下町ロケット

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下町ロケット
著者 池井戸潤
発行日 2010年11月24日
発行元 小学館
ジャンル 小説
日本の旗 日本
言語 日本語
形態 四六判
ページ数 416
次作 下町ロケット2 ガウディ計画
公式サイト www.shogakukan.co.jp
コード ISBN 9784093862929
ISBN 9784094088960文庫判
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下町ロケット2 ガウディ計画
著者 池井戸潤
発行日 2015年11月5日
発行元 小学館
ジャンル 小説
日本の旗 日本
言語 日本語
形態 四六判
ページ数 378
前作 下町ロケット
公式サイト www.shogakukan.co.jp
コード ISBN 9784093864299
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下町ロケット』(したまちロケット)は、池井戸潤小説、及びこれを原作としたテレビドラマラジオドラマである。宇宙科学開発機構の研究員だった佃航平が、死んだ父の経営していた中小企業「佃製作所」の社長となり、社員たちと共に奮闘する姿を描く。

小学館発行の『週刊ポスト』に2008年4月18日号から2009年5月22日号まで連載され、加筆・訂正の後、2010年11月24日に単行本が小学館より刊行された。2013年12月21日には小学館文庫版が刊行された。第145回(2011年上半期)直木三十五賞受賞作品、および、第24回(2011年)山本周五郎賞候補作品。

2011年WOWOW連続ドラマWテレビドラマ化された。

2012年3月20日には、TBSラジオでもドラマスペシャルとしてラジオドラマ化された。

2015年10月3日から、続編『下町ロケット2 ガウディ計画』が朝日新聞に連載され[1][注 1]、2015年11月5日に書き下ろし単行本が刊行された[2]。『下町ロケット』はロケットエンジンのキーパーツであるバルブシステムの開発に賭ける佃製作所の奮闘が描かれ、『下町ロケット2』では心臓手術に使用する人工弁「ガウディ」開発に取り組む様子が描かれる。

2015年10月18日からTBS系の日曜劇場でもテレビドラマ化された。10月3日から朝日新聞に連載されている『下町ロケット2』が、6話からの「ガウディ編」として映像化され、新聞とテレビの同時進行で描かれた[1]

あらすじ[編集]

下町ロケット[編集]

精密機械製造業の中小企業佃製作所の社長・佃航平は、主要取引先の京浜マシナリーから、突然、取引終了の通知を受ける。資金繰りに困りメインバンク白水銀行に3億円の融資を申し込むが渋られる。追い打ちをかけるように、今度はライバル会社のナカシマ工業から特許侵害で訴えられて、白水銀行からは融資を断わられてしまう。法廷戦略の得意なナカシマ工業が相手では、たとえ勝訴は濃厚でも裁判の長期化だけで資金不足による倒産は避けられそうもない。

そんな時、大企業帝国重工の宇宙航空部長・財前の訪問を受け、佃製作所が持っている特許を20億円で譲ってくれと持ちかけられる。帝国重工は巨額の資金を投じて新型水素エンジンを開発したが、特許は佃製作所に先を越されていたのだ。航平は元妻・沙耶との会話で、特許譲渡や使用許可ではなく、帝国重工が飛ばすロケットに佃製作所で作った部品を搭載する道もあると思い当たる。しかし、それでは特許使用料が入らないどころか、リスクが高過ぎると、特に若手社員の反応は最悪で、特許使用許可か部品搭載の夢か、航平は思い悩む。

一方、部品供給を断るつもりで佃製作所を訪れた財前は、航平に案内されるままに工場を見学し、その技術の高さに部品受け入れもありうると考えるようになる。そんな財前を出し抜きたい富山水原本部長に取り入り、財前に変わって部品供給のテスト担当者になる。「たかが町工場の部品搭載など」と見下す富山が率いる帝国重工と、部品搭載よりも特許使用料による給与への還元を願う佃製作所の社員との、部品テストが始まった。

下町ロケット2[編集]

前作から数年後。佃製作所は、また経営の危機に陥っていた。量産を約束したはずの人工心臓用のバルブの取引は試作品段階で打ち切られ、NASA出身の社長・椎名が率いるサヤマ製作所に取引を奪われる。帝国重工とのロケットエンジンの開発でも、サヤマ製作所とのコンペを余儀なくされ、性能では優ったものの、かけひきに敗れ帝国重工との取引ができなくなる危機に直面する。

そんな時、かつての部下の真野から、「ガウディ」という心臓に埋め込む人工弁の開発依頼が持ち込まれる。これが完成すれば、多くの心臓病患者を救うことができるという。しかし、開発に携わる大学教授・一村は、人工心臓開発の中心人物・貴船の弟子で、その妨害によって、開発に必要な実験開始の認可がおりず、資金も尽きて開発中止の窮地においこまれる。そんな佃製作所を救ったのは、人工心臓の臨床試験の被験者の急死という事故が、サヤマ製作所がデータ偽装をしたバルブを使っていたからだということが発覚し、サヤマ製作所に警察の捜査がはいったからだった。佃製作所のつくった人工弁は、無事実用化に向けてスタートを切ることができたのだった。

登場人物[編集]

佃製作所[編集]

佃 航平(つくだ こうへい)
佃製作所の社長。宇宙科学開発機構の元研究員。父親の死に伴って、7年前に家業の佃製作所を継いだ。幼い頃の夢は宇宙飛行士になることだった。
殿村 直弘(とのむら なおひろ)
経理部長。メインバンクの白水銀行から出向して来て半年。性格はいたって真面目。
津野 薫(つの かおる)
営業第一部長。高卒入社の生え抜き社員。
山崎 光彦(やまさき みつひこ)
技術開発部長。航平の大学の後輩で、三度の飯より実験好き。
唐木田 篤(からきだ あつし)
営業第二部長。佃製作所が研究開発型の会社方針だということに不満を持っている。
江原 春樹(えばら はるき)
営業第二部の若手社員。若手社員のリーダー的存在。
迫田 滋(さこだ しげる)
経理部係長。江原と並ぶ若手社員のリーダーのひとり。一流大学卒だが就職氷河期で佃製作所に入社した。
真野 賢作(まの けんさく)(1)技術開発部 → (2)アジア医科大学
技術開発部の若手社員。→ アジア医科大学先端医療研究所主任研究員。

帝国重工[編集]

