アイベックスエアラインズ

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アイベックスエアラインズ
IBEX Airlines
IATA
FW
ICAO
IBX
コールサイン
IBEX
設立 1999年1月29日
ハブ空港 仙台空港
大阪国際空港
保有機材数 10機
就航地 11都市
親会社 日本デジタル研究所
本拠地 東京都江東区新砂一丁目2番3号
代表者 浅井孝男(取締役会長
服部浩行(代表取締役社長
外部リンク http://www.ibexair.co.jp/
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アイベックスエアラインズ株式会社
IBEX Airlines Co., Ltd.
種類 株式会社
略称 IBEXエアラインズ
本社所在地 日本の旗 日本
東京都江東区新砂一丁目2番3号
設立 1999年1月29日
業種 空運業
事業内容 定期航空運送事業
代表者 浅井孝男(取締役会長)
服部浩行(代表取締役社長)
資本金 42億円
売上高 124億3,651万円(2014年3月期)
営業利益 3億9,086万円(2014年3月期)
純利益 1億3,080万円(2014年3月期)
純資産 11億6,025万円(2014年3月31日 時点)
総資産 185億5,986万円(2014年3月31日 時点)
従業員数 319名(2013年7月1日 現在)
決算期 3月31日
主要株主 (株)日本デジタル研究所 47.9%
前澤和夫(日本デジタル研究所 代表取締役社長) 18.8%
アールビバン(株) 9.5%
サザンインターナショナル(株) 7.1%
その他 16.7%
外部リンク http://www.ibexair.co.jp/
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搭乗の様子
ボンバルディア CRJ700NG機内

アイベックスエアラインズ株式会社IBEXエアラインズとも表記、英称 : IBEX Airlines Co., Ltd.)は、日本リージョナル航空会社である。

社名は、ヨーロッパに生息する野生動物アイベックスを由来とするもの。この名称は、親会社の日本デジタル研究所が販売している会計システムのブランド「JDL IBEX」にも採用されている[1]

概要[編集]

地方都市を結ぶ路線を運航し、地方経済の維持・活性化を目的として設立された。仙台空港大阪国際空港を拠点に、50人乗りもしくは70人乗りのリージョナルジェットを運航する。

航空券の予約・販売・発券業務を全日本空輸 (ANA) に委託。また、業務提携しているANAグループとの間でのみ乗り継ぎのための時間調整・手荷物継送を行っている。2010年9月30日搭乗分までは、運賃体系をANAのそれに合わせたものとしているが、同年10月1日搭乗分からは、独自の運賃体系で発売している[2]。なお、全便がANAとの共同運航(コードシェア)便となっており、2010年9月30日搭乗分までは原則としてANA便としてのみ予約が可能であったが、同年10月1日搭乗分より、自社便としての予約も可能になった。

過去にはANAマイレージクラブに加盟していたが、2010年9月30日をもって退会した[3]。同年10月1日以降はANAマイレージクラブ会員がANA(NH)便名で搭乗した場合に限りマイルが積算される。

歴史[編集]

