グランフロント大阪
グランフロント大阪 Grand Front Osaka | |
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南西から望む(上・2014年9月) 南東から望む(下・2015年12月) | |
施設情報 | |
所在地 |
〒530-0011 大阪市北区大深町 |
状態 | 完成 |
着工 | 2010年(平成22年)3月 |
竣工 | 2013年(平成25年)4月 |
開業 | 2013年(平成25年)4月26日 |
グランフロント大阪(グランフロントおおさか、GRAND FRONT OSAKA)は、大阪市北区大深町に所在する複合商業施設である。日本貨物鉄道(JR貨物)梅田貨物駅跡地の再開発エリア「うめきた」(大阪駅北地区)の先行開発区域として、2013年(平成25年)4月26日に開業した。
概要
一日に250万人が利用する大阪駅・梅田駅北側の再開発エリアで、"大阪最後の一等地"といわれる[1]「うめきた」の総面積約24haのうち約7haのエリアに立地している。大阪駅のある南側から順に南館(タワーA)、北館(タワーB・タワーC)で分かれており、ショッピングモールやレストラン・カフェ、オフィス、ホテル、コンベンション・センター、劇場、超高層マンションから構成されている。
うめきたSHIP
地上2階建ての商業・多目的ホール。船をイメージしたデザインとなっている。1階はレストラン、2階は多目的ホール「うめきたSHIP HALL」となっており、うめきた広場と一体感を持たせたイベントが開催されている[2]。
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うめきたSHIP
南館
グランフロント大阪・南館 | |
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施設情報 | |
所在地 | 大阪府大阪市北区大深町 |
状態 | 完成 |
着工 | 2010年(平成22年)3月31日 |
竣工 | 2013年(平成25年)4月18日 |
開業 | 2013年4月26日 |
用途 | オフィス、店舗 |
地上高 | |
屋上 | 179.5m |
各種諸元 | |
階数 | 地上38階、地下3階、塔屋1階 |
敷地面積 | 約10,571 m² |
延床面積 | 187,846 m² |
構造形式 | S造、SRC造、RC造 |
関連企業 | |
設計 | 日建設計、三菱地所設計、NTTファシリティーズ |
施工 | 大林組、竹中工務店 |
地上38階地下3階(高さ179.5m)、オフィス・商業エリア。
- ショップ&レストラン
低層部のショッピングエリア「グランフロント大阪 ショップ&レストラン」は店舗面積約44,000m²、店舗数266の専門店街であり、人気ファッションブランド、インテリアショップ、雑貨店、大型書店、レストランやカフェといった多数のテナントが入居している。このうち73店舗が関西初出店であり、97店舗が西日本や関西での旗艦店である[3]。
飲食店については77店舗が入居しており、イートインスペースを設けた地下1階の食物販ゾーン『うめきたセラー』、日本国外の有名店や日本全国から選りすぐりのレストラン36店舗を集積した『うめきたダイニング』、「大人のたまり場」をコンセプトに深夜4時まで営業する『UMEKITA FLOOR』の3つのゾーンに大きく分かれていて、その他にも世界中のビール・ワインを集めた『世界のビール博物館&世界のワイン博物館』や路面沿い・屋上庭園などに面したカフェやバーなども展開している[3][4][5]。
出店テナントの一覧・詳細情報は公式サイト「ショップリスト」を参照。
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大阪ステーションシティから望む
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南館入口
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大阪駅から見た南館
- オフィス棟の主な入居企業
- 日東電工(32‐33F)
- マイナビ(30F)
- 参天製薬(25‐26F)
- パナソニック(24F)
- キリンホールディングス(22‐23F)
- JPモルガン・アセット・マネジメント(22F)
- 岡村製作所(21F)
