日本トランスオーシャン航空
![]() |
![]() | |
![]() 本社が入居する那覇バスターミナル | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
略称 | JTA |
本社所在地 |
![]() 〒900-0027 沖縄県那覇市泉崎1-20-1 カフーナ旭橋A街区 3階 北緯26度12分40.6秒 東経127度40分37.5秒 / 北緯26.211278度 東経127.677083度座標: 北緯26度12分40.6秒 東経127度40分37.5秒 / 北緯26.211278度 東経127.677083度 |
設立 | 1967年(昭和42年)6月20日 |
業種 | 空運業 |
法人番号 | 3360001001727 |
事業内容 |
定期航空運送事業及び不定期航空運送事業 航空機整備事業 その他の事業[1] |
代表者 | 野口望(代表取締役社長執行役員)[1] |
資本金 | 45億3720万円[1] |
売上高 |
189億1069万2000円 (2022年3月期)[2] |
営業利益 |
△75億1390万7000円 (2022年3月期)[2] |
経常利益 |
△74億9312万7000円 (2022年3月期)[2] |
純利益 |
△52億6656万0000円 (2022年3月期)[2] |
純資産 |
365億3859万6000円 (2022年3月31日現在)[2] |
総資産 |
527億5870万8000円 (2022年3月31日現在)[2] |
従業員数 | 802名(2022年3月31日現在)[1] |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 | 日本航空 72.8%[3] |
主要子会社 |
琉球エアーコミューター 74.5%[4] JALJTAセールス 83.3%[5] |
関係する人物 | 青木誠(元社長) |
外部リンク | https://jta-okinawa.com/ |
![]() | ||||
| ||||
法人番号 | 3360001001727 | |||
---|---|---|---|---|
設立 | 1967年6月20日[1] | |||
ハブ空港 | 那覇空港 | |||
マイレージサービス | JALマイレージバンク | |||
会員ラウンジ | サクララウンジ | |||
航空連合 | ワンワールド | |||
親会社 | 日本航空 | |||
保有機材数 | 13機[1] | |||
就航地 | 10空港[1] | |||
本拠地 | 沖縄県那覇市泉崎1-20-1 カフーナ旭橋A街区3階[1] | |||
代表者 | 野口望 (代表取締役 社長執行役員)[1] | |||
外部リンク | https://jta-okinawa.com/ |
日本トランスオーシャン航空株式会社(にほんトランスオーシャンこうくう、英: Japan Transocean Air Co.,Ltd.)は、日本の航空会社である。
概要[編集]
日本航空 (JAL) グループの一企業で、日本航空株式会社、沖縄県等が株主の第三セクター企業である。航空連合「ワンワールド」に加盟する。
1958年、那覇と先島諸島の宮古、石垣の各空港を結ぶ[注 1]琉球航空運輸株式会社が米軍施政権下におかれた沖縄県で設立された。1967年、琉球航空に日本航空が出資し南西航空株式会社が設立された[7]。南西航空は設立時に離島6路線を加え[8]、以後、沖縄本島の那覇空港から離島を結ぶ路線を中心に運航する。1993年、現・商号に変更。
なお、かつて米国に存在したトランスオーシャン航空 (Transocean Airlines) や、当社の英文旧社名 (Southwest Air Lines) とほぼ同名の米国に現存するサウスウエスト航空(Southwest Airlines)とは直接的な関係はない。