  • 1999年1月29日 - 株式会社フェアリンク(英名 : The Fair Inc.)として設立。
  • 2000年
  • 2001年4月1日 - 仙台 - 広島西線、広島西 - 鹿児島線 就航。
  • 2002年
  • 2003年
  • 2004年
    • 3月 - 戸塚英明(元JDL総務部長、2001年から同社代表取締役副社長)が代表取締役社長に就任。
    • 4月1日 - 本社を東京都港区浜松町から東京都江東区新砂(現在地)へ移転。大阪/伊丹 - 庄内線 就航。
    • 10月1日 - アイベックスエアラインズ株式会社に、社名(商号)変更。大阪/伊丹 - 福島線 就航。
    • 11月1日 - 東京/成田 - 小松線 就航。
  • 2005年
    • 2月 - 森崎利直(元JDL取締役マーケティング本部長)が代表取締役社長に就任。
    • 12月16日 - 累計搭乗者数100万人を達成。
  • 2006年
    • 6月22日 - 浅井孝男(JDL取締役・企画・総務本部長・広報担当)が取締役会長に就任(2007年2月から代表取締役会長)。
    • 6月30日 - 大阪/伊丹 - 大分線 運休。
    • 7月1日 - 大阪/伊丹 - 秋田線 就航。
    • 12月1日 - ビジネスフライト便のサービス(早朝便で軽食提供、夜の便でビール提供)を廃止。これにより、日本の国内線普通席で軽食サービスを実施する航空会社は消滅。
  • 2007年2月28日 - 服部浩行(元航空自衛官・元スカイネットアジア航空代表取締役社長)が代表取締役社長に就任。
  • 2009年
    • 7月7日 - 5号機(新造機) (JA05RJ) をボンバルティア社から受領。
    • 9月1日 - 仙台 - 小松線、仙台 - 広島線 就航。
    • 10月31日 - 大阪/伊丹 - 秋田線 運休。
    • 11月1日 - 仙台 - 福岡線 就航。
  • 2010年
    • 6月4日 - 6号機(新造機) (JA06RJ) をボンバルティア社から受領。
    • 7月1日 - 仙台 - 新千歳線、大阪/伊丹 - 福岡線、大阪/伊丹 - 大分線 就航。
    • 9月30日 - ANAマイレージクラブから退会。
  • 2011年
    • 7月1日 - 名古屋/中部 - 大分線 就航。
    • 7月11日 - 7号機(新造機) (JA07RJ) をボンバルティア社から受領。
    • 7月25日 - 名古屋/中部 - 仙台線 就航。
  • 2012年
    • 3月24日 - 大阪/伊丹 - 大分線 運休。
    • 5月28日 - 8号機(新造機) (JA08RJ) をボンバルティア社から受領。
    • 6月30日 - 仙台 - 新千歳線 運休。
    • 7月1日 - 名古屋/中部 - 福岡線、大阪/伊丹 - 宮崎、福岡 - 宮崎線 就航。
  • 2013年
    • 2月27日 - 9号機(新造機) (JA09RJ) をボンバルティア社から受領。
    • 3月30日 - 東京/成田 - 仙台線 運休。
  • 2014年
    • 3月29日 - 大阪/伊丹 - 宮崎線 運休。
    • 3月30日 - 大阪/伊丹 - 新千歳線、福岡 - 小松線 就航。大阪/伊丹 - 大分線、仙台 - 新千歳線 運航再開。
    • 4月1日 - 乗務員、整備士の制服をリニューアル[4]
    • 7月1日 - 大阪/伊丹 - 新潟線 就航。
    • 10月7日 - 10号機(新造機) (JA10RJ) をボンバルティア社から受領[5]
    • 12月15日 - 1号機 (JA01RJ) 退役[6]
  • 2015年
    • 3月29日 - 大阪/伊丹 - 新千歳線、仙台 - 新千歳線 運休。
    • 6月22日 - 11号機(新造機) (JA11RJ) をボンバルティア社から受領。
    • 11月 - 2号機 (JA02RJ) 退役
  • 2016年
    • 3月27日 - 名古屋/中部 - 宮崎線 就航。
    • 12月13日 - 4号機 (JA04RJ) 退役[7]
    • 12月 - 12号機 (JA12RJ) をボンバルディア社から受領

保有機材[編集]

2016年現在:
日本の航空会社として初めてボンバルディア CRJを導入。

ボンバルディア CRJ700NG
ボンバルディア CRJ200ER
(フェアリンク時代)
機材 保有数 発注数 座席数 備考
ボンバルディア CRJ200ER 1 0 50 2017年度に退役予定[8]
ボンバルディア CRJ700NG 8 0 70 2016年6月のCR7引き渡しにより発注数の機体すべてを受領[9]
9 0
IBEXエアラインズの運用機材一覧[10]
型式 機体記号 製造番号 受領日 備考
ボンバルディア CRJ100LR JA01RJ 7052 2000/05/31 元ラウダ航空運用機、2014/12/02退役離日、リース返却、整備待機
JA02RJ 7033 2000/11/28 元ラウダ航空運用機、2015/11/23退役、北米にて整備待機
ボンバルディア CRJ200ER JA03RJ 7624 2002/03/18 同社初新造機
JA04RJ 7798 2003/06/18 2016/11/28退役離日、整備待機
ボンバルディア CRJ700ER JA05RJ 10279 2009/07/07 リース機材
JA06RJ 10303 2010/06/04
JA07RJ 10327 2011/07/11
JA08RJ 10333 2012/05/28
JA09RJ 10333 2013/02/27
JA10RJ 10340 2014/10/08
JA11RJ 10344 2015/06/23
JA12RJ 10345 2016/06/28


就航路線[編集]

全路線、ANAとのコードシェア便(共同運航便)。東京/成田発着便ではスターアライアンス加盟のユナイテッド航空ともコードシェアをしている。

現在の運航路線[編集]

2016年3月27日現在

かつて運航していた路線[編集]

