海月姫
海月姫 | |
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ジャンル | ファッション・ラブコメディ |
漫画 | |
作者 | 東村アキコ |
出版社 | 講談社 |
掲載誌 | Kiss |
発表号 | 2008年21号 - |
巻数 | 既刊15巻 (2015年9月現在) |
アニメ | |
原作 | 東村アキコ |
監督 | 大森貴弘 |
シリーズ構成 | 花田十輝 |
キャラクターデザイン | 羽山賢二 |
音楽 | 吉森信 |
アニメーション制作 | ブレインズ・ベース |
製作 | 海月姫製作委員会 |
放送局 | フジテレビ系列 |
放送期間 | 2010年10月 - 12月 |
話数 | 全11話 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画・アニメ |
ポータル | 漫画・アニメ |
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『海月姫』(くらげひめ)は、東村アキコによる日本の漫画作品。「おしゃれ」に縁のなかった少女と女装男子が繰り広げる騒動を描いたシュールラブコメディ。
本作における「腐女子」とは、本来の意味での腐女子ではなく、近年間違って用いられるようになった「己の趣味のみに没頭するオタク女性」を指す。アニメ版では腐女子と呼ぶ描写はなく、単にオタクとされている。
『Kiss』(講談社)にて2008年21号より連載されている。なお、2014年4月号掲載の後、翌5月号を休載し別作品『東京タラレバ娘』を掲載して以後は、2作とも不定期連載の扱いとなっている。2014年10月現在、単行本は14巻まで発行されている。なお、10巻までの累計発行部数は220万部を突破している(10巻の帯より)。
第34回(平成22年度)講談社漫画賞少女部門受賞。フジテレビ『ノイタミナ』枠でテレビアニメ化され2010年10月から12月まで放送された。2014年には実写映画化された[1]。
「このマンガがすごい!2011」オンナ編第3位受賞。
物語
イラストレーターを志して上京したクラゲオタクの月海(つきみ)が住むのは、風呂・トイレ共同、男子禁制の昭和レトロな外観のアパート「天水館(あまみずかん)」。住人は皆腐女子で、みな実家からの仕送りのみで生計を立てる所謂ニートである。天水館に住む資格として「オシャレ人間は天敵」「人生に男を必要としない」などというモットーを立て更には自分達を“尼〜ず”と称し、外部との接触を避けてまったりと楽しいぬるま湯のような日々を送っていた。
ある日、月海は行きつけのペットショップで、誤った飼育方法で死にかけているお気に入りのクラゲを救出すべく、店員に交渉を試みるも、生来の対人下手からうまく説明できずに相手にしてもらえない。そこに偶然通りかかった美女が事情を聞き、月海に代わってクラゲを助けてくれた。月海は深く感謝するが、誰が見ても見とれる程の美貌を備えたその美女は、実は近所に邸宅を構える政治家一族の次男坊であり蔵之介という名の女装趣味のれっきとした男性だった。
天水館や月海を気に入った蔵之介は、男子禁制であるため気が気でない月海の迷惑には無頓着ながらも一応男性であることを隠して頻繁に出入りするようになる。やがて、自分を醜く「普通の女の子ではないと」と思い込み、おしゃれには無縁な月海を美しく変身させる事に没頭し出す。言われるがままにおしゃれを施され、まるで別人の様に見違えるも不慣れさに戸惑うばかりの月海だったが、蔵之助の兄である修に初めての恋心を抱き、胸の痛みやとまどいを覚えるようになる。
そんな中、土地再開発による天水館取り壊しの危機が訪れる。大切な場所を失うかも知れず、かといって他に行く当てもないのに相変わらず他力本願で自分達の手で天水館を守ろうとしない、出来ない尼〜ずに業を煮やした蔵之介は「泣き寝入りかよ!」と一喝、デベロッパーの担当者である女狐の稲荷に対し「立ち退く気はない、我々が天水館を買い取ってオーナーになる」と宣言し、対立するようになる。