財前 道生(ざいぜん みちお)
宇宙航空部 開発担当部長。父親は町工場のワンマン社長だった。
富山 敬治(とみやま けいじ)
宇宙航空部 宇宙開発グループ主任。新型水素エンジン開発責任者。
水原 重治(みずはら しげはる)
宇宙航空部 本部長。
浅木(1のみ)
若手技術者。
藤間 秀樹(とうま ひでき)
帝国重工社長。宇宙事業に熱心で、自社生産の新型エンジン搭載ロケット打ち上げプロジェクトをスタートさせた。

神谷・坂井法律事務所[編集]

神谷 修一
ナカシマ工業顧問の田村・大川法律事務所から独立して事務所を構えた、知財専門の弁護士。弁護士・弁理士の鮫島正洋がモデル[3]

ナカシマ工業[編集]

三田 公康(みた きみやす)(1のみ)
事業企画部法務マネージャー。佃製作所を特許侵害で訴える。

田村・大川法律事務所[編集]

中川 京一(なかがわ きょういち)(1のみ)
ベテラン弁護士。
青山 賢吾(あおやま けんご)(1のみ)
若手弁護士。

白水銀行[編集]

柳井 哲二(やない てつじ)(1のみ)
課長代理。融資担当。
根木 節生(ねぎ せつお)(1のみ)
支店長。

その他[編集]

和泉 沙耶(いずみ さや)(1のみ)
航平の離婚した元妻で研究者。同じ大学のテニスサークル仲間だった。上昇志向が強く、妥協が許せない性格。
佃 利菜(つくだ りな)(1のみ)
航平の娘。中高一貫の私立中学校の2年生。
佃 和枝(つくだ かずえ)(1のみ)
航平の母。
田辺 篤(たなべ あつし)(1のみ)
佃製作所の顧問弁護士。知財訴訟はあまり経験がない。
三上(1のみ)
宇宙開発機構の同僚で現在は大学教授。
須田 祐介(1のみ)
外資系超一流ベンチャー・キャピタルのマトリックス・パートナーズ日本支社長。航平に佃製作所の買収話を持ちかける。
高瀬(1のみ)
東京経済新聞記者。

下町ロケット2 ガウディ計画[編集]

佃製作所[編集]

中里 淳
技術開発部。不満が募って突然退職し、サヤマ製作所に入社する。
立花 洋介
技術開発部。
加納 アキ
技術開発部。

北陸医科大学[編集]

一村 隼人
教授。国産の人工弁の開発を手掛ける。元アジア医科大学で貴船の元部下だった。

桜田経編[編集]

桜田 章
桜田経編(さくらだたてあみ)会長で、また、桜田経編の子会社の株式会社サクラダ社長。
桜田 努
桜田経編社長。桜田章の弟。
アジア医科大学[編集]
貴船 恒広
心臓血管外科部長。
サヤマ製作所[編集]
椎名 直之
社長。NASA出身。
月島 尚人
開発部マネージャー。
日本クライン[編集]
久坂 寛之
製造部長。
藤堂 保
製造部企画チームマネージャー。
独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)[編集]
山野辺 敏
審査役。
滝川 信二
審査員。

書籍情報[編集]

テレビドラマ[編集]

WOWOW版[編集]

下町ロケット
ジャンル テレビドラマ
放送時間 日曜22:00 - 23:00(60分)
放送期間 2011年8月21日 - 9月18日(5回)
放送国 日本の旗 日本
制作局 WOWOW
監督 鈴木浩介
水谷俊之
原作 池井戸潤
脚本 前川洋一
プロデューサー 青木泰憲
土橋覚
出演者 三上博史
寺島しのぶ
渡部篤郎
音声 ステレオ放送
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2011年8月21日から9月18日まで毎週日曜日22時 - 23時に、WOWOW連続ドラマWで放送された。主演は三上博史。初回は無料放送された。

キャスト(WOWOW版)[編集]

つくだ製作所[編集]
佃 航平
演 - 三上博史
つくだ製作所社長。宇宙科学開発機構の元研究員。
江原 春樹
演 - 池内博之
つくだ製作所 営業部 係長。若手社員のリーダー格。
真野 賢作
演 - 綾野剛
つくだ製作所 技術部。佃の方針に強く反発。
山崎 光彦
演 - 松尾諭
つくだ製作所 技術開発部 部長。
津野 薫
演 - 光石研
つくだ製作所 営業部 部長。
殿村 直弘
演 - 小市慢太郎
つくだ製作所 経理部 部長。銀行からの出向。
田辺 篤
演 - 井上高志
つくだ製作所の顧問弁護士。特許裁判には不慣れ。
帝国重工[編集]
鈴木 智美
演 - 原田夏希
帝国重工 広報部。江原の恋人。
富山 敬治
演 - 眞島秀和
帝国重工 宇宙航空部 主任。水原本部長の腹心。
浅木 誠一
演 - 忍成修吾
帝国重工の技術者。誠実で実直。つくだ製作所の優秀さを素直に認める。
田村
演 - 野間口徹(第4話)
帝国重工 社員。
水原 重治
演 - 升毅
帝国重工 宇宙航空部 本部長。
藤間 秀樹
演 - 田村亮
帝国重工 社長。
財前 道生
演 - 渡部篤郎
帝国重工 宇宙航空部 部長。父親が町工場を経営していた。
神谷法律事務所[編集]
神谷 涼子
演 - 寺島しのぶ
神谷法律事務所弁護士。佃の元妻・沙耶の同級生。原作では男性の神谷修一に相当する。
宇宙科学開発機構[編集]
本木 孝
演 - 堀部圭亮
宇宙科学開発機構 研究員。佃の元同僚。
大場 一義
演 - 古谷一行特別出演
宇宙科学開発機構 教授。
和泉 沙耶
演 - 水野真紀
宇宙科学開発機構 研究員。佃の元妻。
ナカシマ精機[編集]
三田 公康
演 - 佐藤二朗
ナカシマ精機 法務担当マネージャー。財前の後輩。
大川 京一
演 - 小木茂光
大川総合法律事務所 代表。ナカシマ精機 顧問弁護士。神谷のかつての上司。
佃家[編集]
佃 利菜
演 - 美山加恋
佃の一人娘。佃に反発し、家を出て母親の下に行く(原作では実父・航平と祖母・和枝との3人で実家で暮らしている)。
佃 和枝
演 - 長内美那子
佃の母親。利菜を育てた。
その他(WOWOW版)[編集]
財前 冬美
演 - 奥田恵梨華
財前の妻。心臓が悪い。一刻も早く「夫のロケット」を見たいと願う。
岩崎
演 - 螢雪次朗
神谷が大川事務所にいた時に倒産に追い込んだ会社の社長。
裁判官
演 - 相島一之
ナカシマ精機とつくだ製作所の間で行なわれた裁判を担当。
須田
演 - 津田寛治
企業投資会社バースパートナーズ。本木の紹介で佃につくだ製作所売却を持ちかける。
根木 節生
演 - 阿南健治
白水銀行 大森支店長。つくだ製作所への融資を渋る。
テレビリポーター
演 - 羽田沙織[注 2]

