日産・NV200バネット

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日産・NV200バネット
M20/VM20型
DX
Nissan NV200 Vanette Van 001.JPG
VX リア
Nissan NV200 Vanette-Van VX VM20 Rear.JPG
GX 室内
Nissan NV200 Vanette GX interior.jpg
販売期間 2009年-
乗車定員 バン: 2/5人
ワゴン: 5/7人
ボディタイプ 5ドアパネルバン
5ドアミニバン
エンジン 1.6L 直4 HR16DEDOHC
1.5L 直4 K9K型 ディーゼル
最高出力 HR16DE型
80kW (109PS) /6,000rpm
K9K型
63kW (86PS) /3,750rpm
最大トルク HR16DE型
152N·m (15.5kgf·m) /4,400rpm
K9K型
200N·m (20.4kgf·m) /2,000rpm
変速機 5速MT/4速AT
駆動方式 FF
サスペンション 前: ストラット式
後: リーフリジッド式
全長 4,400mm
全幅 1,695mm
全高 1,855mm(バン)
1,850mm(ワゴン)
ホイールベース 2,725mm
車両重量 1,200-1,270kg(バン)
1,310-1,350kg(ワゴン)
最大積載量 400kg(4人乗車時)
600kg(2人乗車時)
プラットフォーム Bプラットフォーム
-自動車のスペック表-

NV200バネット(エヌブイ 200 バネット、NV200 VANETTE)は、日産自動車により製造・販売されるライトバン及びミニバンである。世界戦略車種であり、日本マレーシアではNV200バネット、インドインドネシアではエヴァリアEVALIA)、それ以外の地域ではNV200(エヌブイ トゥーハンドレッド)の車名で販売される。

概要[編集]

2007年の東京モーターショーに出展されたコンセプトカー、NV200のデザインをベースとして開発されたバンで、商用の4ナンバー車だけでなく、7人乗りワゴンタイプの5ナンバー車も設定される。日本国内には1978年より販売されているバネットバンの後継車種として2009年5月に投入され、4WD車やディーゼル車は当面、マツダからOEM供給を受けているS21型バネットバンを継続販売する。欧州市場においてはキュビスターの後継車として販売され[1]、欧州日産の商用車ラインアップのエントリーモデルとなる。

チーフデザイナーは同社のミニバンであるセレナのデザインも担当した[2]倉岡亨一が担当した[3]。サイドの窓周りはスムーズな仕上がりで、窓のないルートバン(ブラインドバン)でも凹凸は少ない。その面一感を壊さぬよう、開閉式のリアサイドウインドウにもプラグ式が採用されている。

2009年秋にはNV200の名称で欧州で[4]、2010年6月には中国市場でも発売された[5]

2012年2月8日にはシカゴオートショーにて北米向けのNV200コンパクトカーゴバンも発表された[6]。北米仕様車は外観が異なり、カーゴバン、イエローキャブ専用車(5人乗り)とも三分割グリルが装着される。また、ホイールハブも5穴化され、タイヤサイズも日本仕様と比べると若干大型化されている。ボディサイズは全般的に一回り拡大されており、ホイールベースは約200mm、全幅は約30mm拡大されている。

2012年8月10日にはロンドンタクシー仕様とロンドン市内での実証試験が発表[7]。2014年1月に新型車の発表を行った。フロントフェイスは、ロンドンタクシー伝統の丸目二灯を採用しているため、既存のモデルと大きく変化したものとなっている[8]

製造拠点[編集]

日本市場向けの製造は日産車体湘南工場で[9]、欧州市場向けはスペインバルセロナ日産モトール・イベリカ[4]、中国市場向けは鄭州日産汽車第二工場で[5]、インド市場向けはチェンナイ近郊オラガダムにあるルノー・日産アライアンスの工場で、北米市場向けはメキシコ日産自動車会社クエルナバカ工場で[6]、それぞれ製造が行われる。

OEM展開[編集]