  • 仙台 - 大阪/関西 (2000年8月7日 - 2002年4月18日)
  • 仙台 - 広島西 (2001年4月1日 - 2001年12月1日)
  • 広島西 - 鹿児島 (2001年4月1日 - 2001年12月1日)
  • 仙台 - 東京/成田 (2002年4月18日 - 2013年3月30日)
  • 東京/成田 - 札幌/新千歳 (2002年4月18日 - ?)
  • 大阪/伊丹 - 東京/成田 (2002年4月18日 - ?)
  • 大阪/伊丹 - 松山 (2003年4月22日 - ?)
  • 大阪/伊丹 - 庄内 (2004年4月1日 - ?)
  • 大阪/伊丹 - 秋田 (2006年7月1日 - 2009年10月31日)
  • 仙台 - 札幌/新千歳 (2010年7月1日 - 2012年6月30日、2014年3月30日 - 2015年3月28日)
  • 大阪/伊丹 - 宮崎(2012年7月1日 - 2014年3月29日)
  • 大阪/伊丹 - 札幌/新千歳(2014年3月30日 - 2015年3月28日)
  • 名古屋/中部 - 宮崎(2016年3月27日 - 2017年3月26日)
  • 福岡 - 宮崎(2012年7月1日 - 2017年3月26日)

表彰・事件[編集]

  • 2003年と2004年にボンバルディア CRJを運用する世界26社のオペレーター中で最高の定時出発率を記録し、カナダのボンバルディア社から表彰された[11]
  • 2014年も同様に、アジア地区CRJ700/900/1000部門における最高定時出発率を記録し、表彰された[12]
  • 2010年11月21日、機長が仙台空港への着陸時に操縦席でデジタルカメラを使い、写真を撮影していたことが判明した。「退職を控え記念に撮った」というその間、同乗の副操縦士が操縦していた。仙台空港でたまたま外部から撮影していた映像に機長が操縦席でカメラを構える姿が写っていたため、同社に寄せられた指摘で判明した[13]国土交通省東京航空局は同社に対し、文書で厳重注意した。
  • 2015年4月3日、広島発東京行FW14便(CRJ-200ER)が成田空港への着陸時に強風であおられ、主翼端が滑走路に接触した。到着後の機体点検で右主翼に約20cmの擦過痕が発見されたため、当該機が到着したB滑走路を点検したところ、約3.5メートルの接触痕が発見され、接触が確認された。国土交通省によれば、着陸時は最大瞬間風速約20メートルの風が吹いており、これによって機体があおられたと見られている。点検のためにB滑走路は約20分間閉鎖され、約20便の発着便に20分程度の遅れが発生したほか、4月4日は修理のために仙台/名古屋線、大阪/福島線など計5便が欠航した[14][15]
  • 上記の事件の11日後(2015年4月14日)、アシアナ航空162便着陸失敗事故が発生した広島空港内にCRJ100LRが1機(機体記号:JA02RJ)駐機中だったが、事故後から空港再開まで広島空港に足止めを食らう事態になった。[16]

脚注[編集]

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  1. ^ “アイベックスが意味するもの”. IBEXエアラインズ (IBEXエアラインズ). http://www.ibexair.co.jp/company/mean.html 2014年9月27日閲覧。 
  2. ^ 2010年10月1日搭乗分より、運賃体系を一新! IBEXエアラインズ(2010年7月29日)
  3. ^ ANAマイレージクラブの退会のお知らせ IBEXエアラインズ(2010年5月7日)
  4. ^ アイベックスエアラインズ 初の制服リニューアル (PDF) IBEXエアラインズ(2014年3月28日)
  5. ^ 10機目のボンバルディアCRJを受領! (PDF) IBEXエアラインズ(2014年10月20日)
  6. ^ 東京航空局所管事業者の使用航空機の編入・削除について (PDF) 国土交通省東京航空局(2015年1月13日)
  7. ^ アイベックスエアラインズ、「JA04RJ」を抹消登録 CRJ-200初の退役
  8. ^ 2017年サマーダイヤの路便計画について (PDF) IBEXエアラインズ(2017年1月19日)
  9. ^ 2014-2016年度中期事業計画を策定 〜IBEXはリージョナルエアラインのトップリーダーを目指します〜 (PDF) IBEXエアラインズ(2014年4月15日)
  10. ^ [1]
  11. ^ 定時出発率第1位の受賞 [リンク切れ]アーカイブ) IBEXエアラインズ
  12. ^ Bombardier「2014 Airline Reliability Performance Awards」を受賞! (PDF) IBEXエアラインズ(2014年5月14日)
  13. ^ お詫び 運航乗務員の不適切な行為について [リンク切れ]アーカイブ〕 IBEXエアラインズ(2010年12月10日)
  14. ^ “【お詫び】 IBEX14便の運航について” (PDF) (プレスリリース), IBEXエアラインズ, (2015年4月3日), http://www.ibexair.co.jp//topics/20150403_1.pdf 2015年4月5日閲覧。 
  15. ^ アイベックス機主翼に傷 滑走路に接触か”. NHK (2015年4月3日). 2015年4月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年4月5日閲覧。
  16. ^ アイベックスエアラインズ Bombardier CRJ-100 (JA02RJ) 航空フォト
  17. ^ 事業改善命令:アイベックスエアラインズ、旅客機整備ミス隠ぺい 整備部長が指示 毎日新聞 2015年10月31日

関連項目[編集]

外部リンク[編集]