日産・エクストレイル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

エクストレイルX-TRAIL)は、日産自動車が製造するSUV乗用車。生産は日産九州工場が担当(所在地・福岡県京都郡苅田町)。

目次

[編集] 概要

「4人が快適で楽しい、200万円の使える四駆」というコンセプトで登場した(FF仕様もある)。エクストレイルと同じ車台を共有しているデュアリスはオンロード走行に趣を置くのに対し、エクストレイルはオフロード走行に趣を置く。

SUVの本場ともいえる米国市場には未参入(カナダ・メキシコでは販売されているため、両国境付近で見かけることは多々ある)である。これは似たようなコンセプトを持つエクステラが存在しており、その為にトヨタ・RAV4ホンダ・CR-Vほどの世界戦略車とはなっていない。

2007年秋、日欧ではモデルチェンジしたが、北米では日産・ローグが発売され、これが北米市場の後継車と位置づけられた。

[編集] 歴史

[編集] 初代(T30型、2000年-2007年)

日産・エクストレイル(初代)
フロント
 
 
リア(輸出仕様)
 
エクストレイルFCV
 
メーカー {{{メーカー}}}
 
親会社 {{{親会社}}}
 
製造国 {{{製造国}}}
 
製造期間 2000年11月 - 2007年6月
 
設計統括 {{{設計統括}}}
 
デザイナー {{{デザイナー}}}
 
乗車定員 5人
 
ボディタイプ 5ドアSUV
 
ハイブリッド
 
エンジン QR20DE 2.0L 直4 150ps
SR20VET 2.0L 直4 280ps
 
モーター
 
最高出力/トルク {{{最高出力/トルク}}}
 
最高出力 {{{最高出力}}}
 
最大トルク {{{最大トルク}}}
 
変速機 4速AT (E-ATx)
5速MT
 
駆動方式 FF/4WD
 
サスペンション 前:独立懸架ストラット式
後:独立懸架パラレルリンクストラット式
 
全長x全幅x全高 {{{全長x全幅x全高}}}
 
全長 4445 - 4510mm
 
全幅 1765mm
 
全高 1675/1750mm
 
最低地上高 {{{最低地上高}}}
 
ホイールベース 2625mm
 
車両重量 1340 - 1480kg
 
乾燥重量 {{{乾燥重量}}}
 
総重量 {{{総重量}}}
 
最大積載量 {{{最大積載量}}}
 
燃料タンク容量 {{{燃料タンク}}}
 
燃費 {{{燃費}}}
 
 
 
別名 {{{別名}}}
 
先代
 
後継
 
姉妹車/OEM
 
車台共有車
 
同クラスの車 トヨタ・RAV4
三菱・アウトランダー
ホンダ・CR-V
スバル・フォレスター
マツダ・トリビュート
 

日本仕様は2000ccガソリン車(QR20DEエンジン搭載の自然吸気と、SR20VETエンジン搭載のターボ)だけだが、ヨーロッパではディーゼル車も設定されている。また、アジア、オーストラリア、中近東では2500ccガソリン車(QR25DEエンジン搭載)が設定されている。

