「東京都における2019年コロナウイルス感染症の流行」の版間の差分
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7月15日に開かれた都のモニタリング会議では、「新規感染者の増加が今のペースで続けば、五輪閉幕直後の8月11日には1週間平均の感染者数が約2400人に達する」との試算が示された<ref name=":9">{{Cite web|title=五輪後、2400人感染も「それくらいなら大丈夫」 政府に開催中止の選択肢なし :東京新聞 TOKYO Web|url=https://www.tokyo-np.co.jp/article/117391|website=東京新聞 TOKYO Web|accessdate=2021-07-21|language=ja}}</ref>。さらに翌週の7月22日のモニタリング会議では、「新規感染者の増加が今のペースで続いた場合、2週間後の8月3日には1週間平均の感染者数が約2600人に達し、2週間を待たずに第3波をはるかに超える危機的な感染状況になる」と強い懸念が示された<ref>{{Cite web|title=「第3波はるかに超える危機的状況も」東京都モニタリング会議|url=https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210721/k10013151801000.html|website=NHKニュース|accessdate=2021-07-23|last=日本放送協会}}</ref>。 |
7月15日に開かれた都のモニタリング会議では、「新規感染者の増加が今のペースで続けば、五輪閉幕直後の8月11日には1週間平均の感染者数が約2400人に達する」との試算が示された<ref name=":9">{{Cite web|title=五輪後、2400人感染も「それくらいなら大丈夫」 政府に開催中止の選択肢なし :東京新聞 TOKYO Web|url=https://www.tokyo-np.co.jp/article/117391|website=東京新聞 TOKYO Web|accessdate=2021-07-21|language=ja}}</ref>。さらに翌週の7月22日のモニタリング会議では、「新規感染者の増加が今のペースで続いた場合、2週間後の8月3日には1週間平均の感染者数が約2600人に達し、2週間を待たずに第3波をはるかに超える危機的な感染状況になる」と強い懸念が示された<ref>{{Cite web|title=「第3波はるかに超える危機的状況も」東京都モニタリング会議|url=https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210721/k10013151801000.html|website=NHKニュース|accessdate=2021-07-23|last=日本放送協会}}</ref>。 |
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7月26日、東京都内の累計感染者数が200,000人を超えた<ref>[https://www.jiji.com/jc/article?k=2021072600733&g=soc 東京、新たに1429人感染 累計20万人超える―新型コロナ](時事ドットコム、2021年7月26日)</ref>。 |
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=== 感染者数の集計体制 === |
=== 感染者数の集計体制 === |
2021年7月27日 (火) 10:16時点における版
東京都における区市町村別の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行状況(適宜更新)
1,001+
501-1,000
101-500
51-100
21-50
1-20
確定症例なし | |
人口10万人あたりの感染者数(適宜更新) | |
疾病 | 新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) |
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ウイルス株 | SARSコロナウイルス2 (SARS-CoV-2) |
場所 | 日本 東京都 |
出現した日付 | 2020年1月24日 |
確定症例数 | 195,041人[1][2] |
重篤症例数 | 65人[1][2] |
回復者数 | 181,128人[1][2] |
