タイ国際航空

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タイ国際航空
การบินไทย
Thai Airways International
IATA
TG
ICAO
THA
コールサイン
Thai
設立 1960年5月1日[1]
ハブ空港 スワンナプーム国際空港
焦点空港 プーケット国際空港
チェンマイ国際空港
マイレージサービス Royal Orchid Plus
会員ラウンジ Royal Orchid Lounge
航空連合 スターアライアンス
保有機材数 92機
就航地 72都市(海外61都市 国内11都市)
親会社 タイ王国財務省
本拠地 タイ王国の旗 タイ王国バンコク
代表者 ジャーラッムポーン·チョーテイックサテン(会長
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タイ国際航空(タイこくさいこうくう、タイ語: บริษัท การบินไทย จำกัด英語: Thai Airways International)は、タイ航空会社である。

後述のように、かつて存在したタイ航空 (Thai Airways Company) とは別企業であるが、日本語ではタイ国際航空を指して「タイ航空」と称する表現が定着している例もある(「タイ航空機爆発事件」など)。

概要[編集]

タイ国際航空本社ビル

タイ王国を代表する大企業の一つで、スワンナプーム国際空港ハブ空港とするタイ王国の「フラッグ・キャリア」である。またアジアのみならず世界でも有数の規模を持つ航空会社でもある。

コンデナスト・トラベラーなどの旅行専門誌や、各国のビジネス誌などによるサービスランキングでは上位の常連であり、スカイトラックス社の「ベスト・キャビン・スタッフ&ベスト・エアライン」賞を2006年に受賞している。また、機材の新しさと整備技術の高さから航空会社の安全度ランキングでは「A」をマークする。

南アメリカを除く全大陸に就航しているほか、タイ王国の国内線にそのネットワークを広げている。なお、世界最大の規模を持つ航空会社アライアンスのスター・アライアンスに、ルフトハンザ航空スカンジナビア航空ユナイテッド航空らとともに発足当初からのスターティング・メンバーとして加盟しており、同アライアンスの代表的メンバーである。

2007年現在の株主構成は、タイ財務省54%、ワユパック・ファンド15.5%となっており、事実上の半官半民航空会社である。格安航空会社ノックエアの株式39%を所有する大株主で、同社の事実上の親会社でもある。

航空券の座席予約システム(CRS)は、アマデウスITグループが運営するアマデウスを利用している。 [2]

歴史[編集]

設立は1959年タイ仏暦2503年)で、国内航空会社タイ航空 (Thai Airways Company)」(70%) と「スカンジナビア航空(SAS)」(30%) の合弁事業として設立された。

1960年に国際線の運航を開始し、1971年オーストラリアに、1972年ヨーロッパに、1980年には北アメリカへの運航を開始するなどそのネットワークを拡充した。1977年にタイ政府が全株式を取得したものの、その後もスカンジナビア航空と密接な関係を保っている。

1988年に国内航空会社「タイ航空 (Thai Airways Company)」と合併。その後株式を一部公開し半官半民事業会社となる(株主のほとんどは王室か政府である)。

沿革[編集]

ボーイング747-400
スワンナプーム国際空港

就航都市[編集]

2015年3月現在ではタイ各地やアセアン諸国を中心に、一部の国を除くアジア全域、ヨーロッパ中東オセアニア北アメリカに就航。タイ国内路線の競争激化を受けて、一部の路線を子会社の格安航空会社であるノックエアに委譲した。


運航機材[編集]

現在の運航機材[編集]

2015年現在

機材 コード 保有数 発注数 座席数 就航都市
F C C Y
エアバスA330-300 A333
A330
A33H
9
8
7
- 0
0
0
42
36
36
0 263
263
263
305
299
299

A333 : マニラ, 昆明, クアラルンプール, イスラマバード, ホーチミン, ヤンゴン, 厦門, 成都, 広州, クラビ, チエンマイ, ハノイ, バンガロール, ムンバイ, コルカタ, デンパサール, プーケット – ホンコン, ジャカルタ, ニューデリー, チェンナイ, カラチ – マスカット, マスカット – カラチ, カラチ, ハートヤイ, プーケット, ラホール, ハイデラバード, イスラマバード, チェンナイ, ハートヤイ
A330 : プーケット, ハノイ, ホンコン, プーケット – ホンコン, ホンコン – プーケット, 福岡, ドバイ, プーケット – ソウル, ソウル – プーケット, ペキン, シンガポール, ニューデリー, 広州, ヤンゴン, プサン, チエンマイ, プーケット, 仙台
A33H : シャンハイ, パース, 台北, 台北 – ソウル, ソウル – 台北, 広州, クアラルンプール, プーケット , 大阪 , 昆明, 成都
(2017年以降、初期導入機材が退役予定)

