氷川きよし

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氷川きよし
出生名 山田 清志
(やまだ きよし)
別名 若様
演歌界の貴公子
生誕 (1977-09-06) 1977年9月6日(46歳)
出身地 日本の旗 日本福岡県福岡市南区
学歴 福岡第一商業高等学校卒業
ジャンル 演歌歌謡曲
職業 歌手
活動期間 2000年 -
レーベル 日本コロムビア
事務所 長良プロダクション
公式サイト 氷川きよし

氷川 きよし(ひかわ きよし、1977年昭和52年)9月6日 - )は、福岡県福岡市南区出身の演歌歌手である。本名:山田 清志(やまだ きよし)。身長178cm。体重62kg。血液型はA型。レコード会社は日本コロムビア、芸能事務所は長良プロダクションに所属する。現代調のポップス系楽曲を発売する際は芸名KIYOSHIを使用することもある。

経歴等

福岡市立大楠小学校・福岡市立高宮中学校を卒業後、福岡第一商業高等学校に入学し卒業

2000年2月、「箱根八里の半次郎」を発表し、演歌歌手としてデビューした。

また、歌手活動以外にも、タレント活動や歌謡劇などを行っている。

2001年、氷川は、『オリコン ウィーク The Ichiban』(現・『oricon style』)誌の表紙を飾った。演歌歌手が同誌の表紙を飾るのは、『オリコン・ウィークリー』時代から数えても、松村和子城之内早苗に続いて3人目であり、男性演歌歌手では初のことだった。

2003年頃から、通信カラオケシステムDAMの機種改良に伴い、同機種で配信する氷川の代表曲では、背景映像に氷川本人の出演する映像が多く採用されている(主な作品は、「箱根八里の半次郎」「きよしのズンドコ節」)。

2008年NHK紅白歌合戦では白組の大トリをつとめた。

歌手・芸能人としての特徴

楽曲

股旅物といった時代劇の定番の楽曲を、和服ではなく洋服で歌うことが多い。また、楽曲には振り付けがなされているが、ファンが覚えやすいよう、複雑な動きを取り入れず、比較的簡単なものとなっている。

春日八郎といった往年の高音の演歌を歌いこなせ、更に昭和歌謡ムード歌謡ポップスといった幅広いジャンルをも歌いこなせる。

そのため自身の楽曲と、自身が歌った往年の演歌や昭和歌謡の楽曲のカバーを集め、「演歌名曲コレクション」シリーズといったアルバムを発表しているほか、歌番組(きよしとこの夜など)では、ポップス系の楽曲も数多く披露しており、「KIYOSHI」の名義でのシングルCDも発表している。

容姿

前述の衣装も含め、外見はアイドルタレントのようではあるが、礼儀正しく歌唱力もあり、非常に演歌歌手らしい演歌歌手で、「演歌界の貴公子」と呼ばれる。

デビュー以来、髪を茶色に染め、ピアスを着用していたが、後に黒髪に戻した。

ファンとの関係

熱狂的なファンは、中高年の女性が中心である。また、2000年代の演歌歌手としては異例といえるほど若い世代(1970年代後半~1980年代後半生まれ)での知名度も高く、演歌をあまり聴かないとされる世代のファンも多い。

氷川は常に自分を応援してくれるファンに対する感謝の心を大切にしており、コンサートグッズにも「感謝」の文字が書かれている。

人柄

  • 両親や祖父母を大切にしており、仕事でもチャリティーに積極的に参加している。
  • テレビ朝日神出鬼没!タケシムケンでは知名度上昇の為に街角を歩き続けたが、「箱根八里の半次郎」がヒットする前だったために一般人からの反応が薄く「僕、本当に売れるんですかね?」と不安げに言っていた。

芸名の由来

「氷川きよし」の名付け親は、ビートたけし(北野武)であるとされているが、実際は長良じゅんがビートたけしに紹介したときにすでに氷川きよしという名前を用意していたとのことである[1]

「氷川」は、東京都港区赤坂六丁目にある氷川神社から、「きよし」は、氷川きよしの本名である「山田清志」から採った。氷川神社は、たけしがバイク事故にあった時、が回復を願ってお参りした神社でもある。

