星のカービィシリーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。153.203.189.230 (会話) による 2016年3月24日 (木) 05:47個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

星のカービィ
ジャンル アクション
開発元 HAL研究所
任天堂
フラグシップ
トーセ
グッド・フィール
発売元 任天堂
主な製作者 桜井政博
下村真一
1作目 星のカービィ
1992年4月27日
最新作 星のカービィ ロボボプラネット
2016年4月28日
テンプレートを表示

星のカービィシリーズ(ほしのカービィシリーズ)は、HAL研究所が開発し、任天堂から発売された『星のカービィ』を第1作とするアクションゲームシリーズの総称。

概要

桜井政博が生みの親で、彼が開発に関わった作品を「桜井カービィ」と呼ぶこともある。第1作は1992年4月27日発売(日本国内版)で、ゲームボーイ対応ソフトだった。2012年4月27日でデビューから20周年を迎えた。今やスーパーマリオシリーズやポケットモンスターシリーズと並ぶ任天堂を代表するタイトルとなった。

シリーズは大きくアクションゲーム系統と番外編系統とに分けられる。『カービィのピンボール』、『カービィボウル』などに代表される番外編は、カービィの丸い体を活かした、ボールゲームが多い。

本シリーズはシンプルな操作やデザインなどから「子供向け」とみなされることが多いが、これは「皆が親しみ易いように」というコンセプトであるため、そのような意図ではない。

第1作目からコンセプトどおりの幅広いユーザーを取り入れることに成功し、世界売上で500万本以上という大ヒットを記録。その後のシリーズも国内売上100万本を突破する作品を多数生み出し、漫画やアニメ、小説といったメディアミックス作品も多数製作されている。現在は開発元のHAL研究所にとって最大の看板作品で、発売元の任天堂にとってもビッグタイトルの一つとなっている。シリーズ累計販売本数は全世界で2005年時点で2000万本以上にも及ぶ[1]

ゲーム内容

ほとんどのシリーズが、主人公のカービィがプププランドの平和を乱すデデデ大王やダークマター等の悪者を倒す横スクロールアクションである。

カービィの特徴的なアクションは主に3つある。

1つ目はすいこみ攻撃で、敵を吸い込んだり、吸い込んだ敵を吐き出して別の敵にぶつけて攻撃する。カービィの基本的な攻撃である。

2つ目はコピーで、吸い込んだ敵を飲み込むと、その敵の種類に応じたコピー能力を使った攻撃ができるようになる。コピーをするとすいこみはできなくなるが、いつでもコピー能力を捨てることは何時でもできる。また、一部のステージでは、特定のコピー能力を使わないと入れない隠し部屋などがある。

3つ目は空気を吸い込んでフワフワと空を飛ぶことである。カービィはゲーム開始時から何時でも飛び続けることができる。この能力を使って、プレイヤーは、敵を避けたり、地面の穴を越えたりすることが簡単にできる。星のカービィシリーズの初心者向けのゲームバランスを決定付けている要素の1つである。

他に、空を飛ぶときに吸い込んだ空気を吐き出して攻撃する空気弾や、スライディング攻撃などがある。

また、第1作にはコピー能力はまだ無く、代わりにカレーさつまいもなどの特殊アイテムがあった。

操作方法・ゲームシステム

使用するボタンは基本的に「ジャンプ」と「吸い込み、コピー能力の使用」にそれぞれ対応したAボタン、Bボタン(一部例外あり)、そして移動を行う十字キーのみとシンプルであり、2016年現在もほとんど変わっていない。

それは、第1作目発売当時(1992年)は難しいゲームが多く、この頃からゲームを始める初心者たちのための導入口として作られたという経緯から。そのため、当時ではほとんど見られなかった要素として、最初のステージで基本的な操作を修得出来るように、難易度を下げながらもプレイヤーへのトレーニング要素を内包したステージ構成を取り込んでいる。これは近年のゲームに良く見られる独立したチュートリアルステージではなく、プレイヤーの成長を自然と促す作りを意識している。これらのゲームデザインを行った桜井政博ディレクターによると、甲斐あって、プレゼンや多くのテストプレイヤーにも気づかれず自然に馴染んで貰えたとのこと。ただし、宮本茂には唯一直ぐに見抜かれたと語っている[2]。他にも、後述の通り、即ミスしないよう飛行能力を持たせたり、バイタリティ(体力)を設けたりした。