日本では2011年10月27日から三菱自動車工業デリカD:3および5代目デリカバンとしてOEM供給されている[10]。外観上ではエンブレム、フロントバンパーおよびグリルがベース車と異なる。

アメリカ合衆国カナダでは2014年秋からゼネラルモーターズにOEM供給され、シボレー・シティエクスプレスとしてシボレーのディーラー網で販売が行われる予定である[11]。外観上ではエンブレム、ヘッドライト、ボンネットフード、フロントバンパーおよびグリルがベース車と異なる。

インドでは2013年7月16日に日産の合弁パートナーであるアショック・レイランドがOEM車種「スタイル」(Stile) を発表した。同年9月頃の発売を予定している[12][13]。外観上ではエンブレム、ヘッドライト、ボンネットフード、フロントバンパーおよびグリル、テールライトがベース車と異なる。

メカニズム[編集]

エンジンは仕向地によって異なる。日本仕様車は1.6L HR16DE型ガソリンエンジンのみを搭載し、4速AT (E-ATx) および5速MTが組み合わせられる。欧州仕様車にはルノー製の1.5L K9K型ディーゼルエンジンも搭載され、5速MTのみが組み合わせられる。インド仕様車はK9K型ディーゼルと5速MTの組み合わせのみ、中国仕様車はHR16DE型エンジンと5速MTを組み合わせたモデルのみがラインアップされる。北米仕様車には2.0L MR20DE型ガソリンエンジンが搭載され、エクストロニックCVTが組み合わせられる。

プラットフォームにはBプラットフォームが採用され、前輪駆動の採用と、後輪サスペンションの小型化により低床化がなされた。サスペンションスプリングは乗り心地に優れるテーパードモノリーフ[※ 1]で、リア側をベルリンアイ[※ 2]として、高さを抑えると共に、ばねの暴れを防いでいる。リアのホイールハウスは非常に小さく、荷室への張り出しはごく少ない。ホイールハウス間は1220mmあり、欧州規格(1200×800mm)パレットが収まる寸法となっている。

また、乗用モデルについては、大荷重を想定していないため、リアサスペンションが専用チューンとなり、ばね・ダンパーもよりソフトとなり、その代わり、リアスタビライザーが追加されている[3]。また、欧州仕様については高速志向の専用チューンとなり、前後にスタビライザーが追加される[14]

従前のバネットは、キャブオーバースタイルとすることで、全長に対して室内容積を大きく取っていたが、NV200バネットは日本国外での販売も想定して開発されたため、操縦安定性・衝突安全性および快適性に優れるボンネットスタイルとなった。しかしながらFFレイアウトの採用により生じる前席下部の空間を活用することで、細長いものであれば3mまで収納することができ、NV200の開発陣は、同じく5ナンバーサイズとなるトヨタ・タウンエース/ライトエースに積載性能で負けているところはないと語っている[3]。また、運転席周りの収納スペースについてはS21型バネットの2倍となった[9]

また、環境性能も大幅に向上され、全車で「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(☆☆☆☆)」認定を取得。また、バンは「平成27年度燃費基準+20%」または「平成27年度燃費基準+10%」を達成している。

ラインアップ[編集]

16S

日本仕様車のNV200バネットにはバンおよびワゴンが用意される。当初、バンには「DX」・「GX」が、ワゴンには「16S」が用意され、3グレード展開となっていた。「DX」には2列5人乗り仕様の他、1列2人乗り仕様も用意され、同じく1列2人乗りのルートバンタイプも設定される。また、ワゴンの「16S」は3列7人乗りで、ミニバンとしての素養を備えており、2列目、3列目は降りたたんでラゲッジスペースとすることもできる。