スタッフ(WOWOW版)[編集]

放送日程(WOWOW版)[編集]

放送回 放送日 監督
第1話 2011年8月21日 鈴木浩介
第2話 2011年8月28日
第3話 2011年9月04日 水谷俊之
第4話 2011年9月11日
最終話 2011年9月18日 鈴木浩介

原作との相違点[編集]

基本的に原作に忠実なストーリー運びであるものの、設定の変更がされている。

  • 原作では神谷・坂井法律事務所の神谷弁護士は男性だが、ドラマでは女性に変更されている。また、佃の元妻・沙耶の同級生という設定もドラマオリジナルである。
  • 神谷弁護士が佃航平と知り合う経緯が原作と異なる。原作では元妻・沙耶に紹介されて佃社長と知り合うが、ドラマでは第1回口頭弁論に参加した際、田辺弁護士が顧問を辞めさせられたという噂を頼りに、つくだ製作所まで出向いて売り込みに来た事で佃社長と知り合う。
  • 会社名が大幅に変更されている。
    • 主人公が所属する会社名が、原作では「製作所」と漢字表記だが、ドラマでは「つくだ製作所」とひらがな表記となっている。
    • 特許侵害を訴えた会社名が、原作では「ナカシマ工業」だが、ドラマでは「ナカシマ精機」となっている。
  • 帝国重工社長・藤間の読み方が異なる。原作は「とうま」だが、WOWOW版 では「ふじま」。
  • 帝国重工宇宙航空部部長の財前道生の妻・冬美、帝国重工広報部の鈴木智美はドラマオリジナルキャラクターである。
  • 佃の娘・利菜が反発し、実家を出て母の下に行ったり、神谷弁護士がかつて倒産に追い込んだ会社の社長・岩崎をつくだ製作所を雇い入れるエピソードはドラマオリジナルである。
  • 以下の人物が登場しない。
    • 佃製作所の営業第二部部長の唐木田篤、経理部係長の迫田滋
    • 帝国重工生産管理部の溝口、同フィルタ担当の近田 - 両者の業務は富山が兼任
    • 白水銀行融資担当の柳井 - 佃と殿村による、白水銀行との取引解消通告はドラマではカット
WOWOW 連続ドラマW枠
前番組 番組名 次番組
CO 移植コーディネーター
(2011年3月20日 - 4月17日)
下町ロケット
(2011年8月21日 - 9月18日)
パンドラIII 革命前夜
(2011年10月2日 - 11月20日)

TBS版[編集]

下町ロケット
Headquarters of Katsuragawa Seira.jpg
佃製作所の社屋としてロケに使用された[4]桂川精螺製作所本社(東京都大田区矢口
ジャンル テレビドラマ
放送時間 日曜21:00 - 21:54(54分)
放送期間 2015年10月18日 - 12月20日(10回)
放送国 日本の旗 日本
制作局 TBS
演出 福澤克雄
棚澤孝義
田中健太
原作 池井戸潤
脚本 八津弘幸
稲葉一広
プロデューサー 伊與田英徳
川嶋龍太郎
出演者 阿部寛
土屋太鳳
立川談春
安田顕
真矢ミキ
恵俊彰
倍賞美津子
吉川晃司
杉良太郎
ナレーター 松平定知
音声 ステレオ放送
字幕 字幕放送
データ放送 番組連動データ放送
オープニング 服部隆之「下町ロケット 〜Main Theme〜」
エンディング 同上
時代設定 2008年(第1話冒頭)
2015年 - 2016年(ロケット編)
2019年 - 2022年(ガウディ編)
外部リンク 公式サイト

特記事項:
初回は54分拡大(21:00 - 22:48)。
第2・9話は15分拡大(21:00 - 22:09)。
第5話は『世界野球プレミア12 予選ラウンド第5戦 日本の旗 日本×ベネズエラの旗 ベネズエラ』のため、95分繰り下げ(22:35 - 23:29)[注 3]
最終回は25分拡大(21:00 - 22:19)のうえ、前座に『日曜劇場』枠外で『超緊急特別ドラマ企画「下町ロケット」〜最終章』(19:00 - 21:00)を放送。
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2015年10月18日から12月20日まで毎週日曜21時 - 21時54分に、TBS系の「日曜劇場」で放送された。全10回。主演は阿部寛[5]、ナレーションは民放ドラマのナレーションを務めるのは初めてとなる元NHKアナウンサーの松平定知が担当した[6]

日曜劇場での池井戸潤原作作品は、『半沢直樹』(2013年)『ルーズヴェルト・ゲーム』(2014年)に次いで3作目で、前2作と共通したスタッフで制作された。また、後半のストーリーは10月3日から朝日新聞で連載された続編『下町ロケット2 ガウディ計画』と同時進行となり[2]、第6話からは「ガウディ編」として第5話までの「ロケット編」から3年後を描き[7]、ドラマのオープニングテロップにも、「ガウディ計画」の副題が6話より追加された。

TBSの演出担当である福澤克雄によれば、『半沢直樹』シリーズと比べると「子どもたちには受けにくい」「決めセリフを無理に作ったらそれこそ品性を疑われる」などと控え目のコメントを出している[8]

また、当初最終回は25分延長の85分スペシャルの放送予定だったが、12月6日の第8話の世帯視聴率が2015年度の民放ドラマとしては最高となる20.4%(ビデオリサーチ関東地区・世帯)を記録したことなどを受けて、第9話までのダイジェストシーンに加えてこの特番用に新たに撮り下ろしたドラマのシーンを織り込んだ「超緊急ドラマ特別企画・下町ロケット〜最終章〜」(ナビゲーターは神谷弁護士役の恵。最終回本編とはステーションブレイクレス編成で接続)を放送することが、12月13日の第9話終了後に発表され、急きょ、最終回本編の収録と合わせて特別篇用の劇中劇の収録にも取り掛かることになった[9]。 なお、この特別篇の世帯視聴率は10.7%を記録した[10]。 第87回ザテレビジョンドラマアカデミー賞で最優秀作品賞ほか計5部門を受賞した[11]

