コロナビール

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Corona-6Pack.JPG

コロナ・エキストラ[1](スペイン語:Corona Extra)は、モデーロ社(Grupo Modelo)が製造するメキシコのビールの銘柄。コロナ、コローナとcoronaの日本語転写は複数あるが、本記事では固有名称以外はアンハイザー・ブッシュ・インベブ・ジャパンが定める「コロナ」と記載する。

概要[編集]

米国のビール同様、軽い味わいが特徴である。大抵の場合ジョッキなどに注がず、栓を抜いた瓶からラッパ飲みされる。広告に「このビールは、立って飲むのがお行儀です」というキャッチコピーもある。

そのまま飲むほか、テキーラのように塩分を加えたりする。また、8分の1程度に櫛形切りしたライムを瓶の中に押し込んで風味を付けて飲む方法もある。過去には「ライムがなければコロナを飲むな」というキャッチコピーが広告に使われたことがある。

ラインナップ[編集]

アルコール度数はすべて4.5%。

  • コロナ・エキストラ ボトル (355ml)
  • コロナ・エキストラ 缶 (355ml)
  • コロニータ・エキストラ 小瓶 (207ml)

旧ラインナップ[編集]

  • コローナ・エクストラ (355ml、4.6%)
  • コロニータ (207ml、4.6% 中身は上記コローナ・エクストラと同一)
  • コローナ・ライト (355ml、3.8%)

エピソード[編集]

2020年、前年に中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる感染症が猛威を振るう中「コロナビール」のネット上での検索数が急増した。コロナビールはウイルスとは無関係だが、「コロナ」という名称から何らかの連想をした検索が増えていると考えられ、ネット検索の傾向を示す「グーグル・トレンズ」によると、2020年1月18~26日にかけて「corona beer virus(コロナ、ビール、ウイルス)」の検索数が世界で2300%上昇した[2]。一方でいわゆる風評被害も見られ、同年1月~2月だけで約19億4545万ポンド(約810億円)の売上が失われたとされている[3]。ビールを飲むアメリカ人のうち「現在はいかなる状況下でもコロナビールを買わない」と回答した人が38%に上った[4]。モデーロ社は販売の落ち込みを否定していたが、メキシコ政府からの不要不急の産業の停止要請を受け4月5日からの操業を取りやめると発表した[5]。また、ビールの生産過程でできるアルコールを使った殺菌ジェル30万本を寄付するなど、新型コロナウイルス対策に貢献すると発表した[6]

脚注・出典[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ Corona Extra - コロナ・エキストラ / コロナビール公式サイト - コロナビール公式サイト(アンハイザー・ブッシュ・インベブ ジャパン)
  2. ^ 新型肺炎で連想?「コロナビール」の検索急増”. 日本経済新聞. 2020年2月20日閲覧。
  3. ^ 新型コロナウイルスの風評被害「コロナビール」310億円の売上減”. ライブドアニュース. 2020年2月29日閲覧。
  4. ^ コロナビール「今は買わない」38%、ウイルス流行で 米調査”. AFPBB NEWS. 2020年2月29日閲覧。
  5. ^ メキシコの「コロナビール」が製造停止”. 日本経済新聞. 2020年4月4日閲覧。
  6. ^ コロナビール生産停止へ 「必要不可欠でない」要請受け”. 朝日新聞. 2020年4月4日閲覧。

外部リンク[編集]