同社のIATAコードは同社子会社である琉球エアーコミューター(RAC)においても使用される場合がある。JALマイレージバンクの搭乗履歴に表示されるRACの2レターコードは、親会社であるJTAのIATAコードである「NU」となる。また、JALグループや同社と連帯運送契約を締結している全日本空輸(ANA)のチェックインカウンターで発行された手荷物タグに表示される2レターコードも「NU」となる。(2019年のJALグループ旅客サービスシステム更新前までは、JALグループで発行される手荷物タグの2レターコードが「RC」と表記されていた。)
JALグループ各社はJAL・J-AIR・JAC・HACの4社においては運航全便にて運送の共同引き受けを実施し、便名をJAL便に統一しているが、JTA・RACの2社はJTA・RAC間を含むJALグループ各社間で運送の共同引き受けを実施していない。なお、JTAでは2021年3月28日より、一部の便にてJALとの運送の共同引受を開始したことに伴い、当該便はJAL便として運航している[9][10]。
RACの便名の数字は700番台・800番台となっており、JTAと便名の数字が重複することはないが、JAL・JTA両社運航便については便名の数字が重複するケースが多いことから[11]、JAL国内線時刻表にも両社運航便には同数字の便名が存在することへの注意喚起の記述が見られる[12]。
沿革[編集]
南西航空 (SWAL) 時代[編集]
- 1967年
- 1968年
- 1972年
- 1973年
- 1974年
- 7月26日:(旧)多良間空港開港により、宮古 - 多良間 - 石垣線 開設。
- 8月:南大東空港が国の航空法適用により滑走路が800mでの供用開始となり、DHC-6のみの運航となる。
- 1975年
- 1976年
- 1978年
- 1979年
- 1980年
- 1982年
- 8月26日:那覇発石垣行きの611便(ボーイング737-200、機体記号 JA8444)が石垣空港でオーバーラン事故を起こす。詳細は「南西航空石垣空港オーバーラン事故」を参照
- 8月26日:那覇発石垣行きの611便(ボーイング737-200、機体記号 JA8444)が石垣空港でオーバーラン事故を起こす。
- 1985年
- 11月23日:のちに子会社となる琉球エアーコミューター (RAC) 設立。
- 1986年
- 4月:初の旅行商品となる「スワルプラン」(現社名変更後はJ-TAP)発売開始。
- 11月1日:初の本格的な沖縄県外路線(本土路線)となる那覇 - 松山線 就航(ボーイング737-200)。
- 1987年
- 1988年
- 3月11日:那覇 - 岡山線 開設(松山線に次ぐ2路線目の本土路線)。
- 1989年
- 7月22日:那覇空港以外では初の県外路線となる東京/羽田 - 宮古線(直行便) 就航(ボーイング737-200)。
- 1990年
- 7月21日:東京/羽田・那覇 - 宮古線にボーイング767-300を日本航空 (JAL) からのウェットリースという形で投入(8月31日までの夏季限定、以降毎年7月後半から8月に投入)。
- 1991年
- 1992年
- 4月24日:那覇 - 名古屋線をJALから一部移管(1993年1月から完全移管、1995年5月10日に再びJALに移管。2009年2月から石垣発名古屋/中部行きの経由便として運航再開)、初の沖縄県を発着しない路線となる名古屋 - 山形線を就航[13](1995年5月10日にJALに移管)。またボーイング767-300をこの年に限り1年間JALからリースで投入( - 1993年4月7日、5月中旬からはSWAL塗装での運航)。
- 11月16日:DHC-6就航路線 全路線を子会社の琉球エアーコミューターに移管(移管対象路線:那覇 - 南大東線・北大東線・粟国線、宮古 - 多良間 - 石垣線、石垣 - 波照間線)。
- 1993年
- 4月8日:これまでのボーイング767-300に替わり、ボーイング767-200が投入( - 1995年、JALからのリース、塗装が現社名塗装となる)。
- 4月22日:那覇 - 鹿児島線 就航(1970年代から検討してようやく実現したが2001年3月で運休、2006年2月からJALで運航再開するも2007年3月で運休)。
日本トランスオーシャン航空 (JTA) 時代[編集]
- 1993年
- 1994年
- 7月22日:最新機種のボーイング737-400を導入。那覇 - 宮古線に投入(以後各路線に投入)。
