Λ

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Lambda uc lc.svg
ギリシア文字
Αα アルファ Νν ニュー
Ββ ベータ Ξξ クサイ
Γγ ガンマ Οο オミクロン
Δδ デルタ Ππ パイ
Εε エプシロン Ρρ ロー
Ζζ ゼータ Σσς シグマ
Ηη イータ Ττ タウ
Θθ シータ Υυ ウプシロン
Ιι イオタ Φφ ファイ
Κκ カッパ Χχ カイ
Λλ ラムダ Ψψ プサイ
Μμ ミュー Ωω オメガ
使われなくなった文字
Digamma uc lc.svg
(Pamphylian digamma uc lc.svg)
ディガンマ San uc lc.svg サン
Heta uc lc.svg ヘータ Sho uc lc.svg ショー
ギリシアの数字
Stigma uc lc.svg スティグマ Sampi uc lc T-shaped.svg
(Sampi uc lc.svg)
サンピ
Qoppa uc lc.svg
(Qoppa new uc lc.svg)
コッパ

Λ, λ(ラムダ、古代ギリシア語: λάβδα ラブダギリシア語: λάμδα ラムダ, λάμβδα ラムヴダ、英: lambda)は、ギリシア文字の第11字母。数価[1]は 30、音価は /l/。ラテンアルファベットLキリル文字ЛЉはこの文字に由来する。

ロゴタイプ(デザイン文字)などでは、ラテン文字のAがしばしばこの文字と同じ形となる。この場合はデザイン上の意図であり、ラムダそのものやラテン文字の「L」としての意味は想定していない。(NASATATAJALの旧ロゴ、YAMADAJRAの現行ロゴなど)。FUNKY MONKEY BΛBY'Sなどはロゴタイプとしてではなく、実際の文字としてラムダを使っているが、発音はLやラムダではなくAと同じである。

起源[編集]

フェニキア文字 𐤋 Phoenician lamedh.svg(ラーメド)に由来する。文字名称はもっとも古くはラブダ(λάβδα)であり、後にランブダ(λάμβδα)という読みが現れた[2]

記号としての用法[編集]

その他[編集]

符号位置[編集]

大文字 Unicode JIS X 0213 文字参照 小文字 Unicode JIS X 0213 文字参照 備考
Λ U+039B 1-6-11 Λ
Λ
Λ
λ U+03BB 1-6-43 λ
λ
λ

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 文字に当てはめられた数値のこと。ギリシアの数字を参照。
  2. ^ W. Sidney Allen (1987) [1968]. Vox Graeca (3rd ed.). Cambridge University Press. p. 171. ISBN 0521335558