ライオン・エア
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設立 | 1999年 | |||
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ハブ空港 | スカルノハッタ国際空港 ジュアンダ国際空港 ハン・ナディム国際空港 スルタン・ハサヌディン国際空港 |
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焦点空港 | ングラ・ライ国際空港 クアラナム国際空港 サム・ラトゥランギ国際空港 スルターン・アジ・ムハンマド・スレイマン空港 スルタン・シャリフ・カシム2世国際空港 アジスチプト国際空港 |
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マイレージサービス | Lion Passport | |||
会員ラウンジ | Lion King Lounge and Simba Lounge | |||
保有機材数 | 111機 | |||
就航地 | 126都市 | |||
本拠地 | インドネシア ジャカルタ | |||
代表者 | Rusdi Kirana (CEO) | |||
外部リンク | http://www.lionair.co.id/ |
ライオン・エア(Lion Air)は、インドネシアのジャカルタを本拠地とする格安航空会社である。 同社は、近年成長著しいインドネシアの航空市場に支えられめざましい急成長を遂げ、国内線のシェアはトップである。
概要[編集]
インドネシア国内線、30都市に就航している。このほか、シンガポール、クアラルンプール、ペナン、ホーチミン(シンガポール経由)にも国際線を就航している。
2007年7月6日から他の全てのインドネシアの航空会社とともに「安全性に問題がある」として欧州委員会によりEU域内への乗り入れ禁止の措置が決定。2017年1月に解除されている[1]。
2007年11月、タイ、マレーシア、ベトナム、バングラデシュの格安航空会社を買収する計画を明らかにした。[2]
2008年6月6日よりバリ-シンガポール間ディリー就航を開始、機材はボーイング737-900ER型。
2012年以降、デンパサールを拠点として、福岡線[3]、広州線、メルボルン線に就航する計画で、福岡線に使用される機材はB737-900ERに燃料タンクを増設改修を施工した8機を充てる具体的な計画があったが[4]、時期は未定となっている。
2013年にマレーシアに出資したマリンド・エアウェイズを設立し、同社は3月22日に就航し、ライオン・エアからボーイング737-900ERをリース導入し運航している[5]。また、同年中にインドネシアにフルサービスする子会社バティック・エアを設立、運航を開始しており、2012年に同社用にボーイング787-8型機を5機発注中で計画では10機まで運用し、同型機を使用して国際線を運航する計画であったが[6]、2014年1月になってボーイング787の発注は取消され、同機を使用した長距離国際線就航計画を見直している模様[7]。
また、2013年にタイに「タイ・ライオン・エア」を設立、同年12月にバンコクのドンムアン空港を拠点に就航した[8]。
2014年1月8日、航空会社を評価するサイト AirlineRatings.com において、全世界の航空会社を比較調査した結果、安全性においてメルパチ・ヌサンタラ航空と同じ2つ星の低い評価を受け、448会社中ワースト10にランキングされた[9]。
就航先[編集]
2014年1月現在
- インドネシア国内42空港(スカルノ・ハッタ国際空港、ングラ・ライ国際空港ほか)
- インドネシア国外5空港(シンガポール国際空港、クアラルンプール国際空港、ペナン国際空港、ホーチミン国際空港、ジェッダ国際空港)
保有機材[編集]
ライオンエアの機材は以下の航空機で構成される(2016年10月現在)[10][11]:
- ボーイング737-800型機 (189席) : 37機
- ボーイング737-900ER型機 (215席) : 71機 (ローンチカスタマー)
- エアバス A330-300型機 (440席) 3機
ライオンエアグループはボーイング737-900ER型機の製造開始初号機から200機を超える大型発注をしていて、ボーイング社における同型機の大口顧客となっている。 同型機は2011年4月21日に43機目を受領した-900ER(機体番号:PK-LHQ)以降はスカイインテリアを採用。 -900ER型機の初期生産されたPK-LFF、LFGの2機は胴体塗装がボーイング社がテスト飛行などで使用したボーイング社のデモンストレーション塗装のまま運用されている。
ライオンエアグループに対するボーイング737NGシリーズの引き渡し50機目(PK-LHY)、60機目(PK-LJO)、70機目(PK-LJZ)、80機目(PK-LKP)、90機目(PK-LKV)、100機目(PK-LOF)も(80機目と90機目は-800型、以外は-900ER型)それぞれは尾翼や胴体などにボーイング社によってメモリアル塗装などを塗装された特別塗装機となっている[12][13]。
また同社が発注したボーイング社製旅客機の顧客番号(カスタマーコード)はGPで、737-9GPERなどと表記される。
発注中の機材:
事故、インシデント[編集]
ボーイング737-900ERの新機材を導入しているが、数多くのインシデントが発生している。
- 2009年2月23日 - リアウ諸島州バタム島で車輪が出ず、胴体着陸したが負傷者なし。
- 2013年8月6日 - 892便(ボーイング737-800、PK-LKH)がゴロンタロの空港に着陸した際、滑走路から外れて、牛をはねた。負傷者はなし。
- 2013年4月13日 - インドネシアのバンドンからデンパサールに向かっていた904便(B737-800(登録番号:PK-LKS/製造番号:38728/ラインナンバー:4350))がデンパサール国際空港の09番滑走路手前の海に転落し大破。乗員7名・乗客101名の計108名のうち40人以上が怪我をした[16]。当該機は同年2月に初飛行し、受領したばかりの新造機であった。
詳細は「ライオン・エア904便オーバーラン事故」を参照
- 2013年9月30日 - 775便(ボーイング737-900ER PK-LFM)がマナドの空港において駐機中、補助動力装置の故障により空調が動作せず機内が高温となり、乗客が非常口を開けてしまうトラブルが起きた。
関連会社[編集]
脚注[編集]
- ^ EU removes ban against Batik Air, Citilink, Lion Air - The Jakarta Post Fri, June 17, 2016
- ^ 日本経済新聞 2007年11月1日[リンク切れ]
- ^ Lion Air to open new routes to Japan, China, Australia The Jakarta Post, Jakarta Tue, 04/19/2011 12:38 PM
- ^ インドネシアLCCのライオン・エア、ジャカルタ/福岡線を検討
- ^ マレーシアのマリンド・エアウェイズ、3月22日から運航 -Flyteam.jp 2013年3月12日
- ^ ライオン・エア、787を5機発注-2013年運航開始のバティク・エアへ - Flyteam.jp 2012年6月9日
- ^ ライオン・エア、787の5機をキャンセルへ
- ^ ライオン・エア、タイにもLCC「タイ・ライオン」を設立へ FlyTeam 2013年9月27日付
- ^ Qantas the safest airline AirlineRatings.com 08 Jan 2014
- ^ Lion Airlines fleet details - Airfleets.net
- ^ Lion Air Fleet Details and History - PlaneSpotters.net
- ^ Production List Search - PlaneSpotters.net
- ^ Production List Search - PlaneSpotters.net
- ^ Boeing, Lion Air Finalize Historic Order for up to 380 737s Feb. 14, 2012
- ^ Lion Air orders 234 A320 Family aircraft - Airbus - 18 MARCH 2013
- ^ Accident: Lionair B738 at Denpasar on Apr 13th 2013, landed short of runway and came to stop in sea The Aviation Herald - Apr 13 2013
外部リンク[編集]
- Lion Air (インドネシア語)(英語)