彼らの持てる戦力の全てを蹴散らし、ついにはエクシードXまでも分解吸収光線グリーザアブソープションによって吸収するが、体内で繰り出されたエクシードエクスラッシュによって大爆発を起こし、生死不明になる。
- しかしその後、短時間で体を再生させる(この際、実体を得ている[51])と、ハヤトにリアライズされたサイバーゴモラを再度倒してXioラボを破壊し、ラボに保管されていたスパークドールズを怪獣吸引放電ダークサンダーアブソープションで全て吸収。吸収したものを無に帰すことが出来ず、最終形態へ姿を変える。
- 最終形態
- 「想いを形にする力を持つ」エクスラッガーを吸収してしまったことで実体化してしまった[51]グリーザが、Xioラボに保管されていたスパークドールズを吸収したことで、変化を遂げた姿。第二形態にさまざまなトゲ状の装飾が加えられた外見をしており、相手の攻撃エネルギーを吸収することが出来る。実体を得たことでそれ以前の形態にあった「吸収したものを無に帰す」特性を失っており、代わりに体の内部に吸収したもの(スパークドールズ)をためこみ、その能力を使用することが出来るようになっている。実体化したことでゆらめいた不可解な動きはなくなり攻撃も当たるようになっている。
- Xioの総力を挙げた攻撃すらも全く通じず、さらには復活したエックスをも怪獣達の能力を駆使して追い詰めるが、胸部にエクスラッガーの一撃を突き立てられたことで大地の呼びかけに応えたゴモラ達全てのスパークドールズが解放されてしまう。最後は全ての怪獣のサイバーカードをリードしてハイブリッドアーマーを纏ったエックスに追い込まれ、ウルティメイトザナディウムで大ダメージを負い、再び突き立てられたエクスラッガーで完全に実体化させられた[51]ことで大爆発を起こして倒された。
- 熔鉄怪獣 デマーガ
- 第1話「星空の声」、第12話「虹の行く先」に登場。
- 身長:50メートル
- 体重:5万5千トン
- 体の79%が溶けた鉄で構成された怪獣。Xioでの分類はタイプG。黒い体は高い熱量を持ち、出現時にはその影響で川の水が沸騰してしまうほど。頭部の黄色い角に神経と熱源が集中しているのが弱点。口から熔鉄光線を吐いて攻撃するほか、背から火炎弾を放つこともできる。8世紀の歴史書『日本太平風土記』にも鉄の魔獣「天目亜牙」として記述されており、それによると「光の巨人」によって封印されたという。
- 梅沢市の市街地を蹂躙し、ユナイトしたばかりで思うように戦えないエックスを苦戦させるが、最終的にザナディウム光線によってスパークドールズに圧縮され、大地に回収された。
- 第12話ではギナ・スペクターによって覚醒させられた別個体が登場。初代と同じく梅沢市の市街地に出現し、エックスと交戦するが、その最中に宇宙から降り注いだダークサンダーエナジーを浴びてツルギデマーガへ変貌する。
- 初稿ではファイヤーゴルザが登場する予定であったが、メイン監督の田口の要望により、第1話は王道の新怪獣が登場することとなった[5][55]。ラフデザインも田口が手掛けており、田口が高校時代に手がけた自主制作映画に登場した怪獣バギラスが基となっている[4][55][44]。
- 名称は天目一箇神に由来する[55]。
- デマーガの声は玩具「DXエクスデバイザー」にも収録されるため、撮影開始以前に制作された[4]。
- 本来の設定では攻撃手段は口からの火球だけであったが、撮影時に口の開閉ギミックが故障したため、身体からも火を放つという設定に変更された[44]。
- 溶鉄怪獣 ツルギデマーガ
- 第12話「虹の行く先」、最終話「虹の大地」及び劇場版に登場。
- 身長:55メートル
- 体重:5万9千トン
- ギナ・スペクターによって覚醒させられたデマーガの別個体が、突如地上に降り注いだダークサンダーエナジーによって凶暴化させられた強化形態。
- 背中と両腕から1対の巨大な剣が伸びており、瞳は真っ赤に変色したほか、体表はザナディウム光線すら通じないほど屈強になっている。口から放つ熔鉄光線もパワーアップしており、ダークサンダーエナジーを宿した攻撃で一度はエックスを消滅させる。一時撤退を経て街に再び現れて破壊を再開するも、大地の尽力によって復活からエクシードXへの強化を果たしたエックスに圧倒された末、エクシードエクスラッシュによって元のデマーガへ戻され、ザナディウム光線によってスパークドールズ化する。
- 最終話ではグリーザに実体化させられた後、吸収された。
- ミニコーナー「大地の怪獣ラボ」で登場したスパークドールズは、後に最終話で一瞬だけ登場している。
- 亡命宇宙人 ゴールド星人
tE ・rU - 第6話「星の記憶を持つ男」、第7話「星を超えた誓い」に登場。
- 惑星ゴールドから地球へやって来た青年にして惑星ゴールドの王子。Xioでの分類はタイプA。地球人と同じような外見をしており、グルマンの話によればゴールド星人は地球侵略などという野蛮な行為はしないとされている。体が黄金色に輝き、母星と同じ大気の成分を放出することができるほか、掌からは生物を治癒させる特殊な光を放つことができるが、戦闘能力は低いようでXio隊員たちと遭遇した時も攻撃系の能力は用いなかった。
- 5年前、ガーゴルゴンにエネルギーを狙われた惑星ゴールドから逃亡し、宇宙船で地球に避難してきたが、その後は記憶を失って放浪しており、通りかかった学生から暴力を受けることもあったため、地球人に不信感を抱いている節がある。しかし根は心優しく、ナンパされていたところを助けられたという女子学生・優希からは好意を寄せられており、自身のミスで負傷させてしまった優希の友人・和子を自らの能力で治癒している。
- ガーゴルゴンの地球への接近に呼応し、公園のオブジェに偽装していた宇宙船から発信されたSOS信号をきっかけに記憶を取り戻し、祖先が地球に残していたルディアンを起動させて宇宙船へ向かおうとするが、居合わせた警官の銃撃による負傷で失神し、Xioメディカルに保護される。目覚めるとメディカルの職員を人質にしてルディアンの引き渡しをXioに要求するが、要求を呑んで自ら代わりの人質となった大地の真意を知り、同時期に飛来したガーゴルゴンに立ち向かうべく共闘することとなる。しかしガーゴルゴンの強大な力には敵わず、エックスや大地がガーゴルゴンに敗れたことに責任を感じる。その後は優希の手当てを受け、囮となるべくルディアンを起動してガーゴルゴンを誘い込む。一時は石化光線でルディアンもろとも石化されかけるも、直後のXioの活躍で復活してエックスの協力でガーゴルゴンを倒す。最後は、地球と惑星ゴールドに平和の橋が架かるように願いつつ、身に着けていたペンダントを優希へ託し、前述の宇宙船に乗って惑星ゴールドへ帰って行った。
- メカ守護獣 ルディアン
- 第6話「星の記憶を持つ男」、第7話「星を超えた誓い」に登場。
- 身長:14センチメートル - 41メートル
- 体重:150グラム - 4万トン
- tE・rUの祖先であるゴールド星人が地球に残したロボットで、Xioでの分類はタイプM。丸い上半身と犬のような顔を持ち、両腕が大型のガトリングガンとなっている。基本的には内部のコックピットから有人式で操縦されるが、搭乗者が気絶するなどの危機に瀕した時にはその安全のため、自動防衛機能が働く場合もある。両腕のガトリングガンからハイパーガトリング光弾を連射し、遠距離から敵を攻撃する戦法が主体。また、その内部には惑星ゴールドの高密度エネルギーが秘められている。回想シーンでは頭部もガトリングガンとなった個体が惑星ゴールドに複数配置されていたが、関係は不明。