エアバスA340-600 A346 6 - 8 60 0 199 267 運用停止
(売却中2017年までに順次退役予定)
エアバスA350-900 0 12 n/a (順次導入予定)
エアバスA380-800 A380 6 - 12 60 0 435 507 ホンコン, フランク·フランクフルト, 東京·成田, パリ , ロンドン
ボーイング737-400 B734 5 - 0 12 0 137 149 プノンペン, ビエンチャン, ペナン, ハートヤイ, ブッダガヤ, ブッダガヤ-バラナシ, バラナシ-バンコク
(2015年までに順次退役予定)
ボーイング747-400 B744
B74R
B74N
6
6
- 10
9
40
40
0 325
325
375
374
B74R : チエンマイ, ミュンヘン , シャンハイ

B74N : ロンドン, チエンマイ, プーケット, 東京·成田, 東京·羽田
(10機を残して売却予定)

ボーイング777-200 B777 8 - 0 30 0 279 309 ダッカ, デンパサール, メルボルン, 厦門, バンガロール, マニラ, クアラルンプール, ソウル, カトマンズ, ムンバイ, チエンマイ, ホーチミン, シンガポール, コロンボ

ソウル, カトマンズ, 香港, 香港 – ソウル, デンパサール, バンガロール, クアラルンプール, シンガポール, メルボルン, ホーチミン
(2017年以降、順次退役予定)

ボーイング777-200ER B77E 6 - 0 30 0 262 292 モスクワ, オスロ, ブリズベン, ヨハネスブルグ, シンガポール, 大阪, マドリード, 名古屋, オークランド, クアラルンプール
ボーイング777-300 B77R 6 - 0 34 0 330 364 ムンバイ, ソウル, モスクワ, ブリズベン, シンガポール, 厦門, 大阪, 名古屋, 広州, シャンハイ, マニラ , ソウル – ロサンゼルス
クアラルンプール, プーケット, チエンマイ , 香港 – ソウル
ボーイング777-300ER B77B 10 5 0 42 0 306 348 オスロ, チエンマイ, コペンハーゲン, プーケット, シンガポール, クアラルンプール, ブリュッセル
コペンハーゲン – プーケット, ストックホルム – プーケット[12]
ボーイング787-8 5 1 0 24 0 240 264 チエンマイ, マニラ, 名古屋/中部, 福岡[13],東京/成田,札幌/新千歳
ボーイング787-9 0 2 n/a (2017年以降導入予定)[13]
貨物機材
ボーイング747-400BCF 2 - 112,760 キロ ニューデリー – フランク·フランクフルト, アムステルダム, 東京·成田 – 台北, シドニー
91 24
  • 2014年6月現在

過去の運航機材[編集]

なお、タイ国際航空が発注したボーイング社製航空機の顧客番号(カスタマーコード)はD7で、航空機の形式名は747-4D7, 777-2D7, 777-2D7ER, 777-3D7 などとなる。

サービス[編集]

機内サービス[編集]

タイ航空の客室乗務員

専門誌やビジネス誌などによるサービスランキングでは上位の常連である。客室乗務員は女性乗務員はタイの民族衣装に身を包み、男性乗務員は、黒や灰色を基調としたスーツに身を包み、ワイ(タイの伝統的な合掌する挨拶)で乗客を迎える。着陸前には紫を基調とした洋服に着替える(ステイの場合のみ)。着陸間際に、蘭の花をプレゼントしている。女性優先であるが、数にあまりが有る場合、男性にも配るケースが有る。

機内食鶏肉豚肉をメインとしたタイ料理が主流であるが、便に合わせて各国の料理が提供される。ビジネスでも実施しているがエコノミークラスでは珍しく「事前の和食チョイスサービス」が実施されている。

ボーイング777-200ER/300/300ERの全機種に、ボーイング747-400エアバスA330-300の一部機種にオンデマンド式のシートテレビが装備されている。エコノミー席にもパソコン電源が装備されている。

