新砂

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新砂
新砂の位置(東京23区内)
新砂
新砂
座標: 北緯35度39分47秒 東経139度49分53秒 / 北緯35.66306度 東経139.83139度 / 35.66306; 139.83139
Flag of Japan.svg 日本
都道府県 東京都
特別区 江東区
地域 城東地域
面積
 - 計 3.24km2 (1.3mi2)
人口 (2016年(平成28年)1月1日現在)[1]
 - 計 5,948人
等時帯 JST (UTC+9)
郵便番号 136-0075
ナンバープレート 足立

新砂(しんすな)は、東京都江東区の地名。一丁目から三丁目まで設置されている。

地理[編集]

東京都江東区の東端部に位置し、城東地域内にあたる。北部は住宅地オフィス街、南部は工業地帯であり、南砂町駅の駅前広場なども含まれる。隣接する地域は北は南砂および東砂、東は江戸川区清新町、南は夢の島、西は東陽および塩浜。町域の東辺を荒川、南辺を砂町運河、西辺を曙北運河である。

西側の新砂一丁目・新砂二丁目と東側の新砂三丁目の2つの地域は砂町北運河によって完全に分かれており、北端を除いては橋が無く東西の移動は困難である。

西側の北部は東陽町駅に近く、大企業本社などがある。北部から中部にかけては総武快速線新小岩信号場駅から分岐した貨物支線越中島支線)が走っており、越中島貨物駅(塩浜)につながっている。新砂は歴史的に越中島貨物駅と密接な関係があり、現在でも大企業の物流倉庫や自社専用のトラックターミナルが多いようである。江東区は倉庫業の盛んな地域(事業所数が都内2位、倉庫面積が23区1位)[2]だが、特に新砂には地域を代表する集配拠点が集まっている。北部には佐川急便の東京店があり、潮見駅に近い南部には日本通運の中央ターミナルや日本郵便新東京郵便局がある。新砂に集まる荷物は1日に1万5000トンと言われている[3]。新砂の西側は塩浜や夢の島と橋でつながっており、首都高速湾岸線を利用しやすい。

東側は荒川右岸河口部に位置している。北部は南砂町駅に近く住宅地や商業地となっており、清砂大橋により江戸川区と繋がっている。東側は南部を中心に東京都水道局江東給水所東京都下水道局砂町水再生センター東部汚泥処理プラント東京電力江東変電所などの大規模な公共供給施設が存在している。下水道局の余熱は地域の冷暖房として利用されており、高齢者医療センターなどに供給されている[4]。南端には新砂水門があり、東京港の外縁を守っている。今のところ夢の島への橋は無いが、将来的には補助144号線が計画されており[5]放射16号線国道357号をつなぐ予定である。また清砂大橋の開通以降、東側にも東京国際郵便局などの物流施設が集まり始めている。

中央の砂町北運河沿いにはIHI造船化工機の砂町工場[6]のような造船所ヨットハーバーが点在していたが、IHI造船化工機は2009年にIHIに合併吸収され、2014年に砂町工場は閉鎖された[7]。北運河とつながる砂町運河は交通量の多い幹線で、東京水辺ラインなどが通っている。

河川・運河[編集]

歴史[編集]

名前の由来は砂町を開発した砂村新左衛門に由来する。砂町と新砂はともに埋立地で、新砂一帯は明治時代以降に埋め立てが進んだ。ただし、新砂という地名が成立したのは第二次世界大戦後である。

新砂の西側は、越中島駅に関連して埋め立てられた。新砂二丁目は東京港の越中島駅敷地造成事業計画の一環として造成された「砂町東部埋立地」で、1938年昭和13年)から本格的に埋め立てが始まった。歓楽地であった洲崎の東に位置しており、造成事業が始まる直前の1936年(昭和11年)には洲崎球場が作られた[8]。越中島支線より南が埋め立てられたのは戦後で、1963年(昭和38年)頃には現在のような形になっていたようである[8]

