ウズベキスタン航空
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法人番号 | 6700150004749 | |||
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設立 | 1992年 | |||
ハブ空港 | タシュケント国際空港 | |||
会員ラウンジ | 会員ラウンジなし | |||
航空連合 | なし | |||
保有機材数 | 33機(1機発注中) | |||
就航地 | 56都市 | |||
本拠地 |
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外部リンク | http://www.uzbekistan-airways.co.jp/ |

ウズベキスタン航空(ウズベキスタンこうくう、ウズベク語 : O‘zbekiston havo yo‘llari / Ўзбекистон ҳаво йўллари、ロシア語 : Узбекские Авиалинии、英語 : Uzbekistan Airways)は、ウズベキスタンのタシュケントを本拠地としている航空会社である。国営航空会社であるため、ウズベキスタン国営航空とも呼ばれる。
概要
[編集]ソビエト連邦崩壊後、ウズベキスタンのイスラム・カリモフ大統領は国立航空会社の設立を命じ、1992年1月28日にウズベキスタン航空が設立された。当初、国内の空港および交通インフラの整備を意図とし、その後国際線業界での競争力の向上を目指した。それはこの航空会社の初フライトがタシュケント〜ロンドン線とされたことからも特徴づけられた。
現在ではタシュケントから国内外50都市を結ぶサービスを提供しており、国際空港5カ所を含む11カ所の空港を所有。なお、他の航空会社との提携、連携やアライアンスへの加盟は行っていない。
国内線は過去アエロフロートに所属していた航空機を使用し開始された。国際線優先政策により、1993年よりエアバス機をリース。現在国際、国内線航路ではエアバス機とボーイング機を混在して使用している。
ちなみに、2レターコードの「HY」はウズベク語の「航空路(havo yo‘llari、英語ではAirline)」からとられたものである。国名や会社名ではなく「航空路」という語をIATAやICAOのコードとして使用する事は非常に珍しいケースである。
歴史
[編集]- 1992年1月28日に、ウズベキスタン航空が設立された[1]。ロンドン、クアラルンプール、テルアビブ、デリー、カラチ、北京へ新規就航。
- 1996年、ボーイング767を新規導入。
- 1998年、Il114導入。
- 1999年、ボーイング757を新規導入。
- 2010年、エアバスA320新規導入。
- 2016年8月30日、ボーイング787-8を初受領した。ペインフィールドからタシケントへのフェリーフライトでは、人道支援として病院、クリニック、リハビリテーションセンター、孤児院向けの支援品を運搬した[2]。
- 2019年4月、テルメズ空港で新旅客ターミナルの建設を完了[3]。
- 2020年1月24日、 サンクトペテルブルグのプルコヴォ空港が主催する「LED Together」アワードにおいて、2019年にCIS諸国で最も発展した航空会社に選定された[4]。
日本との関係
[編集]日本への運航便
[編集]便名 | 路線 | 機材 | |
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HY527/528 | タシュケント | 東京/成田 | |
チャーター便運航実績 | |||
路線 | 期間 | ||
サマルカンド | 東京/成田 | 2016/4 | |
2017/8-2017/10 | |||
2018/9-2018/10 | |||
仙台 | 2017/10 | ||
福岡 | 2017/4、2017/9 | ||
タシュケント | 名古屋 | 2017/8-2017/10 | |
関西 | |||
仙台 | 2017/10 | ||
福岡 | 2017/4、2017/9 | ||
グアム | 松本 | 2019/1 |
日本との歴史
[編集]- 1994年には大阪、名古屋、宮崎からチャーター便の運行がスタート。
- 2001年4月から、週2便でタシュケント-成田-関西、およびタシュケント-関西-成田を結ぶ定期便を運航。
- 2011年4月よりタシュケントから成田への直行便となった[5]。
- 2013年10月25日をもって運休。
- 2014年4月4日からタシュケント-成田線が運航再開[6]。
