千葉市蘇我球技場

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千葉市蘇我球技場
(フクダ電子アリーナ)
"フクアリ"
施設データ
所在地 千葉県千葉市中央区川崎町1-20
位置 北緯35度34分27.589秒
東経140度07分35.435秒
起工 2003年12月
開場 2005年10月
所有者 千葉市
運用者 シミズオクト・東洋グリーン蘇我球技場共同事業体
グラウンド 天然芝
ピッチサイズ 68m×105m
大型映像装置 オーロラビジョン1基
建設費 81億円
設計者 日本設計
建設者 清水建設大林組新日本建設JV
使用チーム・開催試合
ジェフユナイテッド市原・千葉(2005年-)
収容能力
19,781人(座席:18,500人、立席1,281人)
アクセス
京葉線外房線内房線-蘇我駅

Template(ノート 解説)スポーツ施設pj

千葉市蘇我球技場(ちばし・そがきゅうぎじょう)は、千葉県千葉市中央区川崎町にある球技場Jリーグジェフユナイテッド市原・千葉がホームスタジアムとして使用している。施設は千葉市が所有し、シミズオクト・東洋グリーン蘇我球技場共同事業体が指定管理者として運営管理を行っている。

スタジアムの供用開始当初からフクダ電子命名権(ネーミングライツ)を取得しており、呼称をフクダ電子アリーナ(フクダでんし-)としている。また新聞紙上などではフクアリという略称が主に使用される。日本のスポーツスタジアムでオープン当初からネーミングライツを使用した初めてのスタジアムである。

目次

[編集] 概要

ジェフユナイテッド市原・千葉の新ホームスタジアムとして2005年に完成したスタジアムである。収容人数は19,781人。JR東京駅から乗車時間45分の距離にあるJR蘇我駅から徒歩で10分以内に位置する。スタジアム単体の総工費は約80億円であるとアナウンスされている。

スタジアムのハード面から言及すれば、このスタジアムは2002 FIFAワールドカップ前のスタジアム建設ラッシュ以降に設計、建設されたスタジアム第1号に相当し、名称、立地、スタジアムキャパシティ、スタジアム形態、スタンド配置、座席配置等これらのスタジアムの反省点が多分に取り込まれている。このスタジアムが陸上競技場ではなく、球技専用スタジアムである事もその一つであるし、収容人数がJリーグの観客動員規模に適した約20,000人クラスであることも挙げられる。この点、仙台スタジアム(現・ユアテックスタジアム仙台)を模して建設されている。

スタジアム南側にフクダ電子スクエアを併設している。

[編集] 経緯

これまでにジェフユナイテッド市原・千葉がホームスタジアムとしてきた市原臨海競技場は地方都市の陸上競技場を無理やりJリーグの開催基準に合わせたものであり、「試合が見にくい」「施設が貧弱」という批判を受けてきた。又最寄り駅となるJR東日本内房線五井駅から徒歩で30分程度、シャトルバスでは5-10分程度だが、試合終了後は観客がバス乗り場に集中するためバスに乗り込むのに20分程度待たされる等、アクセスの面からも評判の悪いスタジアムであった。

Jリーグ開幕直後からサポーターの間では、市原臨海競技場に代わる新しいホームスタジアムを待望する意見が聞かれた。千葉県では2002 FIFAワールドカップに合わせて市原市八幡地区に5万人程度が収容できる県営スタジアムの建設を計画していたが、2002年大会は日韓共催とされ日本国内の開催都市枠が削減され、千葉県が落選した事でこの計画は頓挫してしまった。これによりジェフユナイテッド市原(当時)の新ホームスタジアムへの模索は振り出しに戻る事になる。