- スパークドールズほどの大きさとなって山奥に封印されていたが、ガーゴルゴンの接近を察知したtE・rUによって起動されて巨大化し、彼の操縦で公園にある宇宙船へ向かう。しかし、その途中でtE・rUが負傷により気を失ってしまったため、自動防衛機能が起動して街を破壊し始めたところでエックスと戦闘になるが、一時的に意識を取り戻したtE・rUによって機能停止し、元の大きさに戻る。その後はガーゴルゴンを相手にエックスと共闘し、エックスが庇って石化されてしまうも自身は難を逃れ、tE・rUの意思により再び起動すると、ガーゴルゴンをおびき寄せる囮となる。石化光線でtE・rUもろとも石化されかけるも、Xioの活躍によりエックス共々石化が解除される。最後は石化光線を反射されて石化したガーゴルゴンに、ガトリングガンで止めを刺す。
- ミニコーナー「大地の怪獣ラボ」では、サイバー怪獣化されたサイバールディアンのサイバーカードが登場している。
- デザインは後藤正行が担当した[17]。頭部のデザインは第6話監督の辻本貴則の愛犬がモデルであり、エジプト神話のアヌビス神からヒントを得たという[56]。また、テレビアニメ『新造人間キャシャーン』のフレンダーも意識している[17]。
- 着ぐるみは『ウルトラマンメビウス』に登場したリフレクト星人の改造[17]。当初は金色のインペライザーが登場する予定であったが、インペライザーはすでに度々登場していることから新怪獣に変更された[17]。砲撃を主体とした戦法はインペライザーであった名残である[17]。
- 石化魔獣 ガーゴルゴン
- 第6話「星の記憶を持つ男」、第7話「星を超えた誓い」に登場。
- 身長:55メートル
- 体重:5万5千トン
- 惑星ゴールドのエネルギーを狙う凶悪な宇宙怪獣。黄色い光の球体となって地球に飛来した。Xioでの分類はタイプG。目のない大きな頭部以外に両肩にも長い首を持つ小さな頭が2つ生えており、そこから稲妻状の破壊光線を放つ。また、大きな頭部の口には巨大な目が隠されており、そこから石化光線を放つうえにエネルギーを吸収することもできるが、同時に弱点にもなっている。tE・rUによれば遥か昔、1つの地球文明を石に変えて海に沈めており、それが地球ではゴルゴンの伝説の由来となったのではと推測されている。怪獣ではあるが知性を持っており、特殊な高周波を用いて地球人に対してコミュニケーション(一方的な脅迫)を行った。
- 惑星ゴールドで破壊の限りを尽くした後、ルディアンの内部に秘められたゴールドのエネルギーを狙って再度地球に飛来する。ウルトラマンエックスや大地と共闘するtE・rUとの戦いでは、エレキングアーマーを纏ったエックスのエレキング電撃波も通用しないほどの強力さでエックスとルディアンのタッグを追い詰め、石化光線でエックスを石化させるが、その直前にXスラッシュを目に受けたために宇宙へ撤退する。宇宙からは人類に44分以内にtE・rUを差し出すことを要求し、応じなければ地球上の全ての生命を石化させることを宣言する。これに対し、UNVER本部は世界各国のXio支部からミサイル「ペルセウス」を発射して攻撃するが、その全弾が破壊・吸収される。その後は再び地球に降り立ち、再起動していたルディアンをtE・rUごと石化させたところ、ワタル・ハヤト・アスナのトリプルユナイトシュートで目を破壊され、エックスとルディアンの復活を許してしまう。破壊された目を再生させて石化光線を放つが、ベムスターアーマーを纏ったエックスに跳ね返されて自分が石化したうえ、最後はルディアンのガトリングガンで全身を粉砕された。
- ミニコーナー「大地の怪獣ラボ」では、劇中未登場のスパークドールズが登場した。
- デザインは後藤正行が担当した[57]。第6話・第7話を監督した辻本貴則の要望により、知性はあるが怪獣らしいフォルムを意識すると同時に女性的なシルエットを持たせるため、腰が細くなっている[57]。頭部は獣に見えないよう目のない悪魔をイメージしたものとなっているが、角が目に見えるよう仕立てられている[57]。
- 当初は「グーゴルゴン」という名称であったが、それでは可愛らしいという辻本の意見により変更された[17]。
- 脚本ではガーゴルゴンが喋っていたが、辻本はこれに違和感を感じたため、直接喋らずに言葉を伝える形で演出した[57]。
- 当初の脚本ではガーゴルゴンの猶予時間は44時間という設定であったが、その間はエックスが石化されたままのため、大地の不在に周囲が気づかないのはおかしいとして変更された[57]。
- 不動怪獣 ホオリンガ
- 第10話「怪獣は動かない」に登場。
- 身長:42メートル
- 体重:10万3千トン
- 植物の特徴を持ち、口は花となっている怪獣で、本編開始より1か月前に突如坂根村に出現し、使われていない畑で眠っているように動かない怪獣であった。おとなしい性格であるが、怒ると目が赤くなり、背や花から視界を遮るほどの量の花粉を出す。また、根を触手のように操ることもできる。ホオリンガという名は村の少女・花によって名付けられたもので、坂根村の方言で「ホオリ様」を意味する。なお、村はこの怪獣を村興しの目玉にしようとしており、「サカネッシー」や「ヤマゴン」という名前を付けようとしたほか、芸を教え込もうとも画策していた。
- 村との協議の末、Xioが保護下に置いてモニタリングを行っていた。その中で栄養失調が判明し、治療弾を打って回復を試みるが、それにより体組織が異常活性化し、地中に伸びた根が村を次々と破壊してしまう。この対策として解毒剤の投与が決定されるが、効果が出るまで丸2日かかるために事前に村から引き離されることになり、運び出そうとするスカイマスケッティとジオアラミスへ花粉をばら撒いて抵抗し、暴れ回る。実は、昔から坂根村に現れてはやがて山となる怪獣であり、ホオリンガの高祖父から父にあたる怪獣も山となっていた。栄養失調も、自らの栄養素を周囲の土壌に与えていたためのものであり、事実ホオリンガ周辺の土壌では植物ホルモンが活性化していた。それを知った大地とウルトラマンエックスにより、Xバリアドームを展開されて周囲への花粉の拡散を抑えられた後、ピュリファイウェーブにより浄化されておとなしくなり、山へ変化する。
- ミニコーナー「大地の怪獣ラボ」では、劇中未登場のスパークドールズが登場した。
- 名前は日本神話の火遠理神に由来する[58]。
- 当初のプロットでは『ウルトラマンマックス』のクラウドスが登場する予定であった[58]。その後、新怪獣の登場に変更され、蛭子神をモチーフとしたヒルコンダという怪獣が考えられていたが、映画『ヒルコ 妖怪ハンター』とイメージが被るため、変更された[58]。植物の怪獣という設定は、排泄物の描写を避けるために用いられた[58]。
- 着ぐるみは『ULTRASEVEN X』に登場したペジネラの改造[58]。顔の花は『ウルトラマンメビウス』に登場するソリチュランの頭部を流用している[58]。
登場アイテム・劇中用語
- スパークドールズ
- 「ウルトラマンギンガ#スパークドールズ」も参照
