日産・アルメーラ

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アルメーラALMERA )は、日産自動車が海外で製造・販売を行っている小型乗用車の車名。日本ではこれまでパルサーブルーバードシルフィなどの車名で販売が行われていたが、2013年現在では2代目ラティオ(N17型)の車名で販売が行われている。

歴史[編集]

N15型(1995年 - 2000年)[編集]

日産・アルメーラ(初代)
Nissan Almera front 20080127.jpg
乗車定員 5人
ボディタイプ 3/5ドアハッチバック
4ドアセダン
エンジン 直4 1.4L GA14DE
直4 1.6L GA16DE
直4 2L CD20
直4 2L SR20DE
駆動方式 FF
ホイールベース 2,535mm
別名 日産・パルサー
-自動車のスペック表-

ヨーロッパで1995年発売。日産・パルサーの欧州仕様車であるが、車名が先代(N14型)の「サニー」から改称された。日本仕様のパルサーとは別のエンジンが搭載されたが、他はN15型パルサーとほぼ同一であった。

エンジンは、1.4L GA14DE型、1.6L GA16DE型ガソリンエンジン及び、2L CD20型ディーゼルエンジンが搭載された。さらに、1996年からは、2L SR20DE型エンジンを搭載したGTiが追加された。

GTiは3ドアのみのラインアップとなり、他のモデルには3/5ドアハッチバックおよび4ドアセダンが用意された。なお、イギリスではハッチバックモデルが、アイルランドなどではセダンモデルが主力となっていた。

また、パワーステアリングや運転席エアバッグ、ステレオが全車に標準装備され、装備は充実していた。

1996年5月、5ドアモデルにRV風装飾を施した「S-RV」を発売。

1998年、英国・ラリー・選手権 (BRC) と世界ラリー選手権(WRC)のF2クラスに、NMEから3ドアハッチバックのN15型アルメーラをベースにした「アルメーラ・キットカー」が試験的に参戦。

エンジンはSR20DEをベースにチューニングされたもので、タイヤはヨコハマタイヤだった。 翌1999年には、ドライバーにライバルチームであるセアト(F2)からトニ・ガルデマイスターを迎える計画だったが、シーズン開幕前のテスト中に活動休止を発表。WRC関連の全プログラムが凍結され、NMEはラリー活動を縮小する。3月にはゴーン体制が成立し、アルメーラキットカーによるワークス参戦が再開される事はなかった。

1998年にはマイナーチェンジが行われ、前後バンパーのデザインなどが変更された。

2000年、生産終了。

N16型(2000年 - 2006年)[編集]

日産・アルメーラ(2代目)
Nissan Almera front 0071129.jpg
乗車定員 5人
ボディタイプ 3/5ドアハッチバック / 4ドアセダン
エンジン 直4 1.5L QG15DE
直4 1.8L QG18DE
直4 2.2L YD22DTi
直4 1.5L K9K
変速機 4AT/5MT
駆動方式 FF
全長 4,197mm(ハッチバック)
4,436mm(セダン)
全幅 1,706mm(ハッチバック)
1,695mm(セダン)
全高 1,448mm(ハッチバック)
1,445mm(セダン)
ホイールベース 2,535mm
別名 日産・ブルーバードシルフィ
日産・パルサーオセアニア
ルノーサムスン・SM3
-自動車のスペック表-

ヨーロッパで2000年1月発売。ラインアップは先代同様、3/5ドアハッチバックと4ドアセダンが用意された。オセアニアでは引き続きパルサーの車名で販売が行われた。一方、日本ではパルサーの後継車種としてブルーバードシルフィが投入された。G10型ブルーバードシルフィはN16型アルメーラセダンをベースにフロントグリルなどのデザインが変更されている。また、プラットフォームは日産・MSプラットフォームを採用した。なお、同プラットフォームをベースとした派生車として、「アルメーラ・ティーノ」(日本名:ティーノ)が販売された。

エンジンは、1.5L QG15DE型、1.8L QG18DE型ガソリンエンジンおよび、2.2L YD22DTi型 直噴ターボディーゼルエンジン、2.2L YD22DDTi型 コモンレールターボディーゼルエンジンが搭載された。また、一部のモデルにはルノー製の1.5L K9K型 コモンレールターボディーゼルエンジンが搭載された。

2003年、マイナーチェンジ。ブラックアウトされたプロジェクターヘッドライトの採用やフロントバンパーの変更など、外装の変更が行われたほか、サスペンションが改良され、ディーゼルエンジンが改良された。

