DEATH NOTE (アニメ)
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DEATH NOTE | |
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ジャンル | サスペンス |
アニメ | |
原作 | 大場つぐみ・小畑健 |
監督 | 荒木哲郎 |
シリーズ構成 | 井上敏樹 |
キャラクターデザイン | 北尾勝 |
音楽 | 平野義久、タニウチヒデキ |
アニメーション制作 | MADHOUSE |
製作 | DEATH NOTE製作委員会 |
放送局 | 放送局を参照 |
放送期間 | 2006年10月4日 - 2007年6月27日 |
話数 | 全37話 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | アニメ |
ポータル | アニメ |
『DEATH NOTE』(デスノート)は、漫画『DEATH NOTE』を原作とした深夜アニメ作品である。
概要[編集]
日本テレビで週刊少年ジャンプ原作のアニメ作品が放送されるのは、『金曜特別ロードショー』で単発放送された『シティーハンタースペシャル』を除くと1994年の『D・N・A² 〜何処かで失くしたあいつのアイツ〜』以来となる。当初は『NANA』の終了後に同じ放送枠で全国ネットの放送が予定されていたが、『NANA』の放送期間延長によってローカルセールス枠である『桜蘭高校ホスト部』の枠での放送となった。
シナリオ面でアレンジが多かった実写映画版と異なり、ほぼ原作に忠実なストーリーになっているが、第二部に相当する第28話以降からは原作のシーンやセリフのカット・編集が多くなされており、特に最終回では原作最終巻の半分以上を一話に収めている。また、放送時期に合わせるため、舞台設定は原作(2003年 - 2004年、2009年 - 2010年)の3年後(2006年 - 2007年、2012年 - 2013年)となっている。原作単行本の各話末尾で紹介される「デスノートのルール」は、アイキャッチとしてCM前後に表示される。
演出面ではデスノートの使用を始め、各キャラの思考場面、死亡場面などに派手な動きが追加され、原作に比べ全体的にアニメらしい激しい動きのある演出に変更されている。
担当声優は主に本職の声優が起用されているが、リュークについては映画版と同じく俳優の中村獅童が担当したほか、第12話に実写映画版でLを演じた松山ケンイチがジェラス役でゲスト出演した。また、第32話に声優として日本テレビの深夜番組『ルドイア☆星惑三第』に出演している「小惑星アイドル」が、電車の中でいじめを働く子どもたちの役で出演した。
第11話と第12話の間には特別番組『「デスノート」の舞台裏ド〜ンと見せちゃいますスペシャル!』が放送された(地上波での終了後に放送を開始したアニマックスを除く)。その内容は、本編第11話までの総集編や主要声優・監督へのインタビュー、アナウンサーのアフレコシーンが主たるものである。
2007年8月31日には『金曜特別ロードショー』にて、3時間の特別編である『ディレクターズカット完全決着版 〜リライト・幻視する神〜』が放送(視聴率15.7%)され、2008年8月22日の『金曜特別ロードショー』では、第二部の特別編である『リライト2 Lを継ぐ者』が放送(視聴率11.8%)された。特別編の主な内容は、それぞれ第一部(第1話 - 第26話)と第二部(第27話 - 第37話)のテレビシリーズを総集して幾つかの新作カットを追加したものであり、テレビシリーズ制作時に没となったシーンが追加されたわけではない。また、短縮化に伴って物語設定や時間軸の変更が施されている。『リライト2』の冒頭ではLとワタリが前作『リライト』のあらすじの解説を行った。
2007年10月20日からアメリカのカートゥーンネットワークで、10月26日からカナダのYTVの『BIONIX』枠で放送開始された。当初はカナダがアメリカより早い9月7日に放送される予定であったが、諸事情により放送延期された。カナダでは、日本のアニメは1年以上遅れてテレビ放送されることが普通だが、特例的に4か月あまりの遅れで放送された。
