サラミース

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サラミース古希: Σαλαμίς, Salamīs)は、ギリシア神話に登場する女神あるいは人物である。河神アーソーポスメトーペーの娘。長母音を省略してサラミスとも表記される。

アッティカ沖にある島で、ポセイドーンとの間にキュクレウスを産んだ。その島は彼女の名を取ってサラミース島と名付けられた。

成人したキュクレウスはサラミース島に巣くっていた蛇を退治し、初代のサラミース王となった。キュクレウスには子がなかったため、王位をテラモーンに譲った。

テラモーンには幾人かの子がいた。その中のテウクロスは、兄である大アイアースが自殺した際に復讐をせず、またトロイア戦争から帰る途中に大アイアースの息子エウリュサケースも行方不明になってしまったため、テラモーンによってサラミース島から追放された。その後キュプロス島に流れ着いてサラミース市を起こしたという。

その後サラミース島はサラミスの海戦が行われたことで有名になり、ギリシア海軍の戦艦サラミスなど、多くの船の名前にもなった。