- 地球各地で眠っていた謎のオーパーツ。ウルトラ・フレアをきっかけに怪獣となって実体化する。日本海溝付近で多く発見されるため、日本とその周辺海域での怪獣出現率は地球全体の20%を占めており、他の地域平均の84倍にもなっている。現在も多数が不安定な状態で眠っており、時に実体化してしまうことがある。物語開始当初、人類は一度実体化したスパークドールズを元に戻す術を有しておらず、ウルトラマンエックスのみがそれを可能としていた。Xioには、ザナディウム光線に含まれる未知の粒子によって怪獣をスパークドールズにしていると分析された。その後、実体化できるようになったサイバーゴモラも使用可能になった。
- 自力で動くことはないが感情は有しており、ジオデバイザーで読み取ることができる。劇中では怪獣出現を感知して振動することがあったほか、人間とスパークドールズの心のつながりがサイバー怪獣実体化の鍵となった。また、本来の生息地に似た環境に置くと感情がかなり安定することが、大地の研究で判明している。後にリアライズビームの照射によって、3分間のみ実体化させることができるようになった。
- ウルトラ・フレア
- 物語開始の15年前に発生し、スパークドールズが目覚めるきっかけを作った太陽フレア。謎の発光生命体=グリーザがエックスによって太陽に衝突した影響で発生し、地球の空に紫色のオーロラが出現した。また、この時に大地の両親が電波研究所ごと消滅して消息不明になったほか、宇宙に歪みを生じさせて別宇宙への突破口まで作り出しており、電波研究所の跡地もその特異点の1つとなっていた。
- 梅沢市
- デマーガが出現し、エックスが初めて戦った街。また、ダークサンダーエナジーが初めて観測された街でもある。
- 惑星ギレルモ
- 第5話の舞台となった宇宙の彼方の惑星。ナックル星人バンデロを追ってきたウルトラマンゼロが、ウルトラマンゼロアーマーを装着して後から到着したエックスと共に、バンデロやブラックキング ドリルカスタムとの決戦を繰り広げる。
- 日本の特撮作品に造詣が深いことでも知られる映画監督ギレルモ・デル・トロは、第5話の放送後にファンからTwitterで本惑星のことを知らされ、喜んだという[59]。
- 惑星ゴールド
- ガーゴルゴンによって住民ごと石化された惑星。tE・rUはその唯一の生き残りである。ガーゴルゴンが倒された後、石化は解かれた模様。
- 坂根村
- 昔からホオリンガの一族が住み着いてきた村。ホオリンガが出現した際、村興しに利用した。
- ダークサンダーエナジー
- 第12話以降、復活が近づくグリーザから放たれた黒い稲妻状のエネルギー。これを浴びた怪獣は目が赤くなって強化・狂暴化してしまうほか、ウルトラマンを弱体化させる作用があるらしく、エナジーを狙うために別宇宙からグア軍団が襲来することにもつながった。
- このエナジーは、グリーザが吸収の最優先対象となる生命エネルギーの強い生物を探知するためのもので、地球ではエナジーがこれに該当するスパークドールズ=怪獣を感知し、一連の事件を引き起こしていた[注 10]。そのため、強い生命エネルギーを持っていたゴモラには、Xioのエナジーシールドを破壊するほど連続して降り注いだ。電磁波にも反応するらしく、ムーの身体が放つ電磁波でエナジーの降下率が2.16倍に跳ね上がったこともある。地球で犯罪を犯す宇宙人たちの中には、このエネルギーが意味するもの=グリーザによる地球滅亡を、情報として入手している者もいた。
- エクスラッガー
- 第12話でダークサンダーエナジーの影響により弱体化し、消滅しかかったエックスのデータを電脳世界から救い出した大地が入手した、虹色の剣。エクシードXのスパークドールズをエクスデバイザーでリードすることによって、大地の手に出現する。ウルトラマンエクシードXの額にも刃の部分だけが装着されており、手を額にかざすと柄が付いた形で取り外される。側面にあるパネルを大地がスライドタッチすることで刀身にエネルギーを集中させた後、トリガーを引いて「エクシードエーックス!」と叫びながらX字に振るうことで、エクシードXに強化変身する。戦闘時はパネルのスライドタッチ回数やパターンに応じてさまざまな強力技を発動させるほか、逆手に持ち替えて柄の下部にあるブーストスイッチを押すと剣先が伸び、究極技を発動させる。最終話にて古代の遺物と判明したが、その出自などについては描写されていない[注 10]。
- エクスラッガーの真の力は「想いを形にする力」。エクシードXがエクスラッガーで怪獣を切り裂くことでダークサンダーエナジーを取り除けるのは、大地が「怪獣と共生したい」という念いをもってエクスラッガーで攻撃するため。グリーザが第三形態で攻撃が当たるようになったのは、一度エクスラッガーを取り込んでしまったために無の存在でなくなり実体化してしまったため[51]。
- 多々良町
- 相沢サクラが引っ越してきた町で自然が豊かな町。サクラの家の近くにはピグモンが住み着いており、「赤いお化け」と噂されていた。町の中心にはショッピングモールがある。
キャスト
レギュラー・準レギュラー
- 大空大地 - 高橋健介 / 一瀬礼旺(幼少期)
- 山瀬アスナ - 坂ノ上茜
- 風間ワタル - 細田善彦
- 貴島ハヤト - 松本享恭
- 高田ルイ - 百川晴香
- 三日月マモル - 原田隼人
- 山岸タケル - TAKERU
- 松戸チアキ - 瀬下千晶
- 大空鷹志 - 柳憂怜
- 大空遙 - 越智静香
- 橘さゆり - 月船さらら
- 神木正太郎 - 神尾佑
ゲスト
- ロシアの人々 / セミ女 - 宇那[注 11](1[60][注 12] / 16)
- ロシアの人々 / 中東の人々 - 春咲小紅(1[60][注 12])
- シンガポールの人々 - 小林雄次、中野貴雄、林壮太郎(1[61][注 12])
- 学生キャンパー - 大塚佳奈江、菅原彩香、佐戸彰悟、福井成明(1)
- 河原の父親 - 冨田卓(1[62][注 12])
- 梅沢市の群集 - 小林弘利、三好昭央(1[63][注 12])
- 梅沢市の群集 / 坂根村の観光客 - 内田裕基、勝冶京子(1[64] / 10[65])[注 12]
- アンバサダーガール - 緒沢あかり(2)
- グルマンに突き飛ばされた学生 - 西田薫子(2[66][注 13])
- 増田公二 - 仲義代(2)
- 増田圭吾 - 鈴木貴雄(2)
- 土岐 / ケムール人 - 高橋麻琴(3 / 16)
- 間伏涼子 / 地底女 - 佐伯日菜子(3)
- Xio道場教官 - 岡野弘之(4[67][注 12])
tE ・rU - 黄川田将也(6,7)- 春崎優希 - 新舛有紀(6,7)
- 井上和子 - 山田朝華(6)
- 警官 - 小島遊園地(6)、安藤広郎(9)
- 南川大輔 - 三浦浩一(6,7)
- 南川の秘書 - 太宰美緒(6,7)
- Xioメディカル職員 - 太田彩乃(6)
- トウマ・カイト / 当麻博士 - 青山草太(8)
- 風間イサム - 汐谷恭一(9)
- ラグビー部監督 - 石川安彦(特別出演、9)
- 12番選手 - 草野大成(9)
- 9番選手 - 今泉豪樹(9)
- 名栗 - 平野勲人(9)
- 伊刈 - 関智一(9)
- 春木 - 橋本達也(9)
- 「NanNan」表紙モデル - 高田和加子(写真出演、9)
- 実況 - 山中敦史(9)
- 解説 - 比嘉智也(特別出演、9)
- 実況席の男 - 岡崎聖(9[68][注 12])
- 須田花 - 中村愛依(10)
