横浜ランドマークタワー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内, 検索
横浜ランドマークタワー
Yokohama Landmark Tower
Yokohama Landmark Tower 2012.JPG
施設情報
所在地 神奈川県横浜市西区みなとみらい2-2-1
座標 北緯35度27分17秒
東経139度37分54秒
座標: 北緯35度27分17秒 東経139度37分54秒
状態 完成
着工 1990年3月20日
竣工 1993年7月14日
用途 店舗事務所ホテル多目的ホール駐車場
地上高
最頂部 296.33m
屋上 273.00m
各種諸元
階数 地上70階地下4階 塔屋3階
敷地面積 38,061.51㎡
建築面積 23,208.29㎡
延べ床面積 392,884.85㎡
*事務所:166,000㎡
*ショッピングモール:74,000㎡
*ホテル:83,000㎡
*駐車場:60,000㎡
*その他:10,000㎡
構造形式 鉄骨造(一部鉄骨鉄筋コンクリート造鉄筋コンクリート造
エレベーター数 一般乗用74台
人荷用(非常用)5台
駐車台数 1,400台
関連企業
設計 三菱地所設計
ザ・スタビンス・アソシエイツ
施工 大成建設鹿島建設大林組竹中工務店清水建設戸田建設東急建設間組前田建設工業地崎工業飛島建設青木建設三菱建設フジタ工業熊谷組東亜建設工業山岸建設奈良建設紅梅組若葉建設五洋建設不動建設増岡組安藤建設大豊建設東海興業
デベロッパー 三菱地所
管理運営 三菱地所ビルマネジメント
夜のランドマークタワー

横浜ランドマークタワー(よこはまランドマークタワー、Yokohama Landmark Tower)[1]は、横浜みなとみらい21の中核となっている超高層ビルで、オフィスのほかホテルやショッピングモールなどからなる複合施設。三菱地所が保有している。1990年(平成2年)3月20日に着工され、1993年(平成5年)7月16日に開業した。70階建て、高さ296.33m[2][3]超高層ビルとしては日本一の高さで、世界では第80位の高さ(2012年2月時点)[4][5][6]である。また、日本では東京スカイツリー(634m)、東京タワー(332.6m)、明石海峡大橋(298.3m)に次ぐ4番目に高い構造物である。(但し、2014年のあべのハルカス(大阪市阿倍野区、300.0m)完成時には日本第5位となる。)

目次

[編集] 概要

横浜ランドマークタワーは、横浜市内初の本格的な動く歩道桜木町駅に接続され、地下3階[2]・地上70階・塔屋3階[7]のタワー棟と、地下4階・地上5階のプラザ棟からなる。建築面積は23,208m2。延床面積は392,791m2[2]で、東京都豊島区のサンシャインシティ(585,895m2)、愛知県名古屋市中村区のJRセントラルタワーズ(416,565 m2)に次ぐ。

デザインはアメリカの建築家、ヒュー・スタビンス(Hugh Stubbins)。スタビンスによる基本設計に基づき、三菱地所が実施設計を行った。

当初の計画では、クイーンズスクエア横浜と隣接する北側の一角に、円筒形の超高層棟をもう一棟建設する予定だったが、計画は凍結されたままになっている。この建設予定地はバス駐車場やマンションのモデルルーム等に利用されている。なお、当初は高さ300mの超高層ビルとなる計画だったが、建設地が東京国際空港標準出発経路 (SID) と重なったため高度制限が発生し、296.3mとなった[8]

主な施設は、横浜ロイヤルパークホテル、オフィス、ランドマークプラザ(ショッピングモール)、ドックヤードガーデン(広場、レストラン街)、スカイガーデン(展望フロア)など。

最上階の70階は、ホテルのスカイラウンジと宴会場になっている。また、69階には、日本一高い展望台フロア・「スカイガーデン」(地上273m)があり、直通エレベーター三菱電機製)が、最大分速約750m(時速換算で45km/h)で運ぶ。2004年に台北101のエレベーターに記録を破られるまでは世界最速で、ギネス・ワールド・レコーズにも掲載されていた。現在でも、日本最速のエレベーターである。台北101の最速記録は昇りのみであり、降りは現在でも世界最速である[9]。このエレベーターには強風管制運転システムが装備されており、風の強さに応じて通常運行・最高速度の50%に相当する375m/minに減速・半分を停止し残りの半分を375m/minに減速・全面休止の4段階に制御される。