一方ほぼ同時期のことであるが、1990年代からこれとは別個に千葉市中央区にある川崎製鉄(現在はNKKと合併してJFE)が千葉工場の縮小を計画し、跡地利用についての話し合いを千葉市と始めた。これによって策定されたのが千葉市による蘇我特定地区整備計画である。当初の計画では再開発の内容として、商業地区、居住地区、公園地区、運動施設地区を盛り込む事は決められていたが、運動施設地区の中にはJリーグクラブがホームスタジアムとして使用可能なスタジアムを建設する計画は盛り込まれていなかった。しかし千葉市の側でも恒常的に蘇我に集客できる施設を設置したいという意図があり、Jリーグクラブがホームスタジアムとして使用可能な施設を建設した場合、ここをホームスタジアムとして使用してくれるかという打診がジェフユナイテッド市原、及び市原市に対して行われた。

この提案はジェフユナイテッド市原にとっては渡りに舟であったが、市原市にとってはジェフユナイテッド市原のホームタウンを千葉市に盗られるのではないかという危惧を内在した提案であった。サポーターはこれまで市原臨海競技場以上の施設を提供できなかった市原市に対して強い不信感を持っているものが多く、蘇我への全面移転を叫ぶ声も大きかった。蘇我に新スタジアムを建設すると発表してからの市原市の対応についてはジェフユナイテッド市原・千葉の2002年-2005年の項を参照されたい。

この後、蘇我特定地域の再開発のなかで、新スタジアムは突出した速さで建設が開始され、2003年12月に着工された。当初は2005年8月中に使用を開始できる見込みであったが、地盤が埋立地であるため基礎工事の部分で難航し2005年10月からの使用開始となった。2005年度はジェフユナイテッド市原・千葉の主催試合の10-12月開催のリーグ戦5試合を開催し、2006年度は(市原臨海競技場改修のため)全試合を開催することにしており、それ以後は市原臨海競技場との観客動員の比較やファンの意見などを踏まえた上で、メインで使用するスタジアムを決めて試合数を調整する方針になっていた。この後市原臨海競技場がキャパシティを縮小してJリーグの開催基準に満たなくなったため、2005年10月16日のスタジアムオープン以来ジェフユナイテッド市原・千葉は全てのホームゲームをフクダ電子アリーナで開催している。

[編集] 名称

ワールドカップの開催を目的として建設されたスタジアムは、そのキャパシティが巨大であった事もあいまってワールドカップ以降のJリーグの開催だけではペイしない事が問題となっていた。このため当スタジアムでは建設が始まったかなり早い段階から命名権の導入の検討をはじめ、2004年から命名権を購入する企業の募集を始めた。当初千葉市が提示していた条件は当初年間あたり120,000,000円以上、契約期間5年であった。この時は千葉市自身が命名権の売込みをかけたが実際に契約する企業が現れず、2005年4月に命名権の販売を電通に委託し、年間あたり150,000,000円以上、契約期間3年で改めて引き受けてくれる企業の募集が始められた。

これとは別個に工事期間中に名称が無いのは行政処理面で支障をきたすために、仮の名称が制定され、千葉市総合スポーツ公園市民球技場(仮称)という名称が当分の間用いられていた。

なお命名権によるスタジアム名称の発表まで、ジェフユナイテッド市原・千葉サポーターの間では一般的に蘇我スタジアム蘇我スタという名称で呼ばれていた。またジェフ千葉の(当時の)監督イビチャ・オシムにあやかってイビチャ・オシム・ステュディオンと呼ぶ者もいた。

第二次の命名権募集の締め切りは当初2005年6月末日であったが、その後延長され7月まで命名権の買取者探しが続けられた。7月20日に医療機器メーカーのフクダ電子と命名権買収に関して基本合意に達した。契約内容は5年半で450,000,000-530,000,000円+AEDの提供及びチケットの買取となっている。8月25日に命名権による名称の決定が行われフクダ電子アリーナと略称のフクアリ、及びロゴマークが設定された。

日本のスポーツスタジアムで、施設の使用開始当初から命名権の使用を開始するケースとしては初のものである。従って当スタジアムの正式名称となる「千葉市蘇我球技場」がどの程度浸透するかは不透明である。