- 植木千鶴 - 平田弥里(10)
- 須田大和 - 徳井優(10)
- 草野敦之 - 水野直(10)
- ギナ・スペクター - 佃井皆美(12 - 14)
- ショウ / ウルトラマンビクトリー(声)/ ウルトラマンギンガビクトリー(声) - 宇治清高(13,14)
- 杉田アリサ - 滝裕可里(13,14)
- 礼堂ヒカル / ウルトラマンギンガ(声)/ ウルトラマンギンガビクトリー(声) - 根岸拓哉(13,14)
- Xio一般隊員 - 蛇澤圭佑(15)
- 神木裕美 - 平田薫(15)
- 10歳の裕美 - 根本真陽(15)
- 神木雪 - 森田亜紀(15)
- 尾形大助 - 越知靖(15[69][注 12])
- 「激撮!Xio密着24時」ディレクター - イマニシケンタ(16)
- 女子大生(A子) - 芹澤りな(16)
- Xio宇宙人犯罪対策部第四課隊員 - 藤丸和徳(16[70][注 12])
- 人間標本の被害者たち - 鈴原かおり、横田存阿、坂井くるみ(16)
- 橘かおる - 渡邉空美(16,20)
- 橘みちる - 田牧そら(16,20)
- 相沢サクラ - 濱田ここね(17)
- 相沢かおり - 遠藤久美子(17)
- 彩乃 - 佳音(17)
- 美咲 - 木本想(17)
- 彩乃の母 - 中山さおり(17)
- 美咲の母 - 清水智子(17)
- 「ショッピングタウン多々良」店員 - 金時むすこ(17)
- 松嶋 - 堀本能礼(17)
- 田村 - 仁科貴(17)
- ピグモンのともだち - 齊藤詢乃助、柿木美祈、高橋凛(17)
- 菜々子 - 大塚千弘(18)
- 「喫茶 りんどん[71]」マスター - 井上芳憲(本人出演[72]、18)
- ラグビー選手 - 道仙拓真、君永佑太、森タクト、羽生卓人、鈴木哲也、山田至央、安野元裕、矢野弘樹(18)
- モニターに映った犬 - むーちゃん(18[73][注 12])
- ドライバー - 高橋創(18[74][注 12])
- 柊野原 - 藤岡眞名美(20)
- 橘祥吾 - 川久保拓司(友情出演、20)
- Xio整備班長 - 辻本貴則(21[75][注 12])
声の出演
- ウルトラマンエックス - 中村悠一
- ナビ音声 / アナウンス - 山村響
- ファントン星人グルマン / ナレーション - 松本保典
- ザラブ星人 - 村上ヨウ(4)
- ナックル星人バンデロ - 岸哲生(5)
- ウルトラマンゼロ - 宮野真守(5)
- ガーゴルゴン / ムー - ジェーニャ(7 / 18)
- スラン星人クワイラ - 松本健太(8)
- ナックル星人ナクリ - 平野勲人(9)
- イカルス星人イカリ - 関智一(9)
- バルキー星人ハルキ - 橋本達也(9)
- ババルウ星人 - 直塚和紀(9)
- ゼットン星人 - 小野友樹(9)
- ダダ - 前田高宏(9)、南雲大輔(16)
- ケムール人 - 外島孝一(9,16)
- マグマ星人 - 祐仙勇(12,13)
- シャプレー星人 - 陣谷遥(12 - 14)
- モルド・スペクター - 宇垣秀成(13,14)
- マーキンド星人 / 「激撮!Xio密着24時」番組ナレーション - 金子はりい(14 / 16)
- 自衛隊の招集連絡 / 三面写真の撮影官 - 田口清隆(15[76] / 16[77])[注 12]
- M1号 - 飯塚昭三(19)
- ハヤトの父 - 千葉繁(21[注 14])
アクション
- ウルトラマンエックス / ウルトラマンゼロ / ウルトラマンビクトリー - 岩田栄慶
- ファントン星人グルマン - 福島弘之
- デマーガ / バードン / ファントン星人グルマン[注 15] / ルディアン / ナックル星人ナクリ / ホオリンガ / ゴメス(S) / グビラ / レッドキング / M1号 / バグバズンブルード - 新井宏幸
- テレスドン / ベムスター / ブラックキング / キングゲスラ / EXゴモラ - 横尾和則
- ザラブ星人 / ナックル星人バンデロ / ゼットン / バルキー星人ハルキ - 力丸佳大
- ウルトラマンゼロ / ガーゴルゴン / スラン星人クワイラ / サイバーゴモラ - 岡部暁
- ウルトラマンマックス / ドラコ - 石川真之介
- イカルス星人イカリ - 矢崎大貴
- ババルウ星人 - 常光博武
- ゼットン星人 / キングジョー / ウルトラマンギンガ / ウルトラマンネクサス - 寺井大介
- ダダ / ツルギデマーガ - 梶川賢司
- ケムール人 / モルド・スペクター / グリーザ - 桑原義樹
- アクマニヤ星人 - 稲庭渉
- ピグモン - 丸田聡美
- 根本史彦
- 安達仁美
- 山口仁美
スタッフ
演出陣では、メイン監督に田口清隆を据え[5][3]、『ウルトラマンギンガ』シリーズ[注 1]の各メイン監督であった坂本浩一、アベユーイチ両監督がサブで演出を担当[5]。アベユーイチは第20話に限り、『ウルトラマンネクサス』放映時点で用いていた阿部雄一名義で演出を担当した。他にも『ウルトラゾーン』以来約3年振りに円谷プロ作品の演出を手掛ける辻本貴則や、『ウルトラマンティガ』以降、平成ウルトラシリーズにおいて長年に渡り助監督を務め、本作がシリーズ初監督となる冨田卓が参加する[5]。エクシードX登場編を監督した坂本は、エクスラッガーの玩具開発にも携わった[30]。
脚本では、『ウルトラマンギンガS』のライター陣から武井彩を除く全6名が続投しているほか、シリーズ初参加の脚本家が加わった総計10名のうち4名がシリーズ構成を務めるという異例の編成となっている[3]。
音楽も『ウルトラマンギンガ』シリーズに引き続き小西貴雄が担当し[4]、『ギンガ』シリーズの劇伴音楽も多用されている。
- 監督 - 田口清隆、坂本浩一、辻本貴則、アベユーイチ[注 2]、冨田卓
- シリーズ構成 - 小林雄次、中野貴雄、小林弘利、黒沢久子
- 脚本 - 小林雄次、小林弘利、中野貴雄、黒沢久子、林壮太郎、柳井祥緒、内田裕基、三好昭央、勝冶京子、三浦有為子
- 監修 - 大岡新一
- 企画 - 猪狩友宏、片野良太(バンダイ)、仲吉治人(バンダイビジュアル)、山西太平(電通)
- 制作統括 - 岡崎聖
- チーフプロデューサー - 北浦嗣巳
- プロデューサー - 菊池英次
- 企画協力 - 稲山浩文、春山ゆきお(バンプレスト)、渋谷浩康、仲井智徳、有澤亮哉
- 番組担当 - 吉野文(テレビ東京)、小掛慎太郎、竹葉理沙
- 番組宣伝 - 石原裕也(テレビ東京)、徳田良平
- 撮影監督 - 高橋創
- 音楽 作・編曲 - 小西貴雄
- 音楽制作 - 鈴木俊太郎(円谷プロ・rooM78)
- 音楽協力 - テレビ東京ミュージック
- キャラクターデザイン - 後藤正行
- アクションコーディネイト - 岡野弘之
- ミリタリー・スーパーバイザー - 越康広
- カースタント - 高橋レーシング
- 特殊造型 - 潤淵隆文、品田冬樹
- ミニチュア - マーブリング・ファインアーツ
- 操演 - 亀甲船
- 特機 - 宗特機
- 技術協力 - IMAGICA
- 美術協力 - アートフォー
- 視覚効果 - 三輪智章
- VFXコーディネーター - 豊直康
