ストフェル・バンドーン

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ストフェル・バンドーン
Vandoorne 2013.jpg
ストフェル・バンドーン (2013年)
基本情報
略称表記 VAN
国籍 ベルギーの旗 ベルギー
出身地 同・ウェスト=フランデレン州
コルトレイク
生年月日 (1992-03-26) 1992年3月26日(25歳)
F1での経歴
活動時期 2016,2017-
所属チーム マクラーレン '16,'17-
車番 2
出走回数 8 (7スタート)
タイトル 0
優勝回数 0
表彰台(3位以内)回数 0
通算獲得ポイント 1
ポールポジション 0
ファステストラップ 0
初戦 2016年バーレーンGP
2016年順位 20位 (1ポイント)
(記録は2017年第7戦カナダGP終了時)
テンプレートを表示

ストフェル・バンドーン[1]Stoffel Vandoorne, 1992年3月26日 - )は、ベルギー出身のレーシングドライバーマスメディアによっては「ストッフェル・ファンドーネ(ファンドールネ)」や「ストフェル・ヴァンドールン(バンドールン)」と表記されることもある。愛称は「ストッフ[2]」。

経歴[編集]

カート[編集]

ベルギーウェスト=フランデレン州コルトレイクで生まれ、6歳となった1998年からカートレースを始めた。10年後となる2008年には、ベルギーのKF2クラスでチャンピオンに輝く。翌年は、CIK-FIA ワールド・カップKF2クラスで総合2位となる。

フォーミュラ・ルノー[編集]

2010年には、F4 ユーロカップ1.6シリーズに参戦。シングルシーターとしての一歩を踏み出した。シーズンを通じて優勝6回、表彰台圏内9回と圧倒的な速さを見せ、ルーキーながらもいきなり初タイトルを獲得する。

2011年からは、カート・モルケンズ英語版率いるKTRチームからユーロカップ・フォーミュラ・ルノーへ参戦する。第4戦ハンガロリンク第2レースで3位に入り、シーズン初の表彰台を獲得する。中盤戦からは毎回ポイント圏内でフィニッシュし、総合5位となる。同時期にフォーミュラ・ルノー・ノーザン・ヨーロピアン・カップにも出場する。ポールポジション3回、表彰台圏内が8回と好成績を挙げた。優勝こそならなかったが、総合順位では3位と躍進した。

2012年は、ジョセフ・カウフマン・レーシング英語版からの参戦が決まり、昨年在籍していたKTRチームを離れる事になった。この年はコイラネン・モータースポーツKoiranen Motorsport)のダニール・クビアトと共にタイトル争いを繰り広げた。優勝回数ではクビアトに敗れたものの、表彰台圏内フィニッシュの数はヴァンドールンが上回った。最終的に僅か10ポイント差でクビアトを破り、ユーロカップ・フォーミュラ・ルノーのタイトルを獲得した。同じく2年目となるフォーミュラ・ルノー・ノーザン・ヨーロピアン・カップでは、前年とは違いフル出場は無かったものの、7回の出走で5度の優勝を飾る活躍を見せる。

2013年、ヴァンドールンはフォーテック・モータースポーツ英語版よりフォーミュラ・ルノー3.5へ参戦を開始する。母国・ベルギーのスパ・フランコルシャンでの優勝を含む4勝(表彰台圏内10回)と安定した速さを発揮して、タイトルを獲得したケビン・マグヌッセンに次ぐ総合2位を獲得した。

GP2[編集]

2014年1月、ARTグランプリからGP2への参戦を発表する。開幕戦バーレーンの第1レースにおいて、いきなり優勝を果たす。シーズン後半は4戦連続でポールポジションを獲得するなど好調を維持し、最終的には優勝4回、表彰台圏内10回という速さを見せる。ランキングではルーキーイヤーにも拘らず総合2位となる。

2015年も、ARTに残留しチャンピオンシップを争うことになる[3]。チームメイトは全日本F3選手権でタイトルを獲得した松下信治[4]。11ラウンド中ポールポジション4回、21レース中優勝7回、表彰台圏内16回という成績を残し、ランキング2位のアレクサンダー・ロッシに160ポイントの大差をつけてシリーズチャンピオンを獲得した。