死者数 | 2,276人[1][2] |
東京都における2019年コロナウイルス感染症の流行(とうきょうとにおける2019ねんコロナウイルスかんせんしょうのりゅうこう)では、日本における新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行のうち、東京都内での流行について述べる。
東京都内で初めて患者が確認されたのは2020年1月24日で[3][4]、同年2月13日には東京都内居住者の感染が初めて確認された[5]。東京都は同年3月26日、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づき、「東京都新型コロナウイルス感染症対策本部」を設置した[6]。
2021年7月27日時点で東京都内の1日当たりの感染者数が最も多かった日は、2021年7月27日に確認された2,848人である[7][8]。
感染者数
居住市区町村 / 地域 | 感染 | 死亡 | 備考 | |
---|---|---|---|---|
合計(全体) | 98,439 | 864 | イギリスで報告された変異した新型コロナウイルスに感染した都内在住の13人も含まれる[10]。 居住地不明の死亡者のうち、385人は都内在住、78人は未公表。 | |
千代田区 | 546 | [11] | ||
中央区 | 1,709 | [12] | ||
港区 | 3,533 | [13] | ||
新宿区 | 6,061 | [14] | ||
文京区 | 1,565 | [15] | ||
台東区 | 1,893 | 1 | [16] | |
墨田区 | 1,887 | 23 | [17] | |
江東区 | 3,208 | [18] | ||
品川区 | 2,980 | 48 | [19] | |
目黒区 | 2,811 | 19 | [20] | |
大田区 | 5,120 | [21] | ||
世田谷区 | 7,358 | 31 | [22] | |
渋谷区 | 2,970 | 12 | [23] | |
中野区 | 3,402 | [24] | ||
杉並区 | 3,982 | 27 | [25] | |
豊島区 | 2,366 | [26] | ||
北区 | 2,153 | [27] | ||
荒川区 | 1,552 | [28] | ||
板橋区 | 3,576 | [29] | ||
練馬区 | 4,184 | 50 | [30] | |
足立区 | 4,672 | 71 | [31] | |
葛飾区 | 2,721 | 18 | [32] | |
江戸川区 | 3,742 | 31 | [33] | |
八王子市 | 1,889 | 31 | [34] | |
立川市 | 749 | [35] | ||
武蔵野市 | 762 | [36] | ||
三鷹市 | 966 | [37] | ||
青梅市 | 449 | [38] | ||
府中市 | 1,035 | [39] | ||
昭島市 | 493 | [40] | ||
調布市 | 1,123 | [41] | ||
町田市 | 1,686 | 15 | [42] | |
小金井市 | 532 | [43] | ||
小平市 | 592 | [44] | ||
日野市 | 614 | [45] | ||
東村山市 | 453 | [46] | ||
国分寺市 | 433 | [47] | ||
国立市 | 245 | [48] | ||
福生市 | 302 | [49] | ||
狛江市 | 326 | [50] | ||
東大和市 | 255 | [51] | ||
清瀬市 | 234 | [52] | ||
東久留米市 | 361 | [53] | ||
武蔵村山市 | 223 | [54] | ||
多摩市 | 528 | [55] | ||
稲城市 | 330 | [56] | ||
羽村市 | 216 | [57] | ||
あきる野市 | 344 | [58] | ||
西東京市 | 964 | [59] | ||
瑞穂町 | 102 | [60] | ||
日の出町 | 55 | [61] | ||
檜原村 | 4 | [62] | ||
奥多摩町 | 15 | [63] | ||
大島町 | 7 | [64] | ||
神津島村 | 1 | [65] | ||
三宅村 | 4 | [66] | ||
御蔵島村 | 1 | [67] | ||
八丈町 | 7 | [68] | ||
小笠原村 | 3 |
|
[69] | |
都外 | 7215 | 24 |
|
|
不明 | 930 |
流行の動向
この節の加筆が望まれています。 |
2020年
1月