クラスはロイヤルファーストクラス、ロイヤルシルククラス(ビジネスクラス)、プレミアムエコノミークラス(ボーイング777-300ERで運航されるコペンハーゲン線、ストックホルム線のみ)、エコノミークラスに分かれている。コペンハーゲンストックホルムの各線ではボーイング777-300ER型機を使用しているが、通常2クラス運用のところビジネスクラス後方をプレミアムエコノミーとして追加して3クラス運用として提供されており、ビジネスクラスのシートTVはプレミアムエコノミー運用時でも使用可能。

ラウンジ[編集]

主要空港を中心にロイヤル・オーキッド・ラウンジを設置。ハブ空港のスワンナプーム国際空港内のファーストクラスラウンジ「ロイヤル・オーキッドスパ・ラウンジ」は無料で本格的なスパ・トリートメントが味わえるほか、マンダリン・フットマッサージも受けられるなど最上のサービスを提供。これが認められ、2007年スカイトラックス社のファーストクラス・ラウンジ部門で1位を受賞した。同社は2007年のエアライン・オブ・ザイヤー部門で2位に輝いている。

運賃[編集]

正規割引運賃(PEX)として、「TG前売り」がある。バンコクをはじめとするタイ各都市、東南アジアの一部都市、デリー、ドバイ、ヨーロッパ、オセアニアへの設定がある。

共同運航パートナー[編集]

スターアライアンス加盟航空会社との共同運航も多いが、スターアライアンスに加盟していない航空会社との共同運航も多い。

スターアライアンス加盟航空会社[編集]

スターアライアンス非加盟航空会社[編集]

グループ企業[編集]

事件・事故[編集]

  • 1986年10月29日 - バンコクからマニラを経由して大阪へ向かっていたタイ国際航空620便のトイレで手榴弾が爆発し、同機は大阪国際空港に緊急着陸した。この手榴弾は、ヤクザフィリピンから密輸しようとしたものだった。この爆発で、機体の後部圧力隔壁が破損し、手榴弾を所持していた暴力団員は重傷を負った。後にこの人物は大阪府警に逮捕され、懲役20年の実刑判決を受けた。この事件では、他の乗客62名も負傷した。なお、この時に620便として運行されていたのはエアバスA300-600であり、当時はわずか3週間に就航したばかりの新鋭機だった。当該機は後に修理されて運行に戻っている。[14]

関連項目[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

出典[編集]

  1. ^ Company Profile”. Thai Airways International. 2016年1月1日閲覧。
  2. ^ 日本発着路線をもつアルテア利用航空会社 (2015年6月現在)”. 2015年9月26日閲覧。
  3. ^ タイ国際航空、成田/バンコク線でA380の2便化を正式発表 FlyTeam ニュース 2013年8月24日付
  4. ^ 関西国際空港の国際定期便運航計画について (2013 年冬期スケジュール) 新関西国際空港株式会社 2013年10月23日付
  5. ^ なぜタイ航空局は安全性を問題視されたのか 旺盛な訪日需要に影響も
  6. ^ “タイ航空、バンコク―ロンドンにA380”. newsclip.be. (2015年7月8日). http://www.newsclip.be/article/2015/07/08/26204.html 2015年8月16日閲覧。 
  7. ^ FAA、タイ当局「カテゴリー2」に格下げ タイの航空会社、米国へ新路線不可
  8. ^ タイの航空会社、ヨーロッパ乗り入れ禁止リストに含まれず 「動向を注視」
  9. ^ タイ国際航空、10月末からヨーロッパ2路線を増便 ロサンゼルス線を運休 Flyteam 2015年8月11日付
  10. ^ タイ国際航空、9月5日でバンコク/マドリード線を運休へ 需給調整で Flyteam 2015年4月28日付
  11. ^ タイ国際航空、2015年1月にバンコク/ヨハネスブルグ線を運休 Flyteam 2014年10月20日付
  12. ^ http://info.flightmapper.net/flight/Thai_Airways_TG_963
  13. ^ a b Kositchotethana, Boonsong (2012年11月5日). “UK-Phuket Dreamliner flights will begin one year from now”. Bangkok Post. http://www.bangkokpost.com/business/aviation/319573/uk-phuket-dreamliner-flights-will-begin-one-year-from-now 2012年11月10日閲覧。 
  14. ^ AP (1986年11月8日). “Man held in Thai jetliner explosion”. 2013年11月22日閲覧。

外部リンク[編集]