- 三菱電機(18-20F)
- アートネーチャー(15F)
- 日本和装ホールディングス(15F)
- 三井不動産リアルティ(14F)
- 小泉産業(12F)
- LIXIL(11-12F)
北館
グランフロント大阪・北館タワーB | |
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施設情報 | |
所在地 | 大阪府大阪市北区大深町 |
状態 | 完成 |
着工 | 2010年(平成22年)3月31日 |
竣工 | 2013年(平成25年)4月18日 |
開業 | 2013年4月26日 |
用途 | オフィス、店舗 |
地上高 | |
屋上 | 175m |
各種諸元 | |
階数 | 地上38階、地下3階 |
敷地面積 | 約22,680 m² |
延床面積 | 約295,100 m² |
関連企業 | |
設計 | 日建設計、三菱地所設計、NTTファシリティーズ |
施工 | 大林組、竹中工務店 |
グランフロント大阪・北館タワーC | |
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施設情報 | |
所在地 | 大阪府大阪市北区大深町 |
状態 | 完成 |
着工 | 2010年(平成22年)3月31日 |
竣工 | 2013年(平成25年)4月18日 |
開業 | 2013年4月26日 |
用途 | オフィス、店舗、ホテル |
地上高 | |
屋上 | 154m |
各種諸元 | |
階数 | 地上33階、地下3階 |
敷地面積 | 約22,680 m² |
延床面積 | 約295,100 m² |
関連企業 | |
設計 | 日建設計、三菱地所設計、NTTファシリティーズ |
施工 | 大林組、竹中工務店 |
グランフロント大阪 ショップ&レストラン GRAND FRONT OSAKA SHOPS & RESTAURANTS | |
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店舗概要 | |
所在地 |
〒530-0011 大阪府大阪市北区大深町 |
開業日 | 2013年(平成25年)4月26日 |
施工者 | 三菱地所ほか計12社 |
商業施設面積 | 44,000 m² |
店舗数 | 266店舗 |
営業時間 |
(ショップ)11:00 - 21:00 (レストラン)11:00 - 23:00 |
最寄駅 | 大阪駅・梅田駅・東梅田駅・西梅田駅 |
最寄IC | 梅田出入口 |
外部リンク | http://www.gfo-sc.jp/ |
オフィス・ホテル・商業エリア。
- タワーB(旧南棟)-地上38階地下3階(高さ175.3m)、オフィス・商業・ナレッジ・キャピタル
- タワーC(旧北棟)-地上33階地下3階(高さ154m)、オフィス・ホテル(インターコンチネンタルホテルが進出)・商業・ナレッジ・キャピタル
- 開発事業者:オリックス不動産、NTT都市開発、積水ハウス、阪急電鉄、三菱地所、住友商事、ナレッジ・キャピタル開発特定目的会社、新日鉄都市開発、日本土地建物
ナレッジ・キャピタル
北館(旧Bブロック)低層階には、『世界の「感性」「技術」を持ち寄り、交わり、コラボレーションすることで新たな価値を生み出す』ことをコンセプトに掲げ[6]、国内外の産官学の「知」の交流を目指す知的創造拠点「ナレッジ・キャピタル」を開設。延べ床面積は8万8000平方メートルと大阪市役所庁舎と同規模の広さで、企業や研究者、クリエーターが集まる拠点として7フロアにわたりオフィスが設けられている。
このうち半分は大阪市が借り、短期間・小規模で賃貸が可能な「コラボオフィス」や会議室を併設することで、医療・介護、ロボットなどの分野で産学連携を促している[7]。
また、同じくナレッジ・キャピタルの中核施設「ナレッジプラザ」では、ナレッジ・キャピタルと連携したイベントやプレゼンテーションなどが行われる他、来館者がさまざまな最新製品のプロトタイプ(試作品)を直接触れることができる「The Lab(ザ・ラボ)」や380席ある多目的劇場や、国際会議や大型展示会を開催できる3000人収容のコンベンションセンターも設けられている[7]。
テナントには、パナソニックやNTTスマートコネクト、サントリー、東京大学大学院など多数の企業や研究機関が入居している。[8]。
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ナレッジキャピタル