[編集] スタジアムスペック

設計は味の素スタジアムと同じく日本設計によるものである。施工は都市基盤整備公団が請負い、清水建設大林組新日本建設によるジョイント・ベンチャーによって建設工事が行われた。

2007年にグッドデザイン賞を受賞している。[1]

[編集] 立地

川崎製鉄千葉工場が使用していた中央区川崎町埋立地にある。現在も商業地区と住居地区(こちらは予定地)の間に千葉工場のマネージメント地区となるJFEのオフィススペースが残っている。スタジアムは蘇我駅からなるべく至近距離を取れることを考慮した立地となっている。

[編集] フィールド

フィールドの大きさは、68m×105mで、更に縦横共に3m余計に芝生が植えられている。これにより国際サッカー連盟の定めるピッチ上の規格を満たしており、国際試合が可能になる。

芝生は、夏芝としてティフトン419が、冬芝としてペレニアルライグラスが採用されている。

スタンドとフィールドの間には最小で8m(コーナー付近)、最大で15m(バックスタンド中央)の間隔が設けられている。災害時にはここが作業用車両の通路となる。

[編集] スタンド

収容人数は座席数が18,500席、立ち見が1,281人分確保されており、消防法に依拠したキャパシティの合計は19,781人である。これには、ロイヤルシート80席、身障者用席110席、記者席84席が含まれている。この内、これまでに立ち見分のチケットは発売されていない。ジェフユナイテッド千葉のホームゲームではこれに、アウェイサポーターとの緩衝地帯が設定されるため17,000席前後のチケットが販売される事になっている。

スタンドの形状は2層式の楕円形となっている。サポーターの中にはイングランド風のピッチに対して直線的スタンドを押す意見も根強かったが、こういったスタンド配置の場合、コーナー付近でのプレーに対してかなりの多くの席が死角に入ってしまうため、楕円形のスタンドが採用されている。

またピッチ内の通風性を確保するためにスリットが設けられている。

バリアフリーとしてメイン、バック、両サイドの1階スタンド最後列に計9箇所の車椅子用のスペース合計110席が確保されている。これらの座席からは車椅子用スペースの前の座席にいる観客が立ち上がっても車椅子スペースにいる車椅子使用者のピッチへの視点が確保されるよう配慮されている。これは2002FIFAワールドカップに際して建設されたスタジアムの反省点が織り込まれている。

これらの車椅子使用者のために、地平からスタジアムコンコースに移動するためのエレベーターがホーム側サイドスタンドコンコース1カ所に設置されている。

最後部座席とピッチの距離は日産スタジアムの最前列よりも近い。

[編集] ホスピタリティ

メインスタンド、バックスタンド、ホーム側サイドスタンド、アウェイ側サイドスタンドに火の使用ができる調理用ブースが設置されており、食事が供される。ジェフユナイテッド千葉のホームゲームでは、アウェイ側自由席のチケットしか持たない観客は、アウェイ側サイドスタンドに出店している店しか利用できない。又これ以外の観客はアウェイ側サイドスタンドに出店している店は利用できない。尚、現在インドカレー店のサマナラはホーム側のサイドスタンドに出店しており、アウェイ側自由席のチケットを持った観客は利用できない。逆にアウェー側サイドスタンドに出店している喜作のについてはアウェイ側自由席のチケットを持たない者以外は利用できない。ジェフユナイテッド千葉のホームゲームでは上記2つの店舗を含めた複数の店舗がスタジアム外にあるホーム側サイドスタンド向背の広場においてテントでの出店を行っており、ここではチケットの種別に関係なく購入が出来る。

これ以外にジェフユナイテッド千葉のホームゲームに限定して、ホーム側サイドスタンドコンコースに軽食を供する店舗とスターバックスコーヒーが出店している。スターバックスはコーヒーのメニューが夏季はアイスコーヒー、冬季はホットコーヒーのみでバライティは通常の店舗に劣る。スタジアムでは500ml以下のペットボトルの持込は制限しておらず、また、スタジアム内に自動販売機が設置されており、ここで飲料を買う事も出来る。又、チケットブース外にはスタジアムレストランが設置されている。