1月24日、中華人民共和国から来日した湖北省武漢市在住の40代男性旅行者が、東京都内で初めての新型コロナウイルス感染症患者と確認された[3]。1月15日に神奈川県で確認された感染者に続いて、国内2例目となった[3]。この患者は来日前に医療機関を2度受診していたが、肺炎の診断はなく経過観察となり、来日後の1月20日に日本国内の医療機関を受診した際も診断は変わらなかった[3]。しかし、発熱と咽頭痛が続いて1月22日に再受診したところ、肺炎像を認め、都内の医療機関に転院し、入院した[3]。入院中に症状は落ち着き[4]、その後、退院した[1]。
2月
2月13日、東京都内在住の70代のタクシー運転手の男性について、新型コロナウイルスの検査で陽性反応が出たことが判明した[107]。都内で4例目の感染事例で[5]、東京都在住者および日本国籍者としては初めての感染者となった[107]。外国への渡航歴はなく[107]、中国人客の乗車もなかったという[5]。
3月
3月24日、東京都内の感染者は18人増えて累計で171人となり、それまで感染者数で1位だった北海道の162人を抜いて都道府県別で国内最多となった[108]。
3月26日、東京都は新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づき、「東京都新型コロナウイルス感染症対策本部」を設置した[6]。
3月28日、新たに64人の感染が確認された[109][注 5] 東京都では27日まで3日連続で40人以上の感染者が確認されており、感染の拡大防止のため外出を自粛するよう要請している。
3月29日、新たに72人の感染が確認され、1日の感染者数で過去最多となった。[注 6]そのうち20数人は台東区の病院の関係者である[110]。同日深夜、同月23日に感染が確認されたタレントの志村けんが都内の病院で死去[111]。
3月31日、新たに78人の感染が確認された[112]。そのうち49人は、感染経路不明である。
4月
4月1日、新たに67人の感染が確認された[113][注 7]。そのうち44人の感染経路が不明である[114]。
4月2日、新たに98人の感染が確認された[115][注 8]。そのうち35人の感染経路が不明である[116]。
4月3日、新たに92人の感染が確認された[117][注 9]。そのうち61人の感染経路が不明である[118]。また、永寿総合病院の入院患者2人の死亡が確認された[119]。
4月4日、新たに118人の感染が確認された。そのうち82人の感染経路の不明である。また、永寿総合病院の患者3人など5人の死亡が確認された[注 10]。
4月5日、新たに141人の感染が確認された[121][注 11]。そのうち45人は感染者の濃厚接触者、4人は海外からの帰国者で、96人の感染経路が不明である[123]。これで、東京都での感染者数は1,000人を超え、1,033人となった。
4月6日、新たに85人の感染が確認された[124][注 12]。そのうち76人の感染経路が不明である[125]。また、安倍首相が4月7日に緊急事態宣言を出す方針を示した[126]。
4月7日、新たに87人の感染が確認された。そのうち64人の感染経路が不明である。また、永寿総合病院の入院患者である90代女性1人の死亡が確認された[127][注 13]。
4月8日、新たに156人の感染が確認された[128][注 14]。そのうち110人の感染経路が不明である[128]。また、永寿総合病院の入院患者3人など4人の死亡が確認された[128]。
4月9日、新たに183人の感染が確認された。そのうち128人の感染経路が不明である。また、70代男性1人の死亡が確認された[注 15]。
4月10日、新たに199人の感染が確認された。そのうち161人の感染経路が不明である。また、4人の死亡が確認された[注 16]。
4月11日、新たに198人の感染が確認された。そのうち156人の感染経路が不明である[133][134][注 17]。
4月12日、新たに174人の感染が確認された[135][注 18]。そのうち87人は中野区の中野江古田病院の関係者で、71人の感染経路が不明である[136]。また、2人の死亡が確認された[137]。
4月13日、新たに100人の感染が確認された。そのうち85人の感染経路が不明である[131][注 19]。
4月14日、新たに159人の感染が確認された[138][注 20]。そのうち107人の感染経路が不明である。永寿総合病院の入院患者4人など5人の死亡が確認された[139]。
4月15日、新たに127人の感染が確認された。そのうち42人は濃厚接触者、2人は海外帰国者で、83人の感染経路が不明である[140]。また、6人の死亡が確認された[注 21]。