VX

ワゴンは2010年10月にラインナップを刷新し、従来設定されていた「16S」は内装をフルトリム化すると共に、カップホルダーや小物入れを2列目・3列目にも追加。また、フロントフォグランプを標準装備化してグレード名を「16X-3R(3ロウ)」に変更すると共に、同仕様の2列シート車「16X-2R」を新たに設定した。「16X-2R」ではワゴンでは標準装備であったCDプレーヤーをオーディオレス仕様に変更されている。また、バンについても同年12月に「DX」と「GX」の中間グレードである「VX」が追加された。「VX」は「GX」からインサイドフロントドアハンドルフィニッシャー(シルバー色)、上下調節式ヘッドレスト(フロントシート)、助手席シートスライド、ラゲッジフロアカーペット、ラゲッジサイドボックス(左側)が省かれ、ドアミラーは電動リモコンから可倒式に、シート地はエンボストリコットからトリコットに、フロントシートはローバックシートからハイバックシートにそれぞれグレードダウンされる。

2014年4月に追加された「プレミアムGX」はバン「GX」の装備内容に加え、専用カラードフロントバンパー+ハロゲンフォグランプ、プライバシーガラス(UVカット断熱機能付、スライドドア・リアサイド・バックドア)、両側スライドサイドウィンドウ(フラッシュタイプ)、インテリジェントキー&エンジンイモビライザー、専用フロントグリル、専用フードトップモール、「Premium GX」ロゴの専用エンブレムが追加で装備される。同年11月にはワゴンにも設定され、「プレミアムGX-2R」・「プレミアムGX-3R」として追加。バンとは特別装備内容が一部異なり、ハロゲンフォグランプ(フロントバンパー組込)がベース車に標準装備となり、ステアリングは専用本革巻ステアリングにグレードアップされる。

エクステリアデザインにおける違いについては、バン「VX」・「GX」・「プレミアムGX」およびワゴンにカラードバンパーおよびフルホイールカバーが装備される。またバン「プレミアムGX」とワゴンにはMTが用意されない。

タクシー

また、2010年12月22日には日本国内で車椅子にも対応したタクシー用モデル「NV200 バネットタクシー」が発売となった[15]。車いすをそのまま載せることができるメリットがある。タクシー仕様車については、上述のようにニューヨーク市のイエローキャブ仕様車も存在する。2014年11月26日はイエローキャブ仕様車と同様のタクシー仕様車「NV200 タクシー」を2015年6月に日本で発売することを発表した。「NV200 タクシー」はオートスライドドアやステップランプを内蔵した電動式スライドステップを装備し、シートは角度調整機能付の新シートを、リアサスペンションは構造を変更して2枚リーフスプリングをそれぞれ採用し、パノラミックルーフや12V電源も装備した。価格もセダンタイプのタクシーと同等レベルの価格に設定しており、ガソリン車の他に、ガソリンとLPGが両方使用できるLPGバイフューエル車も設定される。LPGバイフューエル車ではガソリン運転とLPG運転の切替(自動/手動)が可能で、LPGタンクの容量を73Lに拡大した。なお、既存の「NV200 バネットタクシー」は車いすにも対応できるユニバーサルデザイン仕様車として引き続き販売される[16]

欧州仕様車 リア

欧州仕様車については、2009年秋に日本仕様の2人乗りルートバンに相当するモデルが「バン」として、そして乗用および貨客兼用の5人乗りあるいは7人乗りモデルが「コンビ」として発売された。欧州向け独自の仕様としてバン全車とコンビの一部グレードのバックドアが観音開きとなる上セカンドシートの6:4分割格納が可能であり利便性が向上している(日本向けもシートバックは分割で倒れるものの格納は一体式)が、日本向けの場合は生産地が異なるなどの事情から両方とも装備されていない。また、2011年1月以降ドイツおよびスイスを皮切りに順次5/7人乗りの乗用モデル「EVALIA」も追加される[17]

e-NV200[編集]

e-NV200
写真はジュネーブモーターショー

NV200バネットをベースにした電気自動車(EV)として、「e-NV200(イー エヌブイ 200)」がある。日産がグローバル展開する量販EVはリーフに次いで2車種目。

