貴景勝光信

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貴景勝 光信 Sumo pictogram.svg
Takakeisho 2017.jpg
基礎情報
四股名 佐藤 → 貴景勝
本名 佐藤 貴信
愛称 タカノブ[1]、芦屋の暴れん坊[2]
生年月日 (1996-08-05) 1996年8月5日(22歳)
出身 兵庫県芦屋市
身長 175㎝
体重 170kg
BMI 55.51
所属部屋 貴乃花部屋千賀ノ浦部屋
得意技 突き・押し
成績
現在の番付小結
最高位小結
生涯戦歴 179勝105敗4休(25場所)
幕内戦歴 91勝70敗4休(11場所)
優勝 十両優勝1回
幕下優勝1回
序二段優勝1回
序ノ口優勝1回
殊勲賞2回
敢闘賞1回
データ
初土俵 2014年9月場所
入幕 2017年1月場所
趣味 寝ること
備考
金星3個
日馬富士2個、稀勢の里1回)
2018年10月29日現在

貴景勝 光信(たかけいしょう みつのぶ、1996年8月5日 - )は、兵庫県芦屋市出身で、千賀ノ浦部屋(入門時は貴乃花部屋)所属の現役大相撲力士。本名は佐藤 貴信(さとう たかのぶ)。身長175cm、体重170kg、血液型はO型[3]。得意手は突き、押し。最高位は東小結2018年1月場所・11月場所)。好物は肉、寿司。嫌いなものはハンバーグ[4]。趣味は寝ること[5]

来歴[編集]

兵庫県芦屋市出身で、本名の「貴信」は当時現役の横綱だった貴乃花から1字を取ったものであり[6]、そこに織田信長の「信」の字を加えてある。父は「男に生まれたからには、天下を取らないと駄目だぞ」という思いを込めてこの名前を付けたという。[7]幼少期はK-1ブームの中で過ごし、ジェロム・レ・バンナボブ・サップなどのヘビー級の選手たちの試合をよく観戦していた[4]。佐藤少年は幼少時代から仁川学院小学校3年次まで極真空手を習っており、全国大会で準優勝の実績を残していたが、決勝で受けた判定に納得がいかず[8]「おかしい判定(反則)で負けにされた。判定がある競技はやりたくないと思った」[2]と3年生からは相撲に転向して地元の道場(関西奄美相撲連盟)に通い始めた[4][9]。 父の指導で450gのハンバーグ3枚、牛丼特盛り3杯などを食べ続け、小学4年生の頃に30㎏だった体重は2年で40㎏増[4]。特にその内20㎏分の増量はいきなりであったと、後に2017年秋巡業中に行われた神取忍によるインタビューで明かしている[8]。本人いわく「一番足が速かったのに、1年で遅くなってリレー選手に選ばれなくなった」とのこと[2]。四つ足歩行での階段昇り、後ろ姿の坂道ダッシュなど、そのトレーニングから芦屋では父子が奇人扱いされることもあった[4][10]。父は仕事があるにもかかわらず中々食べ終わらない佐藤に付き合ってくれたため佐藤は投げ出すことができなかったようであり、おかげで佐藤はハンバーグがトラウマになってしまった[4]。小学校4年生から6年生の間までは芦屋の実家から東京にある貴乃花部屋のキッズクラブまで稽古に通っていた[10]。小学校時代は4年次にわんぱく相撲で全国3位、5年次に2位、6年次に3位であった。

小学校卒業後は相撲の強豪校のひとつである報徳学園中学校に進学し、3年次に全国中学生相撲選手権大会に優勝し中学生横綱のタイトルを獲得するなどの活躍をした。その大会の決勝戦では後に大相撲でライバルとしてぶつかり合う打越奎也と顔が合った[11]。埼玉栄高校への相撲留学が既定路線でありいずれ寮暮らしを始めることで家族と離ればなれになることになっていたため父子で挑む大会としては必然と最後の大会となった3年次の全国大会で結果を残したことは、後に関取になったことよりもうれしい出来事であった。2年次まで全く勝てなかったので親に恩返しできずに終わってしまうのではないかと不安に思っていた佐藤にとってこの優勝は相当な喜びであったという[4]。中学時代には宇良と稽古をすることがあったが、当時の宇良は後に幕内に上がった後よりもずっとアクロバティックであり足取りが多かったようである。宇良との対戦成績は「五分五分」であったという。中学卒業後は大相撲に入るか高校に進学するかで悩んでいたが、埼玉栄高校の相撲部監督である山田道紀から「プロで活躍したいのなら、栄に来なさい」と勧誘されて埼玉栄高校への進学を選んだ[4]