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ナレッジキャピタル内の広場
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エスカレーターホール
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SUNTORY WHISKY HOUSE
ナレッジキャピタル 主要テナント一覧(2013年7月現在) ※五十音順に表示
- ナレッジオフィス
- 一般財団法人アジア太平洋研究所
- インサイトテクノロジー
- NTTスマートコネクト
- 大阪市立大学
- 大阪ガス
- 大阪工業大学
- 大阪大学
- 大阪市 - 「大阪イノベーションハブ」
- 関西大学
- 慶應義塾大学 -「慶應大阪シティキャンパス」2013年5月21日に移転・開設。
- 公益財団法人都市活力研究所
- コクヨファニチャー
- 独立行政法人・情報通信研究機構
- 日本ベーリンガーインゲルハイム
- パナソニック
- フジキン
- アクティブラボ
- ヴイストン
- ウエストユニティス
- グリーンロードモータース
- 鴻池運輸
- 独立行政法人・情報通信研究機構
- デジタルファッション
- 電通国際情報サービス
- 東京大学大学院情報理工学系研究科
- 梅花女子大学
- 凸版印刷
- VisLab OSAKA
- マッスル
- 三木楽器
- 三菱電機
- フューチャーライフショールーム
- NTTドコモ
- アシックス -「アシックスストア大阪」
- Urge -「Urge 〜event ・ cafe & present labo」
- AppBank -「AppBank Store」
- 大手前学園 -「スイーツ・ラボ」
- 関西電力グループ -「エナレッジ」
- 近畿大学 「近大卒の魚と紀州の恵み 近畿大学水産研究所」[9] 近大マグロなどの養殖魚専門料理店。
- KDDI -「au osaka」
- 好日山荘 -「好日山荘グランフロント大阪店」
- コカ・コーラウエスト -「コカ・コーラウエスト ハピネスラボ」
- サントリー -「SUNTORY WHISKY HOUSE」
- 積水ハウス -「SUMUFUMULAB」
- ソフトバンクモバイル
- ダイキン -「フーハ大阪」
- 日本サブウェイ -「サブウェイ野菜ラボ」
- HDC大阪
- ピーロート・ジャパン -「World Wine Bar by Pieroth」
- ボーネルンド -「ボーネルンドあそびのせかい」
- メルセデス・ベンツ -「メルセデス・ベンツ コネクション」
- 淀川キリスト教病院 -「YCHメディカルサロン」
- ロート製薬 -「Smart Campうめきた」
オフィス棟の主な企業
- ロート製薬(29F)
- 日本ユニシス(25-26F)
- GMOインターネットグループ(23F)
- アストラゼネカ日本法人(19-21F)
ホテル
北館高層階には、インターコンチネンタルホテル大阪が2013年(平成25年)6月5日に開業した。
住居
タワーCは地上48階地下1階(高さ174.2m)の超高層マンション「グランフロント大阪オーナーズタワー」である。
- 開発事業予定者:南館(旧Aブロック)と同じ
広場・歩道空間
グランフロント大阪の各所にはそれぞれのエリアを結ぶだけでなく、人の交流や賑わいを創造する広場や歩道空間が整備されている[10]。地区を南北・東西に貫く大通りを「軸」と称し、地区を南北に貫く「賑わい軸」には歩道にケヤキ並木を、東西に貫く「シンボル軸」には歩道にイチョウ並木を配置し歩道空間に賑わいや四季折々の自然を提供している。
また、A・Bブロックの中層階の屋上に緑あふれる庭園が、BブロックとCブロックとの間に「自然軸」と呼ばれるオープン・スペースがある[11]。さらに、西日本旅客鉄道(JR西日本)大阪駅のアトリウム出口とAブロックとの間に約10,000㎡の巨大な駅前広場を設置し、人々が自由に集い、憩い、楽しめる空間を造り、また広場の地下階では多彩な情報を発信するイベントが行われている。
広場の名称は「うめきた広場」と名付けられ、2階建ての「うめきたSHIP」が併設されており、1階にはカフェが、2階には約270m²の多目的ホール「うめきたSHIP HALL」が開設された[12]。