メインスタンド、バックスタンド、両サイドスタンドコンコースにグッズ売店が設置されている。この内メインスタンド、バックスタンド、ホームゴール裏売店では、2008年3月18日のシーズン開幕戦からSuicaPASMOの利用が可能になっている。又同年3月18日からは、Suicaと電子マネーの相互利用を開始したICOCAも利用可能になっている。[2]

トイレは各スタンドに2ヶ所ずつ合計8ヶ所設置されている。従来のスタジアムの反省からトイレの男女比が見直されている。このため女性用トイレに比べて男性用トイレの方が混む傾向がある。

公衆無線LANの設置はない。

[編集] 屋根

当スタジアムの屋根はスタンドの最前列付近を除きほぼ全てのシートを覆っている。過去の例からも全席屋根付きのサッカー専用スタジアムは採光性の悪さからピッチ上の芝の育成に問題が在ったが、当スタジアムでは南側にあたる、アウェイ側サイドスタンドの屋根の素材に透光性のある素材を採用しており、採光に対して配慮を行っている。

また当スタジアムでは、この屋根に降った雨水を採集出来るようになっている。こうして採取された雨水は、トイレ等飲料以外の目的に使用されており、水道費の軽減に役立っている。

[編集] 照明及び視聴覚装置

照明は各スタンドの屋根の上部に設置されており、数が比較的少ない為ナイトゲーム開催では若干暗く感じるが、試合に支障をきたす程のものではない。

当スタジアムでは当初大型ビジョンの採用は見送られる事になっていた(準備工事のみはする事になっていた)が、その後JFEの寄贈により三菱電機製大型LEDディスプレイオーロラビジョン」の設置(アウェー側のゴール裏スタンド)が決定された。これは千葉市がJFEから土地を取得した際の購入金額が問題になった事への配慮も含まれている。又川崎製鉄と合併してJFEとなったNKK(日本鋼管)は日本鋼管サッカー部として日本サッカーリーグに参加しており、こうした経験を踏まえてのサッカー文化に対しての貢献の意味も内包されている。又、コンコース内に4基あるモニターはイレブン懇談会(下記参照)委員の一人であった奥山泰弘(スタジアムオープン前に死去)及び遺族からの寄贈である。

[編集] その他

命名権を取得したフクダ電子により、自動体外式除細動器(AED)が複数個設置されている。これは、選手、観客に対して緊急時に使用することが想定されている。特に選手に対してはFIFAコンフェデレーションズカップにおける、マルク・ヴィヴィアン・フォエのようなケースが念頭に置かれているほか、Jリーグの試合運営規定により選手用・観客用に各1台以上のAEDを試合会場に準備しなければならない事に起因している。

[編集] アクセス

推奨されるルートはJR京葉線外房線内房線蘇我駅からの徒歩ルートであり、球技場までは同駅西口から約700m徒歩8分ほどである。これ以外のアクセスをフクダ電子アリーナ、ジェフユナイテッド市原・千葉は提示していない。開場以来スタジアム、クラブともにスタジアム周辺に駐車場はないので、自動車での来場は遠慮して欲しい。公共の交通機関を使って来場して欲しい。という立場で一貫している。

スタジアムオープン時にはスタジアム周辺に駐車場は完備されていなかった。現在でも状況に大きな変更はないため、2007年現在でもクラブでは車での来場を遠慮してほしい旨のアナウンスは変更していない。市原臨海では駐車場が完備されていて、観戦者が無料で使用できたこともあり、従来自動車で来場する事に慣れていた観客層に対しては不便である。前例としてヴィッセル神戸神戸ユニバーから神戸ウイングに移転した際に、従来自動車で来場していた観客が不便を強いられた事例がある。(神戸ではスタジアム移転を前後して客層に変化が起こった)フクダ電子アリーナ付近に駐車場が確保できないため2006年までは試合実施日のみ、スタジアムと京葉線千葉みなと駅を結ぶ無料シャトルバスが数往復運行していた。この場合千葉みなと駅周辺に駐車するという方法が採られた。