高校は名門埼玉栄高校普通科アスリートコースに特待生留学し、山田道紀監督のもと関東高等学校相撲選手権大会の無差別級で2連覇。全日本ジュニア相撲選手権大会の無差別級2連覇。他全、高校全国大会7タイトル獲得。3年次に台湾で行われた世界ジュニア相撲選手権大会の無差別級で優勝[12]するなど多くの大会で抜群の成績を残した。高校時代に修学旅行が行われた際にも、「旅行で5日も休んだら、弱くなるよ」と、言われ稽古に明け暮れた[13]。寮では山田が朝5時に起きて全員分のちゃんこを作ってくれていたので、埼玉栄高校の選手達は山田のために優勝しようという共通した思いを込めて相撲に取り組んだ[4]

高校卒業後の進路はかねてより角界入りを希望しており、当初は2014年10月開催の国体終了後に入門する予定であった佐藤だが、「プロへの気持ちが日に日に高まった」[6]という理由で国体を待たずに、同年9月場所で貴乃花部屋に入門し、本名を四股名にして初土俵を踏んだ。高校在学中(卒業内定前)に角界入りした力士の前例はあったが[14]、9月場所での入門は異例の早さであり、入門以降は高校に通い卒業を目指して勉学に励む傍らで本場所の土俵に上がり番付を上げることとなった[15]。しかし、2016年3月の報道では中退したとされているが卒業している[16]

初めて番付に名前が載った同年11月場所は7連勝で序ノ口優勝。[17]続く2015年1月場所は序二段優勝と順調に白星を重ねた。[18]三段目に上がった3月場所の3日目で入門後初黒星を喫して連勝は15で止まったが[19]、続く5月場所で幕下に昇進。初の幕下で土付かずの6連勝と優勝にも大きく近づいたが、最後の相撲で髙木(現・髙立)に敗れて幕下優勝はならなかった。[20]9月場所でも再び土付かずの6連勝としたが、星違いで幕内経験者の東龍に敗れて7戦全勝とはならなかった。佐藤の敗北で幕下に全勝がいなくなったため6勝1敗の8人でトーナメント形式の優勝決定戦が行われたが、決勝戦で千代翔馬に敗れて再び幕下優勝を逃した[21]。その後は西幕下7枚目まで上がった11月場所で3連勝のあと4連敗で初めての負け越しを経験。一旦番付を下げたが、東幕下9枚目で迎えた2016年3月場所ではみたび土付かずの6連勝。13日目の7番相撲は幕内経験者の大岩戸と勝てば幕下優勝という取組になったが、叩き込みで勝利し、3度目にしてようやく7戦全勝で幕下優勝を果たした[22]。場所後の番付編成会議で5月場所での新十両昇進が決定した[23]

東十両13枚目で迎えた5月場所は新十両力士としては15日制定着以降史上6人目(その中でも10代では史上初)となる無傷の8連勝で勝ち越しを決め[24]、9日目で初黒星を喫したが14日目に2敗同士で千代の国との直接対決に敗れるまでは優勝争いの先頭に立つ[25]など、千秋楽まで優勝争いを展開した(この場所の十両優勝は千代の国)因みに優勝を逃したことにより新十両中日勝ち越しを達成しながら優勝を逃すという、15日制定着以降では初の不名誉な記録を作った。[26][27]7月場所では負け越したが、9月場所では2桁10番勝ち、11月場所では12勝3敗で自身初めての十両優勝を決め、2017年1月場所での新入幕を確実にした。佐藤は「素直にうれしいです。まずは本割の一番に勝たないといけないという気持ちでした。もう一番やるつもりでやっていたのが、気が抜けたというかびっくりしました。徐々に喜びが湧いてきました」と優勝の余韻に浸った。新入幕の土俵に関しては「いい相撲を取らないと新入幕では通用しないんで、もっと力をつけないといけない」と気持ちを新たにし、将来の目標については「三役を目指したいです」と言い切った。[28]。場所後には、新入幕と同時にそれまで本名のままだった四股名を、上杉景勝にちなんで「貴景勝光信(たかけいしょう・みつのぶ)」へ改名した。[29][30]

