インフィニティ・QX

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

インフィニティ・QX (INFINITI QX) は、日産自動車の高級車部門である「インフィニティ」のSUVであり、初代と3代目は日本で、2代目は北米で生産される。

初代はR50型系「テラノ・レグラス」をインフィニティ向けに仕立て直したQX4であり、2代目は日産ブランドのフルサイズSUVである「アルマーダ」を、同様に3代目は日産ブランドの「パトロール」(かつてのサファリの輸出名であった)をインフィニティ向けとしたQX56である。なお、3代目は2014年モデルより「QX80」に順次名称変更される。

歴史[編集]

初代 JR50型(1996年-2004年)QX4[編集]

インフィニティ・QX4
JR50型
1997-2000 Infiniti QX4.jpg
販売期間 1996年 - 2004年
乗車定員 5人
ボディタイプ 5ドアSUV
エンジン V6 3.3L VG33E
V6 3.5L VQ35DE
変速機 4AT
駆動方式 FR/4WD
全長 4,671mm(前期型)
4,651mm(後期型)
全幅 1,839mm
全高 1,796mm
ホイールベース 2,700mm
-自動車のスペック表-

R50型系テラノ(パスファインダー)をインフィニティ向けにデザインし直したもので、インフィニティブランドとしては初のSUVである。アキュラ・SLXおよびレクサス・LX発売の約1年後である1996年に1997モデルとして投入された。これを日本国内向けとしたものがテラノレグラスである。

同時に北米で販売されていたパスファインダーとの違いとして、4輪駆動システムの機能向上、インテリアの高級車化が挙げられる。ただ、高級車ではあったものの、最低地上高は211mmで、オフロードカーとしての能力も有していた。

2列5人乗り。VG33E型 3.3L V6 SOHC(後期型はVQ35DE型 3.5L V6 DOHC)エンジンに4速ATを組み合わせる。エンジンは福島県のいわき工場で、車体の生産は九州工場で行われた。

2000年
2001年モデルとしてマイナーチェンジ。フェイスリフトが行われたほか、搭載エンジンがV6 3.3LエンジンからV6 3.5Lエンジンに変更され、出力も125kW (168hp) から179kW (240hp) に向上した。また、タイミングベルトタイミングチェーンと交換され、二輪駆動車も追加された。さらに、時計一体型のダッシュボードや、17インチ合金ホイールやキセノンヘッドランプが装備された。
2002年11月
生産を終了。
2003年
販売を終了。


2代目 JA60型(2004年-2010年)QX56[編集]

インフィニティ・QX56
JA60型
前期型
Infiniti QX56.jpg
後期型
2008 Infiniti QX56.jpg
販売期間 2004年 -
乗車定員 7/8人
ボディタイプ 5ドアSUV
エンジン V8 5.6L VK56DE
変速機 5AT
駆動方式 FR/4WD
全長 5,255mm
全幅 2,002mm(前期型)
2,019mm(後期型)
全高 1,956mm - 1,999mm
ホイールベース 3,129mm
車両重量 2,539kg
-自動車のスペック表-

北米製フルサイズピックアップであるタイタンをベースとし、プラットフォームとしてF-Alphaプラットフォームが採用され、QX4よりも大型化された。3列シートの8人乗り、および2列目がキャプテンシートの7人乗りのワゴンボディーが与えられた。エンジンはVK56DE型 5.6L V8 DOHCエンジンで、オーバードライブ装置付き5速ATが組合わされる。また、2005年モデルからは2輪駆動モデルも追加された。

現在は、車体は米国ミシシッピ州のキャントン工場、エンジンがテネシー州のデカード工場にて生産されているが、2008年から2009年にかけて日産車体へ生産を移管することが発表されている。なお、このモデルはアメリカで生産された最初のインフィニティモデルである。

2004年1月
北米国際オートショーに出展。
2004年1月22日
生産開始
2004年3月
販売開始。販売はアメリカカナダロシアバーレーンアラブ首長国連邦サウジアラビアのみで行われる。ライバルのレクサス・LXよりも安価であったため、LXよりも多く売れた。また、2006年にアメリカ国内でインフィニティ・Q45の販売が終了してからはインフィニティブランドでは最も高価なモデルとなった。
2007年1月
北米国際オートショーに2008年モデルを出展。フロントグリルなどが変更されたほか、内装の意匠の変更や20インチ合金ホイールの装備などを行い、質感の向上を図った。
2009年モデルイヤー
新色の「ディープガーネット」が追加され、自動ドアロックが装備された。
2009年5月11日
2010年モデルを発表。

インフィニティ・FX同様、日本の輸入SUVディーラーが逆輸入(並行輸入)という形で販売している。

3代目 (2010年-)QX56 → QX80[編集]

3代目 QX56

2010年4月のニューヨークモーターショー、ならびに北京モーターショーで発表された。

今回のモデルは4代目パトロール(Y62型)と主要コンポーネンツを共用することで、クオリティを更に向上させながら価格上昇をも抑えた。エンジンにはM56にも搭載されるVK56VDをQXの性格に合わせ、トルク重視としたチューニングを施した上で搭載する。尚、本モデルより生産が日本の日産車体九州に移行される。

 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]