キャスト(TBS版)[編集]

主要人物[編集]
佃 航平
演 - 阿部寛
佃製作所社長。宇宙科学開発機構の元研究員だったが、第1話から7年前のロケット打ち上げにおいて、彼が開発したエンジンの不具合でロケットが墜落した事から、その責任を取って辞職し、その後父の他界を受けて佃製作所を継いだ。地道な努力によって会社を徐々に大きくしたが、現在でもロケットへの夢を諦めきれず、自社製品の中でもロケットエンジン用のバルブに力を入れている。技術者としてのプライドを傷つけたり道理に反する者に対しては強い嫌悪感を持つ。
夢に夢中になる余り会社や家庭を顧みないことがあるため、家族や社員たちから反感を買うことも多く、妻との離婚や真野、中里の裏切りの原因となっている。
佃 利菜
演 - 土屋太鳳
航平の娘。高校2年生 → 大学2年生。大学は慶應義塾大学理工学部に進学。理想ばかり追い求める両親を快く思っていなかったが、父のひた向きな姿勢に徐々に感化され、大学卒業後は帝国重工に就職。
和泉 沙耶
演 - 真矢ミキ
航平の元妻。JAXS研究員。会社を継いでから利益ばかり追い求める夫に愛想を尽かして離婚したが、交流自体は続いており、ナカシマ工業との訴訟では知り合いの神谷弁護士を紹介した。
神谷 修一
演 - 恵俊彰
弁護士。神谷・坂井法律事務所代表。モットーは「負ける裁判はしない」。知的財産権訴訟専門で、裁判での勝率は8割(残りの2割は勝訴に等しい和解)の凄腕弁護士。元田村・大川法律事務所所属だったが、ナカシマ工業のやり方に反発して独立した。ナカシマ工業との訴訟において佃製作所の企業弁護士・訴訟代理人を務める。勝訴後は正式に佃製作所の顧問弁護士となった模様。
財前 道生
演 - 吉川晃司[12]
帝国重工宇宙航空部部長。入社以来順調にエリートコースを歩んできて、純国産ロケット開発計画「スターダスト計画」を担当。町工場を経営していた父親がワンマンで無理な経営や製品開発を繰り返していたため、中小企業に対してあまりいい印象を持っていなかったが、ロケット開発の際に巡り合った佃製作所の技術力に感銘し、キーテクノロジーの内製化という方針の藤間社長を説得し、佃製バルブシステムの部品供給を実現させた。
その3年後、社内方針の変更により、部品供給業者をコンペにより選定することになるが、佃の技術力を信じて佃製のバルブを搭載しようとするが、自身をライバル視する石坂と対立する。石坂の失脚後は社長の藤間からロケット開発の全権を任され、同時に「ガウディ計画」への融資も取り付けた。
佃製作所[編集]
山崎 光彦
演 - 安田顕
技術開発部部長。航平の大学時代の後輩で、彼が最も信頼する部下。7年前までは業界最大手の企業で働いていたが、その腕を見込まれて技術開発部のリーダーとして佃製作所へ招かれた。根っからの研究者で普段は口数は少ないが、こと自身が携わる研究に関しては、周りを圧倒する勢いで熱弁をふるうことも。
津野 薫
演 - 中本賢
営業第一部部長。航平を信頼し、その方針を受け入れ、営業第一部を引っ張っている。
唐木田 篤
演 - 谷田歩
営業第二部部長。営業第一部部長の津野とはライバル関係にある。元は外資系IT企業出身で、徹底した合理的思考の持ち主で、理想ばかり追い求める航平や彼を支持する津野とは対立することもある。「ガウディ計画」に対しても当初は懐疑的だったが、人工弁開発にかける桜田社長の想いに心を動かされる。
殿村 直弘
演 - 立川談春
経理部部長。白水銀行から出向で、不器用で無口な性格が災いし、航平をはじめ社員からは銀行の回し者として警戒されていた。しかしナカシマ工業との訴訟の際に銀行側が高額な取引を得るために敢えて訴訟はせずに和解に持ち込むように指示を出してきた事から銀行を退職、佃製作所に転職、正式な社員となる。
江原 春樹
演 - 和田聰宏
営業第二部係長。若手社員のリーダー的存在。大きな成果もなく、資金を浪費するばかりのロケットエンジンの開発については良く思っていないが、真野から協力を依頼された人工弁開発プロジェクト「ガウディ計画」では、佃から営業と開発チームのサブリーダーを任される。
迫田 滋
演 - 今野浩喜キングオブコメディ
経理部係長。堅実な仕事ぶりと的確な意見により、江原と並び若手社員のリーダー的存在。
埜村 耕助
演 - 阿部進之介
技術開発部技術主任。帝国重工へのバルブシステム部品供給開始から3年語はバルブ開発のリーダーを務めている。
立花 洋介
演 - 竹内涼真
技術開発部技術者。中里の退社後、「ガウディ計画」チームのリーダーとなった。重責を感じながらも、ただひたすら実直に開発に没頭していく。
川本 浩司
演 - 佐野岳
技術開発部技術者。元々は小型エンジンの開発チームに所属していたが、ロケットエンジン用バルブシステム開発チームへ移動し、埜村と共に佃製作所の主力製品となったバルブシステムの開発に従事している。
鈴木 健児
演 - 堀井新太
技術開発部技術者。技術系専門学校を卒業後、佃製作所へ入社した。手先が器用で繊細な作業を得意としている。寡黙だが根は熱く、好きな技術の分野での集中力は抜群。実は元ヤンキー。
加納 アキ
演 - 朝倉あき
技術開発部技術者。大学院の修士課程終了後、家庭の事情で研究を断念し、佃製作所に入社した。
仁科 美咲
演 - ぼくもとさきこ
事務員。
佃家[編集]
佃 和枝
演 - 倍賞美津子
航平の母。航平が会社を継ぐ以前は、専務として会社に関わっていたが、航平が社長に就任してからは役職を退いている。航平の離婚後は娘の利菜を母代わりに育ててきた。
帝国重工[編集]
藤間 秀樹
演 - 杉良太郎[13]
帝国重工社長。純国産ロケット開発計画「スターダスト計画」において、ロケットの全てのキーデバイス内製化を成功させ、帝国重工を宇宙航空分野で世界のリーディング・カンパニーにすることを目標に掲げている。一度決めたことは絶対に変えない主義だが、ロケットは開発に携わる全ての人間の信頼関係が重要という信念も持ち合わせており、財前からサヤマ製作所の不祥事を知らされた際には真偽がはっきりするまで全ての取引を白紙にし、佃製作所の製品採用を決定した。
富山 敬治
演 - 新井浩文
宇宙航空部宇宙開発グループ主任で、新型水素エンジンの開発責任者を務める。プライドが高く感情の起伏の激しい一面を持つ。帝国重工が開発した新技術の特許がタッチの差で佃製作所が先に申請されたことで、佃製作所に対して敵対意識を持つように。佃製バルブを重視する財前に反発して水原に取り入り、佃製バルブの品質を落とそうとするが、燃焼実験の際にフィルターを帝国重工製に独断で変えたことで実験失敗を招き、財前からの信用を無くした。
ロケットの打上げから3年語は、部品供給業者をコンペにより選定すると社内方針変更を受けてサヤマ製作所へ接近し、石坂と共に脱佃製バルブを目論む。しかし石坂がサヤマ製作所から多額のリベートを受け取っていた事を知ると彼を裏切って財前に密告、コアハートの人工弁の耐久実験に協力した。