蔵之介は、月海がデザインした「クラゲをモチーフにしたドレス」を作り、ファッションブランドを立ち上げて、その売上で天水館を買い取ろうと行動するが、思わぬ障害が待ち構えていた。
登場人物
主人公
- 倉下月海(くらした つきみ)
- 声 - 花澤香菜
- 18歳。クラゲおたく。イラストレーターを目指して鹿児島から上京。インターネットのコミュニティサイトで知り合った友達に誘われて天水館へ入居した。
- 幼い頃、母(声 - 皆口裕子)と一緒にお姫様のドレスのようなクラゲを見て以来、クラゲが大好きになった。蔵之介によって命を救われたタコクラゲのクララを溺愛しており、自室内はクラゲの写真と自作の絵が四方の壁のいたるところに飾られている。
- 普段はメガネに三つ編み、すっぴんであり、服装も主にグレー、茶、モノトーンのスエット上下という非常に冴えない外見である。蔵之介にメイクやスタイリングを施されると清楚なお嬢様風になるのだが、積極的に着飾りたいという欲求もない。自信のなさからおしゃれな人や異性の前ではおどおどした態度になり、他人の言動を誤解することも少なくない。蔵之介の兄である修に恋をしているが、自分を卑下する余り恋をする資格などないと思っているため、なかなか気持ちを認められずにいる。
- 母は月海が幼い時分に病死している。生前の母は娘をこよなく慈しんでおり「クラゲのようなウエディングドレスを作ってあげる」と月海に約束していた。それを知った蔵之介の主導でクラゲをモチーフとしたドレスを作ることになる。普段はおしゃれやファッションには疎いが、イメージが浮かぶと人柄が一変、蔵之介曰く「覚醒モード」に突入、別人の如くクリエイター気質の才能を発揮する。
- 鯉淵蔵之介(こいぶち くらのすけ)
- 声 - 斎賀みつき
- ペットショップでクラゲを助けた気の強い美女…と思いきや、実は女装をした男性。自他共に認める美少年で、女装した姿は誰もが見惚れるほどの美人。本業は大学生。
- 大臣経験もある大物政治家の鯉淵慶一郎と、彼の愛人である舞台女優のリナの間に生まれる。幼少時は実母と暮らしていたが、その後鯉渕家に引き取られる。しかし、幼くして実母と引き離されたことに反発し、政治家にだけはなりたくないと考えており、一族に男として生まれたため故の運命なのであれば、女装という行為が性別および女らしさの振る舞いに相応しいか評価を得ようと目論んでいる、いわゆるトランスベスタイト。更にはファッション界で生きたいという夢も持っている。
- 以前は毎晩のようにクラブで遊び、話題は「流行りの音楽」「ファッション」「セックス」くらいというメンツと過ごしていたが、全く違うタイプの月海と出会い、原石を磨く楽しさに目覚め、一緒に過ごす時間が経つほどに特別な感情が芽生え始める。天水館は男子禁制なので、月海以外の尼〜ずには男である事を隠しており、「本当は女だが男として育てられた『蔵子』」と名乗っている。オシャレ人間を天敵とする尼〜ずからは最初はよく思われていなかったが、高い食事をおごるなど食欲に訴える懐柔にて取り入った。天水地区の開発に携わる稲荷を敵視し、一緒に(半ば無理やり)クラゲのドレス作りを行うなどして、現在では天水館にすっかり馴染んでいる。そのため大学の友人が尼~ずを馬鹿にした際、彼女らを「友達」と公言し、不快感を露にしたこともある。
- 月海の母親のエピソードを聞き、月海と共に「クラゲのドレス」作りを始め、自らのファッション業界への夢を叶え、同時にその利益で取り壊しの危機にさらされている天水館を買い取ろうと考えている。
天水館の住人(尼〜ず)とその関係者
- 千絵子(ちえこ)
- 声 - 斉藤貴美子
- 尼〜ずの一人。ポッチャリした体型でメガネをかけている。天水館の管理人である母親が韓流スターのペ・ヨンジョンを追って度々韓国へ行ってしまうため、管理人代行を務める。メンバーの中では比較的しっかりとしており、社交性もある常識人。常に冷静だが時にショックのあまり暴走したり、激怒したりすることもある。
- 着物好きで、常に和服を着用している。自ら仕立てる事も多いため、和裁が得意である。非常に速い運針に長けており、クラゲのドレス作りでは才能を十分に発揮している。また趣味として市松人形を収集しており、それぞれ全てに名前を付けて我が娘として可愛がっている。