公式発表を前に、2011年7月からグローバル展開で実証運行を開始し、日本国内では2011年7月に郵便事業株式会社(現・日本郵便株式会社)に2ヶ月間モニター車を貸与して神奈川県横浜市の集配業務に、2012年5月にはイオンリテールに1ヶ月間貸与し、首都圏の「イオンネットスーパー」の配達車両としてそれぞれ活用。左記の国内企業以外にも国内外のフリートユーザーへモニター車を貸与し、実地での実証運行で通じた意見を得て、開発に反映させた。

2012年1月に北米自動車ショーでコンセプトモデルを世界初公開。2014年5月に欧州で発売される予定であることが2014年ジュネーブモーターショーにて公開された[18][17][19]。日本でも同年10月から発売される予定であることが同年6月9日に公式発表され、グレード体系や概要も公開された。日本仕様車は欧州仕様と同じバルセロナ工場で生産されたものを輸入し、追浜工場で最終的な品質チェックを行った上で出荷される。同年10月30日に追浜工場で出荷式が行われ、同日付で日本での販売が開始された[20]

パワートレインはリーフに用いられているものをベースに、減速比の最適化を行うなど、商用車専用のチューニングを施したe-パワートレインを採用し、ブレーキは従来のブレーキと同じペダルフィールを回生協調時でも実現する新回生協調ブレーキシステムを採用。アクセルペダルは踏み込んでいく途中にクリック感を持たせたことで過度な踏込を抑制し、電気消費を低減。また、バッテリー残量警告灯点灯後、最高速度を100km/hに制限することで不要な電力消費を抑えるエナジーセーブモードを備えており、油圧式制御ブレーキを採用することで多くの制動時に回生を可能にしたことで、満充電時で185~190km(JC08モード)を実現した。

また、一部グレードには前席側と荷室側(助手席シート下)の2ヶ所に合計で最大1500Wの電力を取り出すことができるパワープラグ(100Vコンセント)を備えており、ビジネス利用における外出先での電源確保や屋外イベント実施時の電源提供、更には、災害時における非常用電源として活用することができる。このパワープラグは自動停止するバッテリー残量を任意で設定できるため、帰りの走行電力を気にせずに使うことができる。

バッテリーは小型化してフロアの床下に配置することでバン5人乗り仕様・2人乗車時で荷室容量3,600L、荷室フロア長1,830mmとガソリン車のNV200バネットと同等の積載能力を確保するとともに、低重心化されたことでコーナーのぐらつきやステアリング操作からの応答遅れを低減する操舵安定性も合わせて実現した。

外観はガソリン車のNV200バネットが持つスタイリッシュで機能的なデザインに日産EVのアイデンティティが体現されており、フロントは中央に特徴的な形状の充電リッドを配し、その両端からフッドに伸びるシャープなキャラクターデザインとしたほか、フロントバンパーは大きくラウンドされ、開口形状をハの字型に変更。フォグランプ周辺も特徴的な形状とした。リアコンビランプは高輝度LEDとなり、クリアブルーのインナーパネルと透明なアウターレンズを採用した。ボディカラーは新色の「リキッドブルーチタニウムパールメタリック」を含む5色を設定している。

ガソリン車のNV200バネット同様に商用登録のバンの他に乗用登録のワゴンも設定されており、グレード体系はバンは「VX」と「GX」の2グレード、ワゴンは「G」のみの設定である。バンの「GX」は「VX」の主要装備に加え、パワープラグ(AC100V/1500W、コンセント2個)を追加。また、ワゴン「G」はシグネチャーポジションランプをLED化し、電動リモコンドアミラーやドアハンドルをカラードに、セカンドシートを6:4可倒式(リクライニング付)に変更。さらに、UVカット断熱プライバシーガラス(スライドドア・リアサイド・バックドア)、EV専用カーウイングスナビゲーションシステム(地デジ内蔵)、バックビューモニター、ステアリングスイッチ(オーディオ、ハンズフリーフォン、到達予想エリア)が標準装備される。バンは「VX」・「GX」共に、ルートバン、2人乗り仕様、5人乗り仕様の3タイプを、ワゴンは5人乗り仕様と7人乗り仕様の2タイプが用意されている。