スーパーフォーミュラ[編集]

2016年F1マクラーレンホンダのレギュラーシートが空いていない状況で進路が注目されたが、本人はレースの実戦感覚を保つことを希望し、日本のスーパーフォーミュラ(SF)にダンディライアン(ホンダエンジンユーザー)から参戦することになった[1]。予定外のF1デビュー(後述)を果たして注目される中、SFデビューとなった開幕戦鈴鹿では3位表彰台を獲得。第3戦富士ではポールポジションを獲得するもブレーキトラブルでリタイアに終わる。第5戦岡山のレース1で優勝。スーパーフォーミュラでの初勝利を飾った。最終戦鈴鹿レース2において2勝目。通算27ポイント、シリーズランキング4位でスーパーフォーミュラの活動を終えた。

F1での経歴[編集]

マクラーレン時代[編集]

2013年2月、マクラーレンの若手ドライバープログラムに加入した[5]。2014年1月には、GP2への参戦と並行してマクラーレンのリザーブドライバーに起用される[6]

2014-2015年[編集]

マクラーレンのリザーブドライバーとして活動。

2016年[編集]

F1デビュー戦となった2016年第2戦バーレーンGPにて。

前年と同様、マクラーレンのリザーブドライバーとして、開幕を迎えた。この年は、日本のスーパーフォーミュラと掛け持ちをすることとなる。

開幕戦オーストラリアGPで負傷したフェルナンド・アロンソの代役として、第2戦バーレーンGPでF1デビューを果たした。カーナンバーは「47」。スーパーフォーミュラのテストを行っていた岡山から急遽バーレーン入りしたが、予選ではチームメイトのジェンソン・バトンを上回る12番手タイムをマークした。迎えた決勝レースでも、随所にオーバーテイクを決めるなど上々の走りを見せ、見事に10位でF1初ポイントを獲得した。

2017年[編集]

2016年9月3日、バトンに代わり2017年からレギュラードライバーに昇格することが発表された[7]。カーナンバーは2010年に、F4ユーロカップ 1.6でシングルシーターでレースをスタートしたときに最初に付けていたナンバーである「2」をつける[8]

レース戦績[編集]

略歴[編集]

シリーズ 所属チーム レース 勝利 PP FL 表彰台 ポイント 順位
2010 F4 ユーロカップ1.6 オートスポーツ・アカデミー 14 5 5 4 9 151 1位
2011 ユーロカップ・フォーミュラ・ルノー2.0 KTR 14 0 0 0 1 93 5位
フォーミュラ・ルノー2.0 NEC 20 0 3 0 8 328 3位
2012 ユーロカップ・フォーミュラ・ルノー2.0 ヨセフ・カウフマン・レーシング 14 4 6 3 11 244 1位
フォーミュラ・ルノー2.0 NEC 7 5 4 5 6 176 9位
2013 フォーミュラ・ルノー3.5 フォーテック・モータースポーツ 17 4 3 2 10 214 2位
2014 GP2シリーズ ARTグランプリ 22 4 4 3 10 229 2位
フォーミュラ1 マクラーレン・メルセデス テストドライバー
2015 GP2シリーズ ARTグランプリ 21 7 4 7 16 341.5 1位
フォーミュラ1 マクラーレン・ホンダ テストドライバー
2016 スーパーフォーミュラ ドコモ・チーム・ダンディライアン・レーシング 9 2 1 0 3 27 4位
フォーミュラ1 マクラーレン・ホンダ・フォーミュラ1・チーム 1 0 0 0 0 1 20位
2017 7 0 0 0 0 0* 21位*
  • * : 今シーズンの順位。(現時点)

フォーミュラ・ルノー 3.5 シリーズ[編集]

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 順位 ポイント
2013年 フォーテック・モータースポーツ MNZ
1