- 2020年8月には、新型コロナウイルスに伴う帰国チャーター便が運航され、日本には8月7日にボーイング787を用いたチャーター便が飛来した[7]。
- 2022年8月18日より、新型コロナウイルスにより運休していた、成田-タシュケント線の運航を再開[8]。
就航都市
[編集]ウズベキスタン国内線
[編集] アンディジャン、ブハラ、フェルガナ、カルシ、ナマンガン、ナボイ、ヌクス、サマルカン
国際線
[編集]CIS諸国
[編集] モスクワ/ドモジェドヴォ、チェリャビンスク、カザン、クラスノダール、クラスノヤルスク、ミネラリニエボディ、ノヴォシビルスク、オムスク、ロストフ・ナ・ドヌ、サンクトペテルブルク、サマーラ、ソチ、チュメニ、エカテリンブルク、カリーニングラード
アジア
[編集]ヨーロッパ
[編集]アフリカ
[編集]北アメリカ
[編集]保有機材
[編集]運航機材
[編集]


2025年4月現在
機材 | 運用
機数 |
発注
機数 |
座席 | エンジン | VIP機 | ||
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C | Y | 計 | |||||
エアバスA320-200 | 11 | ー | 12 | 138 | 150 | CFM | うち2機(UK002,UK32000) |
エアバスA320neo | 10 | ー | 12 | 138 | 150 | CFM | |
エアバスA321neo | 5 | ||||||
エアバスA330-200 | 2 | ||||||
ボーイング757‐200 | 6 | ー | 26 | 158 | 184 | PW | |
22 | 168 | 190 | |||||
ボーイング767‐300ER | 9 | ー | 18 | 246 | 264 | PW | うち1機(UK67000) |
15 | 232 | 247 | |||||
ボーイング787-8 | 6 | 14[10] | 24 | 246 | 270 | GE | うち1機(UK001) |
24 | 222 | 246 | |||||
貨物機 | |||||||
ボーイング767‐300BCF | 2 | ー | 貨物 | PW | |||
合計 | 35 | 0 |
退役済機材一覧
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- エアバスA310-300
- アントノフAn‐24
- アブロRJ85
- イリューシンIl‐62
- イリューシンIl‐76
- イリューシンIl‐86
- イリューシンIl-114
- ツポレフTu-154
- ヤコブレフYak-40
なお、当社が発注したボーイング社製航空機のカスタマーコードは3Pで、航空機の形式名は767-33PER となる。
脚注
[編集]- ^ “ウズベキスタン国営航空・ホーム”. www.uzbekistan-airways.co.jp. 2025年4月5日閲覧。
- ^ “ボーイング、ウズベキスタン航空初の787-8を納入 人道支援品を輸送 | FlyTeam ニュース”. FlyTeam(フライチーム). 2025年4月5日閲覧。
- ^ “テルメズ空港で新旅客ターミナルの運用開始、ウズベキスタン航空が投資 | FlyTeam ニュース”. FlyTeam(フライチーム). 2025年4月5日閲覧。
- ^ “ウズベキスタン航空、CIS諸国で最も発展した航空会社に選定 | FlyTeam ニュース”. FlyTeam(フライチーム). 2025年4月5日閲覧。
- ^ “ウズベキスタン、「ウズベキスタン航空」新運航スケジュール発表!”. トラベルビジョン. 2025年4月5日閲覧。
- ^ ウズベキスタン航空、4月から成田/タシュケント線の定期便を再開へ FlyTeam 2014年1月15日付
- ^ 石川潤一:写真解説「READERS REPORTS 国内投稿写真ニュース」『航空ファン』通巻819号(2021年3月号)文林堂 P.105
- ^ sky-budget (2022年8月18日). “ウズベキスタン航空、本日2022年8月18日より東京/成田~タシケント線の運航を再開 | sky-budget スカイバジェット”. 2025年4月5日閲覧。
- ^ “Our fleet and seat configuration | Uzbekistan airways”. www.uzairways.com. 2019年8月11日閲覧。
- ^ sky-budget (2025年2月3日). “ウズベキスタン航空、2025年内に14機の787-8型機を発注へ | sky-budget スカイバジェット”. 2025年4月5日閲覧。