安部龍太郎
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安部 龍太郎(あべ りゅうたろう、1955年6月20日 - )は、日本の小説家。本名 良法。日本文芸家協会会員[1]。日本ペンクラブ会員[2]。
福岡県八女市(旧・黒木町)生まれ。国立久留米工業高等専門学校機械工学科卒。学生時代から太宰治、坂口安吾などの作品を読み、作家を志して卒業後上京[3]。東京都大田区役所に就職、後に図書館司書を務める。その間に数々の新人賞に応募し、「師直の恋」でデビュー。 1987年、退職し、執筆に専念する[4]。 『週刊新潮』に連載した「日本史 血の年表」(1990年に『血の日本史』として刊行)で注目を集め、「隆慶一郎が最後に会いたがった男」という逸話ができた[5]。 2004年、『天馬、翔ける』で第11回中山義秀文学賞を受賞。2013年、『等伯』で第148回直木賞受賞。2016年、『等伯』で第5回歴史時代作家クラブ賞実績功労賞を受賞。
著作に、『彷徨える帝』『関ヶ原連判状』『信長燃ゆ』など。
著作一覧[編集]
小説[編集]
- 血の日本史(1990年11月、新潮社)
- 黄金海流(1991年12月、新潮社)
- 彷徨える帝(1994年3月、新潮社)
- 太閤の城(1994年12月、PHP研究所、文庫題「太閤の城 結城虎之介・残月剣」)
- 室町花伝(1995年5月、文藝春秋、文庫題「バサラ将軍」)
- 風の如く水の如く(1996年3月、集英社)
- 関ヶ原連判状(1996年10月、新潮社)
- 密室大坂城(1997年1月、講談社)
- 金沢城嵐の間(1997年8月、文藝春秋)
- 難風(1998年6月、講談社、文庫題「忠直卿御座船」「佐和山炎上」)
- 神々に告ぐ(1999年7月、角川書店、文庫題「戦国秘譚 神々に告ぐ」)
- 海神 孫太郎漂流記(1999年9月、集英社)
- 開陽丸、北へ 徳川海軍の興亡(1999年12月、朝日新聞社、文庫題「幕末 開陽丸 徳川海軍最後の戦い」)
- お吉写真帖 明治維新新技術事始め(2000年7月、文藝春秋、文庫題「お吉写真帖」)
- 信長燃ゆ(2001年6月、日本経済新聞社)
- 生きて候(2002年10月、集英社)
- 薩摩燃ゆ(2004年7月、小学館)
- 天馬、翔ける(2004年12月、新潮社、文庫題「天馬、翔ける 源義経」)
- 浄土の帝(2005年7月、角川書店)
- 天下布武 夢どの与一郎(2006年9月、角川書店)
- 恋七夜(2007年2月、集英社)
- 道誉と正成(2009年8月、集英社)
- 下天を謀る(2009年11月、新潮社)
- 蒼き信長(2010年1月、毎日新聞社)
- 葉隠物語(2011年3月、エイチアンドアイ)
- レオン氏郷(2012年9月、PHP研究所)
- 等伯(2012年9月、日本経済新聞出版社)
- 五峯の鷹(2013年12月、小学館)
- 冬を待つ城(2014年10月、新潮社)
- 維新の肖像(2015年4月、潮出版社)
- 姫神(2015年8月、文藝春秋)
- 義貞の旗(2015年10月、集英社)
随筆など[編集]
- 天才信長を探しに、旅に出た(2002年6月、日本経済新聞社)
- 戦国の山城をゆく 信長や秀吉に滅ぼされた世界(2004年4月、集英社新書)
- 名将の法則 戦国乱世を生き抜いた12人の知られざる"決断"とは(2006年8月、日本実業出版社)
- 武田信玄の古戦場をゆく なぜ武田軍団は北へ向かったのか?(2006年11月、集英社新書)
- 徳川家康の詰め将棋 大坂城包囲網(2009年1月、集英社新書)
- 安部龍太郎「英雄」を歩く(2013年7月、日本実業出版社)
共著[編集]
脚注[編集]
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