日本テレビではスペシャル『リライト2』の放送に伴って、2008年8月4日から8月22日まで第1部(第1話 - 第26話)が再放送された(2話連続で、1話目のエンディングと2話目のオープニングはカットされていた)。
日本テレビとNTTドコモが共同出資した有限責任事業組合『D.N.ドリームパートナーズ』が制作に関わった最初のアニメ作品でもある。
キャスト[編集]
- 夜神月 - 宮野真守
- L - 山口勝平
- ニア - 日髙のり子
- メロ - 佐々木望
- 弥海砂 - 平野綾
- 魅上照 - 松風雅也
- 高田清美 - 岡村麻純(第一部)、坂本真綾(第二部)
- 夜神総一郎 - 内田直哉
- 松田桃太 - 内藤玲
- 相沢周市 - 藤原啓治
- 模木完造 - 中井和哉
- 伊出英基、レイ・ペンバー - 石川英郎
- 宇生田広数 - 木内秀信
- 夜神幸子 - さとうあい
- 夜神粧裕 - 工藤晴香
- ワタリ - 小林清志
- リューク - 中村獅童
- レム - 斉藤貴美子
- シドウ - 矢尾一樹
- 南空ナオミ - 松井菜桜子
- 出目川仁 - 茶風林
- アイバー - 桐本琢也
- ウエディ - 長沢美樹
- 尾々井剛 - 梁田清之
- 樹多正彦、アンソニー・レスター、ロッド・ロス - 相沢正輝
- 紙村英 - 横尾博之
- 鷹橋鋭一 - 西凛太朗
- 奈南川零司 - 野島裕史
- 三堂芯吾 - 花輪英司
- 火口卿介 - 二又一成
- 葉鳥新義、リンド・L・テイラー - 徳本恭敏
- ハル・リドナー - 渡辺明乃
- ステファン・ジェバンニ - 高橋広樹
- 北村是良 - 池田勝
- ロジャー・ラヴィー - 大竹宏
- 大統領 - 田原アルノ
- スティーブ・メイスン - 小形満
- ジャック・ネイロン - 松山タカシ
- マット、渋井丸拓男 - 西村朋紘
- 恐田奇一郎 - 宝亀克寿
- デリダブリー - 後藤哲夫
- グック - 大西健晴
- ナレーション、アラモニア・ジャスティン・ビヨンドルメーソン - 梅津秀行
- 森富美 - 森富美(日本テレビアナウンサー・本人役)(特別出演)
- 藤井恒久 - 藤井恒久(日本テレビアナウンサー・本人役)(特別出演)
- ジェラス - 松山ケンイチ(特別出演)
スタッフ[編集]
- 原作 - 大場つぐみ、小畑健
- 監督 - 荒木哲郎
- 監督助手 - 伊藤智彦
- シリーズ構成 - 井上敏樹
- キャラクターデザイン - 北尾勝
- 総作画監督 - 北尾勝、加々美高浩
- 小物デザイン - 新妻大輔
- 美術監督 - 一色美緒
- 美術設定 - 杉山晋史
- 色彩設計 - 橋本賢
- 撮影監督 - 山田和弘
- 編集 - 肥田文
- 音楽 - 平野義久、タニウチヒデキ
- 音響監督 - 山田知明
- プロデューサー - 中谷敏夫、田村学、丸山正雄
- アニメーションプロデューサー - 橋本健太郎
- アニメーション制作 - MADHOUSE
- 製作著作 - DEATH NOTE製作委員会(日本テレビ、D.N.ドリームパートナーズ、VAP、集英社、マッドハウス)
主題歌[編集]
- オープニングテーマ
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- 「the WORLD」(第1話 - 第19話)
- 作詞・作曲 - RUKA / 編曲・歌 - ナイトメア
- 「What's up,people?!」(第20話 - 第37話)
- 作詞・作曲 - マキシマムザ亮君 / 歌 - マキシマム ザ ホルモン
- エンディングテーマ
- 挿入歌「絶望ビリー」(SP『幻視する神』)
- 歌 - マキシマム ザ ホルモン
各話リスト[編集]
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 放送日 (日本テレビ) | ||||||||||||||||||
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第一部 | ||||||||||||||||||||||||
#001 | 新生 | 井上敏樹 | 荒木哲郎 | 荒木哲郎 恒松圭 | 北尾勝 加々美高浩 | 2006年 10月4日 |
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#002 | 対決 | 高岡淳一 | 伊藤智彦 | 小林明美 | 10月11日 | |||||||||||||||||||