- リーダー的な役割で皆から頼りにされており、傷病の手当てや仕送りの生活費が不足してくると和菓子を手作りして振舞うなどやりくりもしてみせる。蔵子(蔵之介)の男のような言葉遣いや言動をきちんとたしなめる事もあり、蔵之介には比較的協力的である。
- まやや
- 声 - 岡村明美
- 尼〜ずの一人。団塊ジュニア世代。三国志おたく。身の回りのものや人間を三国志の登場人物に当てはめる「当てはめトーク」は一度始まるとなかなか止まらない。NHK『みんなのうた』の後に放送していた三国志の人形劇を見て以来、三国志に傾倒し始めた。特に特定の国・武将が好きということもないが、董卓は敵として認識しているのか、目覚まし時計の音が「董卓討つべし!」である。漢王朝の復興を願っている。
- やたらと勢いがあり、奇声をあげたり、一番先に取り乱したりする。常に両手を前に出し、足先をバレリーナのように伸ばすなどの奇妙な動きをしている。事件が起こると率先して活躍するとされるが、あまり役に立たない。身長170cm、自らの切れ長の目と男みたいな体型を嫌い、その目を髪で隠していたが、実は立ち姿が綺麗で美しいモデル体型である事が発覚。顔立ちもスーパーモデルに多いエキゾチックさから、蔵之介に絶賛され、説得の後、三国志のガチャポンフィギュアの報酬の為にクラゲのドレスのモデルとなる。一度、ファッションショー中に疲労と糖分不足で倒れた。冷え性で「どくだみ茶」を愛飲している。
- アニメ版では最初から三国志のガチャポンフィギュア収集をしていた事になっている。
- ばんば
- 声 - くまいもとこ
- 尼〜ずの一人。うるう年の2月29日生まれ。「4年に1回の誕生日だからまだ8歳」と自称しているので、32〜35歳の間であると思われる。鉄道マニア。天然パーマで、アフロヘアのような髪型が特徴。身長は小さめ。太いシマシマ模様のトレーナーを着ている。口調は男っぽいが、やる気はあまりない。しかし鉄道や食べ物となるとやや興奮する。
- 落ち着いたテンションでいることが多く、尼〜ずの仲間が困っているときに助け舟を出すこともある。まややと仲がよく、一緒に買い物に行ったり、ファミレスに行ったりする。良質な肉などプリン体が多い食物を見抜く特技を持つ。
- 『廃線跡を歩く』という番組を見て鉄道趣味に目覚めた。都電荒川線のレトロ車両を見るとつい乗ってしまう。鉄道模型収集も行っている。原作ではプラレール以外は不明であるが、アニメ版ではOゲージの模型を所有していると発言している。
- ジジ
- 声 - 能登麻美子
- 尼〜ずの一人。ボブカットでメガネを掛けており、スカートを着用している。いつも猫背で内股。枯れ専(油っ気の抜けた枯れた中高年男性を好む嗜好)で執事カフェや、枯れた男性ウォッチングのため名曲喫茶に入り浸る。貧血気味。
- 個性の強い尼〜ずの中ではかなり地味で、蔵之介に「影の薄い人」と言われたが、ばんばとまややが裁縫で役に立たないのに比べまともな戦力となるので、クラゲのドレス作りで出番が多くなる。また、クラゲのドレスのブランド『Jellyfish』のブログを瞬く間に作り上げてから、PCの操作が得意である事が判明し、PCを使ったクラゲのドレスの品質管理も担当する。
- アニメ版では特に地井武男への愛着を語ることが多い。
- 目白樹音(めじろ じゅおん)
- 天水館4号室の住人。売れっ子のBL漫画家。対人恐怖症で夜行性のため他の住人たちも滅多に会うことがなく、会話は全て用件を書いたメモをドアの隙間から出し入れする筆談で行われる。締め切り前には住人たちがアシスタントとなり仕事を手伝うが、その指示なども全てドアの隙間から行う。
- 単行本第7巻時点でその容姿は不明、連載分での人物紹介欄も画像に「?」がついている。
- ノム
- 千絵子の友人のドールマニア。天水館の住人ではないが、クラゲのドレス作りのパタンナー兼お針子として、そのデザインのドール用ドレスを作る権利と引き換えに手伝う事になる。縦ロールでツインテール、メガネを掛けており、フリフリのワンピースを着ている。ドールと同じ服を着たり、作ったりしている。