- 9月4日:大阪/関西 - 石垣線 就航(石垣発大阪/関西行きは、給油のため宮古経由の運航)。
- 1995年
- 4月:ボーイング737-400のJALへのウェットリース開始(同社が同機種を導入したため)。
- 1996年
- 9月20日:日本アジア航空 (JAA) とのウェットリースによる石垣 - 台北/桃園線のチャーターフライト運航。
- 1997年
- 4月15日:那覇 - 与論線を子会社の琉球エアーコミューターに移管(同社の最新機種DHC-8-Q100導入に伴うもの、機材もYS-11から変更)。
- 7月18日:久米島空港の滑走路が2,000mへ延長されジェット化に伴い、那覇 - 久米島線がこれまでのYS-11に代わって同空港初のジェット旅客機となるボーイング737-200での運航となる。また同時に東京/羽田 - 久米島線 就航( - 9月、以降1998年 - 2006年までは6月 - 9月、2007年以降は7月中旬 - 9月の季節限定運航となる。また2007年以降は久米島発は那覇経由となる)。
- 8月1日:東京/羽田 - 那覇線 就航(当社初の国内幹線路線の就航、最終便のみだが10月 - 翌年5月には那覇発のみ午前便が増便)。
- 1998年
- 10月1日:那覇 - 高知線 就航(松山線と交互で週3日の運航、2009年2月で運休)。
- 1999年
- 2001年
- 4月1日:福岡 - 那覇線 就航(JALの一部を移管)。那覇 - 福島線をJALから移管・就航(2009年2月で運休)。
- 2002年
- 2003年
- 2006年
- 3月16日:那覇 - 北九州線 就航(2010年5月5日で運休)。
- 2007年
- 2008年
- 7月1日:神戸 - 那覇線を全便JALより移管(一部はJAL機材・乗務員によるJTA便としてウェットリース運航)。東京/羽田 - 那覇線 深夜便運休。
- 2009年
- 2月1日:名古屋/中部 - 石垣線 就航(石垣発名古屋/中部行きは那覇経由、これにより那覇発のみだが那覇 - 名古屋/中部線が14年ぶりに運航再開(中部国際空港行きは初))、那覇 - 松山線が毎日運航再開(高知線 運休に伴うもの)。
- 2010年
- 2011年
- 2012年
- 2013年
- 2016年
- 2018年
- 2019年
- 2020年
- 4月1日:JALグループとして7年ぶりに、制服を一新[22]
- 2021年
- 2023年
運航機材[編集]
日本トランスオーシャン航空が新造機で受領したボーイング社製航空機の顧客番号(カスタマーコード)はQ3で、航空機の形式名は737-2Q3、737-4Q3、737-8Q3となる。
保有機材[編集]

- ボーイング737-800 : 13機運用中[27]/1機(JA350J)JALより追加導入[28][29](2020年3月現在)
- JTAの新主力機材となるB737長胴タイプで2014年3月27日に12機発注する方針を決定したと発表[30]。2016年1月24日、米国で受領した初号機が太平洋渡洋のフェリーフライトを経て那覇空港に到着した。以後、順次800型機を受領しており、同年2月10日より福岡-那覇線、那覇-宮古線で運航開始。
- JTAの400型機は145席または150席であったが、800型機はクラスJ 20席・普通席 145席の165席仕様である。なお、日本航空で運航しているボーイング737-800とは一部仕様が異なる点が存在する。JALでは性能向上プログラム(PIP)を適用した機体は同社が保有する50機のうち1機[31]のみであるが、JTA導入機は全機がPIP適用となる。また、内装はJAL導入機では採用されなかった「ボーイング・スカイ・インテリア」(BSI)仕様となり同社導入機よりも荷物棚が大きくなるなどの改良がなされる。そして、導入当初から座席はJAL SKY NEXT仕様となる。クラスJのヘッドレストカバーは沖縄の伝統工芸である紅型デザインとなる。JAL SKY Wi-Fiも導入されるが、JALの800型機が米gogo社の「Kuバンド」を採用しているのに対し、JTAでは米gogo社の新しい方式である「2Kuバンド」を採用するため、2017年からサービスが開始された[32]。
退役機材[編集]