靖国神社奉納大相撲 貴景勝関の相手は妙義龍関(2017年4月17日撮影)

新入幕となった2017年1月場所は、初日から自分の相撲を取れず4連敗、しかしそこから4連勝で星を戻した。しかし9日目から3連敗を喫し、14日目に十両の大栄翔に敗れて8敗目、千秋楽は勝利をあげたが結局7勝8敗と新入幕勝ち越しとはならなかった。2017年3月場所前の座談会では1月場所前の冬巡業で足首を捻っていたらしいと甲山(元幕内・大碇)や竹縄(元関脇・栃乃洋)から明かされた[31]。3月場所は3勝3敗の7日目以降8勝1敗と大きく星を伸ばし、11勝と二桁勝利を挙げ、敢闘賞を受賞した。4月8日の春巡業藤沢場所では同い年の阿武咲と稽古を行い8連勝する(最終的な番数は不明)など格の違いを見せた[32]。9日の静岡場所では幕内最多となる12番の申し合いをこなし、師匠の貴乃花に呼び止められて指導を受けるなど部屋に近い環境で稽古を重ねた[33]。4月17日の靖国神社奉納大相撲では、行司の木村銀治郎から髭の剃り方を教わる様子が伝えられた[34]。5月場所は2場所連続となる11勝4敗の好成績。特に11勝目はこの時点で同じ20歳でこの場所新入幕の阿武咲を破って得た白星であった。激しいぶつかり合いを押し出しで制し「すごくうれしい。同い年、幕内で唯一の同級。小さい頃から知っている相手と、最高の舞台で戦えることがうれしいです」と声を弾ませた[35]。この場所で琴奨菊が東関脇2枚目で7勝8敗と負け越しており、平幕で11勝を挙げた力士の中で貴景勝は最も高地位であったため、番付運次第では7月場所での新三役も有り得たが、三役から平幕に落ちる力士がいなかったため7月場所での新三役を逃した。それでも7月場所は西前頭筆頭まで地位を伸ばした。6月29日には、愛知県尾張旭市にある阿武松部屋の名古屋場所の稽古場へ出稽古に訪れたが、これで3日連続であった。阿武咲と三番稽古を30番行い、17勝13敗。豪快な突っ張りで、7月場所に向けて順調な仕上がりを見せた。3日間で合計80番取った。貴景勝は「しっかり稽古できているから状態は悪くない。まだまだこれから仕上げていく。もっと突き放す意識が必要」と意欲を口にした[36]。7月場所4日目の白鵬戦では突き合いとなり、途中で離れたまま相撲が止まり、白鵬がぶつかり稽古のように胸を出すポーズを取った。8秒の間ができたが、呼びこまれるように差しに行った貴景勝はそのまま寄り切られて敗戦[37]。結局大関以上との対決ではこの場所1勝しただけで休場した照ノ富士以外からは白星を得られず、5勝10敗と上位陣の壁に阻まれた。8月15日の夏巡業青森場所では高安と三番稽古を行い、6勝8敗とほぼ互角に渡り合った[38]。9月場所は一進一退の星取りであったが14日目に6敗目を喫するまで優勝争いに加わっており、最終的に9勝6敗の勝ち越し。この場所は優勝した日馬富士から金星を獲得したことが評価され、殊勲賞を獲得[39][40]。