4WDシステムは「オールモード4X4」。

  • 2000年
    • 9月 - パリサロンにコンセプトカー「X-TRAIL」を出展。
    • 10月 - T30型発表。エンジンルームに横置きされるエンジンは、直列4気筒DOHCのQR20DE型およびSR20VET型の2機種。センターメーター、樹脂製フロントフェンダーなどを装備。
    • 11月 - 発売開始。オーテックジャパンによる、専用バンパー、丸型ヘッドランプなどを装備する特別仕様車「style-AX」を発売。
  • 2001年
    • 2月 - SR20VET型搭載車「GT」発売。
    • 10月 - 「St」、「Xt」、およびオーテックジャパンによる、専用バンパー・内装仕様を装備する特別仕様車「ライダー」を追加。
  • 2002年
    • 1月 - 第24回トタール・アラス・マドリード・ダカール・ラリーにR50型テラノをベースにVQ35DEを搭載して、VQ35DE搭載D22型ピックアップ、VQ35DE搭載R50型テラノとともに参戦。
    • 6月 - 第7回北京国際モーターショーに出品。
    • 10月 - 「Stt」、「Xtt」、およびオーテックジャパンによる専用バンパー・内装仕様を装備する特別仕様車「アクシス」を追加。
    • 12月 - 高圧水素式燃料電池車「エクストレイル FCV」の国土交通大臣認定を取得。日本国内公道走行試験を開始。
  • 2003年
    • 6月 - マイナーチェンジ。内外装の一部変更、ポップアップステアリング等の仕様・装備の向上の他、グレードの見直しを実施。
    • 9月 - 第60回フランクフルトモーターショーに「X-TRAIL FCV」を出展。
    • 10月 - 第37回東京モーターショーに「X-TRAIL FCV」を出展。
    • 12月 - 11月に「X-TRAIL FCV」03年モデルの国土交通大臣認定を取得したのを受け、限定リース販売を開始。02年モデルに対し、最高速度および航続距離が向上している。2004年にコスモ石油神奈川県、および横浜市へ納入された。
  • 2004年
    • 1月 - インドニューデリーにて開催された第7回「Auto Expo」に出展。
    • 5月 - 「St」と「Xt」を追加。
    • 8月 - インドにて発売。
    • 9月 - パリサロンに「X-TRAIL FCV」03年モデルを出展。
    • 11月 - AMVシャムロックラリー(モロッコ)T2クラスに参戦。総合優勝および総合4位(T2ガソリン車クラス2位)。
    • 12月 - 「St」と「Xt」を廃止し、「Stt」と「Xtt」を追加。「GT」を一部改良。インテリジェントキーを採用。
  • 2005年
    • 2月 - パキスタンへ輸出開始。
    • 4月 - 「オート上海 2005」に「X-TRAIL FCV」を出展。
    • 12月 - 一部改良を実施。SttとXttに、2リットルのペットボトルが3本収納できる「シートバックXポケット」を新たに設定、「ハイパールーフレール」を標準装備した。また、2006年1月から改定される灯火器技術基準に適合させるために、全グレードにヘッドランプレベライザー、ハイマウントストップランプを標準装備。同時に特別仕様車「スクラッチガードコートエディション」を追加。世界で初めて、塗装表面の擦りキズ痕が復元するクリヤー塗装「スクラッチガードコート」を採用。
  • 2006年
    • 11月 - 一部改良。「Stt」と「Xtt」を廃止。「Sドライビングギア」を追加。特別仕様車として「Xエクストリームレザー」を追加。ボディ色に「アイアングレー」を追加し全7色になった。
  • 2007年

[編集] エンジン

型式 QR20DE (NEO) SR20VET (NEO VVL)
種類・シリンダー数 DOHC・直列4気筒
シリンダー 内径×行程 mm 89.0×80.3 86.0×86.0
総排気量 L 1.998
圧縮比 9.9 9.0
最高出力 kW (PS) /rpm 110 (150) /6000 206 (280) /6400
最高トルク N・m (kgm) /rpm 200 (20.4) /4000 309 (31.5) /3200
燃料供給装置 ニッサンEGI (ECSS) 電子制御燃料噴射装置
使用燃料・タンク容量 L 無鉛レギュラー・60 無鉛プレミアム・60
搭載時期 2000年11月 - 2007年6月 2000年11月 - 2007年6月

[編集] 2代目(T31型、2007年-)

日産・エクストレイル(2代目)
フロント
 
 
リア
 
[[Image:|250px]]
 
メーカー {{{メーカー}}}
 
親会社 {{{親会社}}}
 
製造国 {{{製造国}}}
 
製造期間 2007年8月 -
 
設計統括 {{{設計統括}}}
 
デザイナー {{{デザイナー}}}
 
乗車定員 5人
 
ボディタイプ 5ドアSUV
 
ハイブリッド
 
エンジン MR20DE 2.0L 直4 137ps
QR25DE 2.5L 直4 170ps
 
モーター
 
最高出力/トルク {{{最高出力/トルク}}}
 
最高出力 {{{最高出力}}}
 
最大トルク {{{最大トルク}}}
 
変速機 エクストロニックCVT
エクストロニックCVT-M6
6速MT
 
駆動方式 FF/4WD
 
サスペンション 前:独立懸架ストラット式
後:独立懸架マルチリンク式
 
全長x全幅x全高 {{{全長x全幅x全高}}}
 
全長 4590mm
 
全幅 1785mm
 
全高 1685/1770mm
 
最低地上高 {{{最低地上高}}}
 
ホイールベース 2630mm
 
車両重量 1430 - 1530kg
 
乾燥重量 {{{乾燥重量}}}
 
総重量 {{{総重量}}}
 
最大積載量 {{{最大積載量}}}
 
燃料タンク容量 {{{燃料タンク}}}
 
燃費 {{{燃費}}}
 
 
 
