山梨県小瀬スポーツ公園陸上競技場
| 山梨県小瀬スポーツ公園陸上競技場 "山梨中銀スタジアム" |
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|---|---|
| 施設情報 | |
| 所在地 | 山梨県甲府市小瀬町840 |
| 位置 | 北緯35度37分20.21秒 東経138度35分22.91秒 |
| 起工 | 1983年 |
| 開場 | 1986年 |
| 修繕 | 2004年,2009年 |
| 拡張 | 1997年,2006年 |
| 所有者 | 山梨県 |
| 運用者 | 山梨県体育協会 |
| グラウンド | 天然芝(106 m × 69 m) |
| ピッチサイズ | 105 m × 68 m |
| 照明 | 4基(鉄塔式)+メインスタンド屋根 |
| 大型映像装置 | スーパーカラービジョン |
| 使用チーム、大会 | |
| ヴァンフォーレ甲府 (Jリーグ) | |
| 収容能力 | |
| 17,000人 | |
| アクセス | |
| 当項目参照 | |
山梨県小瀬スポーツ公園陸上競技場(やまなしけん こせスポーツこうえん りくじょうきょうぎじょう)は、山梨県甲府市の山梨県小瀬スポーツ公園内にある陸上競技場。球技場としても使用される。施設は山梨県が所有し、山梨県体育協会が指定管理者として運営管理を行っている。
なお、甲府市に本社を置く地方銀行の山梨中央銀行が命名権を取得しており、2011年3月1日から「山梨中銀スタジアム」(略称「中銀スタ」)の呼称を用いている(後述)
日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)加盟のヴァンフォーレ甲府のホームスタジアムとして知られる他、ジャパンラグビートップリーグなどの試合も開催される。
目次 |
[編集] 歴史
1986年に山梨県で開催された第41回国民体育大会(かいじ国体)の開閉会式場および陸上競技施設として開場。
建設費抑制や国体閉会後の利用予測から座席はメインスタンドのみとし、バックスタンド及びサイドスタンドは傾斜の緩い芝生席となった。また、昼間使用を前提としたため夜間照明設備は省略され、屋根も放送・来賓席の部分のみに設けるなど当時の国体用陸上競技場(鳥取県立布勢総合運動公園陸上競技場や沖縄県総合運動公園陸上競技場を参照)を基準とした造りであった。その後の拡張・改修工事により、開場当初の面影を残しているのはメインスタンドのみとなっている。
[編集] 拡張・改修工事
これまで2度の拡張工事と数度の修繕・改修工事が行われている。
1997年に当時ジャパンフットボールリーグ(JFL)に所属していたヴァンフォーレがJリーグに参入することになり、その規格に対応するため拡張工事を実施した(第一次拡張)。拡張内容はバックスタンドの座席化(芝生席を解体の上、新たにスタンドを設置)、夜間照明設備の新設、南側電光掲示板の新設、放送設備の改修工事などである。この工事によりJリーグ ディビジョン2(J2)の公認スタジアム(椅子席1万席以上、夜間照明設備、電光掲示板等)の基準に達し、ホームスタジアムとしての使用が可能になった。
その後、ヴァンフォーレの成績が上向きになり、Jリーグ ディビジョン1(J1)の昇格も視野に入った2004年に競技場の規格がJ1基準(椅子席1万5000席以上)に達しておらず、また山梨県内には同競技場以上のスタジアムが存在しないことから、このままでは成績面で昇格基準に達しても審査で却下される可能性が発生した。そこでサポーターらが署名活動を行った結果、2005年に観客席の拡張工事を実施することになった(第二次拡張)。内容はサイドスタンドの座席化(第一次拡張同様芝生席を解体の上、新たにスタンドを設置)とバックスタンドの座席増設(既存のスタンドの上部に増設)である。工事箇所がサイドスタンドとバックスタンド上部のみであったため、2005年も通常通り当競技場で試合を開催した。そして10月に先行して工事が行われていたサイドスタンドの座席化が完了し供用を開始。バックスタンドの増設工事も2006年3月に完了した(#収容観客数を参照)。