同学年の親友で、中学時代から全国大会で何度も顔を合わせている阿武咲がこの場所5日目に日馬富士から金星を奪ったことに刺激を受け「俺が先に行きたかった」と悔しがっていたが、貴景勝も遅れること5日、念願の金星獲得となった[40]。初の殊勲賞を獲得し、千秋楽の支度部屋では「八勝ではもらえないと思っていたので、きょう勝とうと臨んだ。今場所は、しっかり押し相撲が取れて、自分の相撲を貫けた」と納得している様子だった[41]。この場所は阿武咲も共に三賞を受賞したが、満年齢で言って最年少の幕内力士2人が揃って三賞を受賞した例としては5例目[42]。場所後の10月5日に行われた秋巡業八千代場所では申し合いを19番行った[43]。7日のさいたま場所では、さいたま巡業恒例の埼玉栄高校現役部員とOBとなる現役力士による記念撮影は、愛媛国体相撲競技の最終日であり現役部員が大会出場していたため行われなかった。貴景勝は大栄翔と共に支度部屋でスマートフォンを使って大会の行方を追い、優勝が知らされた瞬間、思わず大栄翔と手を取り合って笑顔を浮かべた[44]。2017年11月場所では横綱日馬富士、さらに稀勢の里からも金星を獲得した。この場所は11勝4敗で殊勲賞を受賞し、2018年1月場所での三役昇進を確定的なものとした。 貴景勝は千秋楽のインタビュールームで「かっこ悪いところを見せないように、がんばりました」と口を開くと「実力がないので、気持ちでいくしか自分にはないので、集中して何も考えずに無心でいったのが良かった」と今場所を振り返った。「上位陣にも無心でいきました、自分が緊張する必要はないので胸を借りる気持ちでいくだけです」と話し、新三役を決定的にしたことには「実力と自分の相撲をもっと磨いてから結果は後からなので、とにかくもっと強くなりたいです」と語った[45]。2018年1月場所は、日馬富士の貴ノ岩への暴行問題に対して貴乃花が調査への協力を拒絶したため場所直前に貴乃花が理事を解任される事態となった上で迎えたが、貴景勝は「大丈夫。場所で頑張るだけ」と影響を否定した[46]。しかし場所は5勝10敗と大敗に終わり、新三役場所は幕内上位の壁に跳ね返された格好となった。西前頭3枚目で迎えた3月場所は6日目までに両関脇を破るなど3勝3敗の成績だったが、場所前から痛めていた右足首の状態が悪くなり、精細を欠く内容で7日目から4連敗。そのまま場所11日目となる3月21日に、「右足部挫傷で疼痛著明であり、約6週間の安静を要する見込み」との診断書を提出し、同日より休場して場所を終えた。西前頭10枚目に番付を落とした5月場所は、7日目までに幕内下位の力士を相手に2勝5敗と苦しんだが、中日以降は8連勝と調子を取り戻して10勝5敗の成績だった。西前頭3枚目で迎えた7月場所は、2大関1関脇、さらに今場所好調だった平幕の朝乃山に勝つなど存在感を発揮し、前場所に続いて10勝5敗の成績を挙げた。9月場所は再三役となる西小結に復帰し、9勝6敗と三役で初めて勝ち越した。