2006年、オセアニア向けN16型パルサーの販売が終了し、後継車種としてティーダが発売された。

2006年11月29日、生産終了。生産は英国日産自動車製造会社サンダーランド工場。後継車種として2007年3月からクロスオーバーキャシュカイが発売開始された。

N17型(2006年 - 2011年)[編集]

日産・アルメーラ(N17型)
Nissan Almera Classic 01.jpg
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドアセダン
エンジン 直4 1.5L QG15DE
直4 1.6L QG16DE型
変速機 4AT/5MT
駆動方式 FF
全長 4,510mm
全幅 1,710mm
全高 1,440mm
ホイールベース 2,535mm
別名 日産・アルメーラクラシック
日産・サニー
ルノーサムスン・SM3
ルノー・スカラ
-自動車のスペック表-

2006年4月にロシアで、5月に中東諸国で、8月にラテンアメリカで順次販売が開始された。韓国ルノーサムスン自動車が製造しているルノーサムスン・SM3バッジエンジニアリング車である。SM3は2002年に発表され、N16型アルメーラ/G10型ブルーバードシルフィをベースとしていたが、2005年に大幅なフェイスリフトが行われて差別化が図られた。

以上の経緯より、プラットフォームはN16型同様MSプラットフォームとなる。

エンジンは1.5L QG15DE型と1.6L QG16DE型が搭載され、4速オートマチックトランスミッションおよび5速マニュアルトランスミッションが組み合わせられる。

なお、ロシアやウクライナでは「アルメーラクラシック」の名称で販売されているが、パナマ、エクアドルではN17型アルメーラ、中東諸国ではN17型サニーとして販売されている。

生産はルノーサムスン自動車釜山工場。

N17T型(2011年 - )[編集]

日産・アルメーラ(B17/N17T型)
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドアセダン
エンジン 直3 1.2L HR12DE型(タイ)
直4 1.5L HR15DE型(オーストラリア)
変速機 5MT/4速AT/CVT
駆動方式 FF
全長 4,425mm
全幅 1,695mm
全高 1,500mm
ホイールベース 2,600mm
別名 日産・サニー
日産・ヴァーサ
日産・ラティオ
-自動車のスペック表-

2011年10月7日タイ王国にて発売開始[1]2012年5月15日にはオーストラリアでも発表され[2]、同年8月24日から発売開始された[3]ティーダラティオの後継車種となる日産・Vプラットフォームベースのセダンであり、中国やインドではサニー、アメリカ大陸ではヴァーサ、日本国内においてはラティオとして販売されている車種である。エンジンはオーストラリア仕様車がHR15DE、タイ仕様車には小排気量のHR12DEが搭載される。トランスミッションは5速MTと、タイ仕様車にはエクストロニックCVT、オーストラリア仕様車には4速ATが用意される。


G11型(2013年 - )[編集]

2012年8月29日モスクワ国際モーターショーにてロシア向けアルメーラが発表された[4]。同モデルはG11型シルフィをベースに開発されており、Dセグメントの室内空間をBセグメントの価格で提供することをセールスポイントとしている。外観は中国仕様シルフィクラシックに概ね準ずるが、内装は欧州仕様ダチア・ロガンの部品を流用した専用のダッシュボードが与えられたうえ極東地域向けとして各部に大幅な補強が加えられ(剛性確保の問題からアームレストスルー機構が削除される代わりに欧州の安全基準対応のため中央席ヘッドレスト及び3点式シートベルトが新設)、走破性向上のため最低地上高がいくらか上げられるなど内容はベース車と似て非なる。エンジンは最高出力102仏馬力 (75kW)、最大トルク145Nmを発揮する1.6L 16バルブエンジンが搭載される。トランスミッションは5速MTまたは4速ATとなる。

ロシア向けアルメーラはラインが新設されたアフトヴァーストリヤッチ工場にて製造が行われ、2013年初頭から発売を開始する。

脚注[編集]

  1. ^ 日産、エコカー第2弾投入:初のセダン「アルメーラ」[車両]”. NNA.ASIA (2011年10月10日). 2012年5月22日閲覧。
  2. ^ NISSAN ALMERA SET TO HIT SHOWROOMS IN AUGUST (PDF)”. 豪州日産自動車 (2012年5月15日). 2012年8月2日閲覧。
  3. ^ NEW ALMERA BEGINS RENEWAL OF NISSAN PASSENGER CAR LINE-UP (PDF)”. 豪州日産自動車 (2012年8月24日). 2012年8月31日閲覧。
  4. ^ NISSAN ALMERA: RAISING THE STANDARD”. NISSAN NEWSROOM EUROPE (2012年8月29日). 2012年8月31日閲覧。

外部リンク[編集]