その他にも2004年にフィールドの改修工事(経緯は#フィールドを参照)、2009年に変更された日本陸上競技連盟の第一種陸上競技場基準に基づき走路の工事、同年夏に電光掲示板のフルカラー化工事が実施された。なお、開場当時から存在したバックスタンド中央上部に存在した炬火台は、第二次拡張の際に撤去された。
[編集] 命名権
2010年9月27日より命名権募集が行われ、11月2日に山梨中央銀行が命名権を取得(2011年3月1日から5年間、年額2,000万円)した。2011年3月1日から山梨中銀スタジアム(略称:「中銀スタ」)の名称へ変更された[1][2][3]。
[編集] 施設概要
- 日本陸上競技連盟第1種公認
- 山梨県内で第1種の競技場は当競技場のみ。
- トラック:全天候型ウレタン舗装、一周400m×8レーン
- フィールド:106 m × 69 m
- 暖地型西洋芝(ティフトン類)と寒地型西洋芝(ライグラス類)の混合
- スタンド:17,000人収容
- メインスタンド:6,050人
- バックスタンド:5,950人
- サイドスタンド:5,000人(片側2,500人)
- 屋根:メインスタンド中央上段のみ。
- 大型映像装置:東芝ライテック製スーパーカラービジョン。
- 照明設備:1500ルクス照明塔4基とメインスタンド屋根に設置。
[編集] 主な大会
- 球技
- 日本プロサッカーリーグ (Jリーグ)・ヴァンフォーレ甲府
- 1999年の参入以降、一貫して当競技場を本拠地としている。ただし参入当初は陸連との調整がつかないことがあり、この場合陸連の使用が優先されたため数年の間は韮崎陸上競技場などで代替開催を行なっていた。現在はJリーグの開催基準に沿ったスタジアムのみでの開催となる関係で県内での開催は当競技場のみであるため、日程の調整がついているものと思われる。
- ヴァンフォーレの初戦の試合会場として使用される。
- 年1回程度開催している。当初は山梨県にサントリーの事業所があることからサントリーサンゴリアスの対戦カードが多かったが、近年はこだわらなくなった。
- 全国高等学校サッカー選手権大会山梨県大会
- 開会式及び決勝戦は当競技場で開催される。
- 陸上競技
- 全国高等学校総合体育大会山梨大会
- 山梨県陸上競技選手権大会など
[編集] スタジアムグルメ・売店
メインスタンドの外側に売店があるが営業していることは稀であり、Jリーグの試合などではシャッターが閉められ営業していない。
Jリーグの試合が開催される場合、バックスタンドに出店が出ている他、2009年より競技場南西側に「ヴァンフォーレパーク」というフードパークが設けられている。メニューはじゃがバターや焼きそばなど定番のものから甲府鳥もつ煮や麦とろご飯など地域特産のものなど色々なものが売られている。また試合によっては「アウェイチームを食べちゃおう」という企画でアウェイチームの名産品が売られることがある。なお、競技場内に売店類が存在しないため一度外に出て購入する必要があり、その場合チケットの半券にスタンプを押すことで再入場が許されている。
[編集] 観戦時の注意事項
ここではヴァンフォーレ主催試合の注意事項について記述する。
- サイドスタンドは原則スコアボード側がアウェー席、反対側がホーム席となっているが、2008年よりスコアボード側のバックグラウンド側北半分もホーム席となっている。チケットはホーム用とアウェー用で分けられているため、購入時に確認すれば間違えることはないが、アウェー席側の出入口が限られているため、アウェー側のサポーターが多い場合は入退場に時間を要することがある。
- 運動公園内にあるため、鳴り物は笛を除き特に規制されていない。
- ビン・缶類の持込は禁止である。入口にリユースカップがあるためそれに移し替え、退場時に返却するシステムとなっている。(100円のデポジット制)
- また会場内や場外にある売店などでの飲料(ビール・ジュース)はリユースカップが使用されている。またカレーライスやどんぶり類、吉田のうどんなどではリユース食器が導入されており、こちらにもデポジットが掛けられているため、場内のエコステーションに返却すると100円が返金される。