2018年10月1日の理事会で、千賀ノ浦部屋(小結・隆三杉)への移籍が承認された[47]

取り口[編集]

短躯肥満の体型を活かした突き押しが持ち味。立合いのもろ手突きに始まり、そのまま突き切るのが貴景勝の勝ち筋である。2017年3月場所後の座談会では阿武松(元関脇・益荒雄)が「小さな体で頑張っています。突きが強いです。寺尾(錣山親方)も突きでしたが、突きはなかなかできないです。貴景勝は、体重はあってもあの小さい体で、幕内で勝ち越した。これからはこの突きを磨いていくしかないです。差したら力は幕下ですよ」と話している。しかし体型のせいかスピードはそれほどあるわけではなく、リーチの短さもあって長身の突き押し力士は比較的苦手である。引き技もよく決まるが、錣山からは「貴景勝はもっと押す相撲を徹底した方がいいです。たまに引くことがあります。とにかく押すことに徹することです。誰が相手でも気持ちで負けないところが師匠の貴乃花親方(元横綱)譲りです。大砂嵐が張ってこようが、バシバシ張り返しますね。これからが楽しみです」とコメントされている[48]。2017年5月場所前の記事で、舞の海は「貴景勝も独特な攻めをしますね。相手を見ながらいなしながら押すというか」と評している[49]。2017年7月場所後の武蔵川のコラムでは、馬力と15日間を戦い抜くすスタミナ必要だと指摘された[50]。2017年9月場所前の西岩(元関脇・若の里)と舞の海の座談会では、舞の海が同年7月場所4日目の白鵬戦を例に出して「横綱の動きを見ながら何とかしようというのが伝わってきました。相手の力をうまく利用したり、左右のおっつけといった部分でうまさを感じました」と評されている。同じ座談会で西岩は「がむしゃらに出ていって差されると思ったら突っ込み過ぎず、いったん下がっておっつけるといった冷静さも感じられます。そういう意味ではまだ21歳ですけど、若手らしくないなと思いました」と同調している[51]。2017年9月場所3日目の支度部屋で正代は「貴景勝は捕まえにくく、やりづらい相手だ。気が付いたときには、自分の重心が後ろにいっている」と貴景勝の相撲ぶりについて話した[52]。四つ相撲は本領ではなく、2017年9月場所中日の千代翔馬戦では一旦組まれてから離れており、この日の取り組みは押し出して勝っている[53]。2017年9月後のコラムで武蔵川は「ちゃんと相手に圧力を掛けて、相手のアゴを上げてから引くので引き技が効くんだよ」と引き技を掛けるまでのプロセスについて評価している[54]。同年11月場所の黒姫山のコラム内では、時々廻しを取りに行く所を我慢して押し相撲に徹するべきだと意見された一方で、立合いのタイミングの取り方(2017年9月場所2日目の宇良戦が恒例)は若手らしからぬテクニックだと絶賛された[55]。2018年1月場所の相撲を14代二子山は、北勝富士御嶽海阿武咲とまとめて「自分はこれが強いというものがあまりないですね」と指摘しており、御嶽海以外の共通点として「押し込んですぐに叩きに行く」と相撲のワンパターンさを突っ込んでいる[56]。7月31日の夏巡業勝山場所では「課題は全体的なパワーですね。まだ大人のパワーではなく、ガキのパワーなので(笑)」と自己分析している[57]

エピソード[編集]