しかしその一方、使用するコピー能力の変更(コピー能力の無い第1作目では、エキストラモードとコンフィグモードがこれに相当する)など、様々なプレイスタイルを持たせることにより、上級者でもしっかりと遊べる内容となっている。

初期のシリーズではコンプリートアイテムを全て集めなければ真のラストボスに到達出来ない作品が多かったが2000年以降、あつめて!カービィの発売まで11年間存在していなかった。

開発の経緯

名前
開発当初のゲームタイトルは『ティンクル・ポポ』で、カービィの名前は「ポポポ」だった。
カービィはアメリカの任天堂から募集した名前で、アメリカにあった掃除機に「カービィ型」というタイプの物があった、というものと当時アメリカにカービィという名の弁護士がいたため、という2説がある。
創った桜井政博はピンク色のつもりだったが、ゲーム画面が白黒だったため、その事を彼以外は知らなかった。名前を考えてもらおうとアメリカに送ったところ、アメリカのゲーム会社のスタッフはカービィが白黒だと思ってしまい、白黒カービィとして発表されてしまった。
能力
吸い込み能力のアイディアは空を飛ぶことから浮かんだらしい。桜井はまず、初心者が画面下に落ち、即ミスになることを防ぐために空気を吸い込んで空を飛ぶ飛行能力を考え、その際「空気を吸うなら他の物も吸い込めるに違いない」と吸い込み能力を付加した。現在のカービィの代名詞でもある「吸い込み」はそうしたエピソードから生まれた。

作品一覧

シリーズ

メインシリーズ
作品名 対応機種 発売日 備考
星のカービィ ゲームボーイ 1992年4月27日 欧米名「KIRBY'S DREAM LAND(カービィの夢の国)」
星のカービィ 夢の泉の物語 ファミリーコンピュータ 1993年3月23日 欧米名「KIRBY'S ADVENTURE(カービィの冒険)」
星のカービィ2 ゲームボーイ 1995年3月21日 欧米名「KIRBY'S DREAM LAND 2(カービィの夢の国2)」
星のカービィ スーパーデラックス スーパーファミコン 1996年3月21日 北米名「KIRBY SUPER STAR」
欧州名「KIRBY'S FUN PAK」
星のカービィ3 スーパーファミコン 1998年3月27日 欧米名「KIRBY'S DREAM LAND 3(カービィの夢の国3)」
星のカービィ64 NINTENDO64 2000年3月24日 欧米名「KIRBY 64: The Crystal Shards」
星のカービィ 鏡の大迷宮 ゲームボーイアドバンス 2004年4月15日 欧米名「Kirby & The AMAZING MIRROR」
星のカービィ 参上! ドロッチェ団 ニンテンドーDS 2006年11月2日 北米名「Kirby: Squeak Squad」
欧州名「Kirby Mouse Attack」
星のカービィ Wii Wii 2011年10月27日 欧米名「Kirby's Return to Dream Land」
星のカービィ トリプルデラックス ニンテンドー3DS 2014年1月11日 欧米名「Kirby: Triple Deluxe」
星のカービィ ロボボプラネット ニンテンドー3DS 2016年4月28日