#003 | 取引 | サトウシンジ | 土屋浩幸 | 青木真理子 | 10月18日 | |||||||||||||||||||
#004 | 追跡 | 安濃高志 | 羽生尚靖 | 宮前真一 | 10月25日 | |||||||||||||||||||
#005 | 駆引 | 米田光宏 | 村山公輔 浜津武広 小森秀人 | 11月1日 | ||||||||||||||||||||
#006 | 綻び | 小林靖子 | 別所誠人 | おゆなむ | Kim Dong seek | 11月8日 | ||||||||||||||||||
#007 | 曇天 | 米村正二 | 平田敏夫 | 伊藤智彦 | 高岡淳一 | 11月15日 | ||||||||||||||||||
#008 | 目線 | 井上敏樹 | 別所誠人 | 小林明美 | 11月22日 | |||||||||||||||||||
#009 | 接触 | 福田道生 | 岡崎幸男 | 西城隆詞 | 11月29日 | |||||||||||||||||||
#010 | 疑惑 | 高岡淳一 | 長村伸治 | 木下ゆうき | 12月6日 | |||||||||||||||||||
#011 | 突入 | 米村正二 | 松尾慎 | 羽生尚靖 | 宮前真一 | 12月13日 | ||||||||||||||||||
#012 | 恋心 | 井上敏樹 | 安濃高志 | 土屋浩幸 | 青木真理子 | 12月27日 | ||||||||||||||||||
#013 | 告白 | 福田道生 | 米田光宏 | 村山公輔 秦野好紹 浜津武広 青野厚司 | 2007年 1月10日 |
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#014 | 友達 | 米村正二 | 伊藤智彦 | 高岡淳一 | 1月17日 | |||||||||||||||||||
#015 | 賭け | 小林靖子 | 安濃高志 | おゆなむ | Jang Kil yong | 1月24日 | ||||||||||||||||||
#016 | 決断 | 井上敏樹 | 平田敏夫 | 別所誠人 | Kim Dong joon | 1月31日 | ||||||||||||||||||
#017 | 執行 | 中村亮介 | 小林明美 | 2月7日 | ||||||||||||||||||||
#018 | 仲間 | 米村正二 | 笹木信作 | 長村伸治 | 日向正樹 | 2月14日 | ||||||||||||||||||
#019 | 松田 | 小林靖子 | 福田道生 | 西瑛子 | 宮前真一 | 2月21日 | ||||||||||||||||||
#020 | 姑息 | 井上敏樹 | 佐山聖子 | 土屋浩幸 | 青木真理子 | 2月28日 | ||||||||||||||||||
#021 | 活躍 | 米田光宏 荒木哲郎 | 米田光宏 | 浜津武広 青野厚司 西位輝実 | 3月7日 | |||||||||||||||||||
#022 | 誘導 | 山本沙代 | 橋本ナオト | 小林明美 | 3月14日 | |||||||||||||||||||
#023 | 狂騒 | 米村正二 | 佐藤雄三 | 伊藤智彦 | 横田守 高岡淳一 | 3月21日 | ||||||||||||||||||
#024 | 復活 | 大原実 | 下田久人 | 日向正樹 | 3月28日 | |||||||||||||||||||
#025 | 沈黙 | 井上敏樹 | 荒木哲郎 | 増原光幸 | 加々美高浩 井上英紀 | 4月4日 | ||||||||||||||||||
#026 | 再生 | 伊藤智彦 | 横田守 | 4月11日 | ||||||||||||||||||||
第二部 | ||||||||||||||||||||||||
#027 | 誘拐 | 井上敏樹 | 佐山聖子 | 山内東生雄 | 丸藤広貴 横田守 | 2007年 4月18日 |
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#028 | 焦燥 | 福田道生 | 西瑛子 | 宮前真一 | 4月25日 | |||||||||||||||||||