4月16日、新たに151人の感染が確認された。そのうち105人の感染経路が不明である。また、3人の死亡が確認された[注 22]。
4月17日、新たに206人の感染が確認された[注 23]。そのうち138人の感染経路が不明である[143]。
4月18日、新たに186人の感染が確認された。そのうち130人の感染経路が不明である。[注 24]また、5人の死亡が確認された[144]。
4月19日、新たに109人の感染が確認された。そのうち67人の感染経路が不明である。[注 25]また、3人の死亡が確認された[145]。
4月20日、新たに101人の感染が確認された。そのうち77人の感染経路が不明である。[注 26]また、永寿総合病院の入院患者3人など6人の死亡が確認された[146]。
4月21日、新たに123人の感染が確認された。そのうち42人は濃厚接触者で、残りの81人の感染経路が不明である。また、4人の死亡が確認された[147]。
4月22日、新たに123人の感染が確認された[注 27]。そのうち49人が濃厚接触者で、74人の感染経路が不明である[148]。
4月23日、新たに134人の感染が確認された。そのうち85人の感染経路が不明である。また、女優の岡江久美子など6人の死亡が確認された[132]。
4月24日、新たに170人の感染が確認された。感染者の濃厚接触者89人のうち26人は練馬区の練馬光が丘病院の関係者で、残りの81人は感染経路が不明である。[注 28]また、永寿総合病院の入院患者4人など6人の死亡が確認された[149][150]。
4月25日、新たに119人の感染が確認された。そのうち51人は濃厚接触者で、68人の感染経路が不明である。[注 29]また、永寿総合病院の入院患者2人など7人の死亡が確認された[151]。
4月26日、新たに82人の感染が確認された[注 30]。そのうち56人の感染経路が不明である[152]。
4月27日、新たに41人の感染が確認された。そのうち17人の感染経路が不明である。[注 31]また、練馬光が丘病院の入院患者2人など6人の死亡が確認された[153]。
4月28日、新たに113人の感染が確認された。そのうち70人は濃厚接触者、1人は海外帰国者で、43人の感染経路が不明である。[注 32]また、墨東病院の入院患者1人など2人の死亡が確認された[154][155]。
4月29日、新たに47人の感染が確認された。そのうち17人は濃厚接触者、3人は海外帰国者で、27人の感染経路が不明である。また、9人の死亡が確認された[156] [157]。
4月30日、新たに59人の感染が確認された。そのうち43人は濃厚接触者で、16人の感染経路が不明である。[注 33]また、3人の死亡が確認された[158][159]。
5月
5月15日、東京都の累計感染者が5,000人を超えた[160]。
6月
6月2日、東京都は5月下旬ごろから再び感染拡大の兆候があるとして独自の警戒情報である「東京アラート」を発動した[162]。同11日、発動の目安を下回ったことから「東京アラート」を解除した[163]。
6月24日、新たに55人の感染が確認された。このうち、23人の感染経路が不明である[164]。5月5日以来、1日あたりの感染者が50人を超えた。
6月27日、東京都の累計感染者が6,000人を超えた[165]。
7月
7月2日、新たに107人の感染が確認され、そのうち45人の感染経路が不明である。また、5月2日以来1日の感染者が100人を超えた[166]。
7月9日、新たに224人の感染が確認され、このうち104人の感染経路が不明である。また、4月17日以来1日の感染者が200人を超え、当時では過去最多となった[167]。
7月22日、東京都の累計感染者が10,000人を超えた[168]。
7月23日、新たに366人の感染が確認され、そのうち255人の感染経路が不明である。また、初めて1日の感染者が300人を超えた[169]。
7月31日、新たに463人の感染が確認され、このうち289人の感染経路が不明である。また、初めて、1日の感染者が400人を超えた[170]。
8月
8月1日、新たに472人の感染が確認された。このうち305人は感染経路不明である[171]。 1日あたりの感染者としては過去最多となった。
8月27日、東京都の累計感染者が20,000人を超えた[172]。
9月
月中に離島の伊豆大島、八丈島と父島で初症例が発生[161][173]。
10月
10月25日、東京都の累計感染者数が30,000人を超えた[174]。
11月
11月28日、東京都の累計感染者数が40,000人を超えた[175]。
12月
12月18日、 東京都の累計感染者数が50,000人を超えた[176]。