YS-11を導入するまでの機材(いずれもJALからのリース)
YS-11導入以降の使用機材
- YS-11(1968年 - 1999年、最盛期の1970年代後半に8機保有)
- デ・ハビランド・カナダ DHC-6(ツインオッター・1973年 - 2002年、4機)
- 本土復帰後の日本の航空法適用によりYS-11が就航不可能な空港に対応するために導入、以後滑走路が短い小さな離島空港に就航。1992年に琉球エアーコミューター(RAC)に移管した後も整備は引き続き南西航空 → 日本トランスオーシャン航空が行っていた。
- ボーイング737-200(1978年 - 2002年、11機導入)
- ジェット化から現行のボーイング737-400を導入するまでの主力機として運航。製造ラインが閉じる1988年までに8機導入したが、増える需要に追い付かず、1993年までに中古機を3機購入した。1号機のJA8443は導入直後の1978年夏季に日本航空の福岡 - 那覇線に就航。同年12月より那覇 - 宮古線、翌1979年5月に那覇 - 石垣線に就航しYS-11路線をジェット化したほか、1986年に初の本土路線となる那覇 - 松山線にも就航した。1996年には「スカイシーサー」の愛称が付され、この時点で稼動中の9機それぞれに「バンザイシーサー」、「はずかシーサー」など、異なったペットネームとイラストが与えられた[33]。2002年2月9日の久米島発那覇着便を以って全機が退役した[34]
- ボーイング737-400 (1994年 - 2019年)
- 1994年から2002年にかけて15機導入した。導入中に生産終了したため、海外航空会社で運航されていた中古機体が導入された。後に、それらの機体を置き換えるため、2009年から2011年にかけて旧JALエクスプレスで運航されていた8機が移管された。2010年より退役が始まった。合計23機が在籍したが、同時期に全機揃ったことはない[35]。
- 主に本土 - 那覇線に使用されるクラスJ 20席・普通席 125席の145席仕様と、主に沖縄県内路線に使用される普通席のみ150席仕様の2タイプが存在している。社名変更後に導入されたため南西航空塗装の737-400は存在しなかったが、新石垣空港の開港を記念し2013年3月5日よりJA8999に「SWALジェット」として南西航空時代の塗装が施された[36]。2011年7月にJA8524が新しい鶴丸塗装(後述)に変更され、同年7月19日より就航開始した。JEXで運航されていた機体は、社名表記もJAL EXPRESSままの状態で運用され続け、中にはJALとJEXが合併した後もJEXの塗装のまま運航され続けてきた機体も存在していたが、順次JTAの鶴丸塗装(JA8999はSWALジェット)への塗り替えが進められ、全ての機体の塗装が変更された。
- 就航当初は「スカイマンタ」の愛称で呼ばれ[19]、「スカイマンタ」のキャラクターが機体に描かれていた[18]。
- 2019年5月31日に最後の1機(JA8995)のラストフライトをもって全機が退役した。
JALからのリース機材
- ボーイング767-200(1992年 - 1995年) : 那覇 - 名古屋 - 山形線 就航時に使用され、機体塗装もJTA自社のものであった。
ランディング中のボーイング737-400
機材削減[編集]
- JTAは2012年1月17日、16機体制から2013年1月までに4機削減し、12機体制とすると発表した。格安航空会社の沖縄進出を前にした構造改革の一環。これに伴い、2012年3月に那覇 - 久米島線を減便、名古屋/中部 - 石垣線を運休した。また2013年1月には石垣 - 与那国線を減便。那覇 - 久米島線・石垣 - 与那国線は琉球エアーコミューターの増便で対応する[37]。
整備を受託している航空会社及び官公庁[編集]
- DHC-8-Q300 DHC-8-Q400CC (琉球エアーコミューター)(海上保安庁)
エンブラエル社機材
- エンブラエル 170 (ジェイエア)(フジドリームエアラインズ)
- エンブラエル 175 (フジドリームエアラインズ)
- エンブラエル 190 (ジェイエア)
機体塗装[編集]
南西航空時代は独自のデザインを採用していた時期もあったが、社名変更後は基本的にJALデザインと同じである。