#029 | 父親 | 笹木信作 | 伊藤智彦 | 横田晋一 高岡淳一 | 5月2日 | |||||||||||||||||||
#030 | 正義 | 米村正二 | 中村亮介 | 伊藤秀樹 | 5月9日 | |||||||||||||||||||
#031 | 移譲 | 小林靖子 | 高橋亨 | 下田久人 | 小林明美 西位輝実 | 5月16日 | ||||||||||||||||||
#032 | 選択 | 佐山聖子 | 青柳宏宣 | 日向正樹 | 5月23日 | |||||||||||||||||||
#033 | 嘲笑 | 米村正二 | 斉藤哲人 | Shin Jae lck | 5月30日 | |||||||||||||||||||
#034 | 虎視 | 大原実 | 西瑛子 | 宮前真一 | 6月6日 | |||||||||||||||||||
#035 | 殺意 | 井上敏樹 | 伊藤智彦 | 横田晋一 高岡淳一 | 6月13日 | |||||||||||||||||||
#036 | 1.28 | 佐山聖子 | 平尾隆之 | 高橋タクロヲ | 6月20日 | |||||||||||||||||||
#037 | 新世界 | 荒木哲郎 | 加々美高浩 西位輝実 | 6月27日 | ||||||||||||||||||||
リライト | ||||||||||||||||||||||||
リライト | 幻視する神 | 井上敏樹 米村正二 小林靖子 | 荒木哲郎 | 北尾勝 | 2007年 8月31日 |
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リライト2 | Lを継ぐ者 | 井上敏樹 荒木哲郎 米村正二 小林靖子 | 荒木哲郎 井上英紀 | 井上英紀 | 2008年 8月22日 |
放送局[編集]
放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 放送系列 | 備考 |
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関東広域圏 | 日本テレビ | 2006年10月4日 - 2007年6月27日 | 水曜 0:56 - 1:26 | 日本テレビ系列 | 製作委員会参加 |
北海道 | 札幌テレビ | 2006年10月10日 - 2007年7月10日 | 火曜 1:26 - 1:56 | ||
近畿広域圏 | 読売テレビ | 2006年10月17日 - 2007年7月24日 | 火曜 2:01 - 2:31 | MONDAY PARK 第1部 | |
中京広域圏 | 中京テレビ | 2006年10月18日 - 2007年7月11日 | 水曜 1:36 - 2:06 | ||
福岡県 | 福岡放送 | 2006年10月24日 - 2007年7月31日 | 火曜 1:26 - 1:56 | ||
広島県 | 広島テレビ | 2007年1月10日 - 9月19日 | 水曜 1:26 - 1:56 | ||
静岡県 | 静岡第一テレビ | 2007年1月11日 - 9月20日 | 木曜 1:46 - 2:16 | ||
福島県 | 福島中央テレビ | 2007年1月12日 - 9月27日 | 木曜 0:56 - 1:26 | ||
日本全域 | 日テレプラス&サイエンス | 2007年1月25日 - 10月11日 | 木曜 0:30 - 1:00[注 1] | 専門チャンネル | |
新潟県 | テレビ新潟 | 2007年5月6日 - 2008年1月28日 | 日曜 1:55 - 2:25 | 日本テレビ系列 |
DVD[編集]
- 本編のDVDは2006年12月21日 - 2007年12月21日に発売。全13巻。
- 「リライト〜幻視する神」は2008年3月19日発売。
- 「リライト2〜Lを継ぐもの」は同年11月21日発売。
ミニコーナー[編集]
本編の終了後(第1 - 11話までは予告の直前、12話からは後)には、ハルカ・アーヤ・リュークによる最新情報、製作情報を紹介するコーナー「D/N(デスノート)攻略マニュアル」が放送されていた。このコーナーの放送中のみ、デジタル放送やワンセグでは「超額縁放送」であった(画面の上下に、悪魔をイメージした白と黒の帯が付されていたため)。一部の地域やアニマックスでは未放送であり、DVDにも収録されていない。