12月17日、モニタリング会議が開催された。医療提供体制の警戒レベルについて、4段階のうち最も深刻な「体制が逼迫している(レベル4)」に引き上げた。医療提供体制がレベル4になるのは初めてである[177]。
12月26日・27日、検査で陽性となった高齢者のうち、それぞれ70人以上が入院できない状況となった[178]。
12月30日、モニタリング会議が開催された。東京都医師会の猪口正孝副会長は「このままの状況では、(医療提供体制が)破綻の危機に瀕する可能性が非常に高い」と表明した[179]。
12月31日、新たに1,337人の感染が確認され、1日あたりの感染者数が初めて1,000人を超えた[180]。
2021年
2月
2月1日、東京都内の累計感染者数が10万人を超えた[181]。
2月6日、東京都内の累計死者数が1,000人を超えた[182]。
3月
3月12日、モニタリング会議では、今後の見通しとして「今後、変異株等により第3波を大きく超える再拡大が起こる可能性がある」という見解を検討していたが、公表の直前に削除されて「変異株等により急激に感染の再拡大が起こる可能性」という表現に変更された[183]。
4月
4月15日、モニタリング会議が開かれ、専門家は「第3波より急速に感染が拡大し、波が大きくなる可能性がある」として、強い懸念を示した[184]。さらに小池知事はモニタリング会議のあと、「都外に住む人は可能な限り東京には来ないでほしい」と述べた[184]。
4月25日、東京都に緊急事態宣言が発令された[185]。
5月
5月21日、東京都の累計死者数が2,000人を超えた[186]。
6月
6月18日、感染者数のこの日までの7日間平均は389.0人で前の週を上回り、感染者数は下げ止まりとなった。前の週を上回るのは5月17日以降のことである[187][188]。
7月
7月15日に開かれた都のモニタリング会議では、「新規感染者の増加が今のペースで続けば、五輪閉幕直後の8月11日には1週間平均の感染者数が約2400人に達する」との試算が示された[189]。さらに翌週の7月22日のモニタリング会議では、「新規感染者の増加が今のペースで続いた場合、2週間後の8月3日には1週間平均の感染者数が約2600人に達し、2週間を待たずに第3波をはるかに超える危機的な感染状況になる」と強い懸念が示された[190]。
7月26日、東京都内の累計感染者数が200,000人を超えた[191]。
感染者数の集計体制
東京都によれば、PCR検査や抗原検査で「陽性」と確認された日から、都が公表するまでに3日ほどかかるという[192]。その理由はアナログな集計方法にある。医師が「新型コロナウイルス感染症発生届」を作成してファックスで保健所に送信し、保健所が内容を確認してファックスで東京都の感染症対策部に送信する。都が発表する感染者の人数は週前半に少なく、週後半に多い傾向があった。また、東京都は、毎日の午前9時までに報告された人数を発表している[192]。
集団感染(クラスター)発生事例
この節の加筆が望まれています。 |
本節では、集団感染が疑われるケースも記載する。
屋形船での新年会
2020年2月14日、前月18日に屋形船で行われた都内の個人タクシー組合支部の新年会の出席者から複数の感染者が確認された[193][194]。うち2人は2月13日に感染が確認された70代のタクシー運転手の男性の関係者だった[193]。新年会の数日前、屋形船の従業員が武漢市からの旅行者を接客したという[193]。
病院(院内感染)
永寿総合病院
2020年3月25日、東京都台東区で最も規模の大きい永寿総合病院で、入院患者および看護師十数人の感染が判明した[195]。東京都によると、院内での集団感染が疑われるケースは都内で初めてだという[195]。台東区の服部征夫区長は、医療機関の関係者で構成される台東区新型コロナウイルス感染症対策協議会を設置し、また同病院の受診者や区民を対象とした専用相談電話を、それぞれ病院および区に開設すると発表した[196]。なお、このクラスターも屋形船に由来する可能性があると見られる[197]。
それ以降も相次いで関係者の感染が確認され、5月9日の時点で、患者131人、職員83人(常勤医師8人、看護師・看護助手60人、事務員・技師・委託業者等15人)の計214人の感染と患者42人の死亡が判明している[198]。
都立墨東病院
墨田区の都立墨東病院では、2020年4月9日に患者1人と委託職員1人の感染が確認され(発表は14日)、4月28日までに患者13人、職員27人、委託職員3人の計43人の感染と患者4人の死亡が確認されている[199]。
舞台