ディスコグラフィ

シングル曲

アルバム

DVD

  • 氷川きよし・チャレンジステージ in 中野サンプラザ(2001年10月20日)
  • 氷川きよし ファーストコンサートin東京国際フォーラム(2002年3月20日)
  • 氷川きよし オリジナルベスト(2002年5月22日)
  • 氷川きよしスペシャルコンサート2002 きよしこの夜Vol.2(2003年2月19日)
  • 氷川きよし オリジナルベスト2003(2003年7月1日)
  • きよしのドドンパ(2004年2月18日)
  • 氷川きよしスペシャルコンサート2003 きよしこの夜 VOL.3(2004年3月17日)
  • 番場の忠太郎(2004年8月25日)
  • 氷川きよし スペシャルコンサート“きよしこの夜 Vol.4”(2005年3月23日)
  • 初恋列車(2005年3月23日)
  • 面影の都(2005年8月3日)
  • 氷川きよし スペシャルコンサート2005 きよしこの夜 Vol.5 〜演歌十二番勝負!〜(2006年4月19日)
  • 一剣(2006年4月19日)
  • 未来(2006年9月6日)(KIYOSHI」名義)

その他

  • 浅草人情
  • あの娘は行っちゃった
  • 月太郎笠
  • 近江の鯉太郎
  • 花の渡り鳥
  • 北荒野
  • 純子の港町
  • あのままあの娘とあれっきり
  • 霧笛の波止場
  • 玄海竜虎伝
  • 送恋譜
  • でんでん虫
  • 口笛の港
  • 故郷はわが胸に
  • 未来(ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟主題歌。KIYOSHI名義)
  • SAY YES(ポップスの曲で一番得意として、NHK教育のトップランナー出演時に歌った。)

受賞歴

歌謡分野

2000年:歌唱曲『箱根八里の半次郎』
2001年:歌唱曲『大井追っかけ音次郎』
  • 第43回日本レコード大賞・金賞
  • 第34回日本有線大賞・有線音楽優秀賞
  • オールジャパンリクエストアワード(旧全日本有線放送大賞)・ゴールデンアーティスト賞
2002年:歌唱曲『きよしのズンドコ節』・『星空の秋子』
  • オールジャパンリクエストアワード・グランプリ(演歌・歌謡曲部門)
  • 第44回日本レコード大賞・金賞
  • 第35回日本有線大賞・有線音楽優秀賞
2003年:歌唱曲『白雲の城』
2004年:歌唱曲『きよしのドドンパ』・『番場の忠太郎』
  • 第37回日本有線大賞連覇
  • ベストヒット歌謡祭・グランプリ3連覇(演歌・歌謡曲部門)
  • 第46回日本レコード大賞・金賞
  • 東西有線大賞独占V2達成
2005年:歌唱曲『初恋列車』・『面影の都』
  • ベストヒット歌謡祭・グランプリ4連覇(演歌・歌謡曲部門、4連覇達成は浜崎あゆみに次いで史上2人目)
  • 第38回日本有線大賞 3連覇(この受賞でテレサ・テンに次いで2人目、男性歌手としては初めての東西有線大賞3連覇達成。)
  • 第47回日本レコード大賞・金賞
2006年:歌唱曲『一剣』
2007年:歌唱曲『あばよ』・『きよしのソーラン節』
2008年:歌唱曲『玄海船歌』・『哀愁の湖』
2009年:歌唱曲『ときめきのルンバ』
2010年:歌唱曲『虹色のバイヨン』

その他

出演

NHK紅白歌合戦出場歴

年度/放送回 曲目 出演順 対戦相手 備考
2000年(平成12年)/第51回 箱根八里の半次郎 17/28 hitomi
2001年(平成13年)/第52回 2 大井追っかけ音次郎 17/27 島津亜矢
2002年(平成14年)/第53回 3 きよしのズンドコ節 14/27 島谷ひとみ
2003年(平成15年)/第54回 4 白雲の城 29/30 川中美幸 トリ前 (1)
2004年(平成16年)/第55回 5 番場の忠太郎 26/28 石川さゆり
2005年(平成17年)/第56回 6 面影の都 17/29 浜崎あゆみ
2006年(平成18年)/第57回 7 一剣 21/27 水森かおり
2007年(平成19年)/第58回 8 きよしのソーラン節 YOSAKOIソーラン紅白スペシャル 19/27 aiko
2008年(平成20年)/第59回 9 きよしのズンドコ節 (2回目) 26/26 和田アキ子 大トリ (1)
2009年(平成21年)/第60回 10 ときめきのルンバ 23/25 石川さゆり (2)
2010年(平成22年)/第61回 11 虹色のバイヨン 21/22 坂本冬美 トリ前 (2)
2011年(平成23年)/第62回 12 情熱のマリアッチ 21/25 松田聖子神田沙也加

映画

テレビドラマ

コマーシャル

テレビ番組

ラジオ番組

イベント

雑誌

  • 漫画「氷川きよし物語」(ザッピィ)
  • 連載「ドキュメント氷川きよし」(Oricon Style)

関連項目

外部リンク

  1. ^ 情報7daysニュースキャスター2012年5月26日放送におけるビートたけしの発言。