リメイク・移植

作品名 対応機種 発売日 備考
星のカービィ 夢の泉デラックス ゲームボーイアドバンス 2002年10月25日 欧米名「Kirby: NIGHTMARE IN DREAMLAND(カービィ 夢の国の悪夢)」
星のカービィ ウルトラスーパーデラックス ニンテンドーDS 2008年11月6日 欧米名「Kirby Super Star Ultra」
星のカービィ 20周年スペシャルコレクション Wii 2012年7月19日 欧米名「Kirby's Dream Collection: Special Edition」
その他
作品名 対応機種 ジャンル 発売日 備考
カービィのピンボール ゲームボーイ ピンボール 1993年11月27日 欧米名「KIRBY'S PINBALL LAND」
カービィボウル スーパーファミコン ゴルフ式ボールアクション 1994年9月21日 欧米名「KIRBY'S DREAM COURSE」
カービィのブロックボール ゲームボーイ ブロックくずし 1995年12月14日 欧米名「KIRBY'S BLOCK BALL」
カービィのきらきらきっず ゲームボーイ
スーパーファミコン
落ち物パズル 1997年1月25日(GB)
1999年6月25日(SFC)
欧米名「KIRBY'S STAR STACKER」
SFC版は日本国内のみ発売
コロコロカービィ ゲームボーイカラー 転がりボールアクション 2000年8月23日 欧米名「Kirby Tilt 'n' Tumble」
世界初の動きセンサー使用ソフト
カービィのエアライド ニンテンドーゲームキューブ レースゲーム 2003年7月11日 欧米名「Kirby AIR RIDE」
タッチ!カービィ ニンテンドーDS ペンアクション 2005年3月24日 北米名「Kirby: Canvas Curse」
欧州名「Kirby: Power Paintbrush」
毛糸のカービィ Wii 毛糸アクション 2010年10月14日 欧米名「Kirby's Epic Yarn」
あつめて!カービィ ニンテンドーDS 群体アクション 2011年8月4日 欧米名「Kirby Mass Attack」
カービィファイターズZ ニンテンドー3DS(DL ミニゲーム 2014年7月23日 欧米名「Kirby Fighters Deluxe」
デデデ大王のデデデでデンZ ニンテンドー3DS(DL) ミニゲーム 2014年7月23日 欧米名「Dedede’s Drum Dash Deluxe」
タッチ!カービィ スーパーレインボー Wii U タッチペンアクション 2015年1月22日 北米名「Kirby and the Rainbow Curse」
欧州名「Kirby and the Rainbow Paintbrush」

日本未発売の作品

  • Kirby's AvalancheSuper NES
    • 北米名「Kirby's Avalanche」、欧州名「Kirby's Ghost Trap」
    • 日本では未発売だが、欧米のみ発売。1995年に北米とヨーロッパで販売された『す〜ぱ〜ぷよぷよ』の英語版。キャラクターやBGMをカービィシリーズのものに差し替えた作品(タイトルをそれぞれ直訳すると『カービィのなだれ』、『カービィのおばけの罠』)。開発はコンパイル、販売は任天堂。欧米では既にメガドライブ版『ぷよぷよ』がソニックシリーズ関連作『Dr. Robotnik's Mean Bean Machine』に姿を変えて発売されていたが、それに対しSNES版の本作は、元々は日本の『す〜ぱ〜ぷよぷよ』をそのまま翻訳して発売される予定だった。しかし、コンパイルの開発スタッフが任天堂から直接頼まれたため、急遽カービィシリーズのキャラクターへ差し替えて製作が行われることになった[3]。欧米では2007年にWiiのバーチャルコンソールでも配信された。
    • 詳細はぷよぷよ#日本国外も参照。

配信作品・アーケード作品

開発中止となった作品

kid kirby(SNES)
1995年に海外で開発していた詳細不明のソフト。開発から2〜3年経った後中止された。開発はHAL研究所では無く、レミングスなどで知られるDMA Designである。カービィの頭に触覚のようなカールした髪らしき物が生えているのが特徴。マウスコントローラを操作して、カービィを誘導するゲームになる予定だったが、マウスコントローラの売れ行きが良く無く、通常のコントローラでの操作性も良く無かったため開発中止となった。
カービィボウル64(NINTENDO64)
カービィボウル』の続編として発表されたソフト。しかし、企画は途中で変更されて『カービィのエアライド』になる。
カービィのエアライド(64)
『カービィボウル64』の企画が変更されて発表されたソフト。64では開発中止になってしまうが、後に新たに作り直したものがニンテンドーゲームキューブで発売された。
カービィファミリー(ゲームボーイカラー)
任天堂スペースワールド2001で出展されたカービィのキャラクターを使ったコンピューターミシン刺繍専用ソフト。発売元は任天堂ではなくジャガーインターナショナルコーポレーションが発売する予定だった[4]
コロコロカービィ2(ニンテンドーゲームキューブ)
『コロコロカービィ』の続編として発表されたソフト。GCをGBAケーブルで接続したゲームボーイアドバンスで操作をする。しかし、開発途中でキャラクターがカービィから変更されて「Roll-o-Rama」というタイトルに変わってしまい、またセンサーカートリッジが使えないGBASPに変える人が多くなり、結局開発中止になってしまった。
星のカービィGC(GC)
2004年11月にGC用ソフトとして発表され[5]、半年後のE3 2005で初めて映像が公開された[6]3Dアクションゲーム。
本作を含めコンセプトの違う3作品が試作される間にプラットフォームもWiiに変わり、最終的には開発中止となったが、新たに開発・発売された『星のカービィ Wii』に様々な要素が再利用されている。