また、ビル全体の制振装置として、上層部にコンピュータ制御で揺れを抑える巨大な振り子を備えており、ビル自体も4本を柱とした耐震性の高い構造をとっている。

2004年(平成16年)2月には、横浜高速鉄道みなとみらい線みなとみらい駅が、タワーに隣接するクイーンズスクエア横浜の地下に開業した。

2008年(平成20年)、2001年に始まった現代美術の国際展「横浜トリエンナーレ2008」の会場に指定され、ランドマークプラザには作品の一部が展示された。

竣工以来日本一高い超高層ビルであるが、2014年(平成26年)完成予定の阿部野橋ターミナルビルタワー館(仮称)(大阪府大阪市阿倍野区)が、高さ300mの超高層ビルになると発表されている。

[編集] 施設

  • スカイガーデン(展望フロア) - 69階 - 272m(タワー棟)
  • 横浜ロイヤルパークホテル - 地下1階、1階、49階~68階、70階(タワー棟)、地下1階、1階~3階(宴会棟)
    開業当初はニッコーホテルズインターナショナルと提携し「横浜ロイヤルパークホテルニッコー」という名称だったが、提携解消と同時に現在の名称に改称した。
  • オフィスフロア - 1階~48階(タワー棟)
  • クリニックフロア - 7階(タワー棟)
  • サービス施設・ショールーム - 地下1階~35階の一部(タワー棟)
  • ランドマークプラザ - 地下2階~3階(プラザ棟)
  • ランドマークホール - 3階(プラザ棟)
  • ドックヤードガーデン - 地下2階~1階
  • 駐車場 - 地下3階~地下1階

[編集] テレビ中継局として

タワーの屋上には、NHK関東広域圏民放キー局およびテレビ神奈川 (tvk) の横浜みなとテレビ中継局がある。

横浜市内では基本的に、キー局は東京タワーからの、tvkは神奈川県立三ツ池公園からの放送をそれぞれ視聴している世帯が多い。しかしランドマークタワーの建設によって大規模な受信障害が発生することが予想されたことから、その補償措置として、各局と三菱地所が費用を負担する形で設けられた。通常こうした場合は、三菱地所が免許人となってSHF波を使った再送信が行われるが、影響が広範囲にわたる恐れがあったことから、異例のUHF波による中継局設置となった。

対象地域には横浜市中心街が含まれているが、タワー近隣ではアンテナの仰角を大きく取らねばならず、市販品で対応できないため視聴世帯が少ない一方、下末吉台地の影響で東京タワー方向に受信障害を生じている神奈川区の一部地域などでは、UHFアンテナ1本で全局視聴が可能になる[10]ことから、ランドマークタワーにアンテナを向ける世帯も多い。

地上デジタルテレビ放送の中継局については設置不要と判断されたため、アナログ放送停波に伴い廃局となる予定であった[11]。しかし、総務省の現地調査によると、デジタル放送完全移行するまでに、難視対策が間に合わない世帯が、横浜市内で合わせて2,000世帯に上ることが分かった。これは、全国的に見ても影響するエリアが最大級の規模だという。このため、急遽デジタル波用の「みなとみらい中継局」を新設することになった。いったん廃局を決めた中継局を復活させる事態は、極めて異例のケースである。なお開局は、2012年(平成24年)夏にずれ込む予定である[12]

神奈川県内のほかの送信所でも言えることだが、当中継局から受信する場合でもNHK2波と在京キー各局は東京タワーと同じチャンネル番号[13]、tvkは5などにプリセットすることが多かった。

[編集] アナログテレビ

放送局名 チャンネル 空中線電力 ERP 放送対象地域 放送区域内世帯数
tvkテレビ神奈川 48ch[14] 映像30W
/音声7.5W
映像220W
/音声56W
神奈川県 不明
NHK東京Eテレ 50ch 全国放送
NHK東京総合 52ch 関東広域圏
NTV日本テレビ 54ch 映像210W
/音声52W
TBSテレビ 56ch
CXフジテレビ 58ch
EXテレビ朝日 60ch
TXテレビ東京 62ch
  • 神奈川県内のほかの送信所でも言えることだが、当中継局から受信する場合でもNHK2波と在京キー各局は東京タワーと同じチャンネル番号[15]、tvkは5などにプリセットすることが多かった。
  • 2011年7月24日日曜日の停波を以って廃局となった。