水原 重治
演 - 木下ほうか
宇宙航空部本部長。「にっこり笑って人を切る」といわれるほど冷徹な性格の持ち主だが、自身も藤間の切り捨てられることを恐れており、石坂とサヤマ製作所の不正が判明した際には財前側についた。
石坂 宗典
演 - 石井一孝
宇宙航空部調達グループ部長。ロケット部品の選定・納入を主担当とする。財前とはライバル関係にあり、ロケットのバルブシステムを中小企業である佃製作所に担当させた財前のやり方に反発し、サヤマ製作所と共同開発をした方がいいと考え、裏でリベートを受け取り、佃製作所を追い落とそうとしたが、協力させていた富山の裏切りにより全ての裏工作が露呈、藤間の怒りを買い失脚した。
安東 仁
演 - 國本鍾建
ヘルス開発部門グループ部長。財前から「ガウディ計画」への融資を依頼されるも、未知の分野である医療機器開発に対するリスクなどから融資を断る。
溝口
演 - 六角慎司
生産管理部主任。富山の同期。佃製作所のテストでは露骨に不利な評価をしようとしたが、「社名で評価に赴いた以上、評価は公正にすべき」という持論を持ち、部品供給を避けたい富山の協力要請を却下する。
田村
演 - 戸次重幸
審査部主任。富山の同期。佃製作所には横暴に接するも、殿村に完全論破される。
近田
演 - 近藤公園
宇宙開発事業部。富山の要請でバルブ燃焼実験用のフィルターを帝国重工製に交換したが、それが実験失敗を招いてしまう。
浅木 捷平
演 - 中村倫也
宇宙航空部技術者。帝国重工技術陣の中では佃製作所の技術力を評価している。
ナカシマ工業の関係者[編集]
三田 公康
演 - 橋本さとし
事業企画部法務グループマネージャー。他社の特許の隙間を突いて製品を模倣して新たに特許を申請、元の製品を開発した社を特許侵害で訴え、更にはあらゆる手段で裁判を引き延ばすことで相手側が破滅する頃に和解案を持ちかけ、事実上下請け企業に組み込むやり方で多くの中小企業を追い落としてきた。佃製作所に対しても同様の手段で訴訟を起こすも、神谷の尽力に加え中小企業を見下す発言が新聞に掲載されたことで上層部からの信頼を失い失脚した。
中川 京一
演 - 池畑慎之介
顧問弁護士。国内最大手の田村・大川法律事務所所属。技術系の企業法務の分野では名の知れた優秀な弁護士で、卓越した法廷戦略で佃製作所を追い詰めていくが、裁判では露骨な裁判引き伸ばしが仇となって敗訴した。その後日本クラインからコアハートの医療事故に対する弁護を依頼されるが、佃製作所が関わっていると知ると弁護を辞退した。
白水銀行[編集]
柳井 哲二
演 - 春風亭昇太
蒲田支店融資課長。殿村の上司。
根木 節生
演 - 東国原英夫
蒲田支店支店長。佃製作所とナカシマ工業の訴訟の際には佃製作所がナカシマ工業の傘下に入れば高額な取引ができると考え、佃製作所からの資金援助を拒否した。ナカシマ工業の敗訴後に再び佃製作所に取引を持ちかけるも、その露骨な姿勢を航平に叱責され、出向させていた殿村にも離反された挙句、メインバンクを別の銀行に変えられるという失態を犯す。
JAXS[編集]
三上 孝
演 - 吉見一豊
航平の元同僚。JAXS研究員。
北陸医科大学[編集]
一村 隼人
演 - 今田耕司[14]
北陸医科大教授。心臓外科医。「ゴッドハンド」と呼ばれる高い技術力を持った一流の外科医で。元は貴船の弟子だったが、「コアハート」のアイデアを横取りされた。一度は「コアハート」実用化のために身を引くも、北陸医科大学へ飛ばされた。その後、「重度の弁膜症で苦しんでいる子供たちを救いたい」という熱い思いから、真野とともに新型人工弁「ガウディ」の開発に取り組み、真野の働きかけにより佃製作所へ協力を申し出る。
真野 賢作
演 - 山崎育三郎
佃製作所技術開発部技術者 → 北陸医科大研究員。佃製作所時代は小型エンジンの開発に従事し、ロケットエンジンを重視している航平の方針に強い不満を持っており、帝国重工に納品するバルブを不合格品とすり替える事件を起こし、退職した。
その後は航平と山崎の尽力で先端医療研究所に再就職したが、そこで一村と出会い、彼の下で人工弁「ガウディ」の開発に携わる中、「ガウディ」を実現する技術を持っているのは佃製作所しかないと考え、かつての行いを謝罪し、佃製作所に協力を申し出る。福井に行く前はアジア医大で「コアハート」開発に携わっていたことがある。
高橋 圭太
演 - 高橋曽良
一村教授の患者。小学生。
中島 聖人
演 - 庵原匠悟
一村教授の患者。小学生。終盤で容体が悪化するも、「ガウディ」の臨床患者第一号として手術が行われ、無事に成功した。
桜田経編[編集]
桜田 章
演 - 石倉三郎
株式会社サクラダ社長。重い心臓弁膜症を抱えていた娘の死、そして一村との出会いを機に一念発起し、経編専門会社「桜田経編」を実弟に任せ、「株式会社サクラダ」を設立した。娘に何もしてやれなかったことに対して深く後悔し、「娘のような子供を救うことがせめてもの罪滅ぼしだ」と考え、人工弁「ガウディ」を完成させることに人生を捧げている。
桜田 結
演 - 吉田美優(ami〜gas[15]
章の娘。重度の心臓弁膜症を抱えていた。血栓により移植された人工弁の不具合を起こし、17歳の若さで他界した。
桜田 努
演 - 永澤俊矢
桜田経編社長。章の弟。兄の会社に融資をしてはいるが、社内では不満や反発も多い。
アジア医科大学[編集]
貴船 恒広
演 - 世良公則
アジア医科大教授。心臓外科部長。「コアハート」プロジェクトに携わる。医学界の次期学長候補。日本クラインの経済的・技術的な後ろ盾を得て、世界最小・最軽量の画期的な人工心臓「コアハート」の開発に携わるが、日本クラインからは「コアハート」開発のための飾りとしか見られていない。かつては患者の事を第一に考える医者だったが、出世を重ねるうちに自分の出世のためなら手段を選ばない性格となり、成功すれば部下の手柄を横取りし、失敗すれば部下のせいにして左遷することで、現在の地位を築いてきた。
かつて左遷した一村が新型人工弁開発をしていると知ると、それを自らの手柄としようと目論み、サヤマ製作所と結託、更に交流があるPMEAの審査官である滝川を抱き込み「ガウディ計画」頓挫を目論む。「コアハート」の治験患者死亡を受けて全責任を巻田に押し付けたが、そのことがきっかけで外部に告発され、告発記事が掲載され週刊誌が発売されたことで失脚した。
巻田 真介
演 - 横田栄司
アジア医科大心臓外科医。貴船の部下で「コアハート」の移植手術を担当するも、貴船の代理で学会に出席中に治験患者の急死を受け、全責任を押し付けられたため、報復としてフリージャーナリストの咲間に告発した。当初は高知にある系列病院に左遷されかけるも、彼が告発したことを知った貴船により白紙に戻される。