SWAL時代[編集]
- 設立当時
- 前身の琉球航空と同様、当時のJALの青と赤のラインのデザインをベースに社名とロゴマークを変更したもので、機体側面に「南西航空」の文字が施され、操縦席窓の横と垂直尾翼に新たなロゴマークが描かれた。ロゴマークは、鳥が広げた翼で作られた輪(鶴丸ではない)の中に斜体字で「SWAL」と表記され、全体の円形で南国の太陽と日の丸を表すとともに、島々の間を飛ぶ鳥の姿をイメージしていた[38]。
- 2代目
- 1978年12月のSWAL初のジェット機である737-200型機就航と同時に導入[36]。JALの塗装とはまったく異なり、オレンジを基調としたラインと「南西航空 SOWTHWEST AIR LINES」の文字が施され、垂直尾翼はオレンジ色で縁どられてその中心に設立当時と同じロゴマークが描かれた[38]。JTAへの社名変更後も、一部の機体は尾翼のロゴマークを消したうえでしばらく用いられていた。2013年には、新石垣空港の開港を記念して「SWALジェット」としてJA8999に南西航空時代の復刻塗装が施された[36]。
JTA時代[編集]
- 3代目
- 1993年のJTAへの社名変更と同時に導入。当時のJALと同じくランドーアソシエイツによる灰色と赤色のブロックを組み合わせたデザインである。ただし「JAL」ではなく「JTA」(Tの間に赤いブロックが入り、Aの横棒がない)に置き換えられ、垂直尾翼は鶴丸ではなく赤を基調とし、中間部から下に横方向に灰色のラインを横方向に配し、付け根は灰色となるデザインであった[38]。
- 4代目
- 2003年に導入。日本航空と日本エアシステムの経営統合時に採用されていた「The Arc of the Sun(太陽のアーク)」によるデザインである。ただし「JAL」ではなく「JTA」(Aの横棒がなくノが入る)のロゴが配置され、「JAPAN TRANSOCEAN AIR」とその横に表記されていた[39]。
- 5代目
- JALの鶴丸採用によるデザインであり、白を基調に斜体黒字で「JAPAN TRANSOCEAN AIR」と表記され、尾翼に鶴丸が配される。ただし鶴丸の文字は「JAL」である。その他、機首部分には「うちなーの翼」のロゴ表記が、乗降扉周りにはデイゴのシルエットがそれぞれ配されている。
特別塗装[編集]
- ぱいーぐる・ピカリャ~ジェット
- 新石垣空港の開港を記念して就航、同空港マスコットキャラクター「ぱいーぐる」と沖縄県竹富町マスコットキャラクター「ピカリャ~」が機体後方に描かれた特別デザイン機:JA8597(退役済み)
- 世界自然遺産登録の支援活動
- 「O+」ジェット
- 機体後方のポートサイドに沖縄と世界、日本全国を繋ぐカンファレンスイベント「O+《Connecting Okinawa》」のロゴマークが描かれていた特別デザイン機:JA01RK(通常塗装復帰済み)
- 空手ジェット
- 東京2020オリンピック競技大会から正式種目となる、「空手」の発祥の地が沖縄であることを広く世間に周知することを目的に、2018年2月より特別デザイン機・空手ジェットを就航:JA04RK、JA03RK(03は「憩うよ、沖縄。」塗装機へ、04は通常塗装復帰済み)
- AMURO JET
- 2018年5月14日就航、同年9月に引退した沖縄出身の歌手・安室奈美恵とタイアップして9月28日まで運航された限定特別デザイン機:JA07RK(通常塗装復帰済み)
- ウルトラマンJET
- 2017年8月一般財団法人アニメツーリズム協会が選定する「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」に「金城哲夫資料館」が選出されたことを記念した特別デザイン機。2018年10月29日~2019年9月23日運航:JA09RK(通常塗装復帰済み)
- 世界自然遺産号
- 2019年8月31日より世界自然遺産推薦地域である国頭村・大宜味村・東村・竹富町在住の小・中学生を対象に開催された図画コンクールにて最優秀賞作品の特別デザイン機:JA11RK
- 「首里城」特別デザイン機