キャラクター

カービィのキャラクターにはさまざまな種類のキャラクターが存在し、カービィの仲間のキャラクターと敵キャラクターがいる。

主なアイテム

カービィの体力にはシリーズによってポイント制とゲージ制がある。本項では基本的にポイント制の事を書いている。

元気ドリンク
カービィの体力を2ポイント回復する(ゲームによっては例外有)。
マキシムトマト
カービィの好物で、取ると体力が全回復する。中央に大きくMと書かれているトマトで、『スーパーデラックス』で普通のトマトとは別種であることが確認された。『3』でグーイが出現している場合、どちらかが取れば両者共に全回復する。
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズにも回復アイテムとして登場。『初代』では100%、『DX』以降では50%ダメージが回復する。
激辛カレーライス
星のカービィ』に登場。体力は回復しないが、一定時間火を吹いて敵を攻撃できる。水に入ると効果は消える。
『大乱闘スマッシュブラザーズX』にも同様の効果を持ったアイテムとして登場した。
さつまいも
『星のカービィ』に登場。体力は回復しないが、一定時間空気弾を連続して出すことが出来る。また、『星のカービィ トリプルデラックス』の「カービィファイターズ!」の中でも、アイテムとして登場した。(効果は『星のカービィ』とほぼ同じで、一定時間空気弾を出し、そして最後に通常より大きめの空気弾を出す。)
マイク
『星のカービィ』『コロコロカービィ』などに登場。コピーは出来ないが効果は同じで、歌で画面上の敵を一掃する。一回きりの使い捨てだが、『夢の泉の物語』『スーパーデラックス』などでは敵からコピーでき、3回まで使える。
無敵キャンディー
食べると、一定時間体が光って無敵状態になる。走るスピードも上昇する。『3』ではマキシムトマト同様、グーイ出現時にはどちらかが取れば両者共に無敵状態になる。『あつめて!カービィ』では、無敵になると共に巨大化するキャンディーが登場した(従来と同じ普通の無敵化キャンディーも存在する)。
1UP
取ると、カービィの残り数が1増える。1UPとだけ書いてある物と、カービィが描かれている物との2種類のデザインが存在する。『スーパーデラックス』を除く『64』までの作品では前者、『スーパーデラックス』と『星のカービィ 夢の泉デラックス』以降は後者のデザインが使用されている。
ワープスター
初代『星のカービィ』以来、『タッチ!カービィ』以外すべての作品に登場しているカービィの乗り物(『タッチ!カービィ』ではそれらしきものが絵にある)。星の形(球体ではなく五芒星タイプ)をした乗り物で、1-4人乗り。『3』ではカービィ・グーイ・仲間の3人、『鏡の大迷宮』では、4人で乗ることもある。
乗るとかなりの速度で飛び回り、進路上の敵などの障害物は問答無用で蹴散らしていく。基本的に止まる方法は「地面か壁に激突する」。この際乗っていたワープスターは砕けてしまうが、壊れても細かい星となり、再び集まればワープスターになる。『夢の泉デラックス』の4面、「GRAPE GARDEN」のステージ3では向かい風に対抗できなかったり、エンディングでは何故かデデデ大王の飛行速度の方が速かったりとその作品によって設定が違う。
『64』のラストでは、巨大なワープスターが登場する(カービィが携帯電話で呼び出した)。登場と同時にカービィを勢いよくすっ飛ばしている。
『カービィのエアライド』では、エアライドマシンのひとつとして登場した。
『星のカービィ鏡の大迷宮』では、ラスボス戦でワープスターに乗って戦う。
食べ物
色々な種類があり、その食べ物によって回復ポイントが異なる(基本的には1ポイント)。最近の作品では、骨付き肉が回復量がやや多くなっている(『鏡の大迷宮』では体力3ポイント回復)。また、敵を倒すと出てくることもある。『星のカービィ64』では「アイス+スパーク」というコピー能力ミックスで、カービィが冷蔵庫になり食べ物を出す。一部の食べ物は海外版では異なる物に差し替えられていることもある。
星のかけら
30個(『2』では7個、『コロコロカービィ』では50個)集めると1UPと同じ効果になる。『64』では緑・赤・青のものが登場し、それぞれ3・5・10個分となっている。『コロコロ』では赤と青があり、赤は7個以上取る度に1UP、青は一定時間内に規定数集めると1UPになる。『夢の泉デラックス』以降登場せず。
ポイントスター
『タッチ!カービィ』、『星のカービィWii』に登場。100個分集めると1UPする。
メダル
『タッチ!カービィ』、及び『あつめて!カービィ』に登場。集めた数に応じていろいろなものが手に入る。
ライフのもと
『鏡の大迷宮』では、1つ集めると体力が1メモリ増え、『星のカービィ参上!ドロッチェ団|参上!ドロッチェ団』では2つに分かれていて2つ集めると体力が1メモリ分増える。また、『タッチ!カービィ』では、メダルチェンジャーの景品として手に入る(メダルの個数はそれぞれ違う)。