葛西
演 - 中村歌昇
アジア医科大研修医。
サヤマ製作所[編集]
椎名 直之
演 - 小泉孝太郎
株式会社サヤマ製作所社長。NASA出身。徹底した実力主義者で、父親が経営していた町工場をアメリカ型経営に路線変更することで急速に拡大し、ベンチャー企業化したやり手。社長に就任後は、自ら人脈で他社のトップとも直接交渉することで大手メーカーとの取引を立て続けに取り付け、会社の売り上げを倍の40億まで伸ばしたが、強引なやり方から同業者からの評判はあまり良くない。父の死後、大手企業に特許や機材など全ての権利を奪われて苦労した事から、大企業のトップに立つことを野望としてアメリカに渡り、NASAの技術者にまで上り詰めた。
佃製作所をライバル視しており、日本クラインや帝国重工の石坂と結託して追い落とそうとした。「コアハート」治験患者の死亡を受けて自社の不正が公になると業務上過失致死罪で逮捕された。逮捕前に航平と対峙するも頑なに非を認めなかったが、航平の叱責や、彼から亡き父の残した特許技術が打ち上げ予定のロケットに使われることを聞かされて改心し、出所後は再び技術者としての道を進み始めた。
やり方こそ強引だったが、その技術力は本物で、航平たちが7年かけた開発をその半分の年月で完成させ、最終話のエビローグでは、打ち上げに成功したロケットに搭載された佃製の新型バルブよりも高性能なバルブを出所から僅かな期間で完成させている。
中里 淳
演 - 高橋光臣
佃製作所技術開発部技術者 → サヤマ製作所開発部技術者。かつては大手メーカーの研究機関に勤務していたが、実力が重視される世界を求めて佃製作所に入社し、技術者として働いていた。プライドが高く、ほかの技術者にはないような野心を持っているが、それ故航平や山崎とは対立しており、日本クラインの一件で会社に不満を持ち、山崎が改良したバルブの設計図を持ち出す形で退社し、ライバル企業であるサヤマ製作所に入社した。サヤマ製作所では「コアハート」のバルブ開発に携わるも、治験患者の死亡を受けて徐々に不信感を持つようになり、真相を知るために接触してきた佃の言葉を受けて考えを改め、設計図を持ち出したことを告白した。
横田 信生
演 - バカリズム
開発部技術者。中里の転属前は「コアハート」のバルブ開発に携わっていたが、中々成果が出なかったために担当を外された。自分が担当を外れてからバルブの性能が飛躍的に向上したことに疑問を持ち、中里にデータの提供を依頼した。
月島 尚人
演 - 福田転球
開発部マネージャー。外資系企業の開発部門マネージャー職を経て、専門とする機械工学分野での輝かしい実績を持つ。椎名の指示で中里が持ち出した「コアハート」の設計図を日本クラインに持ち込んで開発権を手に入れたが、その後は開発が上手くいかなかったために実験データを偽装したが、事態の深刻さを受け、罪に問われるのを覚悟で事実を告発した。
日本クライン[編集]
久坂 寛之
演 - 平岳大
日本クライン製造部長。外資を渡り歩いてきた老獪な策士で、気取った雰囲気のある男。佃製作所に「コアハート」の人工弁開発を依頼したが、サヤマ製作所が佃よりも安価で製造できると知ると、サヤマ側と結託した。貴船の失脚後は佃製作所に再度人工弁開発の依頼をするも、人工弁のバルブが佃製作所が3年も前に申請し、認可されていた特許に違反していたため、切り捨てられた。
藤堂 保
演 - 瀧川英次
日本クライン製造部企画チームマネージャー。久坂の部下。
PMEA[編集]
滝川 信二
演 - 篠井英介
独立行政法人医薬品医療器具総合機構(PMEA)の審査員。かつて大手外資系医薬品メーカーで新薬の開発に長く携わっており、その後PMEAへ転職した。以前から貴船と結託しており、一村の手柄を横取りしようとする貴船に同調し、「ガウディ」計画を頓挫させようとする。事前審査では露骨な態度で審査を棄却しようとするが、3度目の審査会において航平に自身が貴船と癒着している証拠を暴露されたことで信用を失い、審査官を外された。
山野辺 敏
演 - 大鷹明良
PMEAの審査リーダー。滝川の言いなりになっていたが、彼が貴船と内通していたことを知ると、毅然とした態度で叱責した。その後は公正な審査を行い、「ガウディ」の動物実験を勧めた。
ゲスト[編集]
第1話
田辺弁護士
演 - 阿藤快[注 4]
先代の頃からの佃製作所の顧問弁護士。知的財産権に関する知識は乏しく、ナカシマ工業との裁判において航平と衝突し、顧問弁護士を降りた。
徳田
演 - ルー大柴
京浜マシナリーの調達部長。
大場
演 - 大石吾朗
慶應義塾大学理工学部教授。航平の恩師。
村田
演 - 小松利昌
裁判官。佃製作所がナカシマ工業から訴訟されたステラエンジン訴訟を担当していたが、人事異動により田端裁判官に引き継ぐ形で異動した。
第2話
田端
演 - 上杉祥三
裁判官。佃製作所がナカシマ工業へ逆訴訟したステラエンジンの特許侵害訴訟と村田裁判官から引き継いだステラエンジン訴訟を担当。大企業擁護派として知られ、佃製作所とナカシマ工業の訴訟から過去3年間に担当した裁判では21件中18件は大企業に有利な判決を下している。しかしその18件は実際に大企業に有利な状況だっただけで、本来は公正な判断を下せる人物。佃製作所とナカシマ工業との裁判においては当初はナカシマ寄りの判断だったが、最終的には佃側の主張を認めた。
高瀬
演 - 成河
毎朝新聞の記者。父親は中小企業の経営者だったが、ナカシマ工業の策略で倒産したことから、神谷の依頼を受けてナカシマの卑劣な戦略を暴く記事を掲載した。
大泉
演 - 大河内浩
ナカシマ工業部長。三田の上司。
第3話
財前 信生
演 - 田村泰二郎
財前の実父。「財前化工」を経営していたが、ワンマン経営で無茶な新製品開発を行っては失敗を繰り返し、そのしわ寄せを社員や家族に押し付けていたため、社員や息子からは快く思われていなかった。
青山 洋貴
演 - 金剛地武志
「タカモリ電工」人事課社員。
第8話
小西 悟
演 - 児島功一
コア・ハートの被験者。コアハートの移植手術を受けるも、人工弁の不具合により病死した。
第9話・最終話
咲間 倫子
演 - 高島彩[注 5]
フリージャーナリスト。夫を医療事故で亡くした事から医療事故関係の取材を続けている。巻田の依頼で彼からコアハートの設計図を入手し、更に横田から入手した実験データを手に佃製作所に真相究明の協力を依頼する。
最終話
椎名 直久
演 - 吉田類[17]
椎名の父。サヤマ製作所の先代社長。「なんでもトップを目指せ」が口癖だったが、大手企業に特許や機材の全てを奪われ、病死した。
飯塚
演 - 天野勝弘
週刊ポスト』編集長。貴船率いるアジア医科大学とサヤマ製作所から信用棄損訴訟を受けてコアハートの実験データ偽装の記事の掲載を見送るも、航平の頼みで掲載を認めた。