[編集] デジタルテレビ

リモコンキーID 放送局 物理チャンネル 空中線電力 ERP 放送対象地域 放送区域内世帯数
1 NHK東京総合 -ch 未定 未定 関東広域圏
茨城県以外)
未定
2 NHK東京Eテレ -ch 全国放送
3 tvkテレビ神奈川 -ch 神奈川県
4 NTV日本テレビ -ch 関東広域圏
5 EXテレビ朝日 -ch
6 TBSテレビ -ch
7 TXテレビ東京 -ch
8 CXフジテレビ -ch
  • 2012年夏頃の開局。
  • キー局およびNHK Eテレについても東京タワー・東京スカイツリー送信所と異なる物理チャンネルが使用される可能性が高い(NHK総合については都県別に物理チャンネルが異なるため。)。

[編集] タワーが登場する作品

ゴジラと戦うバトラの攻撃により、タワーの上半分がへし折られる。この作品は1992年の公開であったため、タワーが開業前に破壊されてしまったことになる。縁起が悪いとして撮影を拒否される可能性を考え、制作する際に東宝がこのことをタワーを所有する三菱地所に諮ったところ、同社は「いい宣伝になるから」と快く了承したという。
モスラを狙うゴジラの熱線で展望台を吹き飛ばされる。
少し未来の横浜で、地球温暖化と思われる海面上昇により、基底部は海中に没している。一応船で渡って登ることができるらしいが、エレベーターはとうの昔に利用できなくなっており、69階の展望室までは歩いて登らなければならないらしい。作中では横浜の海の名所として、遠景のみ物語の背景として何度か登場している。
タワーが敵ネットワーク「ナイト・フォッグ」との最終決戦の舞台となる。
タイムスリップしてしまった未来でユーラシア大陸砂漠化が進行し、日本全土もその影響を受けている。その砂漠化によりタワーはボロボロになっている。
第3話でセイントテールを追って飛鳥ジュニアが宝石泥棒に人質にされたり、セイントテールがルビィをペットにした場所でもある。
原作第三巻、アニメ第12話でのキンジ・アリア・理子と、ブラドの戦闘において、ランドマークタワーの屋上が使用された。

[編集] オフィス

オフィスの入居率は90%を超える。

ビル固有の郵便番号は〒220-81xx(xxは階層で、地下・階層不明の場合は220-8190)。

[編集] スカイガーデン

69階の展望台「スカイガーデン」は、地上からの高さが272mであり、ビルとしては日本で最も高い(建造物としては東京スカイツリーに次ぐ第2位)。なお、ビルの最上階(70階)は、ホテルのスカイラウンジと宴会場となっており、こちらの高さは地上277mである。

他の日本における建築物の展望台の高さは以下の通りである。

[編集] ランドマークプラザ

ランドマークプラザ
Landmark Plaza
店舗概要
開業日 1993年7月16日
施設管理者 三菱 地所 ビルマネジメント
商業施設面積 26,000
延床面積 74,000
店舗数 159店
最寄駅 横浜高速鉄道みなとみらい線みなとみらい駅
外部リンク ランドマークプラザ
テンプレートを表示
ランドマークプラザのエスカレーター

ランドマークプラザは、1993年、タワーと同日に開業したショッピングモール

ファッション、インテリア、ホビー、レストラン、郵便局・銀行ATMなど様々なテナントが入居している。主なテナントは本項末尾の通り。 なおタワー棟のエレベーターは三菱製だが、プラザ棟のエレベーター・エスカレーターの一部は日立製である。設置世界初としてプラザの1階から4階までの一部に三菱製の世界でもまれな螺旋状のスパイラルエスカレーターが設置してある。

[編集] イベント

定期的なイベントとしては、1Fガーデンスクエアではピアノ演奏が行われている。またクリスマスシーズンには、スワロフスキー製のクリスタルツリーが飾られている。5Fランドマークホールで行われていた映画上映会「ランドマークシネマコレクション」は2011年3月末に終了した[16]