1
MNZ
2

3
ALC
1

8
ALC
2

3
MON
1

9
SPA
1

13
SPA
2

1
MSC
1

1
MSC
2

1
SPL
1

Ret
SPL
2

Ret
HUN
1

4
HUN
2

3
LEC
1

2
LEC
2

Ret
CAT
1

3
CAT
2

2
2位 214

GP2[編集]

エントラント 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 DC ポイント
2014年 ARTグランプリ BHR
FEA

1
BHR
SPR

22
CAT
FEA

13
CAT
SPR

10
MON
FEA

14
MON
SPR

13
RBR
FEA

2
RBR
SPR

15
SIL
FEA

3
SIL
SPR

9
HOC
FEA

2
HOC
SPR

3
HUN
FEA

7
HUN
SPR

1
SPA
FEA

2
SPA
SPR

6
MNZ
FEA

1
MNZ
SPR

13
SOC
FEA

5
SOC
SPR

2
YMC
FEA

1
YMC
SPR

5
2位 229
2015年 BHR
FEA

1
BHR
SPR

2
CAT
FEA

1
CAT
SPR

2
MON
FEA

1
MON
SPR

8
RBR
FEA

1
RBR
SPR

2
SIL
FEA

3
SIL
SPR

9
HUN
FEA

5
HUN
SPR

2
SPA
FEA

1
SPA
SPR

4
MNZ
FEA

2
MNZ
SPR

3
SOC
FEA

3
SOC
SPR

4
BHR
FEA

1
BHR
SPR

2
YMC
FEA

1
YMC
SPR

C
1位 341.5

F1[編集]

エントラント シャシー エンジン 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 WDC ポイント
2016年 マクラーレン MP4-31 ホンダ RA616H 1.6 V6 t AUS BHR
10
CHN RUS ESP MON CAN EUR AUT GBR HUN GER BEL ITA SIN MAL JPN USA MEX BRA ABU 20位 1
2017年 MCL32 ホンダ RA617H 1.6 V6 t AUS
13
CHN
Ret
BHR
DNS
RUS
14
ESP
Ret
MON
Ret
CAN
14
AZE
-
AUT
-
GBR
-
HUN
-
BEL
-
ITA
-
MAL
-
SIN
-
JPN
-
USA
-
MEX
-
BRA
-
ABU
-
21位* 0*

(key)

  • * : 今シーズンの順位。(現時点)

スーパーフォーミュラ[編集]

エントラント 1 2 3 4 5 6 7 8 9 DC ポイント
2016年 ドコモ・チーム・ダンディライアン・レーシング SUZ
3
OKA
12
FUJ
Ret
MOT
6
OKA
1
OKA
7
SUG
6
SUZ
17
SUZ
1
4位 27

出典[編集]

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  1. ^ a b “2016年Hondaモータースポーツ活動計画の概要” (プレスリリース), 本田技研工業, (2016年2月12日), http://www.honda.co.jp/news/2016/c160212.html 2016年5月1日閲覧。 
  2. ^ “「ストッフと呼んでくれ」。バンドーンが鈴鹿に登場”. AUTOSPORTweb. (2016年3月12日). http://www.as-web.jp/super-formula/2188/2 2016年5月4日閲覧。 
  3. ^ バンドーンのART残留が決定「タイトルを獲る」”. as-web.jp (2015年1月15日). 2015年9月30日閲覧。
  4. ^ 松下信治、ARTグランプリからGP2に参戦”. F1-Gate.com (2015年2月13日). 2015年9月30日閲覧。
  5. ^ ストッフェル・ファンドーネ、マクラーレンの育成プログラムに加入”. F1-Gate.com (2013年2月19日). 2015年9月30日閲覧。
  6. ^ マクラーレン、ストッフェル・ファンドーネをリザーブドライバーに起用”. F1-Gate.com (2014年1月23日). 2015年9月30日閲覧。
  7. ^ マクラーレンが異例の「3人体制」を発表、バンドーン昇格でバトンはリザーブに”. AUTO SPORT web (2016年9月4日). 2016年9月4日閲覧。
  8. ^ 2017年 F1エントリーリストが発表”. F1-Gate.com (2016年12月7日). 2016年12月7日閲覧。

外部リンク[編集]