スタッフ(TBS版)[編集]

  • 原作 - 池井戸潤『下町ロケット』(小学館文庫刊)、『下町ロケット2 ガウディ計画』(小学館刊)
  • 脚本 - 八津弘幸、稲葉一広
  • 脚本協力 - 稲葉一広(ロケット編)
  • 法律監修 - 鮫島正洋(内田・鮫島法律事務所)
  • 弁護士監修 - 國松崇(TBS)、池田大介
  • ナレーション - 松平定知古谷有美(特別篇のみ)
  • メインテーマ - 服部隆之
  • 音楽 - 兼松衆、田渕夏海、中村巴奈重
  • 演出補 - 大内舞子
  • プロデューサー補 - 青山貴洋
  • プロデューサー - 伊與田英徳、川嶋龍太郎
  • 演出 - 福澤克雄、棚澤孝義、田中健太
  • 製作著作 - TBSテレビ

受賞[編集]

放送日程(TBS版)[編集]

各話 放送日 サブタイトル[注 6] 脚本 演出 視聴率[21] 備考
ロケット編 第1話 2015年
10月18日
ジャパン・ドリーム感動物語の誕生!!
中小企業が大企業に勝負!涙…!夢とプライド
八津弘幸 福澤克雄 16.1% 54分拡大
第2話 10月25日 池井戸潤・直木賞受賞作〜娘の愛で20億買収の危機を救えるか 15分枠大SP 17.8% 15分拡大
第3話 11月01日 池井戸潤・直木賞受賞作〜新たな敵・帝国重工が牙をむく! 棚澤孝義 18.6%
第4話 11月08日 池井戸潤・直木賞受賞作〜反撃開始!下請けの屈辱をはらせ!! 田中健太 17.1%
第5話 11月15日 池井戸潤・直木賞受賞作〜ロケット編完結 涙と感動の打ち上げ 福澤克雄 20.2% 95分繰り下げ[22]
ガウディ編 第6話 11月22日 池井戸潤・直木賞受賞作続編〜NASAからの刺客!医療編へ 八津弘幸
稲葉一広
17.8%
第7話 11月29日 池井戸潤・直木賞受賞作続編〜反撃開始!!町工場vs医療の野望 棚澤孝義 17.9%
第8話 12月06日 佃&財前、まさかの敗北…逆襲を狙え!! 田中健太 20.4%
第9話 12月13日 最終回前15分拡大!!財前失脚…佃vs椎名!技術は嘘をつかない 福澤克雄 18.2% 15分拡大
最終話 12月20日 裏切り者は許さない 日本プライドを持て!
ロケットの夢・人工弁の夢を打ち上げろ!!
22.3% 25分拡大
平均視聴率18.5%[21](視聴率はビデオリサーチ社調べ、関東地区・世帯)

原作との相違点[編集]