車幅が1755mmに拡大されたため、ガソリン車(バン:4ナンバー、ワゴン:5ナンバー)と異なり、バンは1ナンバー、ワゴンは3ナンバーとなる(ちなみにリーフも3ナンバー)。また、「バネット」のサブネームもつかない。

ニューヨークのタクシーとの関連[編集]

NV200 ニューヨークタクシー仕様

2011年5月3日にはNV200がアメリカニューヨーク市のタクシー、「ニューヨークタクシー」(通称:イエローキャブ)の次世代標準機種に選出された。それまで16車種を使用していたニューヨーク市の13,237台が2013年から2018年までに順次NV200に入れ替わり、契約規模は10年間で約10億ドルに達する[21][22]。ただし、2014年現在においてこの計画が実現できるかどうかは不透明な情勢にある[23]

年表[編集]

2008年12月22日
NV200の発売を発表[24]
2009年2月24日
欧州仕様「バン」および「コンビ」の画像が公開。
2009年3月
第79回ジュネーヴモーターショーにて乗用モデルが発表。
2009年4月2日
同年5月中旬に日本で発売することを発表し、同時に事前販売活動を開始。
2009年5月21日
日本国内で販売開始。
2009年10月
欧州市場において商用モデルを発売。
同月、第41回東京モーターショーにてNV200バネットタクシーを参考出品。
2009年11月16日
インターナショナル・バン・オブ・ザ・イヤー英語版2010を受賞[25]
2010年6月18日
中国国内で販売開始[5]
2010年10月28日
ワゴンのラインナップを刷新し、「16S」に替わり、「16X-2R」・「16X-3R」が追加。
2010年12月22日
「VX」並びにタクシー仕様車「NV200 バネットタクシー」を追加。
2011年10月
三菱自動車工業デリカD:3及び5代目デリカバンとしてOEM供給開始。
2012年1月5日
インドニューデリーオートエクスポにてインド日産が7人乗り乗用車バージョンを「エヴァリア」の車名で出展[26]。また、日産とLCV(小型商用車)事業で合弁しているアショック・レイランドもNV200をベースとするスタイルコンセプトを発表した[27]
2012年1月9日
北米国際自動車ショーにて動力を電気とした「e-NV200コンセプト」を発表。電力、動力関係は同社のリーフをベースとしており、前年からFedExの協力を得て、ロンドン市内でデータ取りのためのテストが行われている。量産開始は2014年を予定している[28]
2012年2月8日
シカゴオートショーにて北米向けNV200コンパクトカーゴバンが発表される[6]
2012年2月18日
マレーシアのタンチョン・モーターがNV200バネットを発売。1994年以降、日本ではマツダからのOEM生産以降長らく製造されてきたC22バネットに代わる車種となる[29]
2012年3月6日
ジュネーブモーターショー12にて、欧州で初めてe-NV200コンセプトを発表。
2012年5月15日
同年1月に発表した「e-NV200」をベースにしたモニター車をイオンリテールに約1ヶ月間貸与し、首都圏向け「イオンネットスーパー」の配達車両として実証走行を開始[30]
2012年6月7日
インドネシアで「エヴァリア」として発売開始。7人乗りバージョンのみの設定となる[31]
2012年6月8日
一部仕様を改良。安全に関する法規制強化に伴うスライドドア強度要件への対応を行うとともに、ワゴンはセカンドシート中央3点式シートベルトを新たに採用した。
2012年9月25日