- 2019年10月31日未明に発生した首里城火災を受け、沖縄のシンボルである首里城をデザインした「首里城」特別デザイン機を2020年1月29日〜2021年4月20日就航:JA08RK(通常塗装復帰済み)
- 憩うよ、沖縄。
- 沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)が発表した「憩うよ、沖縄。」誘客キャンペーンに賛同し、キャンペーンロゴを使用した機体を2020年10月1日から就航、新型コロナウイルス感染症の影響で、低迷する沖縄の観光と経済の早期回復につなげる:JA03RK
3代目塗装
(ボーイング737-400)
就航路線[編集]
現在の運航路線[編集]
- 沖縄/那覇 - 東京/羽田(夏期季節運航、東京行きのみ[注 3])※、小松、名古屋/中部、大阪/関西、岡山、福岡、久米島、宮古、石垣
- 宮古 - 東京/羽田※、名古屋/中部(繁忙期期間運航)、大阪/関西(繁忙期期間運航)
- 石垣 - 東京/羽田※、名古屋/中部(繁忙期期間運航)、大阪/関西
- 久米島 - 東京/羽田(夏期季節運航、久米島発は沖縄/那覇経由[注 3])※
- 東京/羽田 - 小松[41]※、岡山[42]※
※の路線はJALとの運送の共同引受により、JAL便として運航[43]。なお、東京/羽田 - 宮古線、石垣線は繁忙期期間はJALの機材・乗務員による運航となる。
過去の運航路線[編集]
グループ会社に移管した路線も含む
- 沖縄/那覇 - 福島、富山、名古屋/小牧、神戸、松山、高知、北九州、大分、鹿児島、沖永良部、与論、伊江島、南大東(旧)、北大東、粟国、下地島、多良間(旧)
- 宮古 - 大阪/伊丹、大阪/関西(以上の路線は石垣発の経由地としての片道のみ運航)、石垣、多良間
- 石垣 - 大阪/伊丹(石垣発は宮古経由)、神戸(石垣発は那覇経由)、多良間、波照間、与那国
- 名古屋/小牧 - 山形
ボーディング・ミュージック[編集]
機内サービス[編集]
おおむね日本航空のサービス基準に従うが、日本航空の便とは以下の点で異なる。
- 独自の機内誌『Coralway』(隔月刊)を用意している。内容は沖縄に特化しており無料で持ち帰り可。この他、日本航空の機内誌『SKYWARD』も用意している。
- オーディオサービスはJAL便で提供される一部チャンネルが放送されない替わりに、JTA独自のサービスで沖縄に関係あるミュージシャンのチャンネルが設定されているのも特徴。
- 本土 - 沖縄線に限りオリオンビールを販売。
- 機内販売の商品は独自のものとなる。販売品は『Coralway』で紹介している。
JALグループ航空事業者[編集]
◎JALグループは国際航空連合(アライアンス)「ワンワールド」に加盟している。但し、※のある航空会社は経営施策上、ワンワールドには加盟していない。なお、★のある航空会社は格安航空会社(LCC)。
- 日本航空(JAL)
- ジェイエア (J-AIR)
- 日本エアコミューター(JAC)
- 北海道エアシステム(HAC)
- 日本トランスオーシャン航空(JTA)
- 琉球エアーコミューター(RAC)※
- ZIPAIR Tokyo(TZP)★
- スプリング・ジャパン(SJO)[44]★
- ジェットスター・ジャパン(JJP)★
ジェイエア、日本エアコミューター、北海道エアシステムの全ての運航便並びに日本トランスオーシャン航空の一部運航便は「運送の共同引受」によりJAL便として運航。
関連会社[編集]
- 日本航空
- 琉球エアーコミューター
- JALスカイエアポート沖縄
- JTAインフォコム
- JALJTAセールス
イメージガール[編集]
沖縄県出身者が選ばれている。
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ^ a b c d e f g h i “企業理念・会社概要”. 日本トランスオーシャン航空株式会社. 2022年7月19日閲覧。
- ^ a b c d e f “第55期(2022年3月期)決算公告 (PDF)”. 日本トランスオーシャン航空株式会社. 2022年7月19日閲覧。
- ^ 日本航空株式会社 (2022-06-22). 第73期(2021年4月1日 - 2022年3月31日)有価証券報告書 (Report).