- スタッフ
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- ディレクター - 有村伸一郎
- 制作協力 - クラッチプレイヤーズ
原作との相違[編集]
![]() | この節に雑多な内容が羅列されています。 |
第一部(第1話 - 第26話)[編集]
- アニメでは、月が落ちているデスノートを拾った直後、下らないという理由で一度捨てる描写が追加。
- 月がデスノートを初めて使う場面が、リュークに語る過去の回想描写から現在に連続する描写へと変更。
- 恐田奇一郎の使う銃が、原作のコルト・ディティクティブスペシャルから実写映画版と同じトカレフTT-1933に変更。
- レイ・ペンバーに他のFBIメンバーの名前を書かせる場面で、原作ではまず自分より立場の低い捜査官に電話をさせメンバーの名前が入ったファイルをメールで送らせようとするが、持ち合わせていなかったためペンバーの上司からファイルを送ってもらいペンバーも受け取るという順序が、アニメでは最初にFBI長官の名前を書かせる[1]ことによって上司の行動を操り、メンバー全員にファイルを送らせてペンバーも受け取るという分かりやすいものに変更(実写映画版のアレンジを引用したものである)。
- 南空ナオミが月の元から去る際、ナオミの目の前に絞首台が現れ、その階段に登るという自殺を示唆する描写が追加。
- 東応大学入学式で月とLが握手を交わす描写が省略。
- 喫茶店でLが月の推理力をテストするという名目の捜査の際、キラに殺されたFBI捜査官12人の資料でのテストが省略。
- レムの回想で、原作にはないジェラスとの会話が追加。
- 葉鳥の死の後の会議で話の話題が変わった際、原作の「葉鳥のことこれだけかよ」という紙村の内心が、「仲間が死んだというのにたったこれだけ」という総一郎の台詞に変更。
- 第25話「沈黙」では、Lの幼少期、弥海砂の歌、月とLの2人だけの会話といった多数のオリジナルシーンが追加。
- 原作のLの最後の台詞である「やはり私は間違っていなかった・・が・・ま・・ 」が無くなっている。その代わり走馬灯のように彼の幼少期と思われる映像が流れ静かに目を閉じる。
- Lがキラ事件の捜査記録を遺書として捜査本部のコンピューター内に残している設定が追加(以後、キラの手によって遺書は削除)。
- アイバーやウエディ、ヨツバのメンバーの死亡場面が追加。
SP『リライト 幻視する神』[編集]
- 死神界でリュークがある死神に月のことを語る場面が追加。
- 伊出が登場しない。
- 夜神総一郎に心臓発作が起きる場面が削除されるに伴い、彼が第二のキラ事件時にテレビを見ている場所も病院の病室から街頭に変更。
- 月とLの初対面の場所が映写室に変更。
- 第二のキラに対するキラの返事をLが考えたことになっている。
- 松田がヨツバグループ会議室に間違って入ってしまった際のミサのいる場所が、仕事場から捜査本部の部屋に変更。
- レムが消滅する場面において、レムのノートが残される描写と月がそれを拾う描写が削除され、三冊目のノートエピソードが全て省略されている『リライト2』に連結する仕様となっている。
- Lの墓前にて、日本捜査本部の構成員たちによる誓いの場面が追加。
- 一部のヨツバ幹部における死因が、心臓麻痺一律から以下の個別の死因へと変更。
- 三堂は建造物から転落死。
- 紙村は駅の線路に佇み、電車に轢かれて自殺。
- 奈南川は交通事故死。
第二部(第27話 - 第37話)[編集]
- ノートの取引時、取引役の総一郎と受取側のザック・イリウスを尾行する人間が変装した伊出から相沢に変更。
- 原作ではSPKメンバーにしてマフィアのスパイであったイル・ラットの詳細な設定が削除され、単なる名無しのSPKメンバーに変更。そのため、彼による情報漏洩の場面は一切存在しない。
- 月がシドウの存在を初確認するSPK協力によるマフィア奇襲作戦のエピソード一連が省略されたことに加え、デイビッド・ホープ米国大統領やイサク=ガザンを始めとする奇襲部隊の存在も削除され、原作では副大統領の立場にあったジョージ・サイラスが大統領として登場。