- ベライス人形のマニアで、ファッションドール専用のドレスをネットで販売している。当人は小柄でガーリッシュな風体で、人形を人間、人間を虫けらだと思っており、人間の服を虫けら服と呼び、本来は「虫けら服」を作るのは趣旨に反するとのこと。デザイン画を見るだけで型紙をサッと描く事が出来るがそのサイズもやはり人形サイズである。
- アニメ未登場(ガイドブックにキャラデザの人のイラストに描かれている)。
鯉淵家とその縁故者
- 鯉淵修(こいぶち しゅう)
- 声 - 諏訪部順一、子供時代 - 野浜たまこ
- 蔵之介の異母兄。30歳、父親の政治秘書を務めている。メガネでいつもスーツ姿。長身でなかなかのイケメン。かなり真面目で堅物だが、弟思いの優しい兄。子供の頃、父親とその愛人(リナ)との情事を目撃して以来、女性が苦手になってしまった。三郎太曰く「今流行りの中年童貞」。
- 蔵之介にメイクアップされた月海に一目惚れしており、普段女性には全く興味を示さないにもかかわらず、月海に対してはすぐに赤面したり、純情な反応を示す。最初は上下ジャージ・ノーメイク・おさげ髪の月海と出会っても気付かなかったが、同一人物であることに気づいた後、月海と個人的に接触を図ることが多くなり、蔵之介をやきもきさせている。女性との接し方が分からず、月海に今時誰もやらない方法でアタックしようとしたり、稲荷に振り回されたりと、恋心が空回りしている。
- 鯉淵慶一郎(こいぶち けいいちろう)
- 声 - 麦人
- 修・蔵之介の父親。民自党最大派閥鯉淵派を率いる。蔵之介の女装趣味を一族の恥だと思っている。修に一方的に付きまとう稲荷を修の恋人だと勘違いし、お抱え運転手の花森に「二人をしっかりとくっつけろ」と命令する。極度の女好きで、年齢・容姿に至るまでそのストライクゾーンの広さは未知数。
- コーヒー好きで、ドレス作りのために鯉淵邸を訪れた千絵子やジジに手ずから淹れたモカマタリを振る舞い、感じよくもてなした。
- 根岸三郎太(ねぎし さぶろうた)
- 声 - 千葉繁
- 総理大臣。鯉淵の妻の兄で、修・蔵之介兄弟の伯父に当たる人物。公の場ではしっかりとした振る舞いだが、プライベートではオヤジギャグをかましたり、甥の修を“シュウシュウ”と呼んだり、“ぴょえ?”“カワユス”などと常に冗談まじりで話す。女装した蔵之介も難なく受け入れ、携帯に保存した画像を「姪っ子」だと言って他人に見せたりもしている。
- 支持率が1桁台になってもあっけらかんとしている。失言が多い点が支持率低下の一因であるが、物事を上手くまとめた発言も多く周囲の評価は「やれば出来る人」。
- 花森よしお(はなもり よしお)
- 声 - 子安武人
- 鯉淵家の運転手で、修とは幼なじみ。愛車のベンツを溺愛しており、暇さえあればピカピカに磨いている。自前の弁当のご飯の上にもベンツマークの海苔を乗せており、ベンツを眺めながら食べている。一見寡黙でポーカーフェイスだが、「ベンツを傷つける」「新しいベンツ・部品を買ってもいい」などと条件を出すと何でもぺらぺらと喋ってしまう。ベンツを汚すのを異常なまでに嫌う。貝アレルギーで、食べるとじんましんが出る。美人に弱い。
- 名前の「よしお」は原作コミック6巻のepisode.34より、モデルと化したまややをナンパした際に出した名刺に「花森よしお」と記載されていることから発覚した。
- 稲荷翔子(いなり しょうこ)
- 声 - 北西純子
- 天水地区の再開発を計画しているデベロッパーの女性。グラマラスな美人だが、プロジェクトのためには手段を選ばず、いわゆる枕営業的な「一昔前の銀座ホステス」を想起させる。バブル時代を引きずったファッションや価値観、口調が特徴。休日にはブランドショップに出向くほどファッション好きだが、古いファッションなため店が潰れていたことがある。本作において、稲荷の名から「女狐」と称されている。
- 部下に指摘されているアプローチで仕事を取っている。今回も修を泥酔させて肉体関係を持ったかのように装い、記憶がない修を半ば脅迫する形でつきまとうが、狂言自殺を演じ、心配した修に平手で殴られ彼への想いを募らせる事になった。それ以前に、修に想いを寄せる月海を敵視し、彼女に偽の情事写真を送りつけるなど、嫌がらせを行っている。
- リナ
- 声 - 吉田聖子