- このエコスタジアムプロジェクトの取り組みはヴァンフォーレ甲府と特定非営利活動法人スペースふうが行っている。
- 横断幕による広告掲出を行なっているため、応援用横断幕を掲出する場所が指定されている。広告用横断幕の上に応援用横断幕をかぶせることは勿論、大型の旗を広告用横断幕に置くように降ろすことも禁止されている。
- 設置できる箇所[4]
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- メインスタンド中央最前列
- メインスタンド・バックスタンド最後列(上段部)、掲揚台付近
- コーナースタンド最前列(広告スペース以外)
- コーナースタンド最上部の掲揚台付近
- ※アウェーの横断幕はアウェーコーナースタンド最上段の掲揚台付近のみ
- 椅子に立ち乗りすることは禁止されている。近年サポーターが椅子に乗り飛び跳ねる行為が行なわれ、それにより椅子が破損するなどのトラブルが発生している。2008年にはヴァンフォーレ側のゴール裏で破損が相次いだため修理費をクラブ側が支払う事態に陥った他、同年8月にはアウェー側のサポーターが椅子が破損させたため、当該クラブはそのサポーターを3試合の観戦禁止にし、修理費用(約15万円)を全額負担させている。
[編集] 主なエピソード
[編集] フィールド
元々国体用競技場として作られ、国体閉会後も陸上競技中心の使用が前提であったため、冬場のフィールドコンディション確保のために寒地型芝生のみを張り付けていた。しかしヴァンフォーレがJリーグに加盟し、当競技場をメインスタジアムとしたことにより、フィールドの使用が増加した。そのため元々粘土質で水はけが悪かった地面が踏み固められてピッチ状況が悪化、特に夏場は山梨県特有の酷暑に耐え切れずに芝生が枯れて腐臭が漂うなどしていた。
この問題が顕著になったのが2003年で、まず5月31日に行われた川崎フロンターレ戦では豪雨の影響からグラウンドピッチが殆ど浸水。予定通り試合は行われたものの、ヴァンフォーレと川崎の選手は水しぶきをあげながらボールを追うという事態に陥った(試合は0-2でヴァンフォーレの敗北)[5]。また、一ヶ月後の7月5日に行われたサンフレッチェ広島戦では酷暑や先述の水浸しの影響で芝が枯れて土壌が踏み固められた状態となり、劣悪なフィールドに慣れていない広島の選手が走る度に転倒するなどし、正常にプレーすることができなかった(試合は1-0でヴァンフォーレの勝利)。
このようにサッカー競技に支障をきすほどコンディションが悪化し、Jリーグからも改善を指摘されたことからシーズン終了後に土壌改良を含めた芝生修繕を実施することになり、工事は2004年4月に完成した。なお、この間競技場ではサッカー競技ができなかったため、ヴァンフォーレはこの間の主催試合を長野県松本平広域公園総合球技場で開催した。
[編集] 収容観客数
開場当初の観客席はメインスタンド及びバックスタンド一部のみが座席であり、それ以外は芝生席であったが、国体期間中は芝生席の部分に仮設スタンドを増設し、一時的に20,000人収容とした。国体終了後も山梨県ではこの数値を収容観客数としてホームページなどで公表しており、ヴァンフォーレがJリーグに参入する際も(社)Jリーグに対してもかいじ国体の時の収容人数である20,000人収容可能の競技場として申請。しかし(社)Jリーグは申請の時点で仮設スタンドを設置していないことや、第一次拡張後もサイドスタンドに残った芝生席を観客席として認めなかったことから、13,000人収容の競技場とした。これに対しヴァンフォーレは受け入れてJリーグ側の数値を適用したが、第1種公認陸上競技場の兼ね合いから山梨県側は譲らなかった結果、Jリーグ及びヴァンフォーレ側と山梨県側で収容人数が違うという状態が長らく続くことになった。その後第二次拡張が行なわれた際に山梨県側もこの数値に修正され、現在は共に17,000人収容の競技場としている。
[編集] その他