- シドウによるデスノートの所有者を発見した方法が、月と海砂の会話と所有者顔写真の盗み見から、月の入手したアジトの住所が記載されたメモの盗み見に変更。
- リドナーのシャワーシーンのシチュエーションが大幅に変更されたことに加え、メロとの会話が全て省略。
- 月側によるSPK本部所在地究明の要因が、メロによる模木の呼び出しからキラの脅迫による大統領の情報供述へと変更。
- 相沢がニアに2代目L(夜神月)の情報を与える際、原作では対面を果たしているが、アニメでは車内での携帯通話のみとなっており、初対面が先延ばしされている。
- SPKが夜神月の高校時代の顔写真を所有している。
- 月は、高田との最初の面会時に電話で魅上と接触し、両者に自分がキラであることを伝える。原作では2回目の面会時。
- 原作では別行動をとっていたメロとマットの場面が協働形式のものに変更され、それに伴って二人が連絡を取り合っている場面が削除。
- 落命したメロの動機を語る場面において、ニアの推測的な文脈の台詞から肯定的な断言へと変更。
- 月とニアが、デスノートに対して行ったトリックの説明がそれぞれ簡略化および一部削除されている。また、魅上が独自に行った行動に関するニアの説明はカットされた(ノートのすり替え自体は原作同様になっている)。
- 月、魅上の最期が変更。
- 魅上は、YB倉庫内でペンで自分の胸を刺し自殺(月への罵倒省略)。
- 月は、魅上が死亡した瞬間の隙を突いて重傷の状態で倉庫外へと逃亡するが、塔の上にいたリュークにノートへと名前を書かれ、過去の自分やLの幻を見た後、工場内の階段にてリュークへの命乞いや苦しむ場面も無く、心臓麻痺で落命。
- 海砂が電車に乗ってビルの屋上へと赴く場面が追加。
- 月の死から1年後のエピソード(原作の最終話)が全て省略。
SP『リライト2 Lを継ぐ者』[編集]
- 原作の特別編で描かれた、Lがワイミーズハウスの子供たちと会話をする場面が追加。
- 本編は月が高田を通じてキラ代行中の魅上に命令可能な状態から開始。そのため、初めから海砂はノートの記憶がない。
- 月が、テレビ出演していたキラ反対派を、魅上照に全て粛清させる場面が追加。
- 三冊目のノートエピソードが全て省略され、それに伴って以下の変更点が発生。
- メロの登場場面が冒頭(ニアの回想場面を含む)と写真の奪還、高田拉致時のみとなっている。
- マフィアや死神シドウが一切登場しない。
- SPKメンバーの大量殺戮を行ったのがメロとマフィアからキラ(月が米大統領からメンバーのリストを脅し取り、それを高田が魅上に伝えノートに書かせた)に変更。
- 夜神総一郎は捜査を外れたことになっており、生存してはいるものの一切登場しない。
- イル=ラットという名前と、ショーン・ダンリービーが本名であるという設定が復活(本人はテレビシリーズ同様、単なるSPKのメンバー)。
- メロが独自で捜査していたキラ情報をリドナーを介してニアに提供していたことになっており、ニアはメロが写真を取り返してくる前にノートのあるルールが嘘であることを確信している(メロの顔の火傷は存在)。
- ニアが夜神月に初めて接触したのが高田との密会直後の携帯通話となっている。また、このとき他の捜査員への呼びかけも同時に行っている。
- 高田はXキラの正体が魅上であることを知っている。
- マットは、原作およびテレビシリーズでの高田拉致時に殺害されるが、SP版では一言も喋らないものの生存している。
- 原作およびテレビシリーズにおける高田がメロの本名を知るエピソードが削除されたことに伴い、高田が死神の目を持っているという設定が追加。
- 月を除く日本捜査本部のメンバーや、ニアを含むSPKのメンバーがリュークを認知する描写が削除され、一度も対面しないまま物語は進行する。
- エンドロールの後、相沢と松田が月の遺体を発見するシーン、魅上と月の遺体のみがそれぞれ映し出されるカットが追加。
脚注[編集]
注釈[編集]
- ^ 同一週のリピート放送や集中再放送あり
出典[編集]
- ^ DEATH NOTE/A(ですのーとすらっしゅえー)公式アニメ解説ブック内コラムより
外部リンク[編集]
日本テレビ 水曜0:56枠(火曜深夜) | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
DEATH NOTE
(2006年10月4日 - 2007年6月27日) |