中村正䡄
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中村 正䡄(なかむら まさのり、1928年2月16日 -2020年3月1日[1])は、日本の小説家。名前の本来の表記は「中村正䡄」だが、「中村正軌」で代用される。
来歴
[編集]満洲撫順県撫順市生まれ[2]。学習院大学文政学部政治学科卒業[2]。日本航空に勤務し[3]、フランクフルト支配人・調達部長を務める傍ら執筆活動をしていた。1970年代の東西ドイツを舞台とした『元首の謀叛』でデビューし[3]、同作で第84回(1980年下半期)直木賞受賞[3]。2020年3月1日死去[3]。92歳没。
著作
[編集]- 『元首の謀叛』 文藝春秋、1980 のち文庫
- 『貧者の核爆弾』文藝春秋、1990 のち文庫
- 『アリスの消えた日』早川書房、1992 のち文庫
- 『四つの聖痕』 文藝春秋 1993
- 『教皇の手文庫』 文藝春秋 1998
脚注
[編集]- ^ 日本文芸家協会令和元年度事業報告
- ^ a b 「Japonica時事百科 : 大日本百科事典編 1982」国立国会図書館デジタルコレクション
- ^ a b c d “作家の中村正軌さん死去 「元首の謀叛」で直木賞:朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2020年4月29日閲覧。