- 蔵之介の実母。元は舞台女優だったが、慶一郎の愛人となり蔵之介を身ごもる。出産後は蔵之介と二人で暮らしていたが、慶一郎に引き離された。現在は海外で外国人男性と同居しているようであり、友人から蔵之介の動画が添付されたメールが着て、修に連絡したが、蔵之介には内緒にするよう話した。
その他
- クララ
- 声 - 諸星すみれ
- 月海のペットのタコクラゲ。雨水館のフロアの水槽で飼育されている。ペットショップで無造作にミズクラゲと同居させられ、命の危険にあっていた所を月海と蔵之介に救われた。二人の出会いのきっかけとなった存在。
- 水槽や人工海水など、その飼育に月海は相当な費用を負担している模様。クラゲ故特別に何をするわけでもないが、月海の心の支えになっている。月海は擬人化したクララのイラストを描き、それを基にした縫いぐるみも作成しており、それが月海のセンスが蔵之介の目に留まる切っ掛けともなっている。
- 擬人化したクララは本作のマスコットキャラとして作品中の解説などを行い、アニメ版ではアイキャッチの案内もしている。
書誌情報
- 東村アキコ『海月姫』 講談社〈KISS KC〉、既刊15巻(2015年1月現在)
- 2009年ISBN 978-4-06-340744-0 3月13日初版初刷発行(同日発売)、
- 2009年ISBN 978-4-06-340762-4 7月13日初版初刷発行(同日発売)、
- 2009年11月13日初版初刷発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-340775-4
- 2010年ISBN 978-4-06-340790-7 3月12日初版初刷発行(同日発売)、
- 2010年ISBN 978-4-06-340812-6 8月10日初版初刷発行(同日発売)、
- 2010年11月26日初版初刷発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-340824-9
- 2011年ISBN 978-4-06-340841-6 4月13日初版初刷発行(同日発売)、
- 2011年ISBN 978-4-06-340855-3 9月13日初版初刷発行(同日発売)、
- 2012年ISBN 978-4-06-340874-4 3月13日初版初刷発行(同日発売)、
- 2012年ISBN 978-4-06-340887-4 9月13日初版初刷発行(同日発売)、
- 2013年ISBN 978-4-06-340903-1 3月13日初版初刷発行(同日発売)、
- 2013年ISBN 978-4-06-340912-3 7月12日初版初刷発行(同日発売)、
- 2013年12月13日初版初刷発行(同日発売)、ISBN 978-4-06-340921-5
- 2014年ISBN 978-4-06-340934-5 9月12日初版初刷発行(同日発売)、
- 2015年ISBN 978-4-06-340941-3 1月13日初版初刷発行(同日発売)、
- 東村アキコ 『海月姫外伝 BARAKURA〜薔薇のある暮らし〜』 講談社〈ワイドKC〉、既刊1巻
- 2012年ISBN 978-4-06-337761-3 9月13日初版初刷発行(同日発売)、
テレビアニメ
2010年10月から同年12月まで、フジテレビ「ノイタミナ」枠にて放送された。
地井武男がジジ様の愛でるグッズ(ブロマイドなど)として特別出演しており、エンディングクレジットにも記載されている。また、第8話のモブには、原作者の東村アキコの息子(愛称:ごっちゃん)が一瞬だけ登場している。
このアニメに先立って、同年8月からはノイタミナ枠前半・後半枠の幕間にて事前番宣を兼ねたミニアニメ版『それ行け!尼〜ず探検隊』が放送された。本編のストーリーとは全く関係なく、ジャングルを探検する尼〜ずたちの冒険記が描かれていた。
スタッフ(アニメ)
- 監督・音響演出 - 大森貴弘
- シリーズ構成 - 花田十輝
- キャラクターデザイン - 羽山賢二
- 美術 - 一色美緒
- 色彩設計 - 歌川律子
- 撮影 - 田村仁
- 編集 - 関一彦
- 音楽プロデューサー - 佐野弘明