  • 幼少期、芦屋の暴れん坊と呼ばれていたのは、野原で自身と同じぐらいの高さの草と格闘したことから。不思議な鍛え方もあると感心した貴乃花はこのこともあって貴景勝に目を付けたという[10]
  • 2017年3月1日に大阪市のMBS「ちゃまちプラザ」で行われた「大相撲春場所まつり」のトークショーで、中学時代に「周りに強い相手がいなかった」という理由で高校や大学に出稽古に行っていたことを話した。学校から近かった関西学院大学に出稽古に行った際には、当時、関西学院大学相撲部で軽量級であった宇良と稽古したことも明かし、「めちゃくちゃ細かった」と当時を振り返った[58]
    • 同じトークショーで、司会を務めたお笑いコンビの林檎人形から「お相撲さんは、かかとのひび割れを瞬間接着剤でくっつけるって、本当ですか」と疑問をぶつけられる場面もあった。貴景勝は「本当です。ぼくもやったことがあります。足の皮が硬くなって、ガバっと割れるので」と“相撲あるある”を披露し、会場を盛り上げた[58]
    • 同時に「芦屋育ちなのでお坊ちゃまなのでは?」という趣旨の質問をされたが、「芦屋でもいろいろありますから」と観客を笑わせた。埼玉栄は男女共学ながら、同じクラスには柔道女子の猛者ばかりで、甘い思い出のない高校生活であったことも明かした。[13]
  • 師匠・貴乃花の長男で靴職人の花田優一がデザインした化粧廻しを使用している。その化粧廻しは黄金色の月を目指し、龍が上を目指して登っていく図柄で「龍神総宮社」の文字が入っている[59]
  • 2017年3月場所12日目にエディオンアリーナ大阪へ本場所の相撲観戦に訪れた本田真凜に関して「めっちゃ好きっす。結婚したいっす」ややフライング気味のラブコールをスポーツ新聞の記事に発した[60]
  • 体作りのために栄養学を学んでいる。「亜鉛とかアルギニンとかは筋肉に影響する。あと植物性タンパク質は女性ホルモンが出るので注意してます。納豆は食べ過ぎると女性ホルモンが出るので食べ過ぎないようにしています」と言う。夏巡業中には、2つの炭酸飲料の成分表示を見比べて「こっちには砂糖が20個分入っているけど、こっちは60個も入っている」と力説していた。口に入れる物に並々ならぬこだわりを持っている。[61]入門後も栄養学に気を遣っているのは、栄養学に詳しい父が食べるものを厳格に選んでいたことが影響している[8]
  • 2017年7月場所4日目の白鵬戦について浅香山(元大関・魁皇)は「あのとき見合っていったい何をしたかったのか。しかも、そこから相手を張り倒していこうというなら、状況は変わってくるかもしれないけれど、普通に当たりにいって四つに組まれて寄り切られた。ただのぶつかり稽古になっていて、それでは勝てるわけがない。相手と見合って、攻めが遅くなったり、休んだりすることは押し相撲からしたらあり得ない。それだけ相手に余裕を与えてしまっているということ。なかなか押せない横綱だからこそ、休まずに攻めて相手のバランスを崩し、押し出していかないと。21歳と若いんだから、なりふりかまわずガンガン前に出て相撲をとらなくてはいけないと思う。相手が誰であろうと、怖がらずに攻めていく。がむしゃらに攻めていれば、『足がそろったからはたかれた』『押すときに肘があいた』『手が上からいったから下からあてがわれた』とか反省ができる。そして次に生かしていけばいい。自分の相撲を取り切って負けたら、もっと力をつければいい。そうやって相撲を覚えていくものだ。特に若手は『絶対に引くものか』というくらいの気概を持って、がむしゃらに前に出ることだ。それが強くなるため、番付を上げるために最も大切なことだ」と評論している[62]
  • 2017年11月場所中の記事によると、貴乃花部屋では午後9時消灯が基本であり、日の出前[63]から稽古を行うといい、貴景勝は夜の街には出掛けることは極めて少ない[64]
  • 2018年7月場所には不動明王の描かれた浴衣で場所入りした[65]

主な成績[編集]

2018年9月場所終了現在

通算成績[編集]

  • 通算成績:179勝105敗4休(25場所)
  • 幕内成績:91勝70敗4休(11場所)

三賞・金星[編集]

  • 三賞
    • 殊勲賞:2回(2017年9月場所、2017年11月場所)
    • 敢闘賞:1回(2017年3月場所)
  • 金星:3個
    • 日馬富士2個(2017年9月場所、2017年11月場所)
    • 稀勢の里1個(2017年11月場所)

各段優勝[編集]

  • 十両優勝:1回(2016年11月場所)
  • 幕下優勝:1回(2016年3月場所)
  • 序二段優勝:1回(2015年1月場所)
  • 序ノ口優勝:1回(2014年11月場所)

場所別成績[編集]

貴景勝 光信
一月場所
初場所(東京
三月場所
春場所(大阪
五月場所
夏場所(東京)
七月場所
名古屋場所(愛知
九月場所
秋場所(東京)
十一月場所
九州場所(福岡
2014年
(平成26年)
x x x x (前相撲) 西序ノ口18枚目
優勝
7–0 
2015年
(平成27年)
東序二段10枚目
優勝
7–0 
東三段目18枚目
5–2 
東幕下55枚目
6–1 
西幕下27枚目
4–3 
西幕下21枚目
6–1[Basho 1] 
西幕下7枚目
3–4 
2016年
(平成28年)
西幕下13枚目
4–3 
東幕下9枚目
優勝
7–0 
東十両13枚目
11–4 
西十両6枚目
6–9 
東十両9枚目
10–5 
西十両3枚目
優勝
12–3 
2017年
(平成29年)
東前頭12枚目
7–8 
東前頭13枚目
11–4
西前頭7枚目
11–4 
西前頭筆頭
5–10 
西前頭5枚目
9–6
西前頭筆頭
11–4
2018年
(平成30年)
東小結
5–10 
西前頭3枚目
3–8–4[Basho 2] 
西前頭10枚目
10–5 
西前頭3枚目
10–5 
西小結
9–6 
東小結
 