  • 下町ロケット
    • 佃航平の娘の利菜は原作では中学生だが、ドラマでは高校生に変更されている。
  • 下町ロケット2 ガウディ計画
    • 佃航平の母の和枝、娘の利菜、元妻の和泉沙耶は原作のガウディ計画には登場しない。
    • ナカシマ工業の顧問弁護士・中川京一も原作のガウディ計画には登場しないが、ドラマのガウディ編には最終話のみに登場する[23]
    • 敵役で後日談が語られているのは、原作ではアジア医科大教授の貴船恒広だが[注 7]、ドラマ版では株式会社サヤマ製作所社長の椎名直之になっている。
    • サヤマ製作所の不正に関して、佃製作所は原作はインタビュー取材を受けたのみで詳細は週刊誌に掲載されてから知るが、ドラマ版では検証実験を始め真相解明に全面的に協力している。
TBS 日曜劇場
前番組 番組名 次番組
ナポレオンの村
(2015年7月19日 - 9月20日)
下町ロケット
(2015年10月18日 - 12月20日)
家族ノカタチ
(2016年1月17日 -3月20日)

ラジオドラマ[編集]

下町ロケット
ジャンル ラジオドラマ
放送方式 収録
放送期間 2012年3月20日
放送時間 月曜18:00 - 20:00
放送回数 1
放送局 TBSラジオ
出演 風間杜夫
橋爪功
公式サイト 公式サイト
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2012年3月20日にTBS開局60周年記念ドラマスペシャルとしてTBSラジオで放送された。

キャスト[編集]

主要人物
神谷法律事務所
白水銀行
佃製作所
帝国重工

スタッフ[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 10月3日付の朝刊に全面広告扱いで2頁、その後は毎週土曜日と日曜日付の紙面に掲載。
  2. ^ フリーアナウンサーの羽田沙織がそのままの役名で出演。
  3. ^ 当初は30分繰り下げ(21:30 - 22:24、野球中止時は通常放送)を予定していた。
  4. ^ ドラマ放送期間中の2015年11月14日に死去。享年69歳。
  5. ^ 元・フジテレビアナウンサー[16]
  6. ^ TBSオンデマンド「下町ロケット」エピソードリスト参照。
  7. ^ ディレクターズカット版では北海道への左遷が決まった後、一村と電話で話している。

出典[編集]

  1. ^ a b “「下町ロケット」ドラマ化 朝日新聞広告面で続編連載へ”. 朝日新聞デジタル. (2015年8月19日). http://www.asahi.com/articles/ASH8L71N9H8LUEHF00T.html 2015年8月19日閲覧。 
  2. ^ a b 朝日新聞、TBS、小学館の3社が異例のコラボ”. 朝日新聞 (2015年10月2日). 2015年10月13日閲覧。
  3. ^ 下町ロケットにはモデルがいた 作者が認める取材協力者”. 朝日新聞デジタル (2015年11月22日). 2015年11月23日閲覧。
  4. ^ リアリティーにこだわる『下町ロケット』実際の工員も出演”. 週刊女性PRIME (2015年12月5日). 2017年1月3日閲覧。
  5. ^ 阿部寛、土屋太鳳と初共演で父娘役 連ドラ『下町ロケット』主演”. ORICON (2015年8月19日). 2015年8月19日閲覧。
  6. ^ 元NHK松平定知氏「下町ロケット」語り部はアナ冥利「奮い立つ」”. スポニチアネックス (2015年10月25日). 2017年1月3日閲覧。
  7. ^ 「下町ロケット」第6話視聴率は17.8% 後編開始 好調キープ”. スポニチアネックス (2015年11月24日). 2015年11月24日閲覧。
  8. ^ 「下町ロケット」半沢と似て非なる熱狂の裏側 TBS常勝チームのキーマンがすべてを明かす(その6) 東洋経済オンライン 2015年11月22日、同26日閲覧。
  9. ^ 「下町ロケット」最終回直前に新映像含む2時間SP!異例3時間半ぶち抜き”. スポニチアネックス (2015年12月13日). 2015年12月14日閲覧。
  10. ^ 視聴率データ 週間高世帯視聴率番組10 2015年 VOL.51”. ビデオリサーチ (2015年12月24日). 2016年2月11日閲覧。
  11. ^ a b 第87回ドラマアカデミー賞”. webザテレビジョン. KADOKAWA. 2016年1月10日閲覧。
  12. ^ 『下町ロケット』キャスト追加発表 財前部長役・吉川晃司はTBSドラマ初出演”. ORICON STYLE (2015年9月17日). 2015年9月17日閲覧。
  13. ^ 杉良太郎、『水戸黄門』助さん役以来、44年ぶりTBS連ドラ出演”. ORICON STYLE (2015年9月6日). 2015年9月6日閲覧。
  14. ^ 今田耕司、日曜劇場『下町ロケット』出演決定「嫁探しは来年に回します」”. ORICON STYLE (2015年10月1日). 2015年10月1日閲覧。
  15. ^ P川嶋 (2015年11月28日). “食べてパワーをつけよう!焼肉ロケット日記”. 下町ロケット. TBS. 2015年12月22日閲覧。
  16. ^ 高島彩、『下町ロケット』で連ドラ初出演 医療ジャーナリスト役”. オリコン (2015年12月3日). 2015年12月3日閲覧。
  17. ^ 『酒場放浪記』でおなじみの吉田類さんが最終話に急遽出演決定しました!”. 下町ロケット 新着情報. TBS (2015年12月11日). 2015年12月22日閲覧。
  18. ^ 第2回『コンフィデンスアワード・ドラマ賞』作品賞は『下町ロケット』”. ORICON STYLE (2016年1月29日). 2016年1月29日閲覧。
  19. ^ “民放連・テレビドラマ最優秀賞はWOWOW『この街の命に』”. ORICON STYLE. (2016年9月15日). http://www.oricon.co.jp/news/2078503/full/ 2016年9月16日閲覧。 
  20. ^ “世界に見せたい日本のドラマ 『あさが来た』『赤めだか』がグランプリ”. ORICON STYLE. (2016年11月7日). http://www.oricon.co.jp/news/2081070/full/ 2016年11月7日閲覧。 
  21. ^ a b 「下町ロケット」最終回視聴率22.3%で有終の美!今年の民放連ドラ最高”. スポニチアネックス (2015年12月21日). 2015年12月21日閲覧。
  22. ^ 「下町ロケット」第5話視聴率20.2%!前半完結、初の大台超え”. スポニチアネックス (2015年11月16日). 2015年11月16日閲覧。
  23. ^ 池畑慎之介「下町ロケット」再登場!イヤミな弁護士役、視聴者の声に応え”. スポニチアネックス (2015年12月13日). 2015年12月13日閲覧。

外部リンク[編集]