[編集] サービス

  • 駐車場
    駐車場はタワー・ロイヤルパークホテル共通で、約1400台収容可能。
  • ランドマークプラザクラブカード NICOS

[編集] 主なテナント

[編集] 5F

[編集] 4F

[編集] 3F

[編集] 2F

[編集] 1F

[編集] B1F・B2F

[編集] ドックヤードガーデン

ドックヤードを再活用している(上奥に見えるのはランドマークタワー)

みなとみらい21の敷地は三菱重工業横浜造船所の移転跡地を埋め立てにより拡張したものであり、横浜ランドマークタワーは造船所のドック跡地に建設された。

現在、イベントスペースやオープンテラスとして利用されているドックヤードガーデンは、日本に現存する最古の石造りドックヤードであった旧・横浜船渠(のちの三菱重工業横浜造船所)第2号ドックを復元・保存したものである。このドックは1896年(明治29年)に竣工し、1973年(昭和48年)に使用を中止するまで70数年間、港湾施設として重要な役割を果たしてきた。横浜市は早い段階から第2号ドックの保存活用を計画し、建築史家・村松貞次郎(当時東京大学教授)ら専門家の意見をもとに保存計画が立てられた。みなとみらいの土地造成に伴いドックは海岸線から離れたが、工事中の1989年(平成元年)4月には横浜市認定歴史的建造物となり、復元作業が全面的に行われ、1993年の横浜ランドマークタワーの開業とともに、ドックヤードガーデンとしてオープンした。ドックの周囲はレストラン街となっている。1997年(平成9年)12月には国から重要文化財の指定を受けた。重要文化財指定名称は「旧横浜船渠株式会社第二号船渠」である。全長約107m、全幅(上端)約29m、深さ約10m[17]

なお、横浜船渠の第1号ドックは1985年(昭和60年)以来、「日本丸メモリアルパーク」として保存活用されており、2000年(平成12年)12月に「旧横浜船渠株式会社第一号船渠」の名称で国の重要文化財に指定されている。

[編集] 脚注

  1. ^ ランドマークとは都市景観のシンボルとなるもの、目印という意味の一般名詞。
  2. ^ a b c CTBUH - Landmark Tower, ランドマークタワー
  3. ^ Emporis - Yokohama Landmark Tower, 横浜ランドマークタワー
  4. ^ CTBUH - 世界超高層ビルの一覧
  5. ^ アメリカの不動産会社Emporisのランキング
  6. ^ 2010年7月時点で第51位だった。また、CTBUHランキングでは2012年2月時点で65位だった
  7. ^ 横浜ランドマークタワー 建築概要
  8. ^ 東京空港事務所からのお知らせ(現在の東京国際空港の制限表面
  9. ^ なお、ランドマークタワーのエレベーターは三菱電機製であるのに対し、台北101のエレベーターは東芝製である。このことから日本のエレベーターは、世界最速の座を長年維持している。
  10. ^ tvkでも同様のキャンペーンを行った
  11. ^ 総務省地上デジタル推進全国会議資料(2008年)
  12. ^ 「総務省」>>「政策ズームアップ」内バナー「2011年7月地デジ化 完了」>>「地上デジタルテレビ放送のご案内」>>「データ集」>>「デジタル中継局リスト」>>「地上デジタルテレビ放送中継局リスト:関東総合通信局管内:神奈川県」>>最終段に「みなとみらい」表記。(Excel表示)
  13. ^ NHK総合--1、NHK教育--3、日本テレビ--4、TBS--6、フジテレビ--8、テレビ朝日--10、テレビ東京--12。
  14. ^ 電波の飛びが良過ぎるため、東京都~埼玉県の一部で群馬テレビ本局(H48ch)と同一周波数混信を起こしている。
  15. ^ NHK総合--1、NHK教育--3、日本テレビ--4、TBS--6、フジテレビ--8、テレビ朝日--10、テレビ東京--12。
  16. ^ ランドマークシネマコレクション終了のお知らせ”. ランドマークタワー (2011年4月1日). 2012年2月21日閲覧。
  17. ^ ランドマークタワーにある看板より。2010年5月1日閲覧。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

個人用ツール
名前空間

変種
操作
案内
ヘルプ
ツールボックス
他の言語