- VFX・CG - 日本映像クリエイティブ、アンダーグラフ、キュー・テック、林デジタル工務店、有限会社イコナ、株式会社 幻影、TSUBAKI、MAGNUS-AGRI
- 光学作画 - 飯塚定雄
- 音響効果 - スワラプロダクション
- 特撮スタジオ - 日活調布撮影所
- 車輌協力 - 日産自動車
- 協力 - 日本ラグビーフットボール協会[注 16]、ファミリーマート
- 製作 - 「ウルトラマンエックス」製作委員会
- 製作・著作 - 円谷プロダクション
音楽
- 主題歌
- エンディングテーマ
-
- 「Unite 〜君とつながるために〜」(1番:第1話 - 第14話、最終話 / 2番:第15話 - 第21話)
- 作詞 - TAKERU、瀬下千晶 / 作曲・編曲 - 小西貴雄 / 歌 - ボイジャー
- 最終話では挿入歌として使用された。
- 挿入歌
放送日程
- 本編終了後には最終章を除いた毎回に、怪獣やサイバーカードの解説をするミニコーナー「大地の怪獣ラボ」が放送される。第19話の初回放送版ではこの代わりに『番組登場!変身ポーズフォトキャンペーン』から応募5作品を紹介した。
- 第7話と第8話の間、第14話と第15話の間および最終話の後には、今後の展開の先行予告映像も含めた総集編が放送された。これらの回では番組フォーマットを『新ウルトラマン列伝』のものに合わせており、EDやミニコーナーは削除されている。
話数 | 放送日 | サブタイトル | 登場怪獣・宇宙人 | エックス以外の登場ヒーロー | 怪獣ラボの登場キャラクター | 脚本 | 監督 | 新列伝放送話 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2015年 7月14日 |
星空の声 | グリーザ ベムラー バニラ アボラス マグラー ペスター ペギラ デマーガ |
- | デマーガ ウルトラマンエックス |
小林雄次 | 田口清隆 | 第106話 |
2 | 7月21日 | 可能性のかたまり | バードン | ゴモラ サイバーゴモラ |
小林弘利 | 第107話 | ||
3 | 7月28日 | 夜を呼ぶ歌 | 地底女 テレスドン |
テレスドン サイバーエレキング |
中野貴雄 | 第108話 | ||
4 | 8月4日 | オール・フォー・ワン | ザラブ星人 ベムスター |
ベムスター サイバーテレスドン |
黒沢久子 | 坂本浩一 | 第109話 | |
5 | 8月11日 | イージス 光る時 | ブラックキング ナックル星人バンデロ ブラックキング ドリルカスタム |
ウルトラマンゼロ | エレキング ウルトラマンゼロ |
中野貴雄 | 第110話 | |
6 | 8月18日 | 星の記憶を持つ男 | ゴールド星人tE・rU ルディアン ガーゴルゴン |
- | ルディアン | 小林弘利 | 辻本貴則 | 第111話 |
7 | 8月25日 | 星を越えた誓い | ガーゴルゴン サイバーベムスター |
小林雄次 | 第112話 | |||
8 | 9月8日 | 狙われたX | ゼットン スラン星人クワイラ |
ウルトラマンマックス | ゼットン サイバーゼットン |
林壮太郎 | アベユーイチ | 第114話 |
9 | 9月15日 | われら星雲! | ナックル星人ナクリ イカルス星人イカリ バルキー星人ハルキ ババルウ星人 ゼットン星人 ダダ(A) ケムール人 サメクジラ(ジョリー) アクマニヤ星人 |
- | ザラブ星人 バルキー星人ハルキ 他 |
中野貴雄 | 第115話 | |
10 | 9月22日 | 怪獣は動かない | ホオリンガ | ホオリンガ ウルトラマンマックス |
柳井祥緒 | 冨田卓 | 第116話 | |
11 | 9月29日 | 未知なる友人 | キングジョー サイバーゴモラ |
サイバーゴモラ キングジョー |
小林雄次 | 第117話 | ||
12 | 10月6日 | 虹の行く先 | ギナ・スペクター デマーガ ツルギデマーガ ザラガス サイバーゴモラ マグマ星人 シャプレー星人 |
ザラガス ウルトラマンエクシードX |
内田裕基 | 坂本浩一 | 第118話 | |
13 | 10月13日 | 勝利への |
モルド・スペクター ギナ・スペクター マグマ星人 シャプレー星人 |
ウルトラマンビクトリー ウルトラマンギンガ |
ツルギデマーガ マグマ星人 |
三好昭央 | 第119話 | |
14 | 10月20日 | 光る大空、繋がる大地 | モルド・スペクター ギナ・スペクター シャプレー星人 マーキンド星人 メカゴモラ サイバーゴモラ グア・スペクター |
ウルトラマンギンガ ウルトラマンビクトリー ウルトラマンギンガビクトリー |
メカゴモラ ウルトラマンギンガビクトリー |
林壮太郎 | 第120話 | |
15 | 11月3日 | 戦士の背中 | ゴメス(S) サイバーゴモラ |
- | ゴメス(S) | 黒沢久子 | 田口清隆 | 第122話 |
16 | 11月10日 | 激撮!Xio密着24時 | ケムール人 セミ女 ダダ(A・B・C) グビラ |
ケムール人 ウルトラマンビクトリーナイト |
中野貴雄 | 第123話 | ||
17 | 11月17日 | ともだちは怪獣 | ピグモン キングゲスラ |
ピグモン | 勝冶京子 | 辻本貴則 | 第124話 | |
18 | 11月24日 | ワタルの恋 | ムー レッドキング EXレッドキング ドラコ |
キングゲスラ | 黒沢久子 | 第125話 | ||
19 | 12月1日 | 共に生きる | М1号 ゴモラ EXゴモラ |
レッドキング ウルトラマンギンガ |
三浦有為子 | アベユーイチ | 第126話 | |
20 | 12月8日 | 絆 -Unite- | ベムラー バグバズンブルード |
ウルトラマンネクサス | ベムラー ウルトラマンネクサス |
小林弘利 | 阿部雄一 | 第127話 |
21 | 12月15日 | 美しき終焉 | グリーザ サイバーゴモラ |
- | 田口清隆 | 第128話 | ||
22 | 12月22日 | 虹の大地 | グリーザ サイバーゴモラ EXゴモラ ツルギデマーガ EXレッドキング |
小林雄次 | 第129話 | |||
総集編 | ||||||||
1 | 9月1日 | 出会い そして仲間たち | 第1話 - 第7話に登場した怪獣・宇宙人・ヒーロー | - | 池田遼 | 村上裕介 | 第113話 | |
2 | 10月27日 | 限界を超えた勝利の光 | 第8話 - 第14話に登場した怪獣・宇宙人・ヒーロー | 足木淳一郎 | 第121話 | |||
3 | 2016年 1月5日 |
絆でひとつになる世界 | 第15話 - 最終話に登場した怪獣・宇宙人・ヒーロー | 第130話 |
映画
劇場版 ウルトラマンX きたぞ!われらのウルトラマン | |
---|---|
監督 | 田口清隆 |
脚本 |
中野貴雄 小林雄次 小林弘利 |
製作 | 「劇場版 ウルトラマンX」製作委員会 |
ナレーター | 松本保典 |
出演者 |
高橋健介 坂ノ上茜 細田善彦 松本享恭 月船さらら 神尾佑 吉本多香美 高木星来 中山由香 原田隼人 百川晴香 TAKERU 瀬下千晶 マイケル富岡 中村悠一 松本保典 根岸拓哉 山村響 宮野真守 |
