電通本社ビル

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電通本社ビル
Dentsu Headquarters Building(Hamarikyu side).JPG
浜離宮恩賜庭園より。
Dentsu Headquarters Building(Ginza side).JPG
銀座側より。12基のシースルーエレベータが稼働する。
施設情報
所在地 東京都港区東新橋1丁目8番1号
座標 北緯35度39分51.6秒
東経139度45分44秒
状態 完成
着工 1999年10月
建設期間 3年
開業 2002年11月1日
用途 オフィス
地上高
最頂部 213.3m
屋上 210.1m
最上階 48階
各種諸元
階数 地上48階、地下5階
延床面積 231,701m2
関連企業
設計 大林組アトリエ・ジャン・ヌーベルジャーディ・パートナーシップ
施工 大林組、鹿島清水建設大成建設竹中工務店
所有者 電通
カレッタ汐留
Caretta Shiodome
Caretta Shiodome-2005-11-14.jpg
店舗概要
開業日 2002年12月1日
商業施設面積 9,660m²
店舗数 60店
駐車台数 58台(※土・日・祝は156台)
最寄駅 汐留駅新橋駅
外部リンク カレッタ汐留

電通本社ビル(でんつうほんしゃビル)は、東京都港区東新橋にある超高層ビル。汐留再開発地区の東側に位置し、南側は浜離宮庭園に面する。大手広告代理店電通が本社機能を置くほか、低層部と高層部にはレストラン街や劇場がある。

概要[編集]

築地銀座聖路加ガーデンに分散していた本社機能を集約するべく、電通は1997年国鉄清算事業団が実施した汐留貨物駅跡地の公開入札に応募。2位の香港の企業と僅差で落札した[1]1999年秋に着工、約3年の歳月をかけ、2002年11月1日に竣工した。オフィス棟はフランスの建築家ジャン・ヌーヴェル、商業施設部分はアメリカの建築家ジョン・ジャーディ (Jon Jerdeがデザインを担当した。周囲の景観およびビルで働く約6000人の社員がウォーターフロントを眺められるよう、浜離宮庭園に面した南側を曲面とした、ブーメラン状の断面が採用された[2]。その南側は東から西に向かって白からグレーにグラデーションがつけられ、西側の角は白く彩られている[3]浜離宮恩賜庭園との景観上の兼ね合いについて、文化庁では「浜離宮は本来海を見るための庭園であり、海を背にした側にビルが建つことによって浜離宮の機能を低下させることはない」との見解を示している[4]

  • 電通本社の外壁に面するエレベーターは、平均待ち時間を30秒程度に収めるため、1階のエントランスホール・4階・6階・14階・25階・36階・(一部は44階)に停止する高速シャトルエレベーター(左側5基は東芝製・右側5基は日立製)と中速運転のローカルエレベーターを組み合わせたデュアルエレベーターシステムが採用され[5]、建設当時世界最高速の物であったが、あまりの速度に役員が恐怖を感じたため、運転速度が落とされたという逸話がある。また本社ビルのタクシープールは、フランス人建築家ジャン・ヌーベルの不勉強のために、右側通行用に設計、建設されてしまったためもあり、ビル前の道路で乗り降りする社員が多く、周囲を通行するドライバーから顰蹙を買っている。電通側と意見の対立があり本来の制作意図が叶えられなかったこともあり、ジャン・ヌーベル本人は自身の作品として公表されることを望んでいない。
  • シャトルエレベーター12基あるうち、真ん中の2基はカレッタ汐留46階スカイレストラン直通エレベーターとして運転されている(三菱製、停止フロア:地下2階・46階)。シャトル6号機は平日8 - 18時の間はオフィス用として地下2階と46階には停止しない。それ以外の時間帯(平日18時以降・土日祝日)はスカイレストラン直通エレベーターとして運行される(日立製)。
  • 郵便番号は105-7001(1階)から105-7047(47階)および105-7090(地下・階層不明)と本ビル専用の番号が付けられている。
  • 当初の構想では、建物を円筒形とする案[6]、10階程度までエスカレーターを設ける案[7]、屋上緑化[2]や、ダブルスキン構造として外壁と内壁の間の3mあまりの空間を緑化する案[8]などが考えられたが、コストやメンテナンスの理由から現在の形に落ち着いた。電通四季劇場は、当初は専用劇場ではなく多目的ホールとする予定であった[9]

カレッタ汐留[編集]

2012年12月16日、クリスマスイルミネーション「リュミエの森」

電通本社ビルの地下2階から地上3階までと46・47階はレストラン・ショッピングゾーン「カレッタ汐留」となっている。46・47階には無料展望台があり、10時から23時まで一般に開放されている。低層部北側は電通四季劇場[海]が入居しているほか、地下1・2階にはアド・ミュージアム東京があり、広告マーケティングに関する展示を行っている。

ギャラリー[編集]

外部リンク[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 目で見る電通史
  2. ^ a b 『建築プロジェクトレビュー 電通本社ビル』p38
  3. ^ 『建築プロジェクトレビュー 電通本社ビル』p30、140-142
  4. ^ 『建築プロジェクトレビュー 電通本社ビル』p76
  5. ^ 『建築プロジェクトレビュー 電通本社ビル』p86、126
  6. ^ 『建築プロジェクトレビュー 電通本社ビル』p134
  7. ^ 『建築プロジェクトレビュー 電通本社ビル』p125
  8. ^ 『建築プロジェクトレビュー 電通本社ビル』p40、131
  9. ^ 『建築プロジェクトレビュー 電通本社ビル』p45

参考資料[編集]

座標: 北緯35度39分51.6秒 東経139度45分44秒 / 北緯35.664333度 東経139.76222度 / 35.664333; 139.76222