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2018年7月14日 (土) 17:01時点における版

西 加奈子
(にし かなこ)
誕生 (1977-05-07) 1977年5月7日(46歳)
イランの旗 テヘラン生まれ
エジプトの旗 カイロ日本の旗 大阪府育ち
職業 小説家エッセイスト
言語 日本語
教育 学士
最終学歴 関西大学法学部
ジャンル 小説
代表作きいろいゾウ』(2006年)
サラバ!』(2014年)
主な受賞歴 直木三十五賞(2015年)
デビュー作 『あおい』(2004年)
配偶者 あり
公式サイト 西加奈子 - Official Website -
ウィキポータル 文学
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西 加奈子(にし かなこ、1977年5月7日[1] - )は、日本の小説家イランテヘラン生まれ。エジプトカイロ大阪府和泉市光明台育ち。和泉市立光明台中学校[2]大阪府立泉陽高等学校関西大学法学部卒業。既婚。

ぴあ』のライターを経て、出版社への持ち込み原稿であった『あおい』で2004年にデビューする。 2005年『さくら』が20万部を超えるベストセラーとなる。2012年5月、『きいろいゾウ』が、宮崎あおい向井理出演で映画化され、2013年に公開された[3]

人物

海外生活は、誕生から2歳までイラン・テヘラン、小学1年から5年までエジプト・カイロ。それ以降は大阪であり、性格的には根っからの大阪人である[4]

大阪に住んでいた頃からひそかに小説を書いては一人で悦に入っていたが、人に読ませたところ「技術はあるけど感情が無い」と言われ、「書きたくなるまで感情を溜めないとだめだ」と勧められるまま半年ほど断筆、その後に閃いたイメージから猛烈な勢いで一気に書き上げたのが『あおい』である。この作品に西はいたく愛着が湧き、「活字にせな」と思い立ち、いくつも仕事を掛け持ちして上京資金を貯め、「全部捨てんとアカン」とそれまでの大阪生活の全てを投げうって身一つで東京に移り住んだ。『あおい』は程なくして『世界の中心で、愛をさけぶ』の編集者の目にとまって出版にこぎつけ、西は文壇デビューを果たした[4]

直木賞受賞会見の席でも「プロレスから勇気をもらった」と語るほどの大のプロレスファン、特に新日本プロレス棚橋弘至をひいきの選手に上げている[5]

受賞・候補歴

作品

小説

  • あおい(小学館、2004年)のち文庫
  • さくら(小学館、2005年)のち文庫
  • きいろいゾウ(小学館、2006年)のち文庫
  • 通天閣(筑摩書房、2006年)のち文庫
  • しずく(短編集、光文社、2007年)のち文庫
  • こうふく みどりの(小学館、2008年)のち文庫
  • こうふく あかの(小学館、2008年)のち文庫
  • 窓の魚(新潮社、2008年)のち文庫
  • うつくしい人(幻冬舎、2009年)のち文庫
  • きりこについて(角川書店、2009年)のち文庫 
  • 炎上する君(角川書店、2010年)のち文庫 
  • 白いしるし(新潮社、2010年)のち文庫 
  • 円卓文藝春秋、2011年)のち文庫 
  • 漁港の肉子ちゃん(幻冬舎、2011年)
  • 地下の鳩(文藝春秋、2011年)
  • ふくわらい(朝日新聞出版、2012年)
  • ふる(河出書房新社、2012年)
  • 舞台(講談社、2014年)
  • サラバ!(小学館、2014年)
  • まく子(福音館, 2016年)
  • i(ポプラ社、2016年)
  • おまじない (筑摩書房、2018年)

エッセイ

  • ミッキーかしまし(筑摩書房、2007年)
  • ミッキーたくまし(筑摩書房、2009年)
    • この話、続けてもいいですか。(ちくま文庫、2011年)(『ミッキーかしまし』『ミッキーたくまし』の再編集版)
  • ごはんぐるり(NHK出版 2013年)
  • まにまに(KADOKAWA 2015年)

共著

絵本

  • 絵本 きいろいゾウ(小学館, 2006年)
  • めだまとやぎ(LD&K BOOKS, 2012年)
  • きみはうみ (スイッチパブリッシング, 2015年)

作詞

出演

テレビ

2012年10月6日
2014年1月11日・1月18日・8月30日・9月6日・11月22日
2015年1月17日・8月15日
2013年2月3日 光浦靖子東直子と共演
2015年3月8日 中村文則又吉直樹(ピース)と共演
2014年1月2日
2015年1月2日
2016年1月2日

ラジオ

脚注

関連項目

  • 高野健一(小説『さくら』にインスパイアされた曲「さくら」をリリースした)

外部リンク