インド日産が「エヴァリア」を発売[32]
2013年4月1日
タクシー仕様車「NV200バネットタクシー」の一部仕様を変更。エンジンバルブやバルブシートの耐久性強化を行ったことで、エンジンのLPG化対応を実現した。
2013年5月14日
ゼネラルモーターズが日産からOEM供給を受けて「シボレー・シティエクスプレス」として2014年秋からアメリカ合衆国カナダで発売すると発表[11]
2013年7月16日
インドにて日産の合弁パートナーであるアショック・レイランドがOEM車種「スタイル」を発表。発表会には前日にダットサンの発表を行った日産のカルロス・ゴーンCEOも同席した[12][13]
2013年8月2日
タクシー仕様車「NV200バネットタクシー」にLPGバイフューエルシステムを搭載した「NV200バネットタクシー LPGバイフューエル」を追加(8月30日販売開始)。容量45.5LのLPGタンク(充填可能容量38.6L)を備えており、LPGでの走行が可能なほか、ガソリン用燃料タンクもベース車からそのまま装備しているため、LPGガススタンドがない地域でもガソリン車として走行することができる。本車種はオーテックジャパン扱いで、持ち込み登録となる[33]
2014年4月24日
バンに新グレード「プレミアムGX」を追加(AT車のみの設定)。本グレードはオーテックジャパン扱いで、持込み登録となる[34]
2014年6月9日
日本で電気自動車仕様「e-NV200」を公式発表[35]
2014年9月3日
ワゴンとタクシー仕様車「NV200バネットタクシー(LPGバイフューエルを含む)」を一部改良[36]
ワゴンと「NV200バネットタクシー」全車にVDCを新たに標準装備。また、発売以来初めてボディカラーの変更を行い「ブルーイッシュグリーンメタリック」・「ローズメタリック」と入れ替えで、新色の「ラグーンブルーパールメタリック」・「タイガーアイブラウンパールメタリック(オプションカラー)」の2色を追加。シートデザインは黒とグレーのコーディネーションに変更した。併せて、バンのみの設定だったオーテックジャパン扱いグレード「プレミアムGX」をワゴンにも拡大設定し、「プレミアムGX-2R」・「プレミアムGX-3R」として追加(11月販売開始)。
福祉車両「ライフケアビークル」には、ベース車と同様の改良を受けた既存の「チェアキャブ 車いす1名仕様 3人掛けリヤシートタイプ」と「アンシャンテ ステップタイプ」に加え、耐荷重100kgの運転席乗降用グリップを装着した「運転席マイティグリップ」を追加設定した。
2014年10月16日
バンを一部改良[37]
AT車にVDCのオプション設定を追加。また、「GX」とオーテックジャパン扱いグレード「プレミアムGX」はシートを黒とグレーのコーディネーションに変更し、ボディカラーはワゴン専用色だった「ホワイトパール3コートパール(オプションカラー)」、ワゴンに先行で追加設定された「ラグーンブルーパールメタリック」・「タイガーアイブラウンパールメタリック(オプションカラー)」の計3色を追加した。
福祉車両「ライフケアビークル」にラインナップされている「チェアキャブ」もベース車に準じた改良を行う(ボディカラーの追加はワゴンに先行で追加された2色のみ)と共に、乗降グリップを助手席側Aピラーに追加した。
2014年10月30日
「e-NV200」販売開始。
2014年11月26日
タクシー仕様車「NV200 タクシー」を発表。
2015年6月下旬
「NV200 タクシー」販売開始予定。