2006年途中からスタジアム再開発予定地に臨時の有料駐車場を用意する措置が採られた。これによって2007年から千葉みなと駅からのシャトルバスは廃止された。この駐車場は完全予約制であり台数も制限されるため試合当日にいきなり行って駐車することは出来ない。又再開発工事の都合によって駐車場の使用が制限される場合がある。再開発計画全体としてはスポーツ公園内に駐車場を整備する計画があるが、完成時期は未定である。

クラブやスタジアムが推奨していない(提示していない)ルートとして、京成電鉄京成千原線千葉寺駅からのルートがある。スタジアムまでの距離は約2kmで20分-30分程度の徒歩を強いられる。

路線バスは、小湊鉄道の千葉駅-ハーバーシティ蘇我線・「球技場前」停留所、千葉駅-八幡宿駅線およびアウトレットコンサート長柄線の「JFE前」停留所(千葉駅4番のりば)、他3番のりばから発車する蘇我駅東入口方面行きが、千葉中央バスでは、千葉駅-花輪(末広町)線・蘇我駅東入口停留所が利用できる。小湊鉄道の方が本数では多いがバス共通カード、PASMO、Suicaは使用できない。ただしJR線が正常に運行している限りではバスを用いるメリットは少ない。

[編集] 周辺施設

既出であるが、当スタジアムは千葉市による蘇我特定地域の再開発計画の一環として計画されている。当計画においては商業地域、居住地域、公園地域、そのほかにリサイクル施設の整備が計画されている。これら再開発計画に組み込まれている当スタジアムの周辺施設は以下の通りである

又、再開発計画に関係していないものとして次のものがある

[編集] 新機軸

当スタジアムでは建設に当たって幾つかの新機軸を打ち出している。

[編集] イレブン懇談会

千葉市ではスタジアム建設に当たり、2002年7月末まで、市民、サポーターの意見を聴取する意見募集をホームページ上で行った。又2002年8月から翌年1月にかけて、この意見を元に県及び市のサッカー関係者(県協会および市協会)、プレーヤー、サポーターチーム(ハレルヤ)代表、サポーターの中から公募した者(男女2)、識者、及びJリーグスタッフを集めて11人の委員からなる「イレブン懇談会」と称する意見公聴会を行った。[3][4]こうした公共事業に関しての意見公聴会の開催は地方自治体レベルでは珍しい事ではなくなっているが、Jリーグのホームスタジアムの建設に関してこうした手続きを踏むのは日本では初めてのケースであった。

当初スタジアムの概要として

  • 屋根はメインスタンド及びバックスタンドのみとする
  • サイドスタンド(ゴール裏)は全席立ち席とする
  • 大型ビジョンは設置しない
  • ピッチとスタンドの距離がやや離れている

などが挙げられていた。ジェフユナイテッド市原サポーターはこれに対し改善を要求して約2万人分の署名を集めて、サポーター集団代表が懇談会中に千葉市に対して提出した。その結果スタジアムの概要は

  • サイドスタンドにも屋根をかける
  • サイドスタンドにも椅子を設置する
  • ピッチとスタンドの距離が可能な限り近づけられるように設計を見直す

という妥協が図られた。大型ビジョンについても後にJFEスチールが千葉市に対して寄贈するという形をとった為、結果としてサポーターの要求は全て受け入れられる事になった。

この公聴会の議事録は、千葉市役所において閲覧が可能である。又、一部議事録が、Web上に存在する(#リファレンスを参照されたい)。

この懇談会に関しては、市原臨海競技場以外にも、アウェイサポーターとして様々なスタジアムを見てきたサポーターの意見を取り入れることはスタジアム建設に大きな意義があったと評価されている。しかし一方で日本共産党のように「サッカーサポーターの意見ばかりを徴集してもよいものか」という批判も聞かれた。