音楽 | 小西貴雄 |
主題歌 | ボイジャー feat. Project DMM「Unite 〜君とつながるために〜」 |
撮影 | 髙橋創 |
編集 | 矢船陽介 |
制作会社 | 円谷プロダクション |
製作会社 | 「劇場版 ウルトラマンX」製作委員会 |
配給 | 松竹メディア事業部 |
公開 | 2016年3月12日 |
上映時間 | 73分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
前作 | 劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!! |
2016年3月12日より[注 17]『劇場版 ウルトラマンX きたぞ!われらのウルトラマン』が全国松竹系映画館にて公開された[78]。
キャッチコピーは「
2016年に放送開始50周年を迎える『ウルトラマン』と放送開始20週年を迎える『ウルトラマンティガ』の記念作品という側面があり、両作品のキャラクターのほかストーリーにも両作品の要素が取り入れられている[79][39]。メインゲストも両作品に関わりある人物として、『ティガ』でヒロインを務め、『ウルトラマン』主演の黒部進の実娘でもある吉本多香美が出演する[12][39]ほか、その他のテレビシリーズにゲスト出演したウルトラマンたちが登場する[12][注 18]。
監督はテレビシリーズのメイン監督を務めた田口清隆が続投[12]。撮影はテレビシリーズ最終話と並行して行われた[12]。ストーリーはテレビシリーズ最終話の半年後を舞台とするが、作品としてはテレビシリーズ未見でも楽しめる内容としている[12]。また、テレビシリーズ終盤がシリアスな展開となったことから、コメディ要素も取り入れた明るいエンターテイメントとすることが意識された[37]。そのほか、怪獣映画やライブステージのオマージュも取り入れられており、幅広い年齢層が感情移入できる作品とすることが志向された[12]。
本作ではテレビシリーズよりも特撮に力が入れられており、大規模なミニチュアセットが組まれた[39]。田口は自身が子供の頃に観た平成ゴジラシリーズを意識し、現代の子供たちにもミニチュア特撮の迫力を感じてもらいたいという想いを込めている[39]。海外のシーンは実景の映像や写真にキャラクターを合成している[37]。
通常は宣伝部が制作する予告編も、本作では田口が担当した[23]。制作にあたっては女性客へのアピールを要望されたが、田口はメインターゲットである男性客が離れていると考え、平成ガメラシリーズを意識した怪獣映画風の映像とした[23]。また脚本時点での副題は「ファイナル・ユナイト」であった[80]。
2016年3月3日には新宿ピカデリーにて完成披露上映イベント「ウルトラ上映祭」が開催され、田口や俳優陣、ウルトラマンたちなどのほか、黒部がスペシャルゲストとして登壇した[81]。
あらすじ
考古学者・玉城ツカサからの通報を聞き入れた大地とアスナが向かった、秋田県に存在する
遺跡内で一行が見つけたのは古の巨人・ティガの像と玉座に据えられた碧石。だがそこで黒崎が石を持ち去ってしまった事により、地の底に封じられていた恐るべき災厄=閻魔獣ザイゴーグが復活してしまった。戦いを挑む大地とエックスだったが、ザイゴーグの強烈無比な力の前に為す術もなく敗北。さらに、エクスデバイザーは腐蝕してしまい、大地はエックスとのユナイトができなくなってしまう。
さらにザイゴーグは碧石を狙って、石を持つ黒崎がいる東京・カルロスタワーへとその足を向ける。最後の希望となった碧石を守るため、Xioはザイゴーグ要撃作戦「黄泉三号」を開始、そしてアスナはツカサと共に碧石を取り返すべく、カルロスタワーへと向かう。
ゲストキャラクター
- 玉城 ツカサ(たまき ツカサ)
- 芭羅慈遺跡を調べていた考古学者の女性。東都大学の教授を務めており、遺跡内の碑文をすらすら解読出来るほどの知識人である反面、早とちりや物事のスケールに見合わない天然発言をしたりよく転んだりするなど天然な面もある。
- 無断でフィールドワークの現場についてくるユウトに苦労が絶えない。
- 企画段階ではツカサをティガに変身させるという案もあった[37]。
- 玉城 ユウト(たまき ユウト)
- ツカサの息子。母親思いで、いつもツカサのことを心配している。
- 母のフィールドワーク現場から古代からの出土品と思われる物を回収する事が趣味としているが、拾ってくるのは古びたワインオープナーやただのビー玉など、ガラクタばかりである。
- カルロスタワー倒壊時、母を助けようとした際にガラクタの中に紛れ込んでいた石の神器がスパークレンスとなり、ウルトラマンティガに覚醒。ゴーグアントラーを始めとする怪獣軍団と戦う。
- 桐原 冴子(きりはら さえこ)
- カルロス黒崎の秘書。
- カルロス黒崎(カルロスくろさき)
- カルロスコミュニケーションズ社長にして、WebTVタレントの男。
- 低迷する自身のWebTVのアクセス数稼ぎの為の話題作りを兼ねて芭羅慈遺跡の碧石を持ち去り、ザイゴーグの封印を解いてしまう。
- ロマンや冒険に目が無い強欲な性格であるが、カルロスタワー倒壊時に窮地に陥ってしまったツカサを助けようとするなど、根は決して悪人ではない。
- 本作品は明るい作風を志向したことから、黒崎も憎めないキャラクターとして創作された[37]。
登場怪獣・宇宙人・ヒーロー(映画)
- ウルトラマン
- 宇宙忍者 バルタン星人
- 閻魔獣 ザイゴーグ
-
- 身長:66メートル
- 体重:7万トン
- 芭羅慈遺跡に封印されていた太古の地球に君臨したこの世を地獄に変えると恐れられる怪獣。漢字名では「罪業苦」。
- 無数の剣山のような背びれの生えた赤と青が混ざった体色の細身の胴体、複数の目が居並んだ三本の角を有した頭部、棍棒型の右腕が特徴。
- 口から赤黒い凄まじい威力を誇る破壊光線を吐き、胸の発光器官からは火炎弾を撃つ他、その胸を口のように開いて絡めとった相手のエネルギーを吸収する触手を伸ばす。格闘戦では右腕の棍棒をハンマーのように振り回して相手を攻撃するなどその戦闘能力は極めて高い。さらにミサイルの様に発射した背びれから閻魔分身獣と呼ばれる怪獣を生み出す能力を持つ。口の熱線で地面をまるで血の池のように溶かしてそこから地中に潜行することが可能。
- カルロス黒崎が私欲のために遺跡の要である碧石を動かしたことで封印が解けて復活を遂げる。エクシードXを一蹴した後、自らを封印した碧石を破壊するべく分身として生み出したゴーグファイヤーゴルザ、ゴーグアントラーと共にカルロスタワーへ進撃する。
- 閻魔分身獣 ゴーグファイヤーゴルザ
- 閻魔分身獣 ゴーグアントラー
- ウルトラマンティガ
-
- マルチタイプ
- スカイタイプ
- パワータイプ
- 閻魔分身獣 ツルギデマーガ
- ウルトラマンゼロ
- ウルトラマンマックス
- ウルトラマンネクサス(ジュネッス)
- ウルトラマンビクトリー
- ウルトラマンギンガ
登場アイテム・劇中用語(映画)
芭羅慈 遺跡- 秋田県・
芭羅慈 村で発見された古代遺跡。そこには地獄が封じられたと伝えられており、それを見守るかのように遺跡内には古の巨人・ティガの像が祀られている。
- カルロスコミュニケーションズ