主な仕掛け

ブロック類
初代『星のカービィ』から登場している。普通の攻撃で壊せるものや、特定の攻撃でしか壊せないもの、あることをしないと壊れないものなど、様々な種類のブロックが存在する。ブロックを制覇することでクリアに繋がることも多い。
代表的なものは、星ブロック、爆弾ブロック、誘爆ブロック(爆弾ブロックを壊すと誘爆して壊れるブロック)、能力ブロック(特定のコピー能力でのみ壊せるブロック)など。
スイッチ類
2作目の『夢の泉の物語』から登場。スイッチを押すことで何らかの変化が起こる。道が開いたり、仕掛けを作動させたりといろいろな種類がある。ブロック同様、これを攻略することがゲームの制覇につながる場合が多い。
大砲類
『夢の泉の物語』から登場。大砲と導火線でセットになっており、炎系の能力(ファイア、バーニングなど)で導火線に火をつけて大砲に入ると、飛ばされて別のエリアへ行くことができる。
『スーパーデラックス』では着火スイッチが用意されているものもあり、こちらは炎系能力が無くてもスイッチを踏む事で火をつけられる。また、カービィやヘルパーが飛ばされるのではなく大砲ごと飛んでいくものや、不発のものもある。
なお、上記のものとは別に矢印が描かれて空中に浮かんだものがある。入ると回転し、ボタンを押すと矢印の方向に発射される。中には自動的に発射されるものもある。
スーパー大砲などの種類もある。
『夢の泉の物語』から登場。ハンマーやストーンで打ち込む事で壁が壊れ、道が開けたりアイテムを入手できたりする。
コピーのもと
『スーパーデラックス』から登場。コピー能力を持った敵が描かれており、触れるだけでコピー能力を得る事ができる。
『スーパーデラックス』から登場。カッターやソードなど刃物の能力で切れる。
トロッコ
『スーパーデラックス』から登場。乗り込んで進行方向の十字キーの左右を押すと進む。乗っている間は無敵で杭も押し込む事ができるが、壁に当たると消滅する。ジャンプすると途中で降りる事ができる。
エレベーター
『スーパーデラックス』から登場。かごに乗り込んで十字キーの上下を押すと動き出す。なお、かごの中ではなく上に乗る事も可能。鉄格子で裸電球の付いている古い物と機械的で新しい物とあるが性能は同じ。