- ^ “会社概要”. 琉球エアーコミューター株式会社. 2022年7月19日閲覧。
- ^ “JTA商事株式会社と株式会社ジャル沖縄の合併について (PDF)”. 日本トランスオーシャン航空株式会社 (2012年8月24日). 2018年7月29日閲覧。
- ^ “那覇空港のうつりかわり”. 那覇空港プロジェクト. 内閣府 沖縄総合事務局. 2018年7月29日閲覧。
- ^ 第58回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第12号 昭和四十三年四月二十五日(木曜日) 2018年7月29日時点のアーカイブ。
- ^ “空港の歴史”. 那覇港湾・空港整備事務所. 2018年7月29日閲覧。
- ^ https://news.yahoo.co.jp/articles/1ca86442e2f504ea2bf207fe44859affc489cca5
- ^ https://jta-okinawa.com/pressrelease/20070/
- ^ 便名が重複する例 JAL567便(東京国際空港発女満別空港行き)・JTA567便(那覇空港発宮古空港行き)
- ^ https://www.jal.co.jp/jp/ja/dom/route/time/index.html
- ^ “南西航空の2線免許 日航福岡-函館線も”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1992年3月30日)
- ^ JTA、新デザイン機就航 〜うちなーの翼、日本の翼〜 (PDF) 日本トランスオーシャン航空プレスリリース 2011年7月4日
- ^ JTA、あす与那国路線から撤退 RAC単独運航へ 八重山毎日新聞 2013年1月6日付、2014年5月27日閲覧
- ^ JTAがジェット便石垣与那国線で3月17日まで 八重山毎日新聞 2013年2月24日付、2014年5月27日閲覧
- ^ “JTA特別デザイン機『AMURO JET』運航開始!” (pdf) (プレスリリース), 日本トランスオーシャン航空, (2018年5月14日) 2018年5月15日閲覧。
- ^ a b “25年ありがとう JTA737-400型がラストフライト”. 琉球新報. (2019年5月28日)
- ^ a b “JTA 737-400退役記念チャーター・イベント 「Thanks -400 Final Tour」の開催を決定! ~5月26日、国内最後のボーイング 737-400 が退役を迎えます~” (PDF) (プレスリリース), (2019年3月4日)
- ^ JTA運航乗務員のアルコール検知にかかわる厳重注意を受けた件について(2019年10月8日、日本トランスオーシャン航空公式ページ)2020年4月15日閲覧
- ^ JTA機長からアルコール検出 前日にビールや日本酒(2019年6月8日、朝日新聞デジタル)2020年4月15日閲覧
- ^ 新制服にかける想い(2020年04月10日、日本トランスオーシャン航空公式ページ)2020年4月15日閲覧
- ^ https://trafficnews.jp/post/105964
- ^ https://news.yahoo.co.jp/articles/f992f348aa960f59cb6c483469e0956ba42366aa
- ^ https://www.kankokeizai.com/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%B3%E8%88%AA%E7%A9%BA%E3%80%81%E9%96%A2%E8%A5%BF%E3%83%BB%E5%AE%AE%E5%8F%A4%E7%B7%9A%E3%82%924%E6%9C%88/
- ^ Tadayuki YOSHIKAWA「なぜ”うちなーの翼”JTAが羽田-小松・岡山を飛ぶのか JALグループで737フル活用」『Aviation Wire』、2023年1月19日。2023年1月21日閲覧。
- ^ Japan Transocean Air Fleet Details and History - Planespotters.net