各欄の数字は、「勝ち-負け-休場」を示す。    優勝 引退 休場 十両 幕下
三賞=敢闘賞、=殊勲賞、=技能賞     その他:=金星
番付階級幕内 - 十両 - 幕下 - 三段目 - 序二段 - 序ノ口
幕内序列横綱 - 大関 - 関脇 - 小結 - 前頭(「#数字」は各位内の序列)

[編集]

  1. ^ 8人による幕下優勝決定戦に進出(トーナメント形式の決勝敗退)
  2. ^ 右足部挫傷のため11日目から休場

改名歴[編集]

  • 佐藤 貴信(さとう たかのぶ)2014年9月場所 - 2016年11月場所
  • 貴景勝 光信(たかけいしょう みつのぶ)2017年1月場所 -

脚注[編集]

  1. ^ 『相撲』2018年3月号 p.56
  2. ^ a b c 「芦屋の暴れん坊」見参! 貴景勝とは/プロフィル 2017年3月19日9時42分 紙面から
  3. ^ ベースボール・マガジン社刊 『相撲』 2015年5月号(夏場所展望号)別冊付録 平成27年度版 最新部屋別 全相撲人写真名鑑 32頁
  4. ^ a b c d e f g h i 大空出版『相撲ファン』vol.06 p113-119
  5. ^ 貴乃花部屋紹介 貴乃花部屋公式ホームページ
  6. ^ a b ベースボール・マガジン社刊 『相撲』 2014年12月号(九州場所展望号) 69頁
  7. ^ 新十両佐藤9勝目 父一哉さんから雷落とされ奮起 日刊スポーツ 2016年5月18日19時36分
  8. ^ a b c 『大相撲ジャーナル』2017年12月号p16-17
  9. ^ ベースボール・マガジン社刊 『相撲』 2014年10月号(秋場所総決算号) 108頁
  10. ^ a b c 大相撲西前頭5枚目・貴景勝 貴乃花親方が期待する“芦屋の暴れん坊” ニッポン放送 2017/09/12 10:00 (2018年1月15日閲覧)
  11. ^ 『大相撲中継』2017年11月18日号 p69
  12. ^ “佐藤貴信らが優勝 世界ジュニア選手権”. スポニチアネックス. (2014年8月31日). http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2014/08/31/kiji/K20140831008845360.html 2016年3月25日閲覧。 
  13. ^ a b 貴景勝 芦屋育ちの“坊ちゃま力士”がトークショー デイリースポーツ 2017.3.1
  14. ^ 1994年11月場所で入門した栃東大裕(当時、志賀)など、連続的な欠席が卒業の可否に影響しないとされる時期以降に入門するのが一般的である。
  15. ^ “貴乃花部屋に高校世界一 埼玉栄・佐藤が入門、秋場所デビュー”. スポニチアネックス. (2014年9月4日). http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2014/09/04/kiji/K20140904008866100.html 2016年3月25日閲覧。 
  16. ^ “貴乃花部屋の佐藤、宇良との幕下全勝対決を制し5勝目”. スポーツ報知. (2016年3月21日). http://www.hochi.co.jp/sports/sumo/20160321-OHT1T50166.html 2016年3月25日閲覧。 
  17. ^ “貴乃花部屋のホープ佐藤が序ノ口全勝優勝”. 日刊スポーツ. (2014年11月21日). http://www.nikkansports.com/sports/sumo/news/f-sp-tp3-20141121-1399049.html 2016年3月25日閲覧。 
  18. ^ ベースボール・マガジン社刊 『相撲』 2015年2月号(初場所総決算号) 77頁
  19. ^ ベースボール・マガジン社刊 『相撲』 2015年4月号(春場所総決算号) 94頁
  20. ^ ベースボール・マガジン社刊 『相撲』 2015年7月号(名古屋場所展望号) 79頁
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関連項目[編集]

外部リンク[編集]