- 音楽 - 吉森信
- 音響効果 - 奥田維城
- チーフプロデューサー - 山本幸治
- プロデューサー - 森尻和明、松尾光広、竹枝義典
- アニメーションプロデューサー - 佐藤由美
- アニメーションプロデュース - GENCO
- アニメーション制作 - ブレインズ・ベース
- 音楽制作 - フジパシフィック音楽出版、ソニーミュージックエンタテインメント
- 音響制作 - ダックスプロダクション
- 協力 - 新江ノ島水族館
- 製作 - 海月姫製作委員会(フジテレビジョン、アスミック・エース、講談社、ソニー・ミュージックエンタテインメント、電通、東宝、ジェンコ)
主題歌
- オープニングテーマ「ここだけの話」
- 作詞・作曲 - 橋本絵莉子 / 編曲・歌 - チャットモンチー
- エンディングテーマ「きみのキレイに気づいておくれ」
- 作詞・作曲 - 山口隆 / 編曲・歌 - サンボマスター
各話リスト
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
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第1話 | セックス・アンド・ザ・アマーズ | 花田十輝 | 大森貴弘 | 羽山賢二 | |
第2話 | スキヤキ・ウエスタン・マツサカ | 寺東克己 | 薮野浩二 | ||
第3話 | 魔法をかけられて | 江夏由結 | 梅本唯 | 伊藤秀樹 | |
第4話 | 水族館で逢いましょう | 待田堂子 | 古谷田順久 | 岸友洋 | |
第5話 | 私はクラゲになりたい | 花田十輝 | 大畑清隆 | 佐々木奈々子 | 青野厚司 岡辰也 |
第6話 | ナイト・オブ・ザ・リビング・アマーズ | 江夏由結 | 寺東克己 | 高田晃 | |
第7話 | 金融無職列島 | 待田堂子 | 若林厚史 | 古谷田順久 | 飯塚晴子 阿部純子 |
第8話 | ミリオンダラー・ベイビーズ | 江夏由結 | 梅本唯 | 伊藤秀樹 | |
第9話 | 真夜中のチェリーボーイ | 待田堂子 | 大畑清隆 | 佐々木奈々子 | 青野厚司 近藤奈都子 |
第10話 | 愛とぬるま湯の日々 | 花田十輝 | 若林厚史 | 古谷田順久 | 薮野浩二 岸友洋 |
第11話 | ジェリーフィッシュ・オブ・ドリームス | 寺東克己 | 羽山賢二 |
放送局
放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送日時 | 放送系列 | 備考 |
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関東広域圏 | フジテレビ | 2010年10月14日 - 12月30日 | 木曜 24:45 - 25:15 | フジテレビ系列 | 製作委員会参加 ノイタミナ枠第1部 字幕放送 |
近畿広域圏 | 関西テレビ | 2010年10月26日 - 2011年1月11日 | 火曜 25:35 - 26:05 | アニメわ〜く!第1部 字幕放送 | |
中京広域圏 | 東海テレビ | 2010年10月28日 - 2011年1月13日 | 木曜 26:05 - 26:35 | ||
山形県 | さくらんぼテレビ | 2010年11月13日 - 2011年1月29日 | 土曜 25:05 - 25:35 | ||
日本全域 | BSフジ | 2010年11月20日 - 2011年2月19日 | 土曜 25:00 - 25:30[2] | BSデジタル放送 | ノイタミナ枠第1部 |
佐賀県 | サガテレビ | 2011年1月13日 - 3月17日 | 木曜 24:35 - 25:05[3] | フジテレビ系列 | |
日本全域 | フジテレビTWO | 2011年10月22日 - 11月26日 | 土曜 22:00 - 23:00[4] | CS放送 | リピート放送あり |
映像特典
DVD&Blu-ray各巻収録の各話約5分程度の未放映エピソード。第3巻、第4巻は東村アキコ書き下ろし新作。
- 地井さんイラスト - 奥野治男、樋口聡美