- カルロス黒崎が社長を務めるインターネットTV放送会社。本社ビルであるカルロスタワーは東京都、ひいては首都圏の中心に位置するシンボルでもある。
- カルロス黒崎のワールド・ミステリーQ
- カルロスコミュニケーションズが放送するWeb番組。芭羅慈遺跡の碧石を取り上げるもアクセス数は思うように伸びず、「動物ほのぼのチャンネル」に敗れている。
- 黄泉三号
- Xioが決行したザイゴーグ要撃作戦の名称。
- ベータスパークソード
- エクスパークレンスとエクスベータカプセルを合体させた剣。これを完成させることによって、エクシードXがベータスパークアーマーを装着する。
- エクスパークレンス
- ウルトラマンティガのサイバーカードから生み出された変身アイテム。
- エクスベータカプセル
- ウルトラマンのサイバーカードから生み出された変身アイテム。
キャスト(映画)
- 大空大地 - 高橋健介
- 山瀬アスナ - 坂ノ上茜
- 風間ワタル - 細田善彦
- 貴島ハヤト - 松本享恭
- 三日月マモル - 原田隼人
- 高田ルイ - 百川晴香
- 山岸タケル - TAKERU
- 松戸チアキ - 瀬下千晶
- 橘さゆり - 月船さらら
- 神木正太郎 - 神尾佑
- 大空鷹志 - 柳憂怜(写真出演)
- 大空遙 - 越智静香(写真出演)
- 大空大地(幼少期) - 一瀬礼旺(写真出演)
- 玉城ツカサ - 吉本多香美
- 玉城ユウト - 高木星来
- 桐原冴子 - 中山由香
- 「カルロス黒崎のワールド・ミステリーQ」司会 - 西島まどか
- 古賀あかね
- 小林レイミ
- 番組アシスタントの女性[注 19] - 寺田浩子
- 赤山健太
- 藤澤太郎
- 國重光司
- 「動物ほのぼのチャンネル」の犬 - むーちゃん
- カルロス黒崎 - マイケル富岡
声の出演(映画)
- ウルトラマンエックス - 中村悠一
- ファントン星人グルマン / ナレーション - 松本保典
- ナビ音声 / アナウンス - 山村響
- ウルトラマンギンガ - 根岸拓哉
- ウルトラマンゼロ - 宮野真守
アクション(映画)
- ウルトラマンエックス - 岩田栄慶
- ザイゴーグ - 桑原義樹
- ウルトラマンティガ - 岡部暁
- ウルトラマン - 石川真之介
- ゴーグファイヤーゴルザ - 新井宏幸
- ゴーグアントラー - 梶川賢司
- ファントン星人グルマン - 福島弘之
スタッフ(映画)
- 監督 - 田口清隆
- 脚本 - 中野貴雄、小林雄次、小林弘利
- 監修 - 大岡新一
- 制作統括 - 岡崎聖
- チーフプロデューサー - 北浦嗣巳
- プロデューサー - 菊池英次
- 撮影監督 - 髙橋創
- 照明 - 武山弘道
- 美術 - 木場太郎
- 録音 - 藤丸和徳
- 編集 - 矢船陽介
- アクションコーディネート - 岡野弘之
- キャスティング - 空閑由美子、島田和正
- VFX - 三輪智章
- 音楽 作・編曲 - 小西貴雄
- 製作 - 「劇場版 ウルトラマンX」製作委員会(円谷プロダクション・バンダイ・バンダイビジュアル・松竹)
- 配給 - 松竹メディア事業部
音楽(映画)
- 主題歌
-
- 「Unite ~君とつながるために~」
- 作詞 - TAKERU、瀬下千晶 / 作曲・編曲 - 小西貴雄 / 歌 - ボイジャー feat.Project DMM
- 挿入歌
-
- 「ウルトラマンX」
- 作詞 - おちまさと / 作曲・編曲 - 小西貴雄 / 歌 - ボイジャー feat.Project DMM
なりきりムービー
お子様が実際に映像に登場できる、イベント限定映像作品。ゼロ、ギンガに続くシリーズ第3弾で、2015年7月開催の『超・体・感 ウルトラマンフェスティバル2015』にて登場した[82]。
- 登場キャラクター
-
- ウルトラマンX(ゴモラアーマー) - お子様が変身
- バードン
映像ソフト化
今作より映像ソフトの単巻販売が廃止され、BOXセットのみが一般販売される。リリース元はバンダイビジュアル。
巻数 | 発売日 | 収録エピソード | 形態 | 品番 |
---|---|---|---|---|
BOX I | 2015年 12月24日 |
第1話 - 第11話 | Blu-ray Disc DVD |
BCXS-1026 BCBS-4710 |
BOX II | 2016年 3月25日 |
第12話 - 最終話 | BCXS-1027 BCBS-4711 |
脚注
注釈
- ^ a b 本項では『ギンガ』や『ウルトラマンギンガS』、『ウルトラファイトビクトリー』及びそれに準ずる劇場作品を指す。
- ^ a b 第20話のみ旧名義の阿部雄一を使用。
- ^ デスク周りに私物を散りばめてキャラクター付けを行う手法は、田口が参加した『THE NEXT GENERATION -パトレイバー-』での演出を踏襲している[4]。
- ^ 田口は最初に『ウルトラマンネクサス』のような縦軸を目指すが、内容は『ウルトラマンマックス』のようにすることを提唱していた[12]。
- ^ 田口は本作以前にも『ウルトラゾーン』第19話・第20話「最後の攻撃命令(前後編)」でもGoProを用いている[6]。
- ^ 第8話「狙われたX」
- ^ 『ウルトラマンX超全集』ではモンスアーマー・サイバーアーマーとは別に紹介している[31]。
- ^ マモルのみ、ジオバズーカを使用。
- ^ ナイトティンバー召喚用のクリスタルスパークドールズが登場。
- ^ a b 最終話の脚本ではエクスラッガーやダークサンダーエナジーについての説明が盛り込まれていたが、監督の田口は説明が長くなるために全体の面白さを優先し、これらをカットした[12]。
- ^ 現・羽渚さやか
- ^ a b c d e f g h i j k l m n いずれもノンクレジット。
- ^ 劇団ひまわりとしてクレジット。
- ^ 第21話監督の田口が『THE NEXT GENERATION -パトレイバー-』で付き合いがあったことから出演が実現した[12]。
- ^ 第3話のみ。
- ^ この縁から、第9話では立正大学ラグビー部や獨協大学ラグビー部の面々がゲスト出演している。
- ^ 一部の地域では4月9日以降の上映。
- ^ 『劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!』に登場したウルトラ10勇士を登場させるという案も存在したが、『X』の世界にやってくる経緯を説明しなければならないため、テレビシリーズに登場したキャラクターに留まった[37]。
- ^ 風貌は『ウルトラマン』第7話に登場するチャータムを再現している[39]。
出典
- ^ サイバー感に満ちた全く新しいウルトラマン誕生!! 新TVシリーズ『ウルトラマンX』2015年7月14日(火)~ テレビ東京系『新ウルトラマン列伝』にてスタート!円谷ステーション 2015年4月30日
- ^ 新たなウルトラマン「エックス」誕生! 新テレビシリーズが7月スタート!シネマトゥデイ 2015年4月30日
- ^ a b c d e 宇宙船149 2015, pp. 78–79
- ^ a b c d e f g h 特撮ゼロ03 2015, pp. 16–19, TEXT 秋田英夫「田口清隆インタビュー」
- ^ a b c d e f g h i 特撮秘宝1 2015.