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うめきた広場と大阪ステーションシティ
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南館・屋上庭園
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うめきた広場とうめきたSHIP
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うめきた広場の水景施設
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ウメダ☆スケートリンクつるんつるん
交通
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鉄道
- 大阪駅 (西日本旅客鉄道(JR西日本))
- 梅田駅 (大阪市営地下鉄御堂筋線)
- 梅田駅(阪急電鉄)
- 梅田駅(阪神本線)
- 東梅田駅 (大阪市営地下鉄谷町線)
- 西梅田駅 (大阪市営地下鉄四つ橋線)
- 北新地駅 (JR東西線)
路線バス
- UMEGLE-BUS(エリア巡回バス)
- グランフロント大阪を含め、梅田地区を循環する路線バスである。停留所は12箇所あり、グランフロント大阪内には北館前と南館前にそれぞれ1箇所が設置されている[13]。毎日10時から21時まで、10分間隔で運行されている。運行は阪急バスが担当しており、専用車両は同社豊中営業所に在籍している。運賃は100円(小人は50円)で、ICOCAやPiTaPa、hanicaなどのICカードでも乗車できる。
レンタサイクル
- UMEGLE-CHARI
- 梅田地区で利用できるレンタサイクル。うめきた広場の貸出・返却ポートで借りることができる。料金は最初の1時間200円、以降1時間毎100円で、8時から20時まで利用できる。現在の保有台数は30台で、15台は電動アシスト自転車である。支払いにはPiTaPaや各種クレジットカードが利用できる。
将来計画・構想
西梅田駅止まりとなっている大阪市営地下鉄四つ橋線を、阪急電鉄十三駅まで延長(西梅田・十三連絡線(仮称))し、北ヤード中央に新駅(北梅田駅(仮称))が設置される計画である。合わせて阪急電鉄が免許を保有している新大阪連絡線(十三 - 新大阪間)と合わせて一本の路線として整備することも検討されている。
また、旧・梅田貨物駅西側の地上を走っている梅田貨物線を地下化する際にルートを大阪駅に近付け、四つ橋筋と九条梅田線の交点付近にプラットホーム(北梅田駅(仮称))を設置、特急「はるか」や「くろしお」等を停車させる計画もある。2018年度中に全線開業予定のおおさか東線は新大阪駅付近で梅田貨物線の線路に入ることから、おおさか東線の列車が乗り入れることも想定される。
この他、新大阪 - 北梅田間で梅田貨物線と路線を共用するなにわ筋線(北梅田以南はJR難波・南海汐見橋)の計画もある。
脚注
- 出典
- ^ 経済効果1500億円 変貌する巨大都市・梅田が関西経済を救う 産経ニュース 2013年1月6日
- ^ ココがイチオシ!(UMEDA CONNECT)
- ^ a b うめきた4月26日に開業 関西初出店72店 - 2013年1月17日 読売新聞
- ^ 都市型SC目指す 「グランフロント大阪」
- ^ グランフロント大阪 ショップ&レストラン[リンク切れ]
- ^ ナレッジ・キャピタル コンセプト
- ^ a b 洗練ショップ300店! うめきたに来春開業「グランフロント大阪」の衝撃 SankeiBiz‐2012.1.1
- ^ うめきた・グランフロント大阪 中核施設 『ナレッジキャピタル』2013年4月26日(金)開業 〜知の交流から新たな価値を生み出す“知的創造拠点”〜 (PDF)
- ^ http://kindaifish.com/
- ^ グランフロント大阪 施設概要(NTT都市開発ホームページ)
- ^ グランフロント大阪 アーバンデザイン
- ^ グランフロント大阪、オープンスペース名称決定-「うめきた広場」など 梅田経済新聞(2013年2月22日)
- ^ うめぐるバス 各種ご案内 阪急バス (PDF)
関連項目
- 大阪ステーションシティ - 当施設とペデストリアンデッキにより接続。
- 梅田
- 鉄道建設・運輸施設整備支援機構
外部リンク
座標: 北緯34度42分20.8秒 東経135度29分39.7秒 / 北緯34.705778度 東経135.494361度