東京都新宿区の新宿シアターモリエールで2020年6月25日から7月5日に行われた舞台「THE★JINRO―イケメン人狼アイドルは誰だ!!―」で、出演者・スタッフ・観客など30人以上の集団感染が確認された。演劇関係では初のクラスター発生とみられる。小規模な劇場のため公演中は密閉状態となり、体調不良の出演者がいながら上演を強行した疑いや、一部の出演者は出待ちしたファンに握手やサインなどをしたり、出演者ら全関係者が濃厚接触者と指定されるなどソーシャルディスタンス維持ができていなかった可能性があり、東京都は会場と主催者側に詳しい状況を調査する考えを示した[200][201][202]。
行政対応
- 2020年6月、品川区役所は全区民に1人当たり3万円、中学生以下には5万円を支給すると発表した[203]。
- 2020年7月9日、新宿区役所は感染により仕事などに影響が出る人がいるとして、感染が確認された区民に1人当たり10万円の見舞い金を支給することを決めた[204]。
- 2020年9月1日、千代田区議会は全区民に1人あたり12万円を給付する新型コロナウイルス対策を含む補正予算案を可決した[205]。
- 2021年1月7日、東京都は新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づき、同月8日から2月7日までの間、居酒屋を含む飲食店、喫茶店、バー、カラオケ店などに対して営業時間を午後8時までに短縮するよう要請した。要請に応じた事業者に対しては店舗ごとに「感染拡大防止協力金」を支給し、その金額は全期間応じた場合は186万円とした。また、準備に時間がかかる事業者を考慮し、同月12日から全面的に応じた場合には162万円支給するとした[206]。
脚注
注釈
- ^ 東京都は2020年11月18日から2021年1月31日までの間に感染者計838人の報告漏れがあったとして追加発表した。なお、2021年2月15日に報告された感染者数は266人である。
- ^ 東京都は感染者計4512人の報告漏れ、感染者計447人の報告重複があったとして追加発表した。なお、2021年10月29日に報告された感染者数は24人である。
- ^ 東京都は感染者計42人の重複があったとして追加発表した。なお、2021年11月30日に報告された感染者数は21人である。
- ^ 東京都は感染者計18人の削除を追加発表した。なお、2022年1月31日に報告された感染者数は11,751人である。
- ^ 東京都は3月28日、63人の感染を発表したが、5月11日には64人に修正した。
- ^ 東京都は3月29日、68人の感染を発表したが、5月11日には72人に修正した。
- ^ 4月1日、東京都が66人の感染を発表したが、5月11日には67人に修正した。
- ^ 4月2日、東京都が97人の感染を発表したが、5月11日には99人に修正し、5月21日には98人に修正した。
- ^ 4月3日、東京都は89人の感染を発表したが、5月11日には92人に修正した。
- ^ 4月4日、東京都は118人の感染を発表した[120]が、5日に117人に修正し[121]、7日には116人に修正し[122]。、5月11日には118人に修正した
- ^ 4月5日、東京都は143人の感染を発表したが、5月11日には141人に修正した。
- ^ 4月6日、東京都は83人の感染を発表したが、5月11日には85人に修正した。
- ^ 4月7日、東京都は80人の感染を発表した[122]が、8日に79人に修正し、[128]5月11日には86人に修正し、5月21日には87人に修正した
- ^ 4月8日、東京都は144人の感染を発表したが、5月11日には157人に修正し、5月21日には156人に修正した。
- ^ 4月9日、東京都は181人の感染を発表したが、10日に178人に修正し、5月11日には183人に修正した。[129]
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出典
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関連項目
外部リンク
- 新型コロナウイルス感染症対策サイト - 東京都
- 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する情報 - 東京都
- 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する情報 - 東京都感染症情報センター
- 新型コロナウイルス感染症について - 東京都福祉保健局
- 東京動画 新型コロナウイルス感染症に関する対応の動画一覧 - 東京都
- 都道府県別新型コロナウイルス感染者数マップ - ジャッグジャパン提供