主な障害物

トゲ
床や天井に生えていて、触れるとダメージを受ける。
ヤシの実
カービィが下を通ろうとすると落下してきて、地面に落ちると爆発する。最初から地面に落ちているものもあるが当たるとダメージを受ける。中ボスのボンカースが投げてくることもある。
つらら
『2』から登場。ヤシの実同様、下を通ろうとすると落ちてくる。『2』でボスのアイスドラゴンが落としてくるものは地面に落ちると欠片が飛び、この欠片に当たるとダメージを受ける。
鉄球
『3』で登場。カービィの何倍もの大きさがあり、画面上から落下してくる。床に落ちると一度バウンドしてそのまま画面下へ落ちていく。
『3』で登場。天井にくっついているが、カービィが通過したり近づくと落下して転がってくる。通路が狭い場所に登場する事が多い。
バー
『3』で登場。小さい鉄球が4つ連なっており、ブロックを軸にして回転している。軸が星ブロックの場合、破壊すると落下して消滅する。
トゲ付きブロック
『3』で登場。スーパーマリオシリーズドッスンのように、その場所でゆっくり上昇し、天井に達すると落下してくる。ブロック2×2分のものと3×2分のものがある。2×2のものは一部画面奥から出たり引っ込んだりするものがある。

コピー能力

『星のカービィ 夢の泉物語』以降に導入されたシステムで、カービィが吸い込んだ相手の能力を吸収する特技のことである。SDXとUSDXでは、「コピーのもと」に触れることで、それに対応した能力を得ることができる。

派生作品

テレビアニメ

漫画

連載中

連載終了

以下の作品は単行本化はされておらず。

その他にも、過去にスクウェア・エニックス(旧:エニックス)、光文社双葉社などからゲームアンソロジーコミックが出版されていた。(1993年 - 2009年)

また、『星のカービィ 20周年スペシャルコレクション』でさくま良子、ひかわ博一、谷口あさみの漫画の第一話が収録されている。全て小学館(任天堂から公式のゲームの攻略本を出している関係にあるため)からの作品である。

小説

角川つばさ文庫KADOKAWA/アスキー・メディアワークス)より発刊されている児童向け小説。ゲームの設定を元としたオリジナルストーリーとなっている。 いずれも小学中級以上向けで、高瀬美恵作、苅野タウ・ぽとが挿絵を担当している。

  • 星のカービィ あぶないグルメ屋敷!?の巻(2013年8月12日発売 ISBN 978-4046313362
  • 星のカービィ くらやみ森で大さわぎ!の巻(2014年3月15日発売 ISBN 978-4-04-631388-1-C8293)
  • 星のカービィ 大盗賊ドロッチェ団あらわる!の巻(2014年8月15日発売 ISBN 978-4-04-631437-6-C8293)
  • 星のカービィ メタナイトとあやつり姫(2015年2月15日発売 ISBN 978-4-04-631483-3-C8293)

その他

  • 20th Anniversary 星のカービィプププ大全
    • 星のカービィの歴史や資料について書かれた資料集。

脚注

  1. ^ ほぼ日刊イトイ新聞 社長に学べ! 任天堂岩田聡さん 7.「修羅場を救ってくれたもの。”. 株式会社東京糸井重里事務所 (2005年3月9日). 2011年9月25日閲覧。
  2. ^ ファミ通』に連載されているコラム『桜井政博のゲームについて思うこと』第86回における桜井当人のコメントより。
  3. ^ 電波新聞社『ALL ABOUT ぷよぷよ通』スタッフインタビュー、p.143 より。
  4. ^ カービィファミリー - 任天堂
  5. ^ 仲間たちと一緒に大冒険! 『星のカービィ(仮題)』 - ファミ通.com
  6. ^ GCソフト/Kirby for Nintendo GameCube (仮称)

関連項目

  • HAL研究所 - シリーズの開発元。
  • 株式会社ワープスター - カービィキャラクターの版権管理などを行っている会社。
  • 桜井政博 - 第1作目などのディレクターで、シリーズの生みの親。現在はHAL研究所を退社している。
  • 石川淳 - カービィシリーズの大半の音楽を担当。

外部リンク