- 武将イラスト - 尻火、横手博人
巻数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画 |
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第1巻 | 海月姫 英雄列伝(ヒーローズ)☆其の一 まやや様の巻 |
花田十輝 | 若林厚史 | 中野英明 | 大木賢一 |
第2巻 | 海月姫 英雄列伝(ヒーローズ)☆其の二 ばんばさん ジジ様の巻 | ||||
第3巻 | 海月姫 英雄列伝(ヒーローズ)☆其の三 千絵子抄の巻 |
佐々木奈々子 | |||
第4巻 | 海月姫 英雄列伝(ヒーローズ)☆其の四 シュウシュウ 花森さんの巻 |
古谷田順久 | 羽山賢二 |
映画
海月姫 | |
---|---|
監督 | 川村泰祐 |
脚本 |
大野敏哉 川村泰祐 |
出演者 |
能年玲奈 菅田将暉 池脇千鶴 太田莉菜 長谷川博己 |
主題歌 |
SEKAI NO OWARI 「マーメイドラプソディー」 |
配給 | アスミック・エース |
公開 | 2014年12月27日 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
2014年12月27日公開の日本映画(実写)。監督は川村泰祐。主演は能年玲奈。
キャスト
- 倉下月海 - 能年玲奈
- 鯉淵蔵之介 - 菅田将暉
- ばんば - 池脇千鶴
- まやや - 太田莉菜
- ジジ - 篠原ともえ
- 千絵子 - 馬場園梓(アジアン)
- 鯉淵修 - 長谷川博己
- 鯉淵慶一郎 - 平泉成
- 花森よしお - 速水もこみち
- 熱帯魚店店員 - 中村倫也
- 稲荷翔子 - 片瀬那奈
- 柏木 - 内野謙太
スタッフ(映画)
- 原作 - 東村アキコ「海月姫」(講談社『Kiss』連載中)
- 監督 - 川村泰祐
- 脚本 - 大野敏哉、川村泰祐
- 音楽 - 前山田健一
- ドレスデザイン・スタイリスト - 飯嶋久美子
- 主題歌 - SEKAI NO OWARI「マーメイドラプソディー」(TOY'S FACTORY INC)
- エグゼクティブプロデューサー - 豊島雅郎、鈴木伸育
- プロデューサー - 井手陽子、宇田充、松下卓也
- 共同プロデューサー - 鈴木俊輔、加茂義隆
- アソシエイトプロデューサー - 坪屋有紀
- ラインプロデューサー - 橋本竜太
- 撮影 - 福本淳
- 照明 - 市川徳充
- 美術 - 笠井亜紀
- 録音 - 小松将人
- 編集 - 森下博昭
- 装飾 - 渡辺大智
- 助監督 - 成瀬朋一
- 衣装 - 井手珠美
- ヘアメイク - 赤間直幸
- スクリプター - 中田秀子
- テクニカルプロデューサー - 大屋哲男
- VFXプロデューサー - 道木信隆
- 音楽プロデューサー - 安井輝
- 制作・配給 - アスミック・エース
- 制作協力プロダクション - ギークサイト
- 製作 - 映画「海月姫」製作委員会(アスミック・エース、講談社、ハピネット、パルコ、東海テレビ放送、レプロエンタテインメント)
受賞
- 第10回おおさかシネマフェスティバル[5][6]
- 助演男優賞(菅田将暉、『そこのみにて光輝く』『闇金ウシジマくん Part2』と合わせて)
脚注
外部リンク
- 海月姫 東村アキコ|Kiss|作品紹介|講談社コミックプラス
- TVアニメ「海月姫」公式サイト
- 映画『海月姫』公式サイト
- 映画『海月姫』 (@kuragehimemovie) - X(旧Twitter)
- 映画『海月姫』 (kuragehimemovie) - Facebook
フジテレビ・BSフジ ノイタミナ 第1部 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
もやしもん(ドラマ版)
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海月姫
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