- 2005年12月7日にナイトゲームで行われた柏レイソルとの入れ替え戦において試合終了直前に電源が落ち、照明が消えるというアクシデントが発生。復旧に30分を要し、これにより最終の特急列車に間に合わない一部の柏サポーターが甲府市やその周辺で一泊を強いられる事態に陥った[6]。これを重く見たJリーグは期日までに改善策を示さない限り仮に勝ち抜いても昇格はさせないことを通告。クラブと県体育協会が原因を突き止め、シーズンオフに該当箇所の部品交換を行う改善策を提示したため、入れ替え戦を勝ち抜いたヴァンフォーレのJ1昇格が決定した。この件もあってか、ヴァンフォーレはナイトゲームの試合開始時刻を平日開催時を除き、原則的に18:30より前のキックオフとしている。[7]
- 2007年10月6日に行われたジェフ千葉戦、攻めては守り、守っては攻めるといった白熱したゲームの中、ゴールを決めた青木孝太がゴール裏へ駆け寄った際、千葉サポーターも客席最前列に殺到。その際に横幅約2メートルの柵がピッチ側に折れ曲がってしまい、最前列にいたサポーターがピッチに転落。約10人が落ちるもけが人はなかった。ヴァンフォーレの運営担当は「結果もびっくりだけど、あれにもびっくりしました」とコメントしている。
- 2009年11月21日に行われた湘南ベルマーレ戦、J1昇格を懸けて白熱した攻防が繰り広げられたが、同点のまま迎えた後半ロスタイムに坂本紘司が決勝点を挙げる。湘南サポーターが喜びのあまり最前列に殺到したところ柵に圧力がかかり折れ曲がってしまい、最前列側のサポーターが折り重なった状態でピッチに転落した。転落した人数について正式な報告はないが、けが人は出なかった。この事態に湘南側が謝罪し、サポーターの有志で弁償することになった。
[編集] 補助競技場
山梨県小瀬スポーツ公園補助競技場(やまなしけん・こせスポーツこうえん・ほじょきょうぎじょう)は山梨県甲府市の山梨県小瀬スポーツ公園内にある補助競技場で、陸上競技場のサブグラウンドとして使用されている。
日本陸上競技連盟第3種陸上競技場の認可受けており、照明設備や観客席はないものの400m×6レーンのトラックがある。トラックはクレー舗装であったが、2009年に全天候型ウレタン舗装に改修された。フィールドは天然芝であるため、企業の運動会としても貸し出しを行なっている。なお、ごく稀であるがヴァンフォーレ甲府の練習場として利用されることがある。2011年よりメイン競技場に命名権が適用されるが、補助競技場は対象外である。
[編集] 施設概要
- 日本陸上競技連盟第3種公認
- トラック:全天候型ウレタン舗装、400m×6レーン
- フィールド:天然芝
[編集] 交通アクセス
詳細は「山梨県小瀬スポーツ公園#交通アクセス」を参照
[編集] 脚注
- ^ 小瀬スポーツ公園陸上競技場のネーミングライツ スポンサーの決定について 山梨県公式ウェブサイト
- ^ 小瀬スポーツ公園陸上競技場のネーミングライツ(命名権)取得について (PDF) 山梨中央銀行プレスリリース 2010年11月2日
- ^ 小瀬スポーツ公園陸上競技場 愛称は、「山梨中銀スタジアム」に決定!!小瀬スポーツ公園公式HP 2010年11月5日
- ^ ヴァンフォーレ甲府公式サイトより
- ^ この試合のヴァンフォーレのスタメン発表
- ^ 山梨交通の計らいで東京方面への臨時直行バスを運行した。ただし、試合の半券を持っている人のみ乗車でき、途中で半券を捨ててしまった人は乗車できなかった。
- ^ 甲府駅から東京方面への最終列車は特急が21:09、普通列車が22:07。ただし、普通列車は高尾で東京行きの終列車に乗り換えとなる。また、甲府駅から松本方面への最終列車は特急が22:40、普通列車が21:47。ただし、普通列車は小淵沢で松本行きの終列車に乗り換えとなる。
[編集] 外部リンク
| 先代: 布勢陸上競技場 (鳥取市) |
国民体育大会 主競技場 かいじ国体 |
次代: 県総合運動公園陸上競技場 (沖縄市) |
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