ボーイング・カスタマーコード一覧

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本項では、航空機メーカーボーイングのカスタマーコードの一覧を掲載する。ボーイング727型機以降の旅客機(および貨物機)においては、顧客を区別するために「カスタマーコード」と呼ばれる符丁を型式名に付している[1]。これはボーイングに初めて発注した際に割り当てられる[1]。カスタマーコードは数字と英文字で2文字の組み合わせとなる[2]が、英文字のうち「I」(アイ)と「O」(オー)は使用されない[2]

このカスタマーコードは、顧客が発注した機材に正式な型式名として組み込まれる[1]。例えば、カスタマーコード「46」の日本航空ボーイング747-200型機を発注した場合、正式な型式名は「ボーイング747-246」となる[1]。これは、航空機が他社へ譲渡されても変わることはない[1]。また、各国政府機関、軍隊などにも同様に割り当てられており、航空自衛隊の場合は「FK」である。個々の航空会社のカスタマーコードについては各航空会社の記事を参照されたい。ボーイング自身が発注した自社保有機の場合、カスタマーコードは「20」である[2]。なお、このコードはボーイング787737 MAX747-8では使用されておらず、現在製造中の旅客機でカスタマーコードが用いられているのは実質777-200LR・777-300ER・777-Fのみとなっている。

カスタマーコード一覧[編集]

注釈[編集]

  1. ^ E-767については、最初から作戦能力を付与された状態でデリバーされたため、軍用機と大別されるが、日本国政府がベースとなるB-767のホワイトボディを購入し、航空自衛隊に引き渡された後に対外有償軍事援助でアメリカ軍が作戦機器の据え付けを行ったため、軍用機でありながらも日本国政府のカスタマーコードが付与されている。

出典[編集]

  1. ^ a b c d e 「あらかると 747」『エアライン臨時増刊 ボーイング747ジャンボ』、イカロス出版、1986年9月、64頁。 
  2. ^ a b c 「あらかると 747」『エアライン臨時増刊 ボーイング747ジャンボ』、イカロス出版、1986年9月、65頁。 
  3. ^ 次期政府専用機、2機目の「N511BJ」がバーゼル到着 VIP機改修へ”. 2018年4月20日閲覧。