別名 {{{別名}}}
 
先代
 
後継
 
姉妹車/OEM
 
車台共有車 日産・Cプラットフォーム
 
同クラスの車 トヨタ・RAV4
三菱・アウトランダー
ホンダ・CR-V
スバル・フォレスター
マツダ・CX-7
 

エンジンは2000ccのMR20DEと2500ccのQR25DEが設定され、4WDの20Xにはシリーズ唯一となる6MTの設定がある。同時に、20Sをベースとしたオーテック扱いのAXISもラインナップされている。尚、ターボ車は平成17年排出ガス規制に適合しないため今回のFMCを機に廃止された。2008年にはルノーと共同開発した2000ccのターボディーゼルが追加されると発表された。

4WD仕様は「オールモード4X4-i」。初代に採用されていたセンターメーターは不採用。 当初は大幅にデザインが変わるという情報があったが、初代モデルのデザインが好評だったためキーコンセプトでのモデルチェンジとなった。もちろん、この車の売りである「ポップアップステアリング」や「フル防水インテリア」はT31でも継承されている(オプションで通常の生地も選択可能)。

  • 2007年
    • 3月にジュネーブ・モーターショーで公開された[1]
    • 4月26日、日産自動車本社で日本仕様が公開された(プレス向けのみで一般公開はされていない)。欧州仕様とはフロントグリルが異なる。
    • 8月22日に日本で発売された。また、10月頃に欧州でも発売された。なお、発売に先駆けて日産ではティザーキャンペーンを行っており、7月から販売店で実車が展示されている。
      • 斜面での走行をサポートするヒルディセントコントロールと斜面発進をサポートするヒルスタートアシストを搭載。ボディには軽い傷なら時間が経つと修復する「スクラッチシールド」塗装を一部の色に採用。

[編集] エンジン

型式 MR20DE (NEO) QR25DE (NEO)
種類・シリンダー数 DOHC・直列4気筒
シリンダー 内径×行程 mm 84.0×90.1 89.0×100.0
総排気量 L 1.997 2.488
圧縮比 10.0 9.6
最高出力 kW (PS) /rpm 101 (137) /5200 125 (170) /6000
最高トルク N・m (kgm) /rpm 200 (20.4) /4400 230 (23.5) /4400
燃料供給装置 ニッサンEGI (ECSS) 電子制御燃料噴射装置
使用燃料・タンク容量 L 無鉛レギュラー・65
搭載時期 2007年8月 - 2007年8月 - 

[編集] 車名の由来

  • 車名の由来は、「X」はX-treme (=extreme) sports(スノーボード、スケートボード等、若者に人気のスポーツ競技のX。「TRAIL」は、足跡、オフロード、荒れた道などを表わしている。「X-TRAIL」は、その2つの言葉をかけ合わせた、4×4のイメージとしての造語。

2001年から4年連続(2005年12月現在)で、日本国内におけるSUV形乗用車販売台数第1位。

[編集] CM・キャッチコピー

[編集] キャッチコピー

[編集] 初代

  • X-TRAIL the tough gear(前期型)
  • 進化するタフ・ギア(後期型)
  • Join the X-movement(後期型)

[編集] 2代目

  • THE TOUGH GEAR(前期型)
  • NO LIMIT(前期型)

[編集] CMで採用した楽曲

[編集] 初代

発売当初から、クラッシュメガデスMxPxオフスプリングといった、パンク・ロック系アーティストの曲を採用したCMを製作し、スポーティなブランドイメージを確立。

[編集] 2代目

ケミカル・ブラザーズの「セッティング・サン」を採用。曲調はハウステクノ系に代わったが、CMコンセプトのスポーティなブランドイメージは継続している。

[編集] シフトワード

  • SHIFT_challenge spirit シフトワードはチャレンジスピリットをシフトする。

[編集] スポーツイベント

2000年から始まったイベントとして、毎年12月には東京ドームにおいて日本テレビの主催でスノーボードの大会「X-TRAIL JAM」も開催されている。

[編集] 関連項目

ウィキメディア・コモンズ

[編集] 外部リンク