新砂の東側は、荒川放水路の河口として埋め立てられた。1947年(昭和22年)頃は砂町下水処理場が島になっており[9]、造船所は直に海に面していたが、現在は河口付近がスーパー堤防化されている[10]2004年平成16年)には清砂大橋が開通し、これに伴い「新砂土地区画整理事業」が行われた[11]。事業により南砂町駅の南側を中心に再開発が進み、永代通りの北側に大規模なマンション、南側には病院商業施設が完成した。2010年代に入っても開発は続き、2011年からは南砂町駅の改良工事が始まり[12]、2014年3月にはアシックス本社ビルが完成した[13]。一方、それ以外の新砂の大半は今なお工業専用地域であり、江東区としては2010年代以降もこれを維持する予定である[14]

沿革[編集]

交通[編集]

鉄道[編集]

バス[編集]

主に明治通り永代通りで運行されている。

明治通りで運行されている系統
  • 錦18系統:亀戸駅通り・錦糸町駅方面/新木場駅方面(平日のみ)
  • 急行05系統:亀戸駅通り・錦糸町駅方面/新木場駅・日本科学未来館方面(休日のみ)
  • 木11甲:東陽町駅方面/新木場駅方面
  • 木11乙:東陽町駅方面/潮見駅方面(朝夕のみ)
  • 木11折返:東陽町駅方面/新木場駅・若洲キャンプ場方面
永代通りで運行されている系統
  • 陽20系統:東陽町駅方面/東大島駅方面
  • 錦22系統:東陽町駅・錦糸町駅方面/西葛西駅・臨海車庫方面(本数少)
  • 亀23系統:南砂町駅・北砂五丁目団地・亀戸駅方面

道路[編集]

施設[編集]

明治本社
順天堂東京江東高齢者医療センター
日本デジタル研究所(JDL)本社
商業施設
  • SUNAMO(3-4-31[15]、2008年(平成20年)10月9日開店[16]、大型商業施設[17]
公園
  • 新砂運動場
  • 新砂あゆみ公園
  • 新砂のぞみ公園
  • 新砂めぐみ公園
  • 荒川砂町水辺公園
公共機関
企業
医療
史跡

脚注[編集]

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  1. ^ 江東区の世帯と人口(住民基本台帳による) 江東区
  2. ^ 東京の産業と雇用就業 第4章”. 東京都産業労働局 (2010年). 2011年1月7日閲覧。
  3. ^ 出没アド街ック天国 南砂町”. テレビ東京 (2008年10月25日). 2011年1月16日閲覧。
  4. ^ 東京都の下水道 - これからの下水道事業の取組方針”. 東京都下水道局 (2005年). 2011年1月16日閲覧。
  5. ^ 優先整備路線進捗状況 区部H地区”. 東京都建設局. 2011年1月16日閲覧。
  6. ^ 当社による連結子会社2社の吸収合併について”. IHI (2009年10月26日). 2015年8月19日閲覧。
  7. ^ IHI、東京・砂町工場を閉鎖−再開発案件で東京都と交渉:日刊工業新聞 2014年4月14日
  8. ^ a b goo地図”. goo. 2011年1月7日閲覧。
  9. ^ goo地図”. goo. 2011年1月7日閲覧。
  10. ^ 新砂地区スーパー堤防”. 荒川下流河川事務所. 2011年1月7日閲覧。
  11. ^ 新砂地区に新たな複合市街地が誕生 土地区画整理事業の完了について”. 2007年8月24日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2008年7月18日閲覧。
  12. ^ 平成23年度(第8期)事業計画主な項目”. 東京地下鉄株式会社 (2011年). 2015年8月19日閲覧。
  13. ^ アシックスジャパン本社ビル”. 類グループ. 2015年8月19日閲覧。
  14. ^ 江東区都市計画マスタープラン素案 6章”. 江東区都市整備部 (2010年12月21日). 2011年1月16日閲覧。
  15. ^ “オープン情報=イオンリテール「イオン南砂町スナモ店」”. 日本食糧新聞(日本食糧新聞社). (2008年10月8日)
  16. ^ “イオンの都市型SM3店舗目 「イオン南砂町スナモ店」 2008年10月9日オープン 南砂町ショッピングセンターSUNAMO 東京都江東区”. タイハン特報 (大量販売新聞社). (2008年10月2日)
  17. ^ “東京都江東区新砂 大型複合商業施設 南砂町ショッピングセンターSUNAMO(スナモ) イオンの新業態店舗と7つの大型店・100の専門店 2008年10月9日オープン 東京都江東区”. タイハン特報 (大量販売新聞社). (2008年7月24日)

外部リンク[編集]