- ^ “JTA 航空機追加導入について” (プレスリリース), 日本トランスオーシャン航空, (2020年2月3日) 2020年7月16日閲覧。
- ^ “JTA、1月21日に737-800を追加導入 「JA350J」”. FlyTeam ニュース. (2020年2月3日) 2020年7月16日閲覧。
- ^ “JTA、ボーイング737-800型機の導入方針を決定” (PDF) (プレスリリース), 日本トランスオーシャン航空株式会社, (2014年3月27日)
- ^ 月刊エアライン編集部 [@ikarosairline] (2013年10月18日). "10月1日から就航した50機目のJAL737-800、JA350J。PIP(性能向上プログラム)でブラッシュアップで燃費向上、翼端のストロボ&ナビライトに787と同様のLEDが装着されています。" (ツイート). Twitterより2020年7月16日閲覧。
- ^ “米Gogo、機内インターネット接続技術「2Ku」をJTA新規導入機に”. トラベル Watch. (2015年10月5日) 2020年7月16日閲覧。
- ^ 伊藤久巳「日本トランスオーシャン航空B737-200、最後の咆哮!」『月刊エアライン』、イカロス出版、2002年4月、 72 - 77頁。
- ^ “JTA B737-200 スカイシーサー、ラストフライトを決定! ~「ありがとう B737-200 退役キャンペーン」を実施いたします~” (プレスリリース), 日本トランスオーシャン航空株式会社, (2001年12月28日)
- ^ “日本トランスオーシャン航空 機材一覧 Boeing 737-400機材”. FlyTeam. 2017年4月26日閲覧。
- ^ a b c “新石垣空港にSWALジェット就航!!~懐かしい南西航空塗装の機体が復活~” (PDF) (プレスリリース), 日本トランスオーシャン航空株式会社, (2013年2月15日)
- ^ “来年1月までに4機減 JTAが12機体制へ”. 琉球新報. (2012年1月18日). オリジナルの2016年9月13日時点におけるアーカイブ。
- ^ a b c “日本トランスオーシャン航空(旧・南西航空)航空機デザインの変遷”. 日本トランスオーシャン航空株式会社. 2018年7月29日閲覧。
- ^ “JTA、ロゴマークおよび機体デザインを一新! ~ 沖縄の輝く太陽をモチーフに「よろこび」と「空への想い」をデザイン ~” (PDF) (プレスリリース), 日本トランスオーシャン航空株式会社, (2002年11月14日)
- ^ “平成30年度 離島・過疎地域振興に関する要望事項 (PDF)”. 南部市町村会. 2018年7月29日閲覧。
- ^ https://www.aviationwire.jp/archives/268775
- ^ https://www.aviationwire.jp/archives/268775
- ^ https://www.aviationwire.jp/archives/223473
- ^ “JAL、春秋航空日本を6月に連結子会社化 中国の観光需要獲得へ”. ロイター通信. (2021-5月-7日)
- ^ “日本トランスオーシャン航空 会社案内 JTA profile 2005 (PDF)”. 日本トランスオーシャン航空株式会社. 2018年7月29日閲覧。
- ^ “JTA機内誌『Coralway』2006年7-8月号”. 日本トランスオーシャン航空株式会社. 2018年7月29日閲覧。
- ^ “安座間美優(あざま みゅう)”. 日経トレンディネット (2008年11月6日). 2018年7月29日閲覧。
- ^ “沖縄ベンチャースタジオタブロイド版16号 (PDF)”. 沖縄県産業振興公社. 2018年7月29日閲覧。
関連項目[編集]
- JALグローバルクラブ
- ゆたかはじめ - 「南西航空」時代、沖縄県内のローカル路線を制覇したことがある。
外部リンク[編集]
- JTA日本トランスオーシャン航空オフィシャルサイト
- JTA_日本トランスオーシャン航空 (@jta_official_jp) - Twitter
- JTA_Official_jp日本トランスオーシャン航空 - YouTubeチャンネル
- 南西航空写真館