- ^ a b c d e f g h 宇宙船149 2015, pp. 84–86, 「[インタビュー]田口清隆」
- ^ 中村悠一、ウルトラマンX役の声優に抜てき | ORICON STYLE
- ^ キャラクターランドvol.1 2015, pp. 28、31.
- ^ 特撮ゼロ03 2015, p. 14.
- ^ 宇宙船149 2015, pp. 83、84.
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- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s 宇宙船151 2015, pp. 77–79, 「[インタビュー]田口清隆」
- ^ a b BDBOX I 2015, 「EPISODE GUIDE 第2話」
- ^ 宇宙船150 2015, pp. 104–105, 「[インタビュー]高橋創」
- ^ a b c d 宇宙船150 2015, pp. 102–103, 「[インタビュー]田口清隆」
- ^ 「ウルトラマンX」客演ウルトラヒーローたち。そしてテレビ最終章から「劇場版」へ! 新ウルトラマン列伝オフィシャルブログ
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- ^ a b c d 「ウルトラマンX」×「日産リーフ」「e-NV200」「e-NT400テストトラック」コラボサイト - 日産自動車の特設サイト
- ^ 新シリーズ『ウルトラマンX』製作発表!! 公式サイト
- ^ ウルトラマンの生みの親・円谷英二氏の生誕記念Doodleの舞台裏 - 「特撮の作り方」をロゴに採用 | マイナビニュース
- ^ 『ウルトラマンX』第1話放送、田口監督入魂の怪獣特撮にTwitterで反響続々 | マイナビニュース
- ^ 話題の新作『ウルトラマンX』ヒロイン女優の撮影秘話とは?【出口博之のロック特撮】しらべぇ 2015年9月28日
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- ^ 次回!いよいよウルトラマンマックス/トウマ・カイトが、ウルトラマンエックス/大空大地と共闘! 新ウルトラマン列伝オフィシャルブログ
- ^ 「ウルトラマンX」と「ウルトラマンギンガS」ついに共闘! Xio & UPG vs グア軍団 全面対決! 新ウルトラマン列伝オフィシャルブログ
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- ^ a b 2015年7月14日のツイート - 中野貴雄&美智子@悪い子はイェーガー(@galshocker)|Twitter
- ^ 小林雄次、中野、林
- ^ 2015年7月16日のツイート - 冨田 卓(tommy)(@tommysuguru)|Twitter
- ^ 小林弘利、三好
- ^ 2015年7月14日のツイート - 内田裕基(@u2daa)|Twitter
- ^ 内田、勝冶
- ^ 2015年7月24日のツイート - ニシダカオルコ(@kaorukonishida)|Twitter
- ^ 2015年8月3日のツイート - 越知靖(@juliet3comet)|Twitter
- ^ 2015年9月15日のツイート - 小林雄次(@kobayuji)|Twitter
- ^ 2016年2月4日のツイート - 越知靖(@juliet3comet)|Twitter
- ^ 2015年11月13日のツイート - 烏山ひろし(仮)(@ginership)|Twitter
- ^ 喫茶 りんどん
- ^ 2015年11月26日のツイート - 辻本 貴則(@TakaTsujimo)|Twitter
- ^ 2015年11月23日のツイート - むーちゃん(@Shiba_mw)|Twitter
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- ^ 2016年春『ウルトラマンX』劇場版 公開決定!!ウルトラマンX(エックス)公式サイト 2015年7月23日
- ^ 宇宙船151 2015, pp. 74、79.
- ^ ウルトラマンX西島まどかオフィシャルブログ「西島まどかの温玉乗せ。」Powered by Ameba 2016年3月27日
- ^ 『ウルトラマン』ハヤタ隊員・黒部進、放送開始50年記念上映祭で"初代"と熱い握手 - 最新作キャストと新旧共演 (1) まさか50年も続くとは思ってもみなかった - マイナビニュース
- ^ ウルトラマンフェスティバル限定!なりきりムービー! - ウルトラマンフェスティバル2015
参考文献
- Blu-ray『ウルトラマンX Blu-ray BOX I』(バンダイビジュアル BCXS-1026)封入 SPECIAL NOTES(構成・執筆:ガイガン山崎、島崎淳)
- Blu-ray『ウルトラマンX Blu-ray BOX II』(バンダイビジュアル BCXS-1027)封入 SPECIAL NOTES(構成・執筆:ガイガン山崎、島崎淳)
- 『ウルトラマンX超全集』構成・間宮尚彦 執筆・大石真司、小学館〈てれびくんデラックス 愛蔵版〉、2016年3月16日。ISBN 978-4-09-105153-0。
- 『劇場版 ウルトラマンX きたぞ!われらのウルトラマン』パンフレット 2016年3月3日発行 編集:小学館「てれびくん編集部」 編集・発行:松竹株式会社事業部
- 雑誌
-
- キャラクターランド(徳間書店)
- 「ウルトラマンがいる日本 新番組:ウルトラマンX」『HYPER HOBBY PRESENTS キャラクターランド』Vol.1、徳間書店、2015年6月1日、pp.27-31、ISBN 978-4-19-730134-8。
- 『HYPER HOBBY PRESENTS キャラクターランド』vol.2、徳間書店、2015年8月1日、ISBN 978-4-19-730135-5。
- 『HYPER HOBBY PRESENTS キャラクターランド』vol.3、徳間書店、2015年10月1日、ISBN 978-4-19-730136-2。
- 別冊映画秘宝 特撮秘宝(洋泉社)
- 「田口清隆が語る『ウルトラマンX』」『別冊映画秘宝 特撮秘宝』Vol.1、洋泉社、2015年6月18日、pp.149-150、ISBN 978-4-8003-0648-7。
- 『別冊映画秘宝 特撮秘宝』vol.3、洋泉社、2016年3月13日、ISBN 978-4-8003-0865-8。
- 宇宙船(ホビージャパン)
- 『宇宙船』Vol.149(2015年夏号)、ホビージャパン、2015年7月1日、ISBN 978-4-7986-1049-8。
- 『宇宙船』VOLUME 150(2015 autumn)、ホビージャパン、2015年10月1日。
- 『宇宙船』vol.151(2016 WINTER)、ホビージャパン、2015年12月29日、ISBN 978-4-7986-1147-1。
- 『特撮ゼロ』vol.03 夏の号、アオ・パブリッシング、2015年7月8日、ISBN 978-4-908021-03-9。
- キャラクターランド(徳間書店)
外部リンク
- ウルトラマンX(エックス)公式サイト
- ウルトラマンX バンダイ公式サイト - バンダイによる玩具情報サイト
- 新ウルトラマン列伝公式ブログ『ウルトラマン"ブログ"列伝』 - 円谷プロによる広報ブログ