車名の由来[編集]

「N」=New Generation、「V」=Vehicle、「200」は車格を表している。200は「車両総重量2,000kgクラス」を意味する。また、バネットのサブネームは同社の商用車である「バネット」に由来している。

受賞[編集]

2010年
  • インターナショナル・バン・オブ・ザ・イヤー
  • プロフェッショナルバン&ライトトラックマガジン「バン・オブ・ザ・イヤー」
  • ホワット・バン?「バン・オブ・ザ・イヤー」
  • ITM「バン・オブ・ザ・イヤー」
2011年
  • ドイツ・ユニバーサルデザイン賞(NV200バネットタクシー)
    • 「ユニバーサルデザイン賞」
    • 「ユニバーサルデザイン コンシューマー・フェイバリット賞」

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 欧州の商用車に良く見られる、両端がテーパー状に薄くなった単板リーフスプリングのこと。モノリーフは重ね板ばねに比べ、軽く、板間摩擦がないため動きがよく、反発力が急に高まることもない。さらに両端をテーパー状に成型することで微小ストローク域での乗り心地も良くなる。切りっぱなしのばねに比べ成型工程が増えるため、コスト重視の日本車では少数派である。なお、重ね板ばねではあるが、日産は60型系パトロール、および160型系サファリでテーパードリーフスプリングの使用実績を持つ。
  2. ^ ばねが目玉(ブッシュの入る輪)の中心に位置する。テーパードリーフ同様メリットはあるが、曲げ工程が増えるため、これも日本車では少数派。

出典[編集]

  1. ^ Nissan NV200 What Van?(英語)
  2. ^ グッドデザインファインダー ミニバン Good Design Award
  3. ^ a b c 日産NV200バネット(FF/4AT)【短評】 webCG
  4. ^ a b NV200: Nissan's new global van makes European debut at Barcelona Motor Show”. Nissan Media Europe (2009年5月11日). 2009年5月11日閲覧。
  5. ^ a b c 郑州日产NV200正式上市 引领中国CDV进入全新时代” (中国語). 鄭州日産汽車 (2010年6月18日). 2013年7月16日閲覧。
  6. ^ a b c Zach Bowman (2012年2月8日). “2013 Nissan NV200 goes after Transit Connect's lunch money”. Autoblog. 2012年2月18日閲覧。
  7. ^ 日産 NV200バネットにロンドンタクシー…2013年から実証実験
  8. ^ “日産、ロンドン名物の「黒タク」新型モデルを公開”. AFP (フランス通信社). (2014年1月6日). http://topics.jp.msn.com/world/general/article.aspx?articleid=2912544 2014年1月8日閲覧。 
  9. ^ a b 日産自動車、小型商用車「NV200バネット」発売 GAZOO.com
  10. ^ 三菱自動車、5ナンバーミニバン『デリカD:3』と小型商用車『デリカバン』を新発売”. 三菱自動車工業プレスリリース (2011年10月6日). 2011年10月6日閲覧。
  11. ^ a b GM to Source Small Cargo Vehicle from Nissan for U.S., Canada Markets”. GM Media Online (2013年5月14日). 2013年5月14日閲覧。
  12. ^ a b Nithyanandh K (2013年7月16日). “[All Images and Press Release Updated Carlos Ghosn unveils the Ashok Leyland Stile]”. Indian Autos blog. 2013年7月16日閲覧。
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  15. ^ 「NV200バネットタクシー」を発売 NISSAN PRESS ROOM
  16. ^ 「NV200タクシー」を発表 NISSAN PRESS ROOM
  17. ^ a b Nissan Unveils Future Heavy Van In A World Premiere At The 63rd Hanover Motor Show Nissan Media Europe(英語)
  18. ^ Nissan Releases Concept Sketch of Light Commercial Electric Vehicle Nissan Media Europe(英語)
  19. ^ "Nissan e-NV200 ready for production"日産自動車、スペイン・バルセロナ工場で、2車種目のEVの生産を開始
  20. ^ 日産、電気自動車初の商用車「e-NV200」の出荷式を実施 - 日産自動車 ニュースリリース 2014年10月30日
  21. ^ 日産自動車:NY市の次世代「イエローキャブ」供給-13年から Bloomberg.co.jp 2011年5月4日
  22. ^ Nissan NV200 Selected As New York City's “Taxi Of Tomorrow” Nissan/Infiniti News Room(英語)
  23. ^ “日産のイエローキャブ、NYで10年間独占供給に危機”. 産経ニュース. (2013年10月26日). http://sankei.jp.msn.com/world/news/131026/amr13102614030009-n1.htm 2014年5月7日閲覧。 
  24. ^ 日産自動車、コンパクトな車体に広い積荷スペースを備えた新型LCV「NV200」を2009年度に発売 NISSAN PRESS ROOM
  25. ^ Nissan NV200 is the International Van of the Year 2010”. Nissan Media Europe (2009年11月16日). 2009年11月16日閲覧。
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関連項目[編集]

外部リンク[編集]