[編集] 再開発計画の中に組み込まれたスタジアム

これまでのスタジアムは国民体育大会用に建設された「総合運動公園」若しくはその延長といった形態であったり、東京通勤圏や大阪通勤圏などの都市部であっても、駅から遠いなどのアクセスに難があったり、周りにコンビニエンスストアも何も無いというスタジアムが多かった。特に都市部であればスタジアムはかなりの広さの土地を要するため都会のど真ん中に建設する事は難しい。その点駅に近い臨海部にまとまった土地を確保できた(海が無い県では難しいが)事は幸運であったとも言える。

一方で新スタジアムは従来の「総合運動公園」的な考え方から完全に脱却して、スタジアムの周辺に商業施設や居住地域も存在する「街の中のスタジアム」を実現した。 これは蘇我特定地域の再開発計画に早い段階からスタジアム建設が組み込まれていた事が大きい。この再開発計画は「総合運動公園」を作る計画ではなく、商業施設も居住地域も併せた計画であったためこれらの施設が隣在した日本では新しいスタジアム像を描き出す事になった。スタジアム以外の運動施設も従来の運動場と言うより緑地公園と言った方が良いような計画になっている。

従来の国体のあり方や、その度に新しい陸上競技場を建設する日本のスポーツ文化と照らし合わせて見ても、新スタジアムのあり方は大きな注目を集めていると言える。

[編集] 指定管理者制度

2003年9月に施行された改正地方自治法に基づき、民間の業者を指定管理者として指定している。蘇我球技場の指定管理者にはスポーツイベントの運営を手がけてきたシミズオクトと芝生管理を専門とする東洋グリーンの共同企業体が指定されている。

[編集] 災害時の役割

千葉市総合スポーツ公園全体が災害時における地域の防災拠点になる事が期待されている。当スタジアムに関しては防災活動に当たる自衛隊消防などの指令基地の役割、援助物資などの資材をプールする集積場などの役割が期待されている。ただしこうした機能はスポーツ公園全体が完成されて始めて効果を発揮するものであり、スポーツ公園全体の完成が待たれる。

なお当スタジアムは災害時に活用するという理由で、建設にあたって国から補助金を受け取っている。又スタンドの形状、スタンドとピッチの間のスペースなどはこの補助金を受け取る事を理由に一部制約を受けている。

[編集] オープニングゲーム

ジェフユナイテッド市原・千葉はスタジアムオープンに先駆けて、シミュレーションを行い、2005年9月7日柏レイソルとのトレーニングマッチを行った。これが当スタジアムで行われた初試合(但し公式戦ではない)である。(スコアは千葉3-2柏。初得点者はジェフの林丈統であった。)入場者は、ジェフユナイテッド市原・千葉のファンクラブ会員から募った希望者の中から抽選により選ばれた。

当スタジアムでの初めての公式戦は2005年J1リーグ第27節(2005年10月16日)対横浜F・マリノス戦で、この日は雨で、天候的な条件に恵まれなかったが、入場者数は17,087人であった。オープニングゴールは阿部勇樹(ジェフユナイテッド市原・千葉、16分)。スコアは2-2であった。スタジアムについての選手、監督からのフィーリングは概ね好評であった。

[編集] 関連項目

[編集] リファレンス

  1. ^ 財団法人日本産業デザイン振興会/グッドデザインファインダー/フクダ電子アリーナ(2007年10月11日閲覧)
  2. ^ ジェフユナイテッド市原・千葉リリース(2008年3月28日閲覧)
  3. ^ 「千葉市球技場イレブン懇談会」(奥山泰弘)サポティスタ@コラム(2007年10月11日閲覧)
  4. ^ 2ちゃんねるサッカー板【移転】 (仮称)千葉ユナイテッド 【その6】136-144まで-第一回懇談会の大まかな内容(2007年10月11日閲覧)

[編集] 外部リンク

ウィキメディア・コモンズ

[編集] 千葉市

[編集] 指定管理者

[編集] 命名権

[